録画した番組をほかのテレビでも視聴できると人気の、Panasonic(パナソニック) VIERA TH-32H300。「画質がきれいで録画も簡単」といった高評価な口コミがある一方で、「横からの画質が白っぽい」「音が聞き取りにくい」といった気になる評判もみられ、購入を迷っている人も多いのではないでしょうか?
そこで今回は、Panasonic VIERA TH-32H300を含む一人暮らし向けテレビ全13商品を実際に使って、画質・音質・動画配信と音声操作への対応・録画機能の充実度を比較してレビューしました。購入を検討中の人はぜひ参考にしてみてくださいね!
オーディオ専門店「e☆イヤホン」の販売員として3年間勤務。オーダーメイドや高級機種なども含め、これまでに試聴したイヤホン・ヘッドホンは、のべ500種類を超える。また、音楽や環境に合わせて11種類のイヤホン・ヘッドホンを使い分けるほど、音には並々ならぬ情熱を持っている。 その後、2023年にmybestへ入社し、豊富な知識を活かしてオーディオ・ビジュアル機器のガイドを担当。「顧客のニーズを真摯に考えて提案する」をモットーに、ユーザーに寄り添った企画・コンテンツ制作を日々行っている。
すべての検証は
マイベストが行っています
本コンテンツに記載の検証結果は2022年03月までの情報です
VIERAのTH-32H300は、録画機能をよく利用する人におすすめです。裏番組を録画できるほか、早送り再生・チャプター再生にも対応しています。録画した番組を別の部屋のテレビで見られる、お部屋ジャンプリンク機能も便利ですよ。
音質については、音楽番組の視聴で臨場感を味わえました。また、音の広がり方もとても自然でした。たくさんの音が一度に鳴るとぼやけてしまったり、人の声が反響したりと気になる点もありましたが、特段の聞きづらさはありません。
画質については、画面の明るさが物足りず、ぼやけて見えてしまったのが惜しいところです。とはいえ4Kテレビを含む、ハイエンドモデルと比較した際に気になる程度。「十分きめ細かい」と感じた人もいました。そこまで画質にこだらない人であれば、不便は感じないでしょう。
動画配信サービスには対応していないものの、音声操作ができるなど便利な機能がそろっています。録画した番組を楽しむことが多いなら、試してみる価値ありです。
4K液晶テレビ・有機ELテレビなど、次世代型の高性能テレビを多く取り扱う、PanasonicのVIERA。お風呂で楽しめる10V型から大画面の75V型までの、豊富なサイズ展開も魅力です。
今回はそのなかから、32V型のシンプルモデルTH-32H300をご紹介します。
サイズは幅73.3×高さ47.8×奥行18.4cmで、重量は約6kg。画素数1,366×768のハイビジョンパネルです。
明るい部屋でも細部まではっきり映る、あざやか色再現回路を搭載しているのも特徴。6軸色補正などの色再現技術により、映像の色を美しく鮮やかに表現すると謳われています。
リモコンの「らくらくアイコン」ボタンもとっても便利。ボタンを押すと、ビエラリンク・ジャンル検索・注目番組・裏番組一覧・予約一覧・メディアプレーヤーの6種類のアイコンが画面上に表示され、目的の機能をスムーズに選択できます。
番組表はジャンルごとに色分けされており、見たい番組をすぐに探せるのも長所の1つ。子画面には今見ている番組が表示されるので、視聴しながら番組表をチェックできるのも便利です。
番組表を音声で確認できる、音声読み上げ機能も備わっていますよ。
チューナーは、地上・BS・110度CSに対応したものを2基搭載しています。別売のUSBハードディスクを使用すれば、裏番組の録画も可能。
録画方法も、番組表から選んでリモコンの録画ボタンを押すだけの簡単操作です。
お部屋ジャンプリンク機能を搭載しているのも注目ポイント。対応機器をLANでつなぐことで、内蔵ハードディスクやUSBハードディスクに録画した番組を、別の部屋のテレビに飛ばして視聴できます。
録画を見たい時間が家族と重なっても、それぞれの部屋で見られるのがうれしいですね。
今回は、Panasonic VIERA TH-32H300を含む一人暮らし向けテレビ全13商品を実際に用意して、比較検証レビューを行いました。
具体的な検証内容は以下のとおりです。
検証①:画質
検証②:音質
検証③:動画配信・音声操作への対応
検証④:録画機能の充実度
まずは、画質を検証します。
一人暮らしの経験のある20代の男女5名で、各テレビの画質処理性能を比較しました。検証では、以下の項目をチェックポイントとしています。
映像には、地上デジタル放送の報道番組・バラエティ番組・スポーツ番組・音楽番組の4種を使用しました。
画面全体が暗く、画質のよさはいまひとつです。「暗くてぼやけて見える」「肌ツヤが不自然な感じ」などの声が聞かれ、発色も控えめ。
映像の繊細さについては、「映像は詳細」「十分きめ細かい」との声がある一方、「髪が束に見える」「表情がわかりにくい」という人もおり、意見が分かれました。また、白い部分が飛んでしまう傾向がある点も気になります。
視野角の狭さもややネック。「角度が変わると明るさが変わる気がする」「斜めから見ると白っぽい」といった声が聞かれました。
「テロップや映像のブレがある」など、ノイズを感じた人がいたのも惜しいところです。
次に、音質を検証します。
引き続きmybestから一人暮らしの経験のある5名が参加し、音の聞き取りやすさ・立体感・迫力の3項目をチェックしました。
また、音声情報の再現度や、音楽番組の臨場感についてもあわせて評価しています。
今回検証したほか商品と比べると、音質はまずまず。「ナレーターの声が反響する」「多くの音が鳴った際にぼやけてしまう」「のっぺり感がある」など、聞きやすさはやや物足りない印象です。
一方で、音楽番組を視聴する際には、音が自然に広がるような臨場感を味わえました。ベースラインもしっかり聞こえるので、迫力もある程度期待できるでしょう。
続いて、動画配信・音声操作への対応を検証します。
動画配信や音声操作の対応是非について、検証で使用した各テレビを調査しました。
なお、動画配信サービスの対応数に関しては評価を行っておりません。
調べてみたところ、動画配信サービスは利用できませんが、音声操作には対応していました。番組名や詳細情報の読み上げ機能がついているのが便利です。
最後に、録画機能の充実度を検証します。
録画や再生時の視聴しやすさについて、以下の4項目をチェックして評価しました。
裏番組録画・早送り再生・チャプター再生機能があり、録画機能は非常に充実しています。
さらに録画した番組を別の部屋のテレビに転送できる、お部屋ジャンプリンク機能も搭載。たとえばジャンプリンクに対応したテレビをリビングで使っていれば、寝室や自室に置いたVIERA TH-32H300で再生が可能です。好きなタイミングで、録画を快適に楽しめるでしょう。
最後にほかのおすすめ商品もご紹介したいと思います。
SONYのBRAVIA KJ-32W730Eは、きめ細かな映像を映し出せるのが魅力。実際に視聴してみたところ、肌の艶感や服の素材感といった細かな部分までしっかり再現できていました。濃淡のバランスも美しく、発色も良好。リアルな画質にこだわりたい人にぴったりです。
SharpのAQUOS 2T-C32DEも解像度の高さが特徴。毛並みや服の柄まできれいに映し出し、スタッフからも好評です。音質についても、奥行きのある心地よいサウンドを楽しめました。裏番組録画やオートチャプター再生にも対応しています。
本体幅 | 72.8cm |
---|---|
本体奥行 | 8.2cm |
本体高さ | 43.4cm |
重量 | 5.6kg |
画面サイズ | 32V型 |
サイズ展開 | 32型、43型 |
画面の種類 | フルハイビジョン液晶テレビ |
パネルの種類 | 不明 |
ディスプレイの種類 | 不明 |
miniLEDバックライト搭載 | 不明 |
量子ドットパターン | |
解像度 | フルHD |
画素数 | 1920×1080 |
白輝度 | |
黒輝度 | |
最大輝度(公称値) | 不明 |
最大輝度 | |
最小輝度 | |
色の正確さ | |
色域の広さ | |
色域カバー率(公称値) | 不明 |
コントラスト比 | |
リフレッシュレート | 不明 |
応答速度 | 不明 |
HDR対応 | |
HDR調整機能 | |
HDR方式 | Dolby vision |
ALLM | 不明 |
VRR | 不明 |
4Kアップコンバート | 不明 |
倍速機能 | |
低遅延モード | 不明 |
映像処理エンジン | X-Reality PRO |
4K/120Hz対応 | |
映像モード | ダイナミック、スタンダードなど |
テレビ本体の起動時間 | |
アプリの起動時間(YouTube) | |
搭載チューナー | 地上デジタルx2、BSデジタルx2、110度CSデジタルx2 |
4Kチューナー | |
チューナーレステレビ | |
録画機能 | 外付けHDD |
同時録画数 | |
自動録画機能 | |
倍速再生機能 | |
チャプター送り機能 | |
画面分割(2画面機能) | |
DVDプレイヤー内蔵 | |
ブルーレイ内蔵 | |
接続端子 | HDMI端子、USB端子、LAN端子、ヘッドホン出力端子 |
HDMI端子数 | 2端子 |
HDMI eARC対応 | |
総合出力 | 10W |
スピーカー数 | 2基 |
Dolby Atmos対応 | 不明 |
DTS Virtual:X対応 | |
対応ネットワーク | 有線LAN、無線LAN |
スマートスピーカー連携 | なし |
OS搭載 | |
搭載OS種類 | |
映像配信サービス | YouTube、Netflix |
Bluetooth対応 | |
Bluetooth対応プロファイル | |
ミラーリング機能 | |
ショートカットボタンあり | 不明 |
音声操作可能 | |
ハンズフリー機能 | 不明 |
対話式AI音声操作機能 | 不明 |
AI画質補正機能 | 不明 |
AI音質補正機能 | 不明 |
PS5連携機能 | |
スタンド付き | |
フック付き | 不明 |
VESA規格対応 | |
壁掛け対応 | |
対応壁掛けユニット | 100×100 |
ポータブルテレビ | |
カーアダプター給電可能 | 不明 |
防水性 | 不明 |
充電式 | |
適正視聴距離(目安) | 不明 |
年間消費電力量(目安) | 62kWh |
年間消費電力量(公称値) | 62kWh |
年間電気代(目安) | 1674円 |
待機時消費電力 | 1W |
PCモニター向き | |
国内メーカー | |
カラー | ブラック |
特徴 | 不明 |
Fire TV搭載 | |
Google TV搭載 | |
ゲームモードあり |
本体幅 | 73.0cm |
---|---|
本体奥行 | 12.9cm |
本体高さ | 45.7cm |
重量 | 5.4kg |
画面サイズ | 32V型 |
サイズ展開 | 19V型、22V型、24V型、32V型 |
画面の種類 | ハイビジョン液晶テレビ |
パネルの種類 | |
ディスプレイの種類 | 直下型 |
miniLEDバックライト搭載 | 不明 |
量子ドットパターン | |
解像度 | HD |
画素数 | 1366×768 |
白輝度 | 不明 |
黒輝度 | 不明 |
最大輝度(公称値) | 不明 |
最大輝度 | |
最小輝度 | |
色の正確さ | ΔE 9.38 |
色域の広さ | |
色域カバー率(公称値) | 不明 |
コントラスト比 | |
リフレッシュレート | 不明 |
応答速度 | 不明 |
HDR対応 | |
HDR調整機能 | なし |
HDR方式 | なし |
ALLM | |
VRR | |
4Kアップコンバート | |
倍速機能 | |
低遅延モード | |
映像処理エンジン | |
4K/120Hz対応 | |
映像モード | 映画、ゲーム、PC、フォト、ダイナミック |
テレビ本体の起動時間 | 不明 |
アプリの起動時間(YouTube) | 不明 |
搭載チューナー | 地上デジタル×2、BS・110度CSデジタル×2 |
4Kチューナー | |
チューナーレステレビ | |
録画機能 | 外付けHDD |
同時録画数 | 1 |
自動録画機能 | |
倍速再生機能 | |
チャプター送り機能 | |
画面分割(2画面機能) | |
DVDプレイヤー内蔵 | |
ブルーレイ内蔵 | |
接続端子 | HDMI端子、USB端子、LAN端子、ヘッドホン出力端子 |
HDMI端子数 | 2端子 |
HDMI eARC対応 | |
総合出力 | 10W |
スピーカー数 | 2基 |
Dolby Atmos対応 | |
DTS Virtual:X対応 | |
対応ネットワーク | 有線LAN、ホームネットワーク機能 |
スマートスピーカー連携 | |
OS搭載 | 不明 |
搭載OS種類 | 不明 |
映像配信サービス | なし |
Bluetooth対応 | |
Bluetooth対応プロファイル | 不明 |
ミラーリング機能 | |
ショートカットボタンあり | |
音声操作可能 | |
ハンズフリー機能 | |
対話式AI音声操作機能 | |
AI画質補正機能 | |
AI音質補正機能 | |
PS5連携機能 | 不明 |
スタンド付き | |
フック付き | |
VESA規格対応 | 不明 |
壁掛け対応 | |
対応壁掛けユニット | AN-130AG1 |
ポータブルテレビ | |
カーアダプター給電可能 | 不明 |
防水性 | 不明 |
充電式 | |
適正視聴距離(目安) | |
年間消費電力量(目安) | 39kWh |
年間消費電力量(公称値) | 63kWh |
年間電気代(目安) | 1,053円 |
待機時消費電力 | 0.25W |
PCモニター向き | |
国内メーカー | |
カラー | ブラック |
特徴 | |
Fire TV搭載 | |
Google TV搭載 | |
ゲームモードあり |
Sharp AQUOS 2T-C32DEをレビュー!クチコミ・評判をもとに徹底検証
コンテンツ内で紹介した商品を購入すると、売上の一部がマイベストに還元されることがあります。
掲載されている情報は、マイベストが独自にリサーチした時点の情報、または各商品のJANコードをもとにECサイトが提供するAPIを使用し自動で生成しています。掲載価格に変動がある場合や、登録ミス等の理由により情報が異なる場合がありますので、最新の価格や商品の詳細等については、各ECサイト・販売店・メーカーよりご確認ください。
東芝REGZAの4Kテレビ「Z670R」と「Z670N」は、高画質と機能性で人気のモデルです。新しいテレビの購入を検討する際、最新モデルのZ670Rと、価格が魅力的な前モデルZ670Nのどちらを選ぶべきか、迷う人も多いのではないでしょうか。そこで今回は、REGZA Z670RとZ670Nのスペ...
液晶テレビ・有機ELテレビ
Hisenseの「55U8N」は、最新のMini LED技術と量子ドット技術を組み合わせることで、有機ELに迫る高画質を実現した4Kテレビです。「有機ELは価格が高いけれど、高画質なテレビがほしい」という人にとって、注目のモデルといえるでしょう。今回は、55U8Nが持つ映像技術や音響性能につい...
液晶テレビ・有機ELテレビ
寝室や書斎のセカンドテレビや、一人暮らしのメインテレビに最適な32型テレビ。東芝のテレビ事業がハイセンスに買収されたことにより、東芝のREGZAとハイセンス、どちらがいいのかと迷う人もいますよね。今回は、REGZAの「32V35N」とハイセンスの「32A4N」を、画質・音質・使い勝手・コスパと...
液晶テレビ・有機ELテレビ
REGZAのフラッグシップモデルである「Z870N」と「Z870M」は、高画質な映像体験を求めるユーザーに人気の4Kテレビです。しかし、「NとMで何が違うの?」「どちらを選ぶべき?」と、具体的な違いがわからず迷っている人も多いのではないでしょうか。そこで今回は、最新モデルのZ870Nと前モデル...
液晶テレビ・有機ELテレビ
朝のニュース番組や夜のリラックスタイムなど、毎日のように使用するテレビ。視聴できない・音が聞こえないなどのトラブルが起こると不便なので、壊れる前に買い替えたいと考える人もいるでしょう。しかし、テレビの耐用年数がどのくらいなのかわからないという人は多いのではないでしょうか。そこで今回は、液晶テレ...
液晶テレビ・有機ELテレビ