【18歳・19歳】未成年は即日融資できる？社会人の未成年がお金を借りる方法
2022年4月に法改正がなされたことにより、18歳に引き下げられた成人年齢。18歳と19歳なら成人扱いになるものの、親の同意なしにお金を借りるにはどうすればいいのか、どのように借入ができるのか、借りる際に注意することは何かなど、わからないことばかりで困っている人も多いのではないでしょうか。
そこで今回は、18歳や19歳の社会人に向けて即日でお金を借りる方法や注意点、お金を借りる以外の方法についてわかりやすく解説します。借入を検討している人は、ぜひ参考にしてください。
金融機関勤務を経て1級ファイナンシャルプランニング技能士の資格を取得。ファイナンシャルプランニングオフィスParadise Wave（パラダイスウエーブ）の代表。現在は独立系ファイナンシャル・プランナーとして各種ローンに関する相談業務・セミナー講師・執筆活動を行っている。さらに、海外生活ジャーナリストとして移住支援も行っており、得意ジャンルは金融にとどまらず多岐に渡る。 【主な著書】 『貯める!儲ける!お金が集まる94の方法』（ローカス） 『あなたのファンを増やす魔法の質問 テラー必携！！』（近代セールス社） 『介護経験FPが語る介護のマネー&アドバイスの本』（近代セールス社） 『宅建資格を取るまえに読む本』（総合資格）
大学卒業後に銀行員として勤務、法人顧客の経営支援・融資商品の提案や、個人向け資産運用相談を担当。 2020年にマイベストに入社、自身の銀行員時代の経験を活かし、カードローン・クレジットカード・生命保険・損害保険・株式投資などの金融サービスやキャッシュレス決済を専門に解説コンテンツの制作を統括する。 また、Yahoo!ファイナンスで借入や投資への疑問や基礎知識に関する連載も担当している。
18歳・19歳の人がお金を借りることはできる？
まずはじめに、18歳や19歳の社会人が親の同意なしにローンを組めるようになった理由や、未成年に与えられている権利の消滅についてわかりやすく解説します。
18歳・19歳でも親の同意なしでローンを組めるようになった
成人年齢が18歳に引き下げられたことによって、18歳や19歳の人でも親の同意なしでローンを組むことができるようになりました。以前までは、18歳や19歳は成人に比べてローンに対する知識が浅く判断能力が十分でないことから、独断でローンを組むことはできませんでした。
現在は18歳や19歳の人でも、会社員やアルバイト、パートなどで安定した収入を得ていれば、親の同意なしでローンを組むことが可能に。ただし、2022年5月現在は法改正直後であることから、18歳や19歳の人を貸付対象としている金融機関は少なく、お金を借りるハードルは高いままであることを認識しておきましょう。
同時に未成年取消権もなくなる点に注意！違法な高金利業者での利用はNG
成人年齢が引き下げられたことにより、未成年の権利であった未成年取消権もなくなる点には注意が必要です。未成年取消権とは、未成年が親権者などの法定代理人の同意を得ずに契約をした場合に、原則として契約の取り消しができる権利のこと。
未成年取消権がなくなると、一度結んだ契約を取り消すことができなくなります。悪徳業者の格好のターゲットになる可能性が高いため、より一層注意してください。
また、違法な高金利業者（闇金融）からお金を借りてしまうと、払いきれない高金利や過酷な取り立てにより、生活が破綻してしまうリスクがあります。きちんと許可を得た金融機関で借り入れることはもちろん、複数の金融機関で比較検討し、自分に合った毎月の返済額や返済期間を決めることが重要です。
どうしても「審査なし」という言葉に気持ちが傾いてしまいますが、そもそも審査なしでお金は借りられません。
極端に低金利なのも要注意。年利ではなく月利などで表示しているケースもあり、闇金である可能性が高いです。
国に届け出ている正規の貸金業者なら、必ず会員番号が表示されています。まずは、正規の業者かどうかを確認するようにして下さい。もちろん、正規だからと言っても借り過ぎはNGですよ。
18歳・19歳が即日でお金を借りる3つの方法
18歳・19歳が即日でお金を借りる方法には、主に以下の3つがあります。それぞれ見ていきましょう。
カードローンならプロミスがおすすめ
カードローンでの借入を検討しているなら、プロミスがおすすめ。消費者金融や銀行など34社のカードローンを検証したところ、19歳以下でも借入可能としているのはプロミスのみでした。
プロミスは、審査状況によるものの最短3分融資を可能としており、融資スピードが魅力のカードローン。また、上限金利が年17.8%であり、高金利と言われている消費者金融の中でも低めの設定です。借入日の翌日から30日間は利息なしで借入できるため、無利息期間中に返済すればよりお得に借りられます。
学生ローンなら金利を抑えられる可能性がある
学生ローンを利用すれば、消費者金融よりも金利を抑えることができます。学生ローンとは、学生向けにお金を貸しているサービスのことです。消費者金融の金利が18％であることに対して、学生ローンは15〜17%前後と少し低めに抑えることができ、上限額は50万円程度になることが一般的。
学生ローンには、アミーゴ・学生ローンカレッジ・学生ローンのフレンド田などがありますが、親の同意が必要になることが多い点には注意しましょう。ただし、学生ローンカレッジは、18歳以上の大学生や専門学生などに限って、親の同意なしで借入することができます。
以下の記事でおすすめの学生ローンについて紹介しているので、ぜひチェックしてみてください。
クレジットカードのキャッシング枠を利用する
クレジットカードのキャッシング枠を利用する方法もあります。クレジットカードにはショッピング枠のほかにキャッシング枠が設定されており、コンビニのATMなどでいつでも簡単に現金を借りて引き出すことが可能です。上限金利は大手消費者金融と同様に18%が相場で、限度額は10～20万円が一般的。
キャッシング枠付きのクレジットカードは、高校卒業時点で発行が可能です。クレジットカードの申し込み時は親の同意が必要ですが、すでにクレジットカードを保有している場合は親の同意不要で借入をすることができます。
以下の記事でおすすめのキャッシング機能付きクレジットカードについて紹介しているので、ぜひ参考にしてみてください。
18歳・19歳がお金を借りるときに気をつけること
次に、18歳・19歳がお金を借りるときに気をつけるべき点について解説します。
申請時に虚偽の内容を申告しない
借入申請時に虚偽の内容を申告をすることは、絶対にやめましょう。たとえば、親の同意書を偽造して申告をすると詐欺罪にあたり、18歳や19歳であっても罰せられることがあります（参照：e-Gov法令検索）。
同意書を偽造したことが発覚すると警察に通報される可能性があり、通報された場合はほぼ確実に親へ連絡が入ることに。18歳や19歳で親の同意なしに利用できるローンが限られているからといって、虚偽の申告はしないようにしましょう。
金利は事前によく確認！返済プランを立てておこう
金利は事前に注意深く確認して、自分に合った返済プランを計画しておくことも重要なポイント。10万・20万・30万を金利18％で借り、返済回数を32回にした場合の毎月の返済額は、以下のとおりです。
- 10万円を借入した場合：毎月の返済金額4,000円
- 20万円を借入した場合：毎月の返済金額8,000円
- 30万円を借入した場合：毎月の返済金額12,000円
金利や毎月の返済額を事前に確認せずに申し込みをすると、返済期間が長引いたり、返済総額が多くなったりすることがあるため、注意が必要です。自分の資金状況を把握して、確実な返済計画を立てるようにしましょう。
20%を超える金利は違法！借入先はよく調べておく
金利が20％を超える場合は違法なため、借入先を注意深く調べることが重要です。利息制限法で定められた上限金利は20％まで。正規の金融機関や貸金業者では年齢制限や審査が設けられているほか、法律で定められた上限金利や借入限度額に則ってサービスを提供しています。
審査がないことや年齢制限がないことをアピールしている場合は、基本的に違法業者であるとみなして問題ありません。一度でも違法業者と関わると、法外な利息を要求されて返済が追いつかなくなり、最悪の場合は自己破産まで追い込まれることがあります。注意深く調べたうえで健全な業者と付き合うことが重要です。
借金は慎重に！お金を借りる以外の方法も検討してみて
借金をすることには多くの危険が潜んでいるため、慎重に検討することが必要です。前述の通り、カードローンの金利相場は18%のため、利息が安いわけではありません。お金を借りる以外にも解決方法があるため、まずは借金以外の方法を考えてみることがおすすめです。
お金を借りる以外の方法として、お金を稼ぐことがあります。たとえば、リサイクルショップで不要なものを売ったり、日雇いバイトで稼いだりなどの方法も検討することが大切です。いずれの場合も当日中にお金を受け取ることができるため、即日でお金が必要な場合に役立ちます。
以下の記事でおすすめの買取サービスやバイト探しサイトについて詳しく紹介しているので、ぜひチェックしてみてください。
そのほかのお金を借りる方法はこちらをチェック
本コンテンツで紹介した方法のほかにも、お金を借りる方法には様々な種類があります。現在検討している方法よりも返済負担の少ない借入方法が利用できる可能性もあるので、お金の借り方も検討してみましょう。
以下のコンテンツでは、お金を借りるための様々な方法を紹介しています。それぞれの借入方法がどんな人におすすめかも解説しているので、ぜひ参考にしてください。
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