270度頭部を守ると謳う、OGK技研 グランディア FBC-017DX2。「周りがしっかりガードされており安全性が高い」と評判です。しかし、「座面が狭く乗せ降ろししにくい」「重さがある」との口コミも存在するため、購入を迷っている人もいるのではないでしょうか?
今回はその実力を確かめるため、以下の5つの観点で検証・レビューを行いました。
さらに、ほかにも人気のOGK技研などの前乗せ用自転車用チャイルドシートとも比較。検証したからこそわかった、ほんとうのメリット・デメリットを詳しく解説していきます。ポイントや送料を考慮した価格比較行いましたので、前乗せ用自転車用チャイルドシート選びに迷っている人はぜひ参考にしてみてください。
フィットネス・マタニティ商材を担当。現役でパーソナルトレーナー活動をしつつ、2歳児のママとしても奮闘中。前職では大手フィットネスクラブで健康に関わるさまざまな業務に携わってきた。現在はマイベストにて、アスリートやパーソナルジムトレーナーとして培ってきた知見を活かし、プロテインやマッサージガンなどをはじめとしたフィットネス商材を300商品以上比較検証。また、搾乳器などのマタニティ商材も担当し、実際の育児経験を活かし、ママ目線でのコンテンツを届けている。全米ヨガアライアンスRYT200の資格を保持し、第20回ジャパンクラシックパワーリフティング選手権大会63kg級優勝・2016年世界クラシックパワーリフティング選手権大会女子63kg級16位の実績も持つ。
すべての検証は
マイベストが行っています
目次
OGK技研 グランディア FBC-017DX2は、安全性の高さを重視する人におすすめです。ヘッドレストには、子どもの頭を270度覆って守るトリプルガードを採用。高さは17cmもありました。比較したヘッドレストつき商品のほとんどが高さ12cm以下だったのに対し、「周りがしっかりガードされ安全性が高い」との口コミや、「ハグされているような安心感」という謳い文句どおりです。
5点式固定により、体もしっかりホールド。一般財団法人製品安全協会に合格した証、SGマークつきなのもうれしいポイントです。子どもが握るのに便利な、ハンドルも装備されています。比較したなかで、本品にのみ備わっていたアラウンドフットガードも魅力。タイヤによる、足の巻き込み防止にも配慮されていました。
ヘッドレストは多段階に、ステップは2段階に高さ調節が可能。成長にあわせて頭部や足元を調節でき、快適な乗り心地を長く感じられそうです。また、比較したなかの数少ない商品にしか見られなかった、収納機能を備えているのも利点。使わない場合は前方に倒しておけるため、駐輪時の邪魔になることも少ないでしょう。
大きめのヘッドレストは使用したモニターから「少し圧迫感がある」との声は聞かれたものの、ハンドルの操作性はすぐれていました。前後左右ともに視界も良好。比較したなかには、子どもの頭が視界に入り、走行に怖さを覚えた商品もありました。安定感があるため、バランスも崩しにくいといえます。
シートベルトは、比較した商品で貴重だった自動巻き取り式ピッタベルト。毎回調節は必要ですが慣れれば問題なく、モニターからは「ワンタッチで楽」との意見が多く上がりました。しかし、安全性を考慮した分、乗せおろしのスムーズさには欠ける印象です。間口も狭めで、「座面が狭く乗せおろししにくい」という口コミに共感せざるを得ません。
身長159cm以下のモニターからは、「ヘッドレストが鼻下周辺の視界をふさぐ」との意見も。とくに低身長の人は、周りの確認を怠らないようにしましょう。重量も、比較した平均約2.8kgに対し、約4.2kgと重め。「重さがある」との口コミは払拭できませんでした。とはいえ、機能の充実度はトップクラス。安全性にこだわるなら、ぜひ購入してみてくださいね。
自転車用品のパイオニアとして知られる、OGK技研。グランディアは、安全性と快適性を追求した自転車用チャイルドシートシリーズです。レバーを引くだけで締まるピッタベルトなどを特徴としています。
なかでも今回ご紹介するFBC-017DX2は、自転車の前に装着するタイプ。身長100cm・体重15kg以下かつ、1歳から4歳未満の子どもが対象です。頭を270℃守る設計のトリプルヘッドガードを搭載しており、「ハグされているような安心感」を謳っています。
足元には、巻き込みを防止するアラウンドフットガードを設置。足のぶらつきを抑え、外部との接触防止を考慮しました。
ヘッドレストは、無段階に高さを調節できる構造に。成長にあわせて使えるよう、利便性にも配慮しました。また、子どもを乗せていないときは、前方へパタンと折りたたむことも可能。折りたたみ部は、ベルトでハンドルに固定できますよ。
サイズは、幅500×奥行535~545×高さ580~640mm。カラーは、マットブラック・ココアブラウン・グランオレンジの3色です。自転車の色や好みにあわせて選べますよ。
また、雨の日にうれしいレインカバーも展開されています。快適な自転車の走行に、ぜひチェックしてみてくださいね!
取りつけは、24〜27型のシティ車(婦人車・軽快車)と、自転車メーカー指定の20型以上の自転車に対応しています。
ただし、両立スタンド装着車に限定されるので、購入前に必ずチェックしてくださいね。なお、適応のハンドルについては以下のとおりです。
<適応ハンドル情報>
しかし、大きめのヘッドレストにより、「少し圧迫感がある」というモニターも。身長が小さめの人にとっては、やや窮屈に感じるかもしれません。
とはいえ、ハンドルは操作しやすく、バランスを崩しにくいのはメリット。モニターからは、「多少子どもが暴れても、立て直すことができそう」との意見が聞かれました。安定して漕げたため、毎日の送迎も問題なく行えるでしょう。
<漕ぎやすさについてのモニターコメント>
コメントは一部抜粋
前後左右ともに視界は良好です。6人中4人のモニターが「視認性がよい」とコメント。身長159cm以下のモニターから「ヘッドレストが鼻下周辺の視界をふさぐ」との声はあがったものの、乗車時には気になりませんでした。
ただし、停車時やハンドルを押して歩くときには、「ヘッドレスト部分が視界に入り見えづらい」との指摘も。とくに身長が低めの人は、降車する際に周りの確認を怠らないようにしましょう。
とはいえ、比較したなかには、子どもの頭が視界に入りやすく走行に怖さを覚えた商品もあったことをふまえると、走行自体に問題はなさそうです。また、ヘッドレストが収納できるのも利点。子どもが乗らないときはたたんで、普段と同じ視界で走行できますよ。
<視界性についてのモニターコメント>
コメントは一部抜粋
また、「ヘッドレストにより、スムーズさに欠ける」との意見も。高い安全性を考慮した分、動作の妨げになる印象でした。安全面にはすぐれるものの、スピーディさを重視する人にとってはやや物足りなさを感じてしまいそうです。
<子どもの乗せおろしのしやすさについてのモニターコメント>
コメントは一部抜粋
バックル固定についてもややわかりにくく、評価は伸び悩む結果に。「固定しやすい」と回答したモニターは6人中2人でした。左右のベルトを引き出して肩からおろし、バックルをはめる必要があり、やや手間がかかりました。
しかし、操作や調節自体は簡単です。5点式のため固定にはやや手間がかかるものの、比較したなかで貴重だった自動巻き取り式ピッタベルトを採用。毎回調節する必要はありますが、「ワンタッチで楽」とのプラス意見が多くあがりました。
慣れればスムーズに扱えるため、固定にかかる手間もさほど気にならなくなるでしょう。ホールド力もすぐれており、安全性重視の人におすすめですよ。
<バックルへの着脱のしやすさ>
コメントは一部抜粋
また、ヘッドレストやステップの高さ調節と収納の可否についても確認し、機能性も評価しました。
安全機能はかなり充実しており、トップクラスに。子どもの頭を270度覆って守るトリプルガード(ヘッドレスト)を採用しているうえ、その高さは17cmもありました。
比較したヘッドレストつき商品のほとんどが、12cm以下(執筆時点)だったことをふまえると、「周りがしっかりガードされており安全性が高い」との口コミどおり。「ハグされているような安心感」という謳い文句にも頷けます。なお、詳細は以下のとおりです。
ワンタッチ外せてしまうものの、5点式ベルトのため体はしっかりとホールド。ハンドルが装備されているのもうれしいポイントです。また、一般財団法人製品安全協会の審査に合格した証、SGマークも。最優先すべき安全性にすぐれているのは、大きな魅力といえるでしょう。
機能性も高評価。比較したほとんどの商品にはなかった、ヘッドレストの多段階の高さ調節や、収納機能を備えている点が魅力です。子どもが乗らない場合は、前方に倒して収納することが可能。使い勝手がよく、利便性も高いといえます。
ステップを2段階に調節できるのもメリット。足の巻き込みを防止する、アラウンドフットガードも見逃せません。比較したなかでフットガードが備わってたのは、本品のみ(執筆時点)でした。
子どもの成長にあわせて頭部や足元を調節できるため、快適に使えるでしょう。
比較した平均重量約2.8kgに対し、約4.2kgと重め。機能性が高い分、「重さがある」との口コミは拭いきれませんでした。
しかし、使わないときは前に倒して収納することが可能。駐輪時に邪魔になることは少ないでしょう。
ベルト方式 | 5点式 |
---|---|
ヘッドレスト付き |
対象体重 | 15kg以下 |
---|---|
適応車種 | 24〜27型のシティ車(婦人車・軽快車)および自転車メーカーが指定する20型以上の自転車(両立スタンド装着車に限る。ハンドルストッパーを備えた自転車に取り付けることが望ましい。)※ただし、ダイヤモンド型フレームやハンドルの形状によっては取り付けができない場合もあります。 |
サイズ | 高さ580~650(410~480※座面からヘッドレスト頂点までの高さ)×幅500×奥行530mm |
ベルト自動巻取り機能 | |
ハンドル付き | |
フットガード付き | |
製造国 | 日本 |
折りたたみ収納 |
※ランキングは、購入時に取得できるポイントを考慮した実質価格で作成しています。
OGK技研 グランディア FBC-017DX2は、Amazon・楽天市場・Yahoo!ショッピングなどの大手ECサイトで購入が可能です。送料やポイントなどがサイトによって異なるため、事前に確認して最もお得な方法でゲットしてくださいね!
また、グランディアシリーズにはほかにも、後ろ乗せ用のリアキッズシート・リヤベビーシートグランディアプラスも展開。なお、対象はどちらも、体重20~22kg・身長115cm以下です。気になる人は、ぜひチェックしてみてください。
OGK技研 グランディア FBC-017DX2は、オールランダータイプハンドル(まっすぐのフラットハンドル)やスポーツ車用ハンドル、または特殊形状ハンドルを装着した自転車には取りつけできません。
また、チャイルドシートの座面前縁から前輪までの間が300mm以下の自転車にも取りつけないようにしましょう。子どもの足が車輪に巻き込まれる可能性があります。
なお、取りつけ時は、座面と地面が平行になっているか確認しましょう。とくに座面が前方に傾いている場合、子どもがずれて危険です。傾くような自転車には取りつけないようにしてくださいね。
自転車用チャイルドシートカバーのメリットは、レインカバーや防風・防寒対策として使えること。保育園や幼稚園まで距離があり、足元が悪くても自転車で送迎する必要がある人も多いのが現状です。
汚れを防止するのにも役立つため、チャイルドシートにあわせて準備しておくと便利でしょう。
最後に、走行のしやすさ・軽さ重視の人におすすめの商品をご紹介します。
OGK技研 FBC-011DX3は、運転者の使いやすさを配慮した設計が魅力。視認性がよく、安定感のある走り心地を感じられました。5点式固定ベルトの採用により、子どもの体もしっかりホールド。ヘッドレストやステップは高さ調節が可能なのも利点です。厚みとクッション性を備え、安全面も十分ですよ。
OGK技研 FBC-015DXは、重量約2.4kgの軽さが魅力。収納機能があり、駐輪時の邪魔になりにくいといえます。子どものハンドルはスリムなつくりで、「乗せおろしが楽にできる」と好評でした。5点式ベルトや、サイドまで覆われたヘッドレストにより、安全性も高め。子どもの体を包んでくれるでしょう。
ベルト方式 | 5点式 |
---|---|
ヘッドレスト付き |
対象体重 | 15kg未満 |
---|---|
適応車種 | 24~27型のシティ車(婦人車、軽快車、両立スタンド装着車に限る、特殊形状のフレームやハンドルには取り付け不可能) |
サイズ | 幅490×奥行500×高さ510~680mm |
ベルト自動巻取り機能 | 不明 |
ハンドル付き | |
フットガード付き | 不明 |
製造国 | 不明 |
折りたたみ収納 |
OGK技研 FBC-011DX3をレビュー!クチコミ・評判をもとに徹底検証
ベルト方式 | 5点式 |
---|---|
ヘッドレスト付き |
対象体重 | 15kg以下 |
---|---|
適応車種 | 24~27型のシティ車(婦人車、軽快車、ハンドルポスト径:直径22.2mm、特殊形状のフレームやハンドル、ハンドルポストには取付け不可能、22型以下については自転車メーカーの推奨がある車種に限り取り付けが可能) |
サイズ | 幅430×奥行540×高さ600mm |
ベルト自動巻取り機能 | 不明 |
ハンドル付き | |
フットガード付き | 不明 |
製造国 | 不明 |
折りたたみ収納 |
OGK技研 チャイルドシート FBC-015DXをレビュー!クチコミ・評判をもとに徹底検証
コンテンツ内で紹介した商品を購入すると、売上の一部がマイベストに還元されることがあります。
掲載されている情報は、マイベストが独自にリサーチした時点の情報、または各商品のJANコードをもとにECサイトが提供するAPIを使用し自動で生成しています。掲載価格に変動がある場合や、登録ミス等の理由により情報が異なる場合がありますので、最新の価格や商品の詳細等については、各ECサイト・販売店・メーカーよりご確認ください。