大きく見やすいディスプレイが特徴的なAndroidタブレット、HUAWEI MatePad 11.5 inch。「問題なく操作できる」と評判な一方で「画面が黄色い」との気になる口コミもあり、購入を迷っている人もいるのではないでしょうか?
今回はその実力を確かめるため、以下の6つの観点で検証・レビューを行いました。
さらに、人気のGoogle Pixel TabletやRedmi PadなどのAndroidタブレットとも比較。検証したからこそわかった、ほんとうのメリット・デメリットを詳しく解説していきます。ポイントや送料を考慮した価格比較を行いましたので、Androidタブレット選びに迷っている人はぜひ参考にしてみてください。
新卒でPC周辺機器・スマホアクセサリー・カーアクセサリーを取り扱うメーカーに入社。法人営業・広報を担当し、商品開発にも携わる。2023年2月にマイベストに入社し、モバイルバッテリーやビデオカメラなどガジェットやカメラの比較・コンテンツ制作を経験。現在では、家電・カーバイク用品など幅広いジャンルのコンテンツ制作に携わる。「専門性をもとにした調査・検証を通じ、一人ひとりに合った選択肢を分かりやすく提案すること」ことを心がけて、コンテンツ制作を行っている。
すべての検証は
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目次
HUAWEI MatePad 11.5 inchは、見やすい画面で作業をスムーズに進めたい人におすすめです。比較した大半の商品が8~9インチと小さめだったなか、画面いっぱいに広がる11.5インチのフルディスプレイを採用しているのが特徴。「画面が黄色い」との口コミに反し、画質をチェックしたモニターからは「鮮やかかつ自然な発色」「iPadと変わらないかそれ以上にきれい」と絶賛されました。
処理性能を測るベンチマークテストでは、平均664145ptと非常に高い数値を記録。比較した半数以上の商品が250000~300000pt程度だったなか、iPadを超えるほどのスペックでした。メモリ容量も6GBと大きく、画像編集や3Dゲームにもうってつけ。複数のアプリを開いていてもサクサク作業が捗るでしょう。
「問題なく操作できる」との口コミどおり、タッチやスクロール操作もスムーズ。実際に使用したモニターのほとんどが「誤タップはなかった」「スクロールがなめらかでカクつきがない」と支持しました。1インチあたりの本体重量は44.61gと、1インチあたり47.7gのiPad第10世代より軽量。大画面でありながらそこまで重さを感じないので、通勤時などの移動中にも重宝しますよ。
長時間使っても熱くなりにくく、バッテリーの持ちが長いのも魅力です。YouTubeで動画を10分間再生した直後の本体温度は32.1℃。人肌より低い温度なので手に持ったままでも使用しやすいでしょう。動画は連続で約6時間9分再生できたので、外出先で映像エンタメを楽しみたい人にもぴったり。充電なしで映画を2本は見られますよ。
一方、動画の画質が粗かったのが惜しいところ。動きが激しいシーンでは処理が追いつかず、モニターから「残像が若干あった」「映像に迫力を感じられない」との指摘が寄せられました。人気のGoogle Pixel TabletやRedmi Padは迫力ある映像を楽しめたのに対し、映画鑑賞用のタブレットを探している人にはあまり向かないでしょう。
とはいえ、鮮やかな発色と処理性能の高さは、比較した商品のなかでも特筆すべき魅力。バッテリーやメモリ容量などにも隙がない商品なので、資料の作成・電子書籍の閲覧など幅広い用途で活躍するでしょう。Androidタブレットの購入を考えている人はぜひお手に取ってみてはいかがでしょうか。
今回ご紹介するHUAWEI MatePad 11.5 inchは、視野を広げるフルビューイングディスプレイを採用した11.5インチの大画面タブレットです。マルチウィンドウ機能により、同時に複数のアプリを開きながら効率的に作業が進められると謳う本機。ファイルの転送もワンタップで行えるため、勉強でもビジネスでも活躍するでしょう。
HUAWEI MatePad 11.5 inchは、Googleが提供するアプリなどのモバイルサービス「gms」には対応していません。したがって、一般的なAndroid端末で可能なGoogle Playストアからのアプリ・コンテンツのインストールは行えないので注意しましょう。
APKファイルをインストールすることでAndroid OSのアプリを使用できますが、HUAWEIのサポート対象外なので自己責任で行う必要があります。
今回は、HUAWEI MatePad 11.5 inchを含むAndroidタブレット16商品を実際に用意して、比較検証を行いました。
具体的な検証内容は以下のとおりです。
各商品を実際に使用してみたところ、HUAWEI MatePad 11.5 inchには主に6つのメリットがありました。1つずつ紹介するので、ぜひ参考にしてみてくださいね。
実際に性能をチェックすると、iPadを超える処理性能を持っていることがわかりました。専用ソフトANTUTUのベータ版を使用した計測の結果、ベンチマークスコアは平均664145ptと高得点を記録。比較した大半の商品が250000~300000ptだったなか、高い処理能力を示しました。
メモリ容量も6GBとタブレットにしては大きめ。3~4GBでも動画鑑賞や2Dゲームには申し分ない容量ですが、3Dゲームや動画編集を頻繁に行いたいユーザーにも、快適な操作環境を提供できるといえるでしょう。
比較したなかでも画面サイズが8~9インチの商品は、画面が小さく没入感が物足りない傾向がありました。本品はタブレットでの画像編集や電子書籍の閲覧をよく行う人にうってつけ。大画面での鮮明な映りに惹き込まれるでしょう。
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別売りのアクセサリであるHUAWEI M-Pencilは、4,096レベルの筆圧感知に対応しているので、イラスト制作にもおすすめですよ。
滑らかなタッチ操作ができるのも特筆すべき点です。実際に使ってみると、「問題なく操作できる」との口コミどおり意図しない場所が反応することもなく、スクロールもスムーズに行えました。
画面の読み込み速度がやや遅いとの指摘もあったものの、モニター7人中6人が「快適に操作できた」と回答。「軽くタッチするだけで選んだページに動かせる」「感度がよく、スクロールもなめらかでカクついたりすることがない」と好意的な意見が多く寄せられています。
使用中に本体が熱くなりにくいのも利点。動画を10分再生した後の本体温度は32.1℃と、人肌より低い温度でした。比較した商品のなかには本体温度が40℃以上に達するものもあったのに対し、長時間の使用でも低温やけどのリスクは少ないでしょう。
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バッテリー性能も優秀です。実際に動画を連続で約6時間9分再生でき、充電なしで映画を2本は見られることがわかりました。長時間エンタメを楽しむのに十分なパワーを持っています。
比較したところ、Xiaomiの「Redmi Pad」は10時間以上再生できたものの、そのほか大半の商品は3~7時間程度でした。本品は、週末に映画鑑賞を楽しみたい人・出先で長時間使いたいと考えている人に十分おすすめできるアイテムといえます。
今回の検証は、画面の明るさを最大にして行いました。明るさを調節して使えば、よりバッテリーが長持ちするといえます。
11インチの大画面ながらそこまで重みを感じないのもうれしいポイントです。重量は513gですが、1インチあたりの重さを算出すると44.61g。比較した全商品の平均値45.29g(※執筆時点)と大差なく、1インチあたり47.7gのiPad第10世代より軽量でした。外出先に持ち運んで利用したい人にも重宝するでしょう。
比較したなかでも12インチ以上になると、持ち運びや片手での操作が難しいことが判明。本品は「通勤時など移動中にも使いたいけれど、画面の見やすさもゆずれない...」というビジネスパーソンにぴったりな1台です。
HUAWEI MatePad 11.5 inchにはたくさんのメリットがある反面、デメリットもありました。購入を考えている人は、しっかりリサーチしておきましょう。
スピード感のある映像ではノイズが出たのが惜しいところです。実際に「トランスフォーマー 最後の騎士王」の冒頭3分間を視聴したところ、動きが激しいシーンで処理が追いつかず、残像感がありました。視聴したモニターからは「動的なシーンの画質が粗く、映像に迫力を感じられない」という声も。映画鑑賞では迫力に欠ける可能性があるでしょう。
本体の左右にスピーカーが搭載されているため、音の臨場感はある程度得られます。モニターからは「音響はよく計算されていて迫力があった」と好評。しかし、一部に「こもったように聞こえた」との指摘もあったため、映画鑑賞メインで使用したい人にはやや物足りなさを感じるかもしれません。
比較したなかでも人気の「Google Pixel Tablet」や「Redmi Pad」では、画面サイズ以上の迫力を楽しめました。タブレットで映像エンタメを楽しみたいと考えている人は、そちらもチェックしてみてくださいね。
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※ランキングは、購入時に取得できるポイントを考慮した実質価格で作成しています。
ここでは、HUAWEI MatePad 11.5 inchのデメリットをカバーできていた商品を2つご紹介します。どの商品にするか迷っている人は、あわせて検討してみてくださいね。
XiaomiのRedmi Padは描写力に優れており、画面サイズ以上の迫力を得られました。動画を視聴したモニターのほとんどが「3Dのような迫力を感じた」「激しい動きでも映像がきめ細やかで、臨場感を味わえる」と絶賛。静止画ももちろん高画質で、明るく鮮明な映りが楽しめます。
処理性能を示すベンチマークスコアも非常に高く、複数のアプリを開いた状態でもサクサク作業をこなせるでしょう。動画を連続で約10時間10分再生でき、バッテリー耐久も申し分ありません。映画・アニメ・YouTubeなどの映像エンタメを楽しむのにうってつけな1台といえますよ。
実際に使用してみると、処理性能も高く操作もスムーズに行えました。とくに画質の解像感が高く、モニター全員が絶賛するほど。動画は光の表現に優れており、鮮やかで繊細な映りがモニターから好評でした。高性能かつ多機能なので、1台あれば幅広い用途に対応できるでしょう。
ハブモードとして付属の充電ホルダーにセットすれば、スマートディスプレイとしても使用できますよ。
HUAWEI MatePad 11.5 inchは、公式サイトで税込36,000円(執筆時点)で購入可能です。なお、Amazon・Yahoo!ショッピング・楽天市場にも取り扱いがありました。ポイントなどを活用してお得に購入したい人は、普段お使いのサイトもチェックしてみてくださいね。
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