「リビングで圧倒的な臨場感を」と謳う、ヤマハ サウンドバー SR-B40A。インターネット上では「映画館のような音響を自宅に再現できた」と評判ですが、「設置場所を選ぶ」といった口コミもあり、購入を迷っている人もいるのではないでしょうか?
今回はその実力を確かめるため、以下の7つの観点で検証した結果をふまえたレビューをご紹介します。
さらに、各メーカーの新商品や売れ筋上位など人気のサウンドバーとも比較。検証したからこそわかった、本当のよい点・気になる点を詳しく解説していきます。ポイントや送料を考慮した価格比較も行いましたので、サウンドバー選びに迷っている人はぜひ参考にしてみてください。
オーディオ専門店「e☆イヤホン」の販売員として3年間勤務。オーダーメイドや高級機種なども含め、これまでに試聴したイヤホン・ヘッドホンは、のべ500種類を超える。また、音楽や環境に合わせて11種類のイヤホン・ヘッドホンを使い分けるほど、音には並々ならぬ情熱を持っている。 その後、2023年にmybestへ入社し、豊富な知識を活かしてオーディオ・ビジュアル機器のガイドを担当。「顧客のニーズを真摯に考えて提案する」をモットーに、ユーザーに寄り添った企画・コンテンツ制作を日々行っている。
すべての検証は
マイベストが行っています
目次
良い
気になる
ヤマハ サウンドバー SR-B40Aは、低音の質とボリュームを重視する人にとくにおすすめです。専用ソフトを使って低音域の音量を測ったところ、比較した全商品の平均約75dB(※2025年2月時点)を大幅に上回る、約84dBとトップクラスの大きさでした。実際に聞くと地面を揺らしているような大迫力のサウンドで、ベース・バスドラムといった楽器の聞き分けができるほど解像度も優秀です。
臨場感の高さも魅力のひとつ。左右・上下・前後のそれぞれの空間において左右で音量に差があり、音が移動するような感覚を楽しめました。「リビングで圧倒的な臨場感を」との謳い文句どおり、自宅にいながら映画館のようなサラウンド感が期待できます。人の声・セリフもクリアで聞き取りやすく、ハキハキと際立っていました。
使い勝手も良好で、音量などの設定は専用アプリで調整可能。地デジ用音声フォーマットのAACに対応し、映画からテレビ番組への切り替えもスムーズです。接続方法はHDMI・光デジタルがあり、テレビとケーブル1本で繋げられます。Bluetoothも使えるので、さまざまなデバイスと楽に接続できますよ。
一方で、カスタマイズ性は評価が伸び悩みました。上位再生フォーマットのDolby Atmosに対応し、クリアボイスモードやイコライザー機能があるのは利点。ただ比較した10万円超えの商品の多くが搭載していた自動音場補正には非対応でした。部屋の広さやレイアウトに合わせた音の自動調整はできません。
「設置場所を選ぶ」との口コミどおり、サブウーファーが大きく重い点も気がかり。サウンドバー本体は幅91cmとコンパクトですが、床にウーファー用のスペースを確保しておく必要があります。約4万円と比較的手頃ながら、「映画館のような音響を自宅に再現できた」との口コミにも頷ける音質は魅力ですが、設置しやすさ重視ならほかの商品も検討してください。
<おすすめな人>
<おすすめできない人>
JBL
まるで映画館のような大迫力サウンド!自宅の音が生まれ変わる
サウンドバーを使うメリットは、手軽かつ簡単にテレビの音に迫力を出せる点。テレビ用スピーカーはミキサー・アンプ・スピーカーなど複数の機器を組み立てる必要があるのに対し、サウンドバーなら1台で音質が向上します。自宅のテレビで手間なく映画館のような視聴体験をしたい人におすすめですよ。
今回ご紹介するヤマハ サウンドバー SR-B40Aは、サウンドバー本体にワイヤレスサブウーファーが付属する2ユニットタイプの商品。サブウーファーがあることで低音の迫力や静かなシーンでの緊張感が高まり、「まるでコンテンツの中心にいるような感覚を体感できる」と謳われています。
販売元のヤマハは、1887年に静岡県で創業した楽器メーカーです。国産オルガンの製作から設立に至り、近年では音響機器・電子部品・リゾート関連などさまざまな事業を展開。オーディオ製品はヘッドホン・AVアンプ・デスクトップオーディオなど、幅広い製品群を取りそろえています。
ヤマハが長年培ってきた技術を基に作られていることに加え、3次元の立体的な音響技術「Dolby Atmos」にも対応。両技術のかけあわせにより、サウンドに包み込まれるような感覚を体験でき、コンテンツへの没入感が高まる設計です。
便利な機能として、人の声を聞き取りやすくできるクリアボイス機能や、低音域を増強して厚みのあるサウンドを楽しめるバスエクステンション機能も搭載しています。スマホで操作できる専用アプリ「Sound Bar Remote」を使うと、トーンコントロール機能を使用可能。イコライザーで自分好みのサウンドに調整できます。
同梱品は全7点。リモコン(電池入り)・HDMIケーブル(1.5m)・電源コード(1.8m)2本・壁掛け取付用テンプレート・壁掛け取付用スペーサー(2個)・クイックガイド・セーフティガイドが付属します。取扱説明書にあたるユーザーガイドは公式サイトで確認できますよ。
ヤマハでは、以下の3種類のサウンドバーを販売しています(※2025年2月時点・公式サイト参照)。
<ラインナップ>
本品は唯一の2ユニットタイプの商品です。上位商品にあたるSR-X40Aはワンボディタイプで、ネットワーク機能を搭載し単体でSpotifyなどのストリーミングサービスを楽しめます。対してこちらはネット機能には非対応ですが、サブウーファー付きのため低音を重視する人に向いていますよ。
SR-B30Aは本品と同時期に発売され、機能性はほぼ変わりません。Dolby Atmosの対応はもちろん、アプリ操作・接続方法などもほぼ同じです。本品との大きな違いは価格とサブウーファーの有無なので、購入費用をより抑えたい人やワンボディタイプを検討している人には候補に入るでしょう。
今回はヤマハ サウンドバー SR-B40Aを含む、人気のサウンドバーを実際に用意して、比較検証レビューを行いました。
具体的な検証内容は以下のとおりです。
人気のサウンドバーを比較検証したところ、ヤマハ サウンドバー SR-B40Aには5つのよい点がありました。1つずつ解説していくので、購入を検討している人はぜひチェックしてみてください。
実際に耳で聞いても、地面を揺らしているような大迫力の低音。質・量ともに優秀で、ベースやバスドラムを聞き分けできるほど解像度もハイレベルです。「映画館のような音響を自宅に再現できた」との口コミにも納得でした。
なお、本品はウーファー付きの2ユニットタイプ。上位商品にはワンボディタイプもありましたが、低音のボリュームはサブウーファー付き商品のほうが優れている傾向がありました。集合住宅など周囲の目が気になる場所に住んでいる人には向きませんが、迫力重視の人には2ユニットタイプがおすすめといえます。
音量差が大きいと、たとえば飛行機が左から右へ移動するシーンをよりリアルに再現できます。比較したなかには本品より1~2万円ほど高価でも音がのっぺり聞こえる商品があったのに対し、こちらは映画館のように音に包まれる雰囲気を味わえるでしょう。
実際に聞くと、とくに左右・前後の表現が優秀。音場はそこまで広くありませんが、定位感が非常によく、その場にいるようなライブ感を楽しめるクオリティでした。「リビングで圧倒的な臨場感を」との謳い文句にも納得の結果です。
比較した多くの商品と同様に満足の基準とした75dBと同レベルで、テレビのスピーカーよりも明瞭で厚みのある声が期待できます。搭載しているクリアボイス機能をオンにすれば、セリフがさらに聞き取りやすくなりますよ。
実際に聞いても、人の声・セリフがクリアかつハキハキと際立って聞こえます。若干低音の大きさに埋もれるような部分があったものの、声の芯をしっかり捉えて丁寧かつきれいに表現できていました。
地デジ用の音声フォーマットであるAACに対応しているのも魅力。比較した約1/3の商品は非対応で、視聴するコンテンツに合わせて音声の設定を手動で変更する必要があったのに対し、本品はその手間がかかりません。映画からテレビ番組への切り替えをスムーズに行えました。
比較したほとんどの商品と同様に、Bluetooth接続にも対応。手元のスマホにもサッと接続して音楽を出力できますよ。専用アプリを入れる手間を省ける点もメリットといえます。なおアナログ・USB・Wi-Fi接続や、iPhoneと接続しやすいAirPlayには対応していないので注意しましょう。
ヤマハ サウンドバー SR-B40Aにはたくさんのよい点がある反面、気になる点もありました。購入を考えている人は、しっかりリサーチしておきましょう。
一方、上位再生フォーマットのDolby Atmosに対応しているのは利点です。ヘリコプターの音が頭上から聞こえるような立体的なサウンドを作れるので、アクション映画やライブ映像などに重宝するでしょう。
アプリではイコライザー機能も使用可能。小さい音量でもセリフを聞き取りやすくなるDRC機能として、クリアボイスモードも搭載されていました。ステレオ・スタンダード・映画・ゲームの4種類のサウンドモードも備わり、コンテンツや気分に合わせて手軽に音を変えられますよ。
サブウーファーが場所を取るため、置き場所を考える必要がある点もネック。サブウーファーのサイズは約奥行40×幅19cm、重量は8.1kgと重めです。「設置場所を選ぶ」との口コミどおり床にスペースがいるうえ、使用時に位置を変えたい場合は腕への負担も気になります。
一方で、サウンドバー本体はそれほど大きくありません。上位商品の多くはバー本体の幅が100cmを超えていましたが、本品は幅91cmと比較的コンパクト。奥行は13.3cm・高さは6.8cmで、テレビの脚や受信部と干渉しにくいのも利点といえます。重量も2.9kgと軽めでした。
バー自体はテレビ台に収まりやすいサイズですが、サブウーファーは視聴する位置よりも前方の床に置いたほうがよいため、部屋のレイアウトを考えたうえで購入を検討してくださいね。
チャンネル数 | 2.1ch |
---|---|
HDMI規格 | ARC、eARC |
Dolby Atmos対応 | |
AAC対応 | |
DRC機能 |
良い
気になる
入力端子 | HDMI、光デジタル、USB |
---|---|
出力端子 | HDMI |
サウンドバーのタイプ | 2ユニット |
AirPlay対応 | |
専用アプリあり | |
イコライザー機能 | |
専用リモコン付き | |
音声アシスタント対応 | |
壁掛け対応 | |
Chromecast対応 | |
DTS:X対応 |
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ヤマハ サウンドバー SR-B40Aの取扱店舗は、全国の家電量販店などです。店舗検索は公式サイトで行えますよ。
インターネットなら、Amazon・楽天市場・Yahoo!ショッピングなどのECサイトで購入可能。値段は40,000円前後(※2025年2月時点・ECサイト参照)ですが、店舗によって価格が異なります。普段使っているサイトをチェックしてお得に手に入れてくださいね。
最後にサブウーファー付きモデルを探している人に向いた、ほかのおすすめ商品をご紹介します。
JBLのBAR 1000は、映画館のような没入感を堪能できる一品。サブウーファーは大型で迫力ある低音を楽しめるうえ、2つのワイヤレスリアスピーカーも備わっています。音が前後や天井まで響き、包まれるような臨場感を味わえました。Bluetooth・Wi-Fi接続に対応しているほか、自動音場補正機能も搭載していますよ。
低音の迫力と設置しやすさを重視するなら、DENONのDHT-S517もおすすめ。低音は80.6dBものボリュームがあり、パンチや厚みだけでなくキレ・ふくよかさも感じられる心地よい響きです。左右の音量差も大きく、音の移動感をしっかり味わえました。サブウーファーは幅17.2×奥行29cmとスリムで、設置スペースも比較的少なく済むでしょう。
チャンネル数 | 7.1.4ch |
---|---|
HDMI規格 | ARC、eARC |
Dolby Atmos対応 | |
AAC対応 | |
DRC機能 |
良い
気になる
入力端子 | HDMI、光デジタル、USB |
---|---|
出力端子 | HDMI |
サウンドバーのタイプ | 2ユニット、4ユニット |
AirPlay対応 | |
専用アプリあり | |
イコライザー機能 | |
専用リモコン付き | |
音声アシスタント対応 | |
壁掛け対応 | |
Chromecast対応 | |
DTS:X対応 |
JBL BAR 1000を徹底レビュー!実際に使ってわかったよい点・気になった点は?
チャンネル数 | 3.1.2ch |
---|---|
HDMI規格 | ARC、eARC |
Dolby Atmos対応 | |
AAC対応 | |
DRC機能 |
良い
気になる
入力端子 | HDMI、光デジタル、アナログ |
---|---|
出力端子 | HDMI |
サウンドバーのタイプ | 2ユニット |
AirPlay対応 | |
専用アプリあり | |
イコライザー機能 | |
専用リモコン付き | |
音声アシスタント対応 | |
壁掛け対応 | |
Chromecast対応 | |
DTS:X対応 |
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