



ヒートシンク付きで放熱性を高めているのが特徴のPS5対応SSD、Hanye PCIe NVMe M.2 SSD HE70-2TBNHS1。高評価な口コミが多い一方で、「熱のこもり方がものすごい」と気になる評判もあり、購入をためらっている人もいるのではないでしょうか。
今回はその実力を確かめるため、以下の4つの観点で検証した結果をふまえたレビューをご紹介します。
さらに、各メーカーの新商品や売れ筋上位など人気のPS5対応SSDとも比較。検証したからこそわかった、本当のよい点・気になる点を詳しく解説していきます。ポイントや送料を考慮した価格比較も行いましたので、PS5対応SSD選びに迷っている人はぜひ参考にしてみてください。

筑波大学芸術専門学群卒業後、芸術制作で使用していたPCをはじめとする多くのデジタルデバイスやソフトウェアに関する知識を活かそうと大手家電量販店に入社。販売員としてPCだけでなくプリンター・ルーターなどPC周辺機器の販売や、インターネット・格安SIMなど通信サービスの提案など、PCに関する販売・契約を総合的に担当、自身の担当顧客に合ったPC環境を真摯に考え、販売ノルマや利益にとらわれず提案してきた。 その後2022年にマイベストへ入社し、PCや周辺機器の専門ガイドを担当。富士通やDellのような大手メーカー製PCだけでなく様々なデジタルデバイスに関する経験・知識を活かし、PCや周辺機器選びに困ったユーザーに寄り添う企画・記事制作を心がけている。
すべての検証は
マイベストが行っています
本コンテンツに記載の検証結果は2025年11月までの情報です
目次
| 容量 | 2TB |
|---|---|
| 最高温度 | 45℃ |
| ランダムなデータの読み込み速度 | 平均738.93MB/s |
| ランダムなデータの書き込み速度 | 平均280.20MB/s |
Hanye PCIe NVMe M.2 SSD HE70-2TBNHS1は、高性能かつ手頃な価格のPS5対応SSDがほしい人におすすめです。とくに冷却性能に優れており、内部には放熱性を高めるアルミ製のヒートシンクを搭載しています。実際に64GBのデータを読み書きしたときの本体温度は最高45.0℃と、比較した全商品の平均53.09℃(※)よりも低くなりました。
読み込み速度もスピーディです。1GBのデータを読み込んだところ、ベンチマークスコアはシーケンシャル速度(連続したデータの移動時)が6609.62MB/s・ランダムアクセスの速度(不規則なデータの移動時)が738.93MB/sを記録。シーケンシャル速度はメーカーの公称値7450MB/sに届かないものの、最新ゲームのプレイに支障はありません。
書き込み速度を調べると、シーケンシャル速度は5794.10MB/sと比較した全商品の平均5532.77MB/s(※)を上回りました。ただし、ランダムアクセスの速度は280.20MB/sと全体平均の334.69MB/s(※)よりも遅くなったため、ゲームデータの保存をするときは少し時間がかかる可能性があります。
ゲームのプレイ時には、起動までの待ち時間が気になりません。実際にPS5にてゲームソフト「エルデンリング」をプレイしたところ、平均12.68秒で起動したことを示す「FROM SOFTWER」の文字が表示されました。本品をつないでも起動時間への影響は少ないといえます。
ECサイトでの販売価格が容量2TBで17,500〜20,000円とリーズナブルなのもうれしいポイントです。比較したほかの商品には、同容量で35,000円を超えるものもありました。「熱のこもりがものすごい」との口コミに反して放熱性に優れているかつ読み書き速度も速いため、この機会にぜひ購入を検討してみてください。
2025年1月時点
<おすすめな人>
<おすすめできない人>
SSDとは、PS5内にセットし容量を増やす機器のこと。PS5に初期搭載されているSSDは825GBのため、ゲームを6本程度インストールしただけでいっぱいになってしまいます。SSDを増設すれば容量が追加されるだけでなく、処理能力もアップし起動時間やロード時間の短縮が期待できますよ。
今回ご紹介するPCIe NVMe M.2 SSD HE70-2TBNHS1は、フラッシュメモリなどの開発・製造を行うHanyが販売するSSD。快適にデータの転送を行えるよう、インターフェースにPCIe Gen4技術を用いているのが特徴です。「従来のPCIe 3.0の2倍のデータ転送速度を実現する」と謳っています。
PCの起動やアプリ・ファイルの立ち上げをすばやくする、3D NAND TLCフラッシュという技術を採用しているのも魅力です。社内テスト時の読み込み速度(シーケンシャル速度)は7450MB/sを記録しており、PS5が提示するストレージの拡張要件である最大5500MB/sをクリアしています。
長く使い続けられるよう、ドライブの自己診断機能「S.M.A.R.T」も搭載。本体の使用状況を効率よく把握できるため、故障のリスクを減らせます。耐衝撃性・耐振動性にも配慮しており、日常的な衝撃や落下に強い設計です。
容量は1TB・2TB・4TBの全部で3種類から選べます。メーカーによる5年間の保証がついているのも心強いですね。なお、詳しい商品情報は以下のとおりです。
検証で使用したHE70シリーズとHE80モデルの違いは、おもに読み書き速度・容量展開です。HE70シリーズの読み込み速度は最大7450MB/s・書き込み速度は6700MB/sなののに対し、HE80は読み込み速度が最大7400MB/s・書き込み速度が最大6500MB/sと少し処理性能に差があります。
またHE80は容量が2TBのみの展開のため、たくさんのゲームをプレイできる状況にしておきたい人には不向きです。
一方で、モデル数が豊富なのは魅力。本体単体・グラシェン放熱シート付き・ヒートシンク搭載・ヒートシンク付属の4種類が販売されているので、将来的にSSDをPS5以外の用途で使いたいと考えている人には候補になるでしょう。
今回はHanye PCIe NVMe M.2 SSD HE70-2TBNHS1を含む、人気のPS5対応SSDを実際に用意して、比較検証レビューを行いました。
具体的な検証内容は以下のとおりです。
人気のPS5対応SSDを比較検証したところ、Hanye PCIe NVMe M.2 SSD HE70-2TBNHS1には4つのよい点がありました。1つずつ解説していくので、購入を検討している人はぜひチェックしてみてください。
読み込みのベンチマークスコアは申し分ありません。実際に1GBのデータを読み込んだところ、シーケンシャル速度(連続したデータの移動時)は平均6609.62MB/sを記録。公称値の7450MB/sには届かなかったものの、比較した全商品の平均である6332.27MB/s(※)は上回りました。
ランダムアクセスの速度(不規則なデータの移動時)は比較した全商品の平均670.46MB/s(※)を大きく超える、平均738.93MB/sでした。最新のゲームにも対応でき、画面の切り替わりやセーブデータの読み込みをスムーズに行えるでしょう。
2025年1月時点
書き込み速度のベンチマークスコアも良好な結果に。先ほどと同様に1GBのデータを書き込んだときのシーケンシャル速度は5794.10MB/sと、比較した全商品の平均5532.77MB/s(※)を超えました。公称値の6,700MB/sには到達しませんでしたが、処理スピードは速いといえます。
しかしランダムアクセスの速度は280.20MB/sと、比較した全商品の平均である334.69MB/s(※)を下回りました。ゲームデータの保存など本体への書き込み作業をするときは少し時間がかかる可能性があります。
2025年1月時点
実使用時にゲームソフトをすばやく起動できたのも利点です。実際にPS5でゲームソフトの「エルデンリング」をプレイしたところ、起動したことを示す「FROM SOFTWER」の文字が表示されるまでの時間は平均12.68秒でした。
12.3秒ほどで起動した上位商品にはおよびませんが、待ち時間はそれほど気になりません。接続したことでゲームの起動時間が遅くなる心配は少ないでしょう。
冷却性能の高さでは、比較した全商品のなかでもトップクラスの評価を獲得(※)。口コミの「熱のこもり方がものすごい」との指摘に対し、実際に64GBのデータを読み書きした際の本体の最高温度は平均45.0℃と、比較した全商品の平均53.09℃(※)よりも抑えられていました。
2025年1月時点
熱を吸収して空気中に発散する役割をもつアルミ製のヒートシンクを内蔵しており、放熱性に優れています。負荷が高いデータを処理しても温度が上昇しにくいため、熱のこもりによる故障のリスクを軽減したい人におすすめです。
価格の安さも魅力です。比較したほかの商品には容量2TBで価格が35,000円を超えるものもありましたが、本品のECサイトでの販売価格は17,500〜20,000円程度で手頃でした(※2025年1月時点)。
高性能ながらリーズナブルな価格で手に取りやすいため、PS5対応SSDをはじめて購入する人にも向いています。
デメリットはないのか確認したところ、とくに気になる点はありませんでした。マイベストが自信を持っておすすめできるPS5対応SSDなので、ぜひ購入を検討してみてください。
| 容量 | 2TB |
|---|---|
| 最高温度 | 45℃ |
| ランダムなデータの読み込み速度 | 平均738.93MB/s |
| ランダムなデータの書き込み速度 | 平均280.20MB/s |
良い
気になる
| インターフェース | PCI Express 4.0 |
|---|---|
| 読み込み速度(公称値) | 7450MB/s |
| 書き込み速度(公称値) | 6700MB/s |
| 読み込み速度(検証時) | 平均6609.62MB/s |
| 書き込み速度(検証時) | 平均5794.10MB/s |
| ゲームの起動時間(エルデンリング) | 平均12.47秒 |
| 設置方式 | 内蔵 |
| ヒートグラフェン付き |
※ランキングは、購入時に取得できるポイントを考慮した実質価格で作成しています。
22,980円
(最安)
販売価格:22,980円
ポイント:0円相当
送料無料

(1,124件)
24,571円
(+1,591円)
販売価格:24,571円
ポイント:0円相当
送料別
25,980円
(+3,000円)
販売価格:25,980円
ポイント:0円相当
送料無料
(14,015件)
25,988円
(+3,008円)
販売価格:25,988円
ポイント:0円相当
送料無料
(139,442件)
28,586円
(+5,606円)
販売価格:28,586円
ポイント:0円相当
送料無料
(2,025件)
30,111円
(+7,131円)
販売価格:30,387円
ポイント:276円相当
送料別
30,507円
(+7,527円)
販売価格:30,786円
ポイント:279円相当
送料別
Hanye PCIe NVMe M.2 SSD HE70-2TBNHS1は、Amazon・楽天市場・Yahoo!ショッピングといったECサイトにて購入できます。コスパのよいアイテムなので、検証結果を参考にぜひ検討してみてください。
PS5への取りつけ時には、事前にPS5のソフトウェアが最新であることを確認しましょう。最新にアップデートした状態で取り付けているすべてのケーブルと機器を外し、熱が冷めるまで待ちます。準備が整ったら、以下の方法で取り付けてください。
<取りつけ方法>
①PS5本体底部のカバーを取り外す
②スロットカバーのネジを回し、カバーも外す
③「110」と書かれた穴にあるネジとスペーサーを取り外す
④③で取り外したスペーサーを「80」と書かれた穴に取りつける
⑤斜め上の角度からスロットにSSDを差し込む
⑥しっかり差し込めたら、③で取り外したネジで固定する
⑦本体底部のカバーを取りつける
(参照:Hanye公式サイト)
最後に、より高性能でスピーディに読み書きできる商品をご紹介します。
より快適にゲームを楽しみたいなら、Seagate FireCuda 530 SSDがおすすめです。ランダムアクセスの速度は、読み込みで719.48MB/s・書き込みで346.43MB/sとどちらも高速。データのロードやゲームのダウンロード時間の短縮が期待できます。ヒートシンク内蔵で熱がこもりにくいため、故障や速度低下の心配も少ないでしょう。
| 容量 | 2TB |
|---|---|
| 最高温度 | 70℃ |
| ランダムなデータの読み込み速度 | 1000000MB/s |
| ランダムなデータの書き込み速度 | 1000000MB/s |
良い
気になる
| インターフェース | PCI Express 4.0 |
|---|---|
| 読み込み速度(公称値) | 7300MB/s |
| 書き込み速度(公称値) | 6900MB/s |
| 読み込み速度(検証時) | 7300MB/s |
| 書き込み速度(検証時) | 6900MB/s |
| ゲームの起動時間(エルデンリング) | 不明 |
| 設置方式 | 内蔵 |
| ヒートグラフェン付き |
Seagate FireCuda 530 SSD ZP2000GM3A023の口コミ・評判は?実際に使ってよい点・気になる点を徹底レビュー!
コンテンツ内で紹介した商品を購入すると、売上の一部がマイベストに還元されることがあります。
掲載されている情報は、マイベストが独自にリサーチした時点の情報、または各商品のJANコードをもとにECサイトが提供するAPIを使用し自動で生成しています。掲載価格に変動がある場合や、登録ミス等の理由により情報が異なる場合がありますので、最新の価格や商品の詳細等については、各ECサイト・販売店・メーカーよりご確認ください。