子どもの成長に合わせて使いやすいと謳われている、サイベックス ソリューション Z I-FIX。背もたれは、高さだけでなく幅も同時に調節できるのが便利です。しかしインターネット上には口コミや評判が少ないため、本当に使いやすいのかわからず購入を悩んでいる人も多いのではないでしょうか?
そこで今回は、サイベックス ソリューション Z I-FIXを含むジュニアシート全15商品を実際に使ってみて、安全機能の充実度・取り付けやすさ・乗せおろしやすさ・機能性・熱のこもりにくさ・手入れのしやすさを比較してレビューしました。購入を検討中の人はぜひ参考にしてみてくださいね!
フィットネス・マタニティ商材を担当。現役でパーソナルトレーナー活動をしつつ、2歳児のママとしても奮闘中。前職では大手フィットネスクラブで健康に関わるさまざまな業務に携わってきた。現在はマイベストにて、アスリートやパーソナルジムトレーナーとして培ってきた知見を活かし、プロテインやマッサージガンなどをはじめとしたフィットネス商材を300商品以上比較検証。また、搾乳器などのマタニティ商材も担当し、実際の育児経験を活かし、ママ目線でのコンテンツを届けている。全米ヨガアライアンスRYT200の資格を保持し、第20回ジャパンクラシックパワーリフティング選手権大会63kg級優勝・2016年世界クラシックパワーリフティング選手権大会女子63kg級16位の実績も持つ。
すべての検証は
マイベストが行っています
結論からいうと、サイベックス ソリューション Z I-FIXは、安全機能を重視して選びたい人におすすめです。新安全基準のR129に適合しており、前後だけでなく横からの衝撃も想定して作られています。リニア・サイドインパクト・プロテクションという独自機能を搭載し、衝撃を分散させるよう工夫されているのも魅力です。
取り付け方法はISOFIXで、シートベルトで固定するタイプに比べると安定感があります。背もたれは5〜20度の範囲で角度が調節できるため、車のシートにぴったり密着させて設置してください。アダプターを引き出すときに少し力が必要ですが、約7.2kgと重すぎずスムーズに固定できました。
実際に子どもサイズの人形で試してみると、座面が広くて乗せおろしも簡単。子どもをホールドする方法は、車のシートベルトを緑色の目印がある部分に通すだけなので、直感的に操作できました。子どもを乗せるときにミスが起こりにくく、慌ただしい朝にも使いやすいといえます。
まずまずの通気性があり、極端に子どもの体がムレる心配は少ないでしょう。カバー類の着脱には手間がかかるものの、洗濯機で丸洗いでき手入れも楽に済みます。適応年齢が3歳からなのでそれより前はベビーシートなどを使う必要がありますが、購入後は12歳頃まで長く活用できるので、ぜひ候補に入れてみてください。
ドイツ発のベビー用品ブランド、サイベックス。チャイルドシート・ベビーカーを多く取り扱っており、シンプルでありながら洗練されたデザインが目をひきます。
今回ご紹介するのは、安全性の高さにこだわって開発されたジュニアシート、ソリューション Z I-FIXです。
適応身長は100〜150cmで、適応体重は15〜50kg。3歳頃から12歳頃まで使えます。
背もたれは12段階で高さを変えられるだけでなく、幅も同時に調節できるので、子どもの体に合わせて設定してあげましょう。背もたれの幅は53〜61cmの範囲内で調節可能です。背もたれとシートの座面には通気穴があり、通気性のよさにもこだわっています。
カラーは、ディープブラックとソーホーグレーの2種類。本体のサイズは、幅50×奥行き40.5×高さ61cmです。
公式サイトでの値段は、執筆時点では税込34,320円でした。
6歳未満の子どもを車に乗せるときは、チャイルドシートの使用が義務付けられています。大きく分けると下記の3種類があるので、子どもの年齢に合わせて適切なものを購入しましょう。
なお身長が140cmを超えるまでは、ジュニアシートの使用が推奨されています。車のシートベルトは大人用に設計されており、身長が足りない子どもは正しく装着できないことがあるため注意が必要です。
今回は、サイベックス ソリューション Z I-FIXを含むジュニアシート全15商品を実際に用意して、比較検証レビューを行いました。
具体的な検証内容は以下のとおりです。
検証①:安全機能の充実度
検証②:取り付けやすさ
検証③:乗せおろしやすさ
検証④:機能性
検証⑤:熱のこもりにくさ
検証⑥:手入れのしやすさ
はじめに、安全機能の充実度を検証します。
下記の3つの項目をチェックし、安全機能を評価しました。
新安全基準のR129に適合しています。
一般的に、ジュニアシートの安全基準は旧基準のR44と新基準のR129があり、この2つの違いは安全性の試験方法です。R44は前後方向からの衝撃のみを想定して試験が行われるのに対し、R129は前後だけでなく横(ドア側)からの衝撃も想定されています。
両サイドにリニア・サイドインパクト・プロテクションと呼ばれる独自の安全機能を搭載しており、ヘッドプロテクターやショルダープロテクターと連動して衝撃を分散させるのもよい点です。
後ろ向きでの設置には対応していませんが、総合的に見ると安全性の高さは今回比較したなかでトップレベルといえます。
次に、取り付けやすさの検証です。
ミニバン・軽自動車に、実際に取り付けてみました。なお、検証条件・評価項目は以下のとおりです。
<検証条件>
ミニバン:日産/セレナ(スライドドア)もしくは、ホンダ/ステップワゴン
軽自動車:ホンダ/NBOX(スライドドア)
2020年2月の出荷台数ランキング上位の車種を選定
<評価項目>
取り付け方法は、車側の金具とジュニアシートのアダプターを接続するISOFIXです。
アダプターを引き出すときに少し力が必要ですが、それ以外は軽い力で設置できます。リクライニングレバーで背もたれの角度を調節しながら押し込むだけなので、複雑な工程はありません。
シートベルトで固定するタイプに比べると安定感がありますが、背もたれが車のシートに密着していないとグラつく可能性があるため、角度調節を忘れないようにしてください
インジケーターがついているうえにカチッと音がするため、固定されたかがひと目でわかるのも魅力。約7.2kgと重すぎず、力に自信がない人でも扱いやすいでしょう。
今回比較したなかでは取り付けやすく、複数台の車で使いたい人にも向いています。
次は、乗せおろしやすさの検証です。
ミニバンと軽自動車に取り付けて、1歳児程度の人形(身長80cm)・3歳児程度の人形(身長100cm)・7〜8歳児程度の人形(身長120cm)を乗せてみました。検証条件・評価項目は以下のとおりです。
<検証条件>
ミニバン:日産/セレナ(スライドドア)
軽自動車:ホンダ/NBOX(スライドドア)
2020年2月の出荷台数ランキング上位の車種を選定
<評価項目>
座面が広くてバックルなどがなく、人形が楽に乗せられました。子どもをホールドする方法は、大人がシートベルトを装着するときと同じです。車のシートベルトを緑色の目印がある部分に通すだけなので、直感的に扱えました。
ベルトガイドがやや狭めなのが気になりますが、比較したなかでは乗せおろしやすさは申し分なし。装着時にミスが起きにくく、慌ただしい朝などにも活躍するでしょう。
続いて、機能性の検証です。
以下の項目をチェックして、子どもが快適に過ごせる工夫があるかどうかを評価しました。
背もたれの位置が変えられないほかの商品もあったのに対し、こちらは車のシートに沿うように5〜20度の範囲内でリクライニングが調節できます。
適応年齢が3歳からなので、それより前の時期はベビーシートやチャイルドシートを使う必要がありますが、購入後は12歳頃まで長く使えるのもよい点です。
サンシェードはついていないものの、快適に使うための最低限の機能はそろっているといえます。
次は、熱のこもりにくさの検証です。
シートの温度を測定したあとに、電気あんかを置いて10分間あたためます。そして、電気あんかを外して再度温度を測定しました。温度の上昇率が低いものほど高評価とします。
電気あんかを置いてあたためると、シートの温度が18.5℃上がりました。ほかの商品は、15〜18℃ほど温度が上昇したものが多かったので、特別熱がこもりやすいわけではありません。
汗をかいたときに極端に子どもの体がムレる心配は少なそうですが、こまめに子どもの様子を確認しながら、冷房を使って車内の温度を調節してあげましょう。
最後は、手入れのしやすさを検証します。
説明書に沿って実際に手入れを行い、以下の3点を確かめました。
ヘッドカバーを外してサイドカバーを2枚取ったあと、背面のスナップボタンや底面のゴムループを外すと座面カバーが引き抜けます。
ベルドガイドにカバーが引っかかりやすく、着脱にはやや手間がかかりました。
しかし、洗濯機でカバー類を丸洗いできるのはよい点です。ほかの商品のなかには、洗濯機洗いに対応していないものもあったことを考えると、手入れの楽さで選びたい人にも向いています。
背もたれと座面の接合部は若干隙間がありますが、それ以外に汚れが詰まりそうな溝は見当たりませんでした。
※ランキングは、購入時に取得できるポイントを考慮した実質価格で作成しています。
29,700円
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最後に、高評価を獲得したほかの商品をご紹介します。
カバー類が簡単に着脱できるものがほしいなら、マキシコシ モリオン アイサイズがおすすめ。カバー類のパーツが少ないため、手間なく取り外せます。ISOFIX固定なので、設置の際に複雑な工程がなく、軽い力で押し込めました。新安全基準のR129に適合しており、申し分ない安全性を備えているのも魅力です。
さらに長期間使えるものがよいなら、ブリタックスレーマー ADVANSAFIX i-SIZEをチェック。適応年齢は15か月〜12歳頃までで、チャイルドシートとジュニアシートの2役を兼ねています。新基準のR129に適合しているだけでなく、側面からの衝撃を分散させるSICTという独自機能を搭載しており、安全性の高さも十分です。
新生児対応 | |
---|---|
月齢下限 | 42か月頃 |
月齢上限 | 12歳頃 |
身長下限 | 100cm |
身長上限 | 150cm |
体重下限 | 不明 |
体重上限 | |
耐荷重 | 不明 |
幅 | 49cm |
奥行 | 44~55cm |
高さ | 56~72cm |
重量 | 5.7kg |
取り付け方法 | ISOFIX、シートベルト |
シートカバーの着脱方法 | 不明 |
タイプ | ジュニアシート |
安全基準 | R129 |
トラベルシステム対応 | 不明 |
リクライニング可能 | |
高さ調節可能 | |
背もたれ取り外し可能 | |
回転式 | |
ベッド型 | |
サンシェード付き | |
ドリンクホルダー付き | |
サポートレッグ付き | |
折りたたみ可能 | |
全面がメッシュ生地 | 不明 |
4歳頃まで後ろ向き乗車可能 | 不明 |
洗濯機対応 | |
ロングユース | |
コンパクトタイプ | |
その他機能 | 不明 |
マキシコシ モリオン アイサイズをレビュー!クチコミ・評判をもとに徹底検証
新生児対応 | |
---|---|
月齢下限 | 15か月 |
月齢上限 | 12歳頃 |
身長下限 | ISOFIX固定(ISOFIX+トップテザー固定):76cm/シートベルト+ISOFIXまたはシートベルトのみ:100cm |
身長上限 | ISOFIX固定(ISOFIX+トップテザー固定):102cm/シートベルト+ISOFIXまたはシートベルトのみ:150cm |
体重下限 | 不明 |
体重上限 | 不明 |
耐荷重 | 不明 |
幅 | 44cm |
奥行 | 47〜53cm |
高さ | 60〜83cm |
重量 | 11kg |
取り付け方法 | ISOFIX、シートベルト |
シートカバーの着脱方法 | 溝にはめ込む |
タイプ | チャイルド&ジュニアシート |
安全基準 | R129 |
トラベルシステム対応 | 不明 |
リクライニング可能 | |
高さ調節可能 | |
背もたれ取り外し可能 | |
回転式 | |
ベッド型 | |
サンシェード付き | |
ドリンクホルダー付き | |
サポートレッグ付き | |
折りたたみ可能 | |
全面がメッシュ生地 | |
4歳頃まで後ろ向き乗車可能 | |
洗濯機対応 | |
ロングユース | |
コンパクトタイプ | |
その他機能 | SICT(Side Impact Cusion Technology)、衝撃吸収パッド「XP-PAD」搭載、トップテザー、SECURE GUARD |
ブリタックスレーマー ADVANSAFIX i-SIZEをレビュー!クチコミ・評判をもとに徹底検証
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