Surfaceのなかで「最もパワフル」と謳うSurface Proシリーズの型落ち品、Surface Pro 8。高評価な口コミが多い一方、「動作が遅い」「持ち運ぶには重い」と気になる評判もあり、購入を迷っている人もいるのではないでしょうか。
今回はその実力を確かめるため、以下の9つの観点で検証した結果をふまえたレビューをご紹介します。
さらに、各メーカーの新商品や売れ筋上位など人気のSurfaceとも比較。検証したからこそわかった、本当のよい点を詳しく解説していきます。ポイントや送料を考慮した価格比較も行いましたので、Surface選びに迷っている人はぜひ参考にしてみてください。
筑波大学芸術専門学群卒業後、芸術制作で使用していたPCをはじめとする多くのデジタルデバイスやソフトウェアに関する知識を活かそうと大手家電量販店に入社。販売員としてPCだけでなくプリンター・ルーターなどPC周辺機器の販売や、インターネット・格安SIMなど通信サービスの提案など、PCに関する販売・契約を総合的に担当、自身の担当顧客に合ったPC環境を真摯に考え、販売ノルマや利益にとらわれず提案してきた。 その後2022年にマイベストへ入社し、PCや周辺機器の専門ガイドを担当。富士通やDellのような大手メーカー製PCだけでなく様々なデジタルデバイスに関する経験・知識を活かし、PCや周辺機器選びに困ったユーザーに寄り添う企画・記事制作を心がけている。
すべての検証は
マイベストが行っています
良い
気になる
Surface Pro 8は、タブレットとノートPCの2役を備えたSurfaceがほしい人におすすめです。CPUの処理性能を表すベンチマークスコアは平均5040.67ptsと、高い処理性能を発揮。比較したSurface Goシリーズでは5000ptsに満たない商品が多くあったことをふまえると、十分なスペックの高さといえます。口コミのように「動作が遅い」とは感じにくく、ブラウザの閲覧など複数の一般的な作業を同時にこなせるでしょう。
バッテリー持ちも優秀です。バッテリー100%の状態から動画をフルHDで再生すると、約8時間34分連続で再生できました。比較したGoシリーズは長くても6時間40分しか動画連続再生ができなかった一方、こちらは外出先でも充電切れを気にせず使えます。キーボード・ペンを含めても重量は1397kgと重すぎません。「持ち運ぶには重い」との口コミに反し、重さが負担にはなりにくい印象です。
画面のきれいさも高評価。2880×1920の高解像度に加え、コントラスト比が1500:1で明暗差の強いくっきりした画面が魅力です。また、USB‐Type-Cでの急速充電が可能なのも利点。USB 4.0/Thunderbolt 4.0にも対応し、データの高速転送ができます。汎用性の高さやデータ転送速度に優れた1台です。
板書もスムーズに行えます。多少引っかかりや手首の誤操作が気になったものの、モニターからは「ペンの感度がよい」と好評でした。タブレット型としても使えるため、ノートとして使いたい人にもおすすめです。キーボードの打鍵感やタイピング時の安定感もおおむね良好で、移動中の膝の上でも使いやすいでしょう。
スピーカーの音は十分広がりを感じられたものの、画面の暗さに加えて音の迫力は物足りない印象です。比較したPro 9・Pro 11に比べて、動画の臨場感に欠けました。処理性能も十分ではあるものの、マルチタスクをこなしたい人には物足りない可能性があります。より高性能なSurfaceがほしいなら、ほかの商品を検討してください。
<おすすめな人>
<おすすめできない人>
実際にSurface Pro 8と比較検証を行った商品のなかで、総合評価1位を獲得したベストバイのSurfaceと、各検証でNo.1を獲得した商品をピックアップしました!
Surface Pro 8のデメリットが気になる人は、ぜひこちらも検討してみてくださいね!
マイクロソフト
高性能かつ多機能でキーボードも安定感抜群!長く使える1台はコレ
マイクロソフト
何でもこなせる性能。画質もよく、ゲームや映画を楽しめる
Surfaceは、Windows開発元のマイクロソフトが販売しているパソコン・タブレットシリーズです。高性能なSurface Pro・キーボード一体型のSurface Lap Top・コンパクトで安価なSurface Goの3シリーズを展開しています。
今回紹介するのは、Surface ProシリーズのひとつであるSurface Pro 8です。CPUは処理性能の高いIntel Core i5 1135G7を採用。動画や写真の編集などのクリエイティブな作業もこなせる、「最もパワフル」と謳われるモデルです。13インチのタッチスクリーンを備え、タブレットとしても使用できます。
ソフトウェアはWindows 11に対応。Office アプリは標準搭載されています。バッテリー持続時間は最大16時間と、1回の充電で長時間使える設計。急速充電にも対応しています。
サイズは幅28.7×奥行20.8×厚み0.93cm・重量は891gと、非常にポータブル。薄軽設計なので、楽に持ち運びができるとアピールしています。背面には180度角度を調整できるキックスタンドを搭載しており、好きな角度に調節できるつくりです。
カラーはグラファイト・プラチナの2色を展開。高級感のあるスタイリッシュなデザインです。メモリは検証で使用した8GBに加え、16GB・32GBの3種類から選択可能。ストレージは128GB・256GB・512GB・1TBの4種類です。
純正のアクセサリーとしては、Surface スリムペン2とSurface Pro Signature キーボードが販売中。スリムペンはキーボードに収納して充電可能です。スリムペンは紙にペンで書くような自然な感覚で使えるよう仕上げられています。
今回はSurface Pro 8を含む、人気のSurfaceを実際に用意して、比較検証レビューを行いました。
具体的な検証内容は以下のとおりです。
人気のSurfaceを比較検証したところ、Surface Pro 8には7つのよい点がありました。1つずつ解説していくので、購入を検討している人はぜひチェックしてみてください。
処理性能は十分な高さで、デスクワークもサクサクこなせそうです。CPUの処理性能を表すベンチマークスコアは平均5040.67ptsと、高い数値を記録しました。「最もパワフル」と謳うほどではないものの、十分なスペックの高さといえます。
比較したSurface Goシリーズは、5000ptsに満たなかったものも多くありました。一方、本商品は複数の一般的なタスクを同時に作業可能。口コミのように「動作が遅い」とは感じにくく、日常的な作業は快適にこなせるでしょう。
バッテリー持ちがよい点も魅力です。バッテリー100%の状態から動画をフルHDで再生したところ、約8時間34分連続で再生できました。比較したGoシリーズは長くても6時間40分しか持たなかったのに対し、こちらは電源のない場所でも8時間半以上使用できます。外出先でも充電切れを気にせず使えるでしょう。
キーボードやペンを含めた総重量は約1397g。「持ち運ぶには重い」との口コミに反してさほど重さを感じませんでした。総重量が1500gを超える商品が多かったLaptopシリーズと比べると軽量で、持ち運びの負担も少なめ。外出先でよく作業する人におすすめできる1台といえます。
インターフェースもある程度充実しており、利便性は高いといえます。USB Type-A 端子には対応していないものの、Laptop・Goシリーズの商品には1つしかなかったUSB Type-Cポートが2つありました。急速充電できるので、外出前に充電がないことに気づいてもすぐに対応できます。
Goシリーズは対応していなかった、USB 4.0/Thunderbolt 4.0にも対応。データの高速転送が可能です。Wi-Fi 6やBluetooth 5.1にも対応しているので、無線での高速通信にも期待できます。SDカードスロットやSIMカードスロットには対応していませんが、基本的に機能面で困ることは少ないでしょう。詳細は以下のとおりです。
画面のきれいさでは高評価を獲得。解像度は2880×1920と、Laptop・Goシリーズより高めです。画面の明るさを示す輝度も450ニトの高さで、明るくくっきりした画面を楽しめます。
HDRには対応していないものの、コントラスト比は1500:1と比較したなかではトップクラス。明暗差が際立つメリハリある映像を楽しめるでしょう。1秒間に画像が何枚描写されるかを示したリフレッシュレートは120Hzと高く、残像感のないスクロールや動画再生ができます。詳細は以下のとおりです。
板書のしやすさも十分です。実際に使用したモニターからは、「ペンの感度がよい」と好印象。比較したGoシリーズは「ペンの追従がいまいち」という指摘もありました。一方こちらは多少引っかかりや手首などでの誤操作が気になりますが、おおむねスムーズに描けそうです。
タブレットとして取り外したり置いたりできるのも利点。タブレット型として使えないLaptopシリーズと比べ、モニターから「ノートとして使いやすい」と好評でした。板書の書き写しに使えるSurfaceを探している人にぴったりです。
<板書のしやすさについてのモニターコメント>
コメントは一部抜粋
キーボードの打ち心地も良好です。キーストロークが浅めながらも、実際に使用したモニターからは「適度な反発があって打ちやすい」と好印象。しっかりタイピングしている感覚がありました。
一方、なかには「底打ち感が気になる」と回答したモニターも。しかし、Goシリーズと比べると底打ち感はそれほど強くありません。普段ノートパソコンを使っている人であれば、さほど違和感なく使える程度といえます。
<打鍵感についてのモニターコメント>
コメントは一部抜粋
タイピング時の安定感もおおむね良好です。実際に使用したモニターからは、「安定感があった」との声が多数あがりました。比較したGoシリーズのキーボードは薄く、机の上でも揺れやすかったのに対し、こちらは机の上では揺れが少ないといえるでしょう。
一方、太ももの上では安定感に欠ける点はネックです。キーボードと本体が一体型のLaptopシリーズと比べると、タイピング時に揺れやすい印象でした。とはいえ許容できる範囲の揺れなので、電車やバスでの移動中に使いたい人にもおすすめできます。
<タイピング時の安定感についてのモニターコメント>
コメントは一部抜粋
Surface Pro 8にはたくさんのよい点がある反面、気になった点もありました。購入を考えている人は、しっかりリサーチしておきましょう。
動画視聴の快適さはいまひとつ。実際に視聴したモニターからは、「画面が暗い」という意見があがりました。映像自体はPro 9や11と同レベルでとてもクリアに映るものの、最大の明るさでも画面がやや暗いため、見にくく感じる可能性があります。
一方、スピーカーから発せられる音に十分広がりが感じられる点は強みです。ただし、一部のモニターからは「迫力がない」との指摘もありました。音に立体感や迫力があったPro 9と比べると、臨場感は楽しみにくい印象です。
<動画視聴の快適さについてのモニターコメント>
コメントは一部抜粋
画面サイズ. | 13インチ |
---|---|
重量 | 891g |
CPU | Intel Core i5 1135G7 |
メモリ | 8GB |
ストレージ | 128GB |
使用タイプ | タブレット型 |
良い
気になる
リフレッシュレート | 120Hz |
---|---|
画面解像度 | 2,880×1,920 |
幅 | 28.7cm |
奥行 | 20.8cm |
コア数 | 4コア |
Wi-Fi規格 | Wi-Fi6対応 |
Bluetooth | Bluetooth5.1 |
手書き入力可能 | |
クロック数 | 2.4GHz |
microSDカード対応 | |
インターフェース | USB Type-C |
カードスロット | なし |
メインカメラ画素数 | 1000万画素 |
インカメラ画素数 | 500万画素 |
キーボード付き | |
生体認証機能 | 顔認証 |
スピーカーの数 | 2個 |
バッテリー容量 | 51.5Wh |
GPS機能 | |
マイクあり | |
Officeソフト付き |
※ランキングは、購入時に取得できるポイントを考慮した実質価格で作成しています。
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ここでは、Surface Pro 8の気になる点をカバーする商品をご紹介します。購入を迷っている人はぜひ参考にしてみてくださいね!
高い処理性能を求めるなら、Surface Pro 9を検討しましょう。処理性能を表すベンチマークスコアは平均7223ptsと優秀で、複数の作業を同時にサクサク行えます。バッテリーはSurface Pro 11より長持ち。電源のない場所でも長時間使用可能です。
無線LANはWi-Fi 6Eに対応しており、データ転送速度に優れています。画面性能もよく、高解像度・高コントラストのディスプレイが魅力です。動画視聴では、臨場感のある映像とパワフルなサウンドを楽しめました。キーボードの打鍵感やタイピング時の安定感も良好。バスや電車などの移動中でも作業しやすいでしょう。
移動中に使うことが多い人には、Surface Laptop 5がおすすめです。バッテリー持ちはProシリーズ以上。充電できない場所での長時間の作業にもぴったりです。画面が大きく迫力があり、動画は細部までくっきり映りました。スピーカーがDolby Atmosに対応しているので、臨場感も味わえます。
CPUの処理性能を表すベンチマークスコアは平均7,102ptsと高いため、Officeソフトを用いたデスクワークもスムーズです。また、キーボードは浅く柔らかい打鍵感がモニターに好評。軽やかにタイピングできるので、普段からタイピングがやさしめな人に向いています。
Surface Pro 8は、Amazon・楽天市場・Yahoo!ショッピングなどのECサイトで販売中。クーポン・ポイントを利用してお得に購入したい人は、それぞれのサイトで検索してみましょう。なかには中古品の取り扱いをしている店舗もあるので、より安価で購入したい人はチェックしてみるのがおすすめです。
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