ワークマン一択…じゃなかった!自転車通勤派もママチャリ派も「カジメイク」のレインコートを知ってほしい【35商品比較】
「世にあふれる数々の商品のなかから一体どれを選べばいいの?」という疑問に答えるべく、"1番いいもの"を探して日々検証している『マイベスト』。のべ3万2000点もの商品を使い比べたなかから、テーマ別にベストバイ・アイテムを紹介していくのが本特集です。
今回は「#梅雨対策」をテーマに、自転車用レインコート35商品の比較検証で上位になったおすすめの商品をピックアップ。
「雨の日の保育園や幼稚園への送迎をラクにしたい!」「大事なスーツを濡らさずに通勤したい!」というすべての人に注目してほしいアイテムです。「こんなに濡れないんだ!」と驚くような商品が、雨の日を快適にしてくれますよ!
本コンテンツの情報は公開時点(2025年5月27日)のマイベストの情報をもとに執筆しております。また、本コンテンツ内の価格情報はすべて税込みで表記しております。

世の中には「まだ知らない良いもの」がたくさん。マイベマガジン編集部は、商品比較サービス「マイベスト」の情報をベースに、知ると暮らしがより便利になるアイテムや情報をお届けしていきます。
レインコート35商品を集めて徹底検証しました!
自転車で外出するのに、あいにくの雨。濡れたくないけど、外出しないわけにはいかない……。
雨が避けられない日が増えるこの時期、ほぼ毎日自転車に乗る自転車ユーザーにマストなのが自転車用レインコート。自転車を漕いでも邪魔にならず、しっかり雨から守ってくれるのがメリットです。
いよいよ突入する梅雨シーズンを前に、「保育園の送り迎え用にレインコートを新調したい」「自転車通勤時にスーツを濡らしたくない」「学校に行く前に制服が濡れるのをどうにかしたい」と、購入を検討している人もいるのではないでしょうか?
また、かつては罰則が厳しくなかった傘差し運転ですが、現在では禁止とする自治体が多くなっています。
さらに2026年4月からは道路交通法の改正により、全国で傘差し運転に対し青切符が適用され反則金が課されるようになります。より広い人にとってレインコートは必須のアイテムになっているのです。
そこで、ワークマンやミズノ、wpc.をはじめとした自転車用レインコート35商品を集めて「防水性」はもちろん「露出の少なさ」「蒸れにくさ」など4項目を検証しました。
35商品を比べてわかったのは、保育園への送迎や買い物など、比較的短時間で利用する人と、通勤や通学など長時間の移動で濡れにくさを求める人では選ぶべき商品が違うということ。
ここからは、「送迎・買い物派」「通勤・通学派」の人が、それぞれどんなポイントをチェックすれば満足度の高い一着に出会えるのか?を深掘りしていきます。
【ポイント①】サッと羽織るなら「レインコート」、とにかく濡れたくないなら「レインスーツ」を選ぶ!
洋服のように身につける雨具は一般に「レインコート」と呼ばれますが、その形状はさまざま。購入時にはメーカー名やデザインが気になるかもしれませんが、まずチェックすべきは「形状」なんです。
大きく分けて「レインコート」「レインスーツ」のほか、「ポンチョ」などの形状があり、形状によって、露出の少なさや脱ぎ着のしやすさが大きく変わってきます。
一般的な「レインコート」は、フード付きのトップスのみのタイプ。上着感覚でサッと脱ぎ着できて、ファッション性が高いものも豊富です。羽織りやすいので、出先で雨が降ってきたときにもソク対応できます。
「レインスーツ」は、トップスにパンツが加わったもの。脱ぎ着の手間はかかりますが、スーツや制服などのズボンも覆うことができるため、より濡れにくさを重視する人や、長時間の移動にぴったりです。
ちなみに「ポンチョ」は、サッと羽織れる上にカゴに入った荷物まで覆いやすいというメリットがありますが、露出が大きく雨に対する防御力は低めです。
「サッと脱ぎ着できるのが一番!」ならレインコート、「ズボンまでしっかり守りたい!」ならレインスーツ。まずこの2択を見極めることで、快適な一着にたどり着けます。
【ポイント②】さらに快適に使うなら「防水」「視界良好」「蒸れにくさ」を重視
検証の結果、気になる生地自体の「防水性」については、ほとんどの商品が十分に優秀な性能を発揮しました。むしろ濡れにくさを左右するのは、雨の侵入を防ぐ細かい工夫があるかどうかです。
いくら防水性の高い生地を使っていたとしても、隙間から雨が入ってきてしまったり、裾がめくれてしまっては雨を防ぎ切ることができません。
そこで注目したいのが、特に雨が入り込みやすい「口元」「袖」「裾」の3箇所。フードや袖の絞りを微調整できるモデルや、長めの丈で風が吹いてもはだけにくいモデルなら、こうした箇所からの水の侵入をしっかり防いでくれます。
ファスナーや縫い目から雨が染み込まないよう、ファスナーにカバーが付いていて、縫い目に止水テープが貼ってあるモデルを選べば、濡れにくさがさらにアップ。
加えて、走行中に雨風に当たっても視界を遮らないバイザーやフード、夏でも蒸れにくい防水透湿素材が使われていればカンペキです。より快適に、雨を気にせず走れちゃいます!
- おすすめスコア:★4.70(1位 /35商品中)
- 防水性:★5.00
- 露出の少なさ:★4.59
- 快適に走れる機能:★4.60
- 蒸れにくさ:★4.58
保育園・幼稚園の送り迎えや近所での買い物におすすめの一着が、カジメイク「AME TO HARE 3レイヤーステンカラーコート AH-300」です。
防水性はもちろん、快適に走れる機能や蒸れにくさなど全項目で高評価を獲得。ぱんつの付いていないレインコートタイプなので、慌ただしい送り迎え時にもサッと脱ぎ着が可能です。
15,000mmの耐水圧を持つ防水性の高さに加え、縫い目やファスナーの止水処理もしっかり行われています。
裾が長めに作られているため、ひざ下もしっかりガード。レインコートタイプながら足元にまで配慮されているのがうれしいポイントです。
水を通さず水蒸気(湿気)だけを通す防水透湿素材を使用しており、透湿度は25,000g/㎡/24hと、高級アウトドアウェア並みの水準です。
サラサラとした肌当たりのニット地で作られた裏地を採用しているため、「半袖やノースリーブの時に着ると貼りついちゃう…」というイライラも解消。
また、適度な硬さと大きさのバイザーも相まって、まるで小さな傘をさしているかのような安心感。
フード部分だけが独立して回転するという特殊な構造のため、フードを被った状態で振り返っても視界を遮りにくいのも特徴。お子さんの安全確保の面でも安心です。フード周りを調整することができるので、気になる顔周りの雨の侵入も防いでくれます。
登園時の準備だけでなく、お迎えついでの買い物や、送迎途中で雨が降り出した時にも重宝。
さらに、雨の日でなくてもジャケット代わりに羽織れるようなデザイン性の高さなので、もはや晴れの日から上着として着用してもOK。
とにかくママチャリユーザーの「こういうのが欲しかった!」に応えてくれるアイテムです。
- おすすめスコア:★4.53(2位 /35商品中)
- 防水性:★5.00
- 露出の少なさ:★5.00
- 快適に走れる機能:★4.30
- 蒸れにくさ:★4.05
足首までしっかり覆ってくれて、とにかく濡れないレインスーツを探しているなら、シャワーの水をかけて検証を行っても胸や肩を含めどこからも浸水しなかったこの商品が最有力候補!
その秘密は、足首・手首をしっかりと覆えることに加え、ファスナーのカバーや縫い目の止水テープで浸水を防いでいること。手首に付いた面ファスナーで雨の侵入を防ぐなど、露出部分や雨が染み込む箇所を徹底的に少なくしてあります。
硬めのクリアバイザー付きで視界を確保しやすく、フードはドローで絞れるので、顔に雨が当たるのも防げます。「AME TO HARE 3レイヤーステンカラーコート AH-300」と同様にフード部分が独立して回転するので、左右に振り向いたときも視界を遮りにくく安心です。
走行風にあおられてもバタつきにくく、車輪にコートが巻き込まれにくいのもうれしいポイントです。
蒸れにくさの点では「AME TO HARE 3レイヤーステンカラーコート AH-300」に譲りますが、裏地のメッシュなどによって着心地にも配慮されています。
スーツや制服のズボンを濡らさずに通勤・通学したい人はもちろん、スピードが出やすいスポーツ自転車で車道を走る人にもまずおすすめしたいアイテムです。
全身しっかり覆える1着を探しているなら、ぜひこちらを選択肢に入れてみてくださいね。
全35商品を使い比べた検証コンテンツも要チェック!
「話題のワークマンのレインコートも気になる!」「カゴの荷物も覆えるポンチョタイプってどうなの?」と気になった人は、マイベストの検証コンテンツも要チェック!
全35商品のランキングや詳しい選び方も載っているのでぜひ読んでみてくださいね。