子どもの成長に合わせて縦・横のサイズが変えられる、アップリカ フォームフィット ISOFIX セーフティープラス。10歳頃まで長く使えるうえに、高い安全性を備えていると謳われています。しかし、インターネット上には口コミや評判が少なく、購入を迷っている人もいるのではないでしょうか?
そこで今回は、アップリカ フォームフィット ISOFIX セーフティープラスを含むジュニアシート全13商品を実際に用意して、安全機能の充実度・取り付けやすさ・乗せおろしやすさ・機能性・熱のこもりにくさ・手入れのしやすさを比較してレビューしました。購入を検討中の人はぜひ参考にしてみてくださいね!
フィットネス・マタニティ商材を担当。現役でパーソナルトレーナー活動をしつつ、2歳児のママとしても奮闘中。前職では大手フィットネスクラブで健康に関わるさまざまな業務に携わってきた。現在はマイベストにて、アスリートやパーソナルジムトレーナーとして培ってきた知見を活かし、プロテインやマッサージガンなどをはじめとしたフィットネス商材を300商品以上比較検証。また、搾乳器などのマタニティ商材も担当し、実際の育児経験を活かし、ママ目線でのコンテンツを届けている。全米ヨガアライアンスRYT200の資格を保持し、第20回ジャパンクラシックパワーリフティング選手権大会63kg級優勝・2016年世界クラシックパワーリフティング選手権大会女子63kg級16位の実績も持つ。
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アップリカ フォームフィット ISOFIX セーフティープラスは、安全機能の充実度を重視したい人におすすめです。新基準のR129に適合しており、前後方向だけでなく横(ドア側)からの衝撃も想定して作られています。両側の頑丈なプロテクターや、ヘッドレスト横の衝撃吸収材など、子どもの体を守る工夫が多いのもよい点です。
座面が広いため、比較した商品のなかではかなり乗せおろしがしやすく感じました。サイドのマグネットホルダーを使うと肩ベルトを開いた状態でキープでき、子どもを座らせるときにベルトが邪魔になる心配も少ないでしょう。リクライニングは3段階で調節できるうえに、体にフィットしやすいサイドサポートクッションもついています。
15か月から10歳頃まで対応しており、ロングユースタイプのものがほしい人にもぴったり。シートの通気性が優れているので熱がこもりにくく、汗をかきやすい夏場にも重宝しそうです。設置方法はISOFIXで、力を入れなくてもスムーズに固定できます。設置後はグラつきもありませんでした。
一方で、トップテザーアンカーと呼ばれる金具に固定する作業がわかりにくいのは惜しいところ。また重量は13.2kgと重いため、取り付けるときに落とさないよう注意しましょう。シートカバーが洗濯機洗いできないのも気になりますが、乗せやすさ・安全面で選ぶならぜひ購入してみてくださいね。
ベビーカーから幼児用食器まで、幅広い育児用品を取り扱っているアップリカ。
今回ご紹介するのは、成長に合わせてサイズが調節しやすいと謳われている、フォームフィット ISOFIX セーフティープラスです。
6歳未満の子どもを車に乗せるときは、チャイルドシートの使用が法律で義務付けられています。種類は大きく分けて以下の3つがあるので、子どもの体格や月齢に適したものを購入しましょう。
フォームフィット ISOFIX セーフティープラスが使えるのは、身長が76cmを超えた15か月以上から、身長が135cm以下の10歳頃まで。チャイルドシート・ジュニアシートを兼ねているので、ベビーシートの時期を卒業したタイミングで購入すれば、そのあとは買い換える手間がかかりません。
子どもの身長が105cmに達するまでは、チャイルドシートモードが使えます。ただし、身長が105cm以下の場合でも、子どもの体重が19.5kgを超えたときはジュニアシートモードに切り替えてください。ジュニアシートモードは、身長100cmから135cmまで対応しています。
子どもの成長に合わせて、高さ・横幅を調節できる「ぐんぐん成長レバー」があるのも注目ポイント。体格が変化してもきちんとフィットし、心地よく座れるように配慮されています。
カラーは、ルナネイビーとルナブラックの2種類。公式サイトでの値段は、執筆時点では税込41,800円でした。今回比較したなかには20,000円前後で購入できるものも多かったので、やや高めの価格帯です。しかしアップリカならではの工夫が詰まっていることを考えると、十分候補になり得る商品といえるでしょう。
今回は、アップリカ フォームフィット ISOFIX セーフティープラスを含むジュニアシート全13商品を実際に用意して、比較検証レビューを行いました。
具体的な検証内容は以下のとおりです。
検証①:安全機能の充実度
検証②:取り付けやすさ
検証③:乗せおろしやすさ
検証④:機能性
検証⑤:熱のこもりにくさ
検証⑥:手入れのしやすさ
まずは、安全機能の充実度の検証です。
以下の3項目をチェックし、総合的に評価しました。
このジュニアシートは、新安全基準のR129に適合しています。R129は2013年から導入がはじまり、従来基準のR44に比べると安全性が進化しているのが特徴。R44では前後方向からの衝撃のみを想定して試験が行われますが、R129は前後だけでなく横(ドア側)からの衝撃も想定されています。
両側にはサイドシールドと呼ばれる頑丈なプロテクターがついており、ヘッドレストの横には衝撃吸収材のマシュマロGキャッチがあるのもよい点。後ろ向きに対応していないのは惜しいところですが、子どもの体を守るための工夫が少ないほかの商品も多かったので、安全機能は比較的充実しているといえます。
次に、取り付けやすさの検証です。
人気のミニバン・軽自動車に、実際に取り付けてみました。なお、検証条件や評価項目は以下のとおりです。
<検証条件>
ミニバン:日産/セレナ(スライドドア)
軽自動車:ホンダ/NBOX(スライドドア)
2020年2月の出荷台数ランキング上位の車種を選定
<評価項目>
固定方法は、車側の金具とアダプターをつなげるISOFIXを採用しています。スムーズに差し込めるので、あまり力を入れなくても設置できました。
アダプターが正しく入ると緑色のインジケーターが出るため、固定されたのがひと目でわかるのもよい点です。シートベルトのみで固定するタイプに比べると、グラつきも気になりません。
一方で、トップテザーアンカーと呼ばれる座席背面の金具に固定するときは、トランクを開けて長いベルトを締める必要があります。はじめてジュニアシートを扱う人にとっては、ややわかりにくく感じるかもしれません。
また重量は13.2kgで、今回比較したなかではかなり重いのも惜しいところです。
続いて、乗せおろしやすさの検証です。
1歳児程度の人形(身長80cm)・3歳児程度の人形(身長100cm)・7~8歳児程度の人形(身長120cm)を用意して、座らせやすさ・ベルト装着に対する満足度をチェックしました。
座面が広いため、人形が楽に乗せられました。サイドのマグネットホルダーを使うと肩ベルトを開いた状態でキープでき、子どもを座らせるときにベルトが邪魔になる心配も少なそうです。
ベルトが引っ張りやすく、操作しやすい位置にボタンがあるのも魅力。今回比較したなかでは手間なく扱いやすいので、スムーズに乗せおろしができるジュニアシートがほしい人にもよいでしょう。
次に、機能性の検証です。
以下の項目をチェックし、比較して評価しました。
機能性については、今回比較したなかでトップクラス。リクライニングは3段階で調節できるので、子どもの好みに合わせて設定してあげましょう。サンシェードはついていませんが、体にフィットしやすいサイドサポートクッションがあるのもよい点です。
15か月から10歳頃まで対応しているため、ロングユースタイプをお探しの人にも向いています。
続いて、熱のこもりにくさの検証です。
シートの温度を測定したあと、電気あんかを置いて10分間あたためます。そのあと電気あんかを外し、シートの温度がどれくらい上昇したかを確かめました。温度の上昇率が低いものを高評価とします。
電気あんかであたためると、シートの温度が15.1℃上昇しました。シートの温度が18〜20℃程度上がったほかの商品も多かったので、優れた通気性を備えていることがわかります。熱がこもりにくく、汗をかきやすい夏場にも役立ちそうです。
最後に、手入れのしやすさの検証です。
説明書に沿って、実際にお手入れしてみました。評価した項目は以下のとおりです。
ヘッドレストカバー・肩パッド・股パッドを外してからサイドサポートクッションを取ると、シートカバーが引き抜けます。シートカバーの着脱は複雑すぎず、おおむね問題ありません。シンプルな構造なので、お菓子のカスなどが入り込みそうな溝がないのも魅力です。
しかし、シートカバーは洗濯機洗いに対応しておらず、手洗いする必要があるのは惜しいところ。洗濯機で丸洗いできるほかの商品もあったため、お手入れのしやすさについては評価が伸びませんでした。
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最後に、高評価を獲得したほかの商品をご紹介します。
手入れのしやすさで選ぶなら、マキシコシ モリオン アイサイズがおすすめ。パーツ数が少なくてシートカバーが取り外しやすいうえに、洗濯機で丸洗いできます。新基準のR129に適合しており、安全性に配慮されているのもよい点。取り付けも簡単で固定力が高く、グラつきも気になりませんでした。
ブリタックスレーマー ADVANSAFIX i-SIZEも、シートカバーが洗濯機で洗えます。取り付け方法はISOFIXと背面ベルトのトップテザーアンカーを採用しており、隙間なくがっちりと固定できました。また、新基準のR129に適合しているだけでなく、側面からの衝撃を分散するSICTなど独自の安全機能も充実しています。
新生児対応 | |
---|---|
月齢下限 | 42か月頃 |
月齢上限 | 12歳頃 |
身長下限 | 100cm |
身長上限 | 150cm |
体重下限 | 不明 |
体重上限 | |
耐荷重 | 不明 |
幅 | 49cm |
奥行 | 44~55cm |
高さ | 56~72cm |
重量 | 5.7kg |
シートカバーの着脱方法 | 不明 |
安全基準 | R129 |
取付方法 | ISOFIX、シートベルト |
タイプ | ジュニアシート |
サンシェード付き | |
トラベルシステム対応 | 不明 |
ドリンクホルダー付き | |
リクライニング可能 | |
高さ調整 | |
洗濯機対応 | |
背もたれ取り外し可能 | |
ロングユース | |
回転式 | |
ベッド型 | |
コンパクトタイプ | |
折りたたみ可能 | |
サポートレッグ付き | |
4歳頃まで後ろ向き乗車可能 | 不明 |
全面がメッシュ生地 | 不明 |
その他機能 | 不明 |
マキシコシ モリオン アイサイズをレビュー!クチコミ・評判をもとに徹底検証
新生児対応 | |
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月齢下限 | 15か月 |
月齢上限 | 12歳頃 |
身長下限 | ISOFIX固定(ISOFIX+トップテザー固定):76cm/シートベルト+ISOFIXまたはシートベルトのみ:100cm |
身長上限 | ISOFIX固定(ISOFIX+トップテザー固定):102cm/シートベルト+ISOFIXまたはシートベルトのみ:150cm |
体重下限 | 不明 |
体重上限 | 不明 |
耐荷重 | 不明 |
幅 | 44cm |
奥行 | 47〜53cm |
高さ | 60〜83cm |
重量 | 11kg |
シートカバーの着脱方法 | 溝にはめ込む |
安全基準 | R129 |
取付方法 | ISOFIX、シートベルト |
タイプ | チャイルド&ジュニアシート |
サンシェード付き | |
トラベルシステム対応 | 不明 |
ドリンクホルダー付き | |
リクライニング可能 | |
高さ調整 | |
洗濯機対応 | |
背もたれ取り外し可能 | |
ロングユース | |
回転式 | |
ベッド型 | |
コンパクトタイプ | |
折りたたみ可能 | |
サポートレッグ付き | |
4歳頃まで後ろ向き乗車可能 | |
全面がメッシュ生地 | |
その他機能 | SICT(Side Impact Cusion Technology)、衝撃吸収パッド「XP-PAD」搭載、トップテザー、SECURE GUARD |
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