シャープ FN1ライン 4K液晶テレビ 4T-C65FN1を検証レビュー！65インチテレビの選び方も紹介

2016年に台湾の鴻海精密工業の傘下となったシャープの4K液晶テレビ 「4T-C65FN1」。2023年のフラッグシップ4K液晶テレビで、独自のリフレクター構造によって聞き取りやすいサウンドを実現したと謳っています。

画質は派手すぎない適度なバランスの色使いで、長時間集中して見ていても疲れにくい印象。一方で、映像エンジンによる解像度アップコンバートはマイルドで、全体的にぼやっと感じてしまうこともありました。

地デジの番組を再生した際には、派手なスタジオセットも適度に落ち着いた色で再現されていたものの、画面全体が少し白みがかって見えるのが気になりました。スポーツとの相性はよくなく、全体が白っぽいうえに残像も強く出ているので、輪郭がはっきりとせず解像感が低く見えることも。映画の暗いシーンでは、黒が少し明るく浮いて青味を帯びて感じる場面もありました。

音質の評価は良好で、体に響くようなパワーのある低音が特徴。また、音が体に降り掛かってくるような臨場感に加え、音が左右に回り込んでくる立体感もありました。声もクリアでセリフが聞きとりやすいので、映画視聴に向いている製品といえます。

動作は全体的に高速で、本体や各アプリの起動もスムーズ。待たされていると感じることなく、サクサクと快適に操作できました。