幅60cmのコンパクトさが特徴の、ヤマハ サウンドバー SR-C20A。インターネット上では「人の発声が聞き取りやすくなった」と評判ですが、「少しこもった音質」といった口コミもあり、購入を迷っている人もいるのではないでしょうか?
今回はその実力を確かめるため、以下の7つの観点で検証した結果をふまえたレビューをご紹介します。
さらに、各メーカーの新商品や売れ筋上位など人気のサウンドバーとも比較。検証したからこそわかった、本当のよい点・気になる点を詳しく解説していきます。ポイントや送料を考慮した価格比較も行いましたので、サウンドバー選びに迷っている人はぜひ参考にしてみてください。
オーディオ専門店「e☆イヤホン」の販売員として3年間勤務。オーダーメイドや高級機種なども含め、これまでに試聴したイヤホン・ヘッドホンは、のべ500種類を超える。また、音楽や環境に合わせて11種類のイヤホン・ヘッドホンを使い分けるほど、音には並々ならぬ情熱を持っている。 その後、2023年にmybestへ入社し、豊富な知識を活かしてオーディオ・ビジュアル機器のガイドを担当。「顧客のニーズを真摯に考えて提案する」をモットーに、ユーザーに寄り添った企画・コンテンツ制作を日々行っている。
すべての検証は
マイベストが行っています
目次
良い
気になる
ヤマハ サウンドバー SR-C20Aは、設置しやすさ・リーズナブルさを重視する人におすすめです。本体幅は60cmと非常にコンパクト。比較した多くの商品が70cm以上、なかには100cmを超えるものがあったのに対し、どのようなテレビ台にも置きやすいサイズです。重量も1.8kgと軽く設置時の負担もほとんどありません。値段も2万円以下と手頃で、購入コストも抑えられます。
使い勝手も同価格帯の商品内ではかなり優秀。操作は本体・リモコン・専用アプリで行えるうえ、映像に合わせて自動で音声の設定が切り替わるAACにも対応しています。声の聞き取りやすさも良好で、テレビ単体よりはクリア。小声のシーンでは若干ぼやけ気味ですが、ほかの帯域に埋もれることなく声の抑揚までうまく表現できていました。
一方で、包み込まれるような臨場感を味わいにくいのは気がかりです。音が移動する感覚を得られるか調べるため、専用ソフトで左右の音量差を計測すると、差分が小さく乗り物が動くような雰囲気はあまり感じられません。低音域の音量も控えめかつマスクがかったような聞こえ方で、迫力は物足りず。「少しこもった音質」との口コミは否定できない結果でした。
カスタマイズ性も低め。クリアボイス機能や4種類のサウンドモードがある点は便利ですが、自動音場補正機能はなく環境に合わせた音の最適化はできません。また、比較した半数以上の商品が備えていた上位再生フォーマットのDolby Atmosにも非対応でした。
接続方法はHDMI・Bluetooth・光デジタルに対応。HDMI接続の仕様はARCのみでeARCは使えないため、高品位な音声フォーマットが出力できない点に注意してください。本品はコンパクトかつ手頃なうえドラマなどテレビ番組の視聴には十分な音質ですが、映画やライブ映像には物足りない可能性が。音の迫力や臨場感を重視する人はほかの商品を検討しましょう。
<おすすめな人>
<おすすめできない人>
JBL
まるで映画館のような大迫力サウンド!自宅の音が生まれ変わる
サウンドバーを使うメリットは、手軽にテレビの音の響きを向上させられる点です。テレビ用スピーカーを組む場合はミキサー・アンプ・スピーカーといった機器を複数用意する必要がありますが、サウンドバーなら1台で済むものが多く省スペースかつ接続も簡単。映画鑑賞時に臨場感を出したい人や、テレビの音声を聞き取りやすくしたい人におすすめですよ。
今回ご紹介するヤマハ サウンドバー SR-C20Aは、「あらゆるスペースにフィットし、エンターテインメントを大きく飛躍させる」と謳う商品です。サブウーファー内蔵のワンボディタイプで、設置しやすいコンパクトさが魅力。テレビに限らずデスクトップPCの前にも置きやすく、壁掛けにも対応しています。
ヤマハは、1887年に静岡県の浜松で創業した楽器・音響機器ブランド。ピアノなどの楽器事業を中心に、近年では電子部品・自動車用内装部品といった幅広い事業を展開中です。なかでもオーディオ機器は、ヘッドホン・スピーカーシステム・デスクトップオーディオなど多数取りそろえています。
豊かな臨場感を楽しめるよう、バーチャルサラウンド技術を導入。画面下に本品を設置すると、左右・中央・後方の音が部屋中に広がる設計です。本体に内蔵された75mmのサブウーファーユニットとデュアルパッシブラジエーターも備わり、深みのある低音の再現にもこだわっています。
専用アプリ「Sound Bar Remote」があるのも便利です。インストールして使用すると、スマホからサウンドモード選択や音量調整が可能。このほか、人の声を聞き取りやすくするクリアボイス機能と、低音を増強するバスエクステンション機能の切り替えもできます。
カラー展開はブラック・ホワイト・レッドの全3色。付属品として、リモコン・ACアダプター・光ケーブル(1.5m)・電源コード(1.8m)・壁掛け取付用テンプレート・壁掛け取付用スペーサー(A:2個・B:2個/1シート)・スタートアップガイド・安全上のご注意が同梱されています。取扱説明書(ユーザーガイド)は公式サイトで確認できますよ。
ヤマハのサウンドバーには全5種類がラインナップ(※2025年2月時点・公式サイト参照)。そのうち本品を含む2種類は生産完了品ですが、ECサイトなどでは販売を確認できました(※2025年2月時点)。
<ラインナップ>
本品は最もコンパクトなサイズ。5種類のなかで唯一Dolby Atmosなどの上位の音声フォーマットに非対応なので性能こそ劣りますが、バーの幅が60cmと設置しやすい設計です。ほかのモデルはどれも幅90cmを超えているので、本品は設置場所を広く取れない人の候補に入るでしょう。
今回はヤマハ サウンドバー SR-C20Aを含む、人気のサウンドバーを実際に用意して、比較検証レビューを行いました。
具体的な検証内容は以下のとおりです。
人気のサウンドバーを比較検証したところ、ヤマハ サウンドバー SR-C20Aには4つの気になる点がありました。購入を考えている人はしっかりリサーチしておきましょう。
音量差が大きいと、たとえば車が左から右へ動くシーンをよりリアルに再現可能です。しかし本品は3か所の平均差分が1.21dBと小さく、満足の基準とした2dBや全体平均の約1.75dB(※2025年2月時点)を大きく下回る結果に。平均2.5dBの差分があり音に包まれるような感覚を得られた、上位商品には遠く及びませんでした。
実際に聞いても、全体的にフラットなサウンドで音の移動感は少なめです。上下の広がりはあっても左右に音が広がらず、乗り物が動くような雰囲気はあまり感じられません。「あなたの部屋に手軽な臨場感を」と謳っていますが、コンテンツによっては音場の広さに物足りなさを感じる場合があるでしょう。
「少しこもった音質」との口コミどおり、実際に聞いても音はぼやけ気味。中音に埋もれているような丸みのある低音で音の輪郭の部分が出ておらず、ほかの帯域にマスクをかけているようなサウンドでした。
帯域としては低いところまで出ていますが、解像度もあまり高くありません。ドラマ・テレビ番組には十分ですが、ライブ映像など迫力が重要なコンテンツにはあまり向かないといえます。
ルームキャリブレーション機能などの自動音場補正機能も備わっていません。部屋のレイアウトに合わせた音の調整はできず、音の広がりを重視する人には向きません。
一方で、DRC機能としてクリアボイスモードがあるのは利点。セリフやナレーションが強調され、より聞き取りやすくなります。4種類のサウンドモードも備わり、ステレオ・スタンダード・映画・ゲームから選択可能。なかでもゲームモードは、PC接続時なら音量が小さくてもサラウンド効果を発揮できる設計ですよ。
しかしHDMI接続の規格について、比較した半数以上の商品がARC・eARCの両方に対応していたのに対し本品はARCのみ。UHD Blu-rayといった高品位な音声フォーマットは使えないので覚えておきましょう。
スマホやタブレットとの接続はBluetoothに対応。アプリを入れる手間を省けますが、Wi-Fi接続とは異なり毎回接続操作を行う必要がある点には注意してください。なお、アナログ・USB・Wi-Fi接続には非対応でした。
ヤマハ サウンドバー SR-C20Aには気になる点がある反面、よい点もありました。1つずつ解説していくので、購入を検討している人はぜひチェックしてみてください。
高さも6.4cmと低く、テレビの脚や受信部と干渉しにくいといえます。重量は1.8kgと軽量なので、設置時の負担もほとんどありません。力いらずで簡単に設置や移動ができますよ。
地デジ用の音声フォーマットであるAACに対応しているのもうれしいポイント。比較した約1/3の商品は非対応でしたが、本品はたとえば映画からテレビ番組に変更する際に音声を手動で切り替える手間がかかりません。
使い勝手は同価格帯の商品内ではかなり優秀で、価格を抑えつつ使いやすいものがほしい人に向いているといえます。
ただ、実際に聞くと声自体が少しぼんやりしていたのは惜しいところ。小声のシーンでは若干聞き取りにくいこともありました。とはいえボーカルの声の抑揚はうまく表現できており、低音に埋もれることなく共存できています。
「人の発声が聞き取りやすくなった」との口コミどおり、テレビよりはクリアに聞き取れるでしょう。セリフ・言葉が強調されるクリアボイス機能もあるので、うまく活用すればさらに聞き取りやすくなりますよ。
チャンネル数 | 5.1ch |
---|---|
HDMI規格 | ARC |
Dolby Atmos対応 | |
AAC対応 | |
DRC機能 |
良い
気になる
入力端子 | 光デジタル |
---|---|
出力端子 | HDMI |
サウンドバーのタイプ | ワンボディ |
AirPlay対応 | |
専用アプリあり | |
イコライザー機能 | |
専用リモコン付き | |
音声アシスタント対応 | |
壁掛け対応 | |
Chromecast対応 | |
DTS:X対応 |
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ヤマハ サウンドバー SR-C20Aの取扱店舗は、Amazon・楽天市場・Yahoo!ショッピングなどのECサイトです。値段はショップによって異なりますが、19,000円前後で販売されています(※2025年2月時点・ECサイト参照)。価格とコンパクトさにこだわるなら、検討してみてください。
最後に、音に包み込まれるような感覚を得られた商品をご紹介します。
JBLのBAR 1000は、映画館のような迫力あるサウンドが魅力。サブウーファーやリアスピーカーからも音を出せるため、前後や天井に響いて立体感のる雰囲気を楽しめます。低音も大迫力で、音質は申し分ありません。スマホやタブレットとはBluetooth・Wi-Fiのどちらでも接続できますよ。
購入コストを抑えたい人には、DENONのDHT-S218もおすすめです。ワンボディタイプながら音が移動するような雰囲気を味わえ、映画館のような臨場感ある視聴体験ができました。セリフもクリアで聞き取りやすく、声の強弱まで再現できています。声の聞こえにくさに悩んでいる人にもよいでしょう。
チャンネル数 | 7.1.4ch |
---|---|
HDMI規格 | ARC、eARC |
Dolby Atmos対応 | |
AAC対応 | |
DRC機能 |
良い
気になる
入力端子 | HDMI、光デジタル、USB |
---|---|
出力端子 | HDMI |
サウンドバーのタイプ | 2ユニット、4ユニット |
AirPlay対応 | |
専用アプリあり | |
イコライザー機能 | |
専用リモコン付き | |
音声アシスタント対応 | |
壁掛け対応 | |
Chromecast対応 | |
DTS:X対応 |
JBL BAR 1000を徹底レビュー!実際に使ってわかったよい点・気になった点は?
チャンネル数 | 7.1ch |
---|---|
HDMI規格 | ARC、eARC |
Dolby Atmos対応 | |
AAC対応 | |
DRC機能 |
良い
気になる
入力端子 | HDMI、光デジタル、アナログ、USB |
---|---|
出力端子 | HDMI |
サウンドバーのタイプ | ワンボディ |
AirPlay対応 | |
専用アプリあり | 不明 |
イコライザー機能 | |
専用リモコン付き | |
音声アシスタント対応 | |
壁掛け対応 | |
Chromecast対応 | |
DTS:X対応 |
DENON サウンドバー DHT-S218の口コミ・評判は?実際に使ってよい点・気になる点を徹底レビュー!
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