




防水性の高さや蒸れにくさ、持ち運びやすさが気になるワークマン イナレムストレッチレインスーツ。実際に購入しないとわからず、迷っている人もいるのではないでしょうか?
そこで今回は、実際にワークマン イナレムストレッチレインスーツを徹底検証しました。登山用レインウェア18商品の中で比較してわかったワークマン イナレムストレッチレインスーツの実力をレビューしていきます。登山用レインウェアの選び方も紹介しているので、購入を検討中の人はぜひ参考にしてみてくださいね!

アウトドア用品・自転車・スポーツ用品・PC本体・PC関連用品など、幅広いジャンルのコンテンツ制作に携わる。「専門性をもとにした調査・検証を通じ、一人ひとりに合った選択肢を分かりやすく提案すること」をモットーに、コンテンツ制作を行なっている。
すべての検証は
マイベストが行っています
目次
| 重量(実測) | 328g(Lサイズ・ジャケットのみ) |
|---|---|
| 耐水圧(実測) | 21,006mm(JIS L 1092 B法 高圧法) |
| 透湿度(実測) | 3,576g/m2/24h(JIS L 1099 A-1法) |
| メンブレン. | INAREM |
安価で高性能なキャンプ用品で、人気が急上昇しているワークマン。本格的な登山ブランドの商品にも負けない高スペックな商品を、圧倒的な低価格で販売しています。「イナレムストレッチレインスーツ」もそのひとつで、公称の耐水圧20,000mm・透湿度25,000g/m2/24hというスペック。ゴアテックスにも匹敵するのではないか?とも話題となった商品です。
耐水圧は公称値を上回る21,006mmを記録。防水性は登山用途でも十分といえるレベルです。場所によっては普通のファスナーを使用したり、止水テープを省略したりしていますが、当て布をして浸水を防ぐ工夫がされています。
実測での透湿度は3,576g/m2/24h。公称値との差はおそらく計測方法の違いから生まれており、A-1法での測定値では比較的高い数値です。MILLETのTYPHON 50000やモンベルのドライテックに勝る透湿性で、価格差を考えると驚きのスペックといえます。一方でゴアテックスやfinetrackのエバーブレスには及ばず、高評価には至りませんでした。
蒸れにくさに大きく影響するベンチレーションがなく、また手首・裾が内蔵のゴムで常にぴったりフィットするため、ウェア内部の空気を換気しにくい点はデメリット。生地自体の性能は悪くありませんが、着用時の蒸れを感じやすい商品でした。
評価を大きく下げたのは、フードやポケットなどの使い勝手。フードにはゴムが内蔵されており、何も操作しなくても自然とある程度フィットするのは魅力ですが、自分の顔に合わせて調整できないため、首周りに隙間ができる可能性があります。軽量化のため同様の構造を採用している商品もありますが、本製品の重量では使い勝手を優先させたほうが総合的に活躍の場が広がったでしょう。
ポケットの位置がザックと干渉するうえ、口が狭く雨除けのカバーが邪魔で使いにくい点もデメリット。止水ではないファスナーを使用しているため防水性を高める工夫と考えられますが、登山での使い勝手はよいとはいえません。
シルエットは比較的ゆとりがあり、多くの日本人にフィットするでしょう。ストレッチ性がある生地なので、着心地がよい点もメリットです。
各所にコストダウンをしている部分も散見されますが、それは圧倒的な低価格を実現している企業努力の跡でもあります。登山用途としてはマイナス面も多い商品ですが、安かろう悪かろうという商品でもありません。登山専用ではなく汎用的なアウトドアジャケットがほしいなら、デメリットも理解したうえで選択肢に入れてほしい商品です。
実際にワークマン イナレムストレッチレインスーツと比較検証を行った商品の中で、各検証項目でNo.1を獲得したものをピックアップしました。
ワークマン イナレムストレッチレインスーツよりも高い評価を獲得した商品も!ぜひこちらも検討してみてくださいね。
MILLET MOUNTAIN GROUP
しなやかな着心地と十分な防水性・透湿性。街中でも活躍
MILLET MOUNTAIN GROUP
超軽量で防水性が高い。U.L.ハイクやトレランにおすすめ
マイベストが検証してわかったワークマン イナレムストレッチレインスーツの特徴は、ひとことでまとめると「ストレッチが効いた着心地。登山用の機能が乏しいのが惜しい」です。
実際、たくさんある登山用レインウェアの中で、防水性の高さや蒸れにくさ、持ち運びやすさは商品によってどのくらい差があるのか気になりますよね。ここからは、ワークマン イナレムストレッチレインスーツを含む登山用レインウェアの検証方法や、自分に合った登山用レインウェアを選ぶためのポイント、検証で高評価を獲得した商品を紹介していきます。
マイベストでは「台風並みの暴風雨では多少濡れるが、行動に問題ない程度の防水性を有する」ものをユーザーが満足できる商品とし、以下のそれぞれの項目のスコアの加重平均でおすすめ度をスコア化しました。
マイベストでは「 雨の日の夏の樹林帯をレインウェアを着用しながら中程度の強度で1時間行動すると、レインウェアのなかが濡れるが快適さは損なわれずに使用できる」ものをユーザーが満足できる商品とし、以下のそれぞれの項目のスコアの加重平均でおすすめ度をスコア化しました。
マイベストでは「1gでも減らしたい山行では若干のもどかしさは感じるものの、十分満足してもちはこべる重さ」のものをユーザーが満足できる商品とし、以下のそれぞれの項目のスコアの加重平均でおすすめ度をスコア化しました。
使い勝手のよい商品としてユーザーがとても満足できる基準を「夏山登山で快適に使用できる機能が網羅され、ユーザーに配慮した独自の工夫がある商品」とし、以下の方法で各商品の検証を行いました。
マイベストでは「藪漕ぎで使っても2シーズン前後は持つ耐久性」のものをユーザーが満足できる商品とし、以下のそれぞれの項目のスコアの加重平均でおすすめ度をスコア化しました。
すべての検証は
マイベストが行っています
| 重量(実測) | 328g(Lサイズ・ジャケットのみ) |
|---|---|
| 耐水圧(実測) | 21,006mm(JIS L 1092 B法 高圧法) |
| 透湿度(実測) | 3,576g/m2/24h(JIS L 1099 A-1法) |
| メンブレン. | INAREM |
良い
気になる
| 身幅(実測) | 58cm |
|---|---|
| 裄丈(実測) | 84cm |
| 着丈(実測) | 65cm |
| 素材 | ポリエステル |
| 耐水圧 | 20,000mm |
| 透湿度 | 25,000g/m2/24h |
| 収納袋付き | |
| フードの調整機能 | |
| ヘルメットの上から被れるフード |
登山用レインウェアの検証で上位を獲得した商品をご紹介します。ワークマン イナレムストレッチレインスーツ以外にも、ぜひ以下のおすすめ商品も検討してみてくださいね。
| 重量(実測) | 298g |
|---|---|
| 耐水圧(実測) | 23,250mm(JIS L 1092 B法 高圧法) |
| 透湿度(実測) | 5,160g/m2/24h(JIS L 1099 A-1法) |
| メンブレン. | ティフォン |
良い
気になる
| 身幅(実測) | 56cm |
|---|---|
| 裄丈(実測) | 90cm |
| 着丈(実測) | 72cm |
| 素材 | ナイロン |
| 耐水圧 | 30,000mm |
| 透湿度 | 50,000g/m2/24h |
| 収納袋付き | |
| フードの調整機能 | |
| ヘルメットの上から被れるフード |
| 重量(実測) | 261g |
|---|---|
| 耐水圧(実測) | 20,802mm(JIS L 1092 B法 高圧法) |
| 透湿度(実測) | 5,472g/m2/24h(JIS L 1099 A-1法) |
| メンブレン. | スーパードライテック |
良い
気になる
| 身幅(実測) | 56cm |
|---|---|
| 裄丈(実測) | 88cm |
| 着丈(実測) | 67cm |
| 素材 | ナイロン |
| 耐水圧 | 20,000mm以上 |
| 透湿度 | 40,000g/m2/24h |
| 収納袋付き | |
| フードの調整機能 | |
| ヘルメットの上から被れるフード |
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