TECLAST タブレットPC M50Sを検証レビュー！Androidタブレットの選び方も紹介

タブレットPC・ノートパソコン・一体型パソコンなどの研究開発・製造・販売を手がけるTECLASTの「タブレットPC M50S」。画面サイズは10.1インチと大きすぎず、片手で操作しやすい大きさです。重量は464gと500mlペットボトルよりも軽量なため、持ち運びやすいものを探している人に向いています。

処理性能を示すベンチマークスコアは平均243,959ptと、今回検証した商品のなかではかなり低いほうでした。アプリの読み込みやゲームプレイ中などの動作に数秒かかることもあるでしょう。実際に使ってみるとカクつきがひどく、モニターから「スクロールがついてこない」「動作が重い」という声も。

また、画質もやや物足りない印象で、画面を拡大すると輪郭がぼやけて見え、画質の粗さを感じました。発色についても、モニターからは「色がくすんで見える」との指摘が。暗いシーンでは黒潰れしてしまい、人の表情を見にくく感じることもありました。音もこもってしまい、モニターからは「音や映像が平面的」との声も。映画の迫力を楽しみたい人には不向きです。

しかし、10分間動画を再生した際の表面温度は25.9℃と、発熱のしにくさは比較したなかでもトップクラス。裏面は24.6℃とさらに低かったため、長時間使用しても発熱による不快感は抱きにくいでしょう。連続で約6時間11分間動画を再生でき、バッテリーの持ちも申し分ありません。

処理性能が低いうえタッチ感度もいまひとつなので、サクサク操作したい人にはおすすめできませんが、バッテリー持ちのよさと発熱のしにくさを兼ね備えている点は魅力です。迫力を求めず、動画を流しておきたい人は検討してもよいでしょう。