放熱性に優れたヒートシンクを搭載しているのが魅力のPS5対応SSD、Monster Storage NVMe ヒートシンク付きSSD MS950G70PCIe4HS-04TB。高評価の口コミが多くみられる一方で、「熱暴走でゲームが落ちる」といった気になる評判もあり、購入を迷っている人もいるのではないでしょうか?
今回はその実力を確かめるため、以下の4つの観点で検証した結果をふまえたレビューをご紹介します。
さらに、各メーカーの新商品や売れ筋上位など人気のPS5対応SSDとも比較。検証したからこそわかった、本当のよい点・気になる点を詳しく解説していきます。ポイントや送料を考慮した価格比較も行いましたので、PS5対応SSD選びに迷っている人はぜひ参考にしてみてください。
新卒でPC周辺機器・スマホアクセサリー・カーアクセサリーを取り扱うメーカーに入社。法人営業・広報を担当し、商品開発にも携わる。2023年2月にマイベストに入社し、モバイルバッテリーやビデオカメラなどガジェットやカメラの比較・コンテンツ制作を経験。現在では、家電・カーバイク用品など幅広いジャンルのコンテンツ制作に携わる。「専門性をもとにした調査・検証を通じ、一人ひとりに合った選択肢を分かりやすく提案すること」ことを心がけて、コンテンツ制作を行っている。
すべての検証は
マイベストが行っています
目次
良い
気になる
Monster Storage NVMe ヒートシンク付きSSDは、ゲームを快適にプレイしたい人におすすめです。熱を放出するヒートシンクを搭載しており、冷却性能は優秀。実際に64GBのデータを移動したあとの温度を測定すると、比較した商品内には70℃近いものもあったなか、平均43.67℃と抑えられていました。「熱暴走でゲームが落ちる」との口コミに反して、熱はこもりにくいといえます。
読み込み速度のベンチマークマークスコアも良好です。1GBのデータを移動させた際のソーケンシャル速度(連続したデータの移動時)は公称値の7,100MB/sには届かないものの、数値は6589.95MB/sと高速。ランダムアクセスの速度も739.36MB/sと、比較した全商品の平均670.46MB/s(※)を超えていました。
書き込み速度も速く、ランダムアクセスの速度は338.89MB/sとほかの商品と比べても悪くない数値です。シーケンシャル速度は5538.82MB/sとメーカーの公称値である6500MB/sにはおよびませんが、ゲームのダウンロードや移動時はスムーズに行えます。
ゲームをそこまで待たずに起動できるのも利点です。実際にPS5にてゲームソフト「エルデンリング」をプレイしたところ、平均12.67秒で起動できました。起動までに時間がかからないため、すぐにゲームをはじめられます。
冷却性能・処理能力の高さを兼ね備えており、広大なオープンワールドのゲームなど移動時の負荷が大きなデータにも対応が可能です。また検証で使用したモデル容量4TBと大きく、60本程度のオンラインゲームをインストールできるのも魅力。いろいろなゲームをプレイしたい人もこの機会にぜひ検討してみてください。
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<おすすめな人>
<おすすめできない人>
PS5にSSDを増設するメリットは、オンラインゲームやグラフィック性能の高いゲームをたくさん遊べるようになることです。初期搭載のSSD(825GB)では約6本分のゲームソフトしかダウンロードできませんが、2TBのSSDを増設すれば20本以上追加可能に。起動時間・ロード時間の短縮にもつながります。
今回ご紹介するMonster Storage NVMe ヒートシンク付きSSD MS950G70PCIe4HS-04TBは、データ転送速度にこだわり、インターフェースにPCI Express 4.0規格を採用しているのが特徴です。「従来のNVMe Gen3の2倍の速度を実現している」と謳っています。
販売元のMonster Storageは、2022年に設立された日本のメーカー、Taurusが手掛けるブランド。メモリ・ストレージなどのPCパーツや、周辺機器の開発・製造を行っています。
SONYが示すPS5の使用要件を満たしており、メーカーにて動作確認がされているのも魅力。大切なデータを守る、エラー訂正機能・データ保護機能を搭載しています。駆動時に消費する電力は従来モデルより低く設計されているため、バッテリーで動作するデバイスにも使用可能です。
検証では容量4TBを使用しましたが、シリーズでは1TB・2TBも販売されています。必要な容量にあわせて選べますよ。なお、詳しい商品情報は以下のとおりです。
具体的な検証内容は以下のとおりです。
人気のPS5対応SSDを比較検証したところ、Monster Storage NVMe ヒートシンク付きSSD MS950G70PCIe4HS-04TBには3つのよい点がありました。1つずつ解説していくので、購入を検討している人はぜひチェックしてみてください。
読み込み速度は高評価を獲得。実際に1GBのデータを読み込んだときのシーケンシャル速度(連続したデータの移動時)は、平均6589.95MB/sを記録しました。公称値の7100MB/sにはおよびませんが、比較した全商品の平均6332.27MB/s(※)よりもスピーディです。
ランダムアクセスの速度も平均739.36MB/sと、比較した全商品の平均である670.46MB/s(※)を上回りました。
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書き込み時のシーケンシャル速度も公称値の6500MB/sには届きませんが、平均5538.82MB/sとほかの商品と比べても悪くない結果に。ランダムアクセスの速度も比較した全商品の平均334.69MB/s(※2025年1月時点)をわずかに超える、338.89MB/sでした。
読み込み・書き込み速度ともに理論上の数値は十分に出ており、データ処理能力は高いといえます。広大なオープンワールドなど負荷の大きなデータもすばやく読み込めるでしょう。
実使用時の読み込み速度の評価も上々です。実際にPS5にてゲームソフト「エルデンリング」をプレイしたところ、平均12.67秒で起動したことを示す「FROM SOFTWER」の文字が表示されました。
12.3秒ほどで起動した上位商品に比べると、そこまで体感的に速さを感じたわけではありませんが、起動まではスムーズですぐにゲームをはじめられます。起動時の待ち時間が気になる人でも使いやすいですよ。
冷却性能にも優れていました。内部には本体の熱を空気中へ逃す厚さ5mmのアルミ製ヒートシンクを搭載しており、放熱性を高める工夫が施されています。
実際に64GBのデータを移動させたあとの本体温度は、平均43.67℃をマーク。比較したほかの商品には70℃近くまで高温になったものがあったことをふまえると、温度の上昇は抑えられていました。
口コミには「熱暴走でゲームが落ちる」との指摘がみられましたが、高い冷却性能を備えているため、大きな負荷がかかるデータの移動時に熱がこもって故障する心配は少ないでしょう。
実際にMonster Storage NVMe ヒートシンク付きSSD MS950G70PCIe4HS-04TBを使用しましたが、とくに気になる点はありませんでした。マイベストが自信を持っておすすめできるPS5対応SSDなので、ぜひ購入を検討してみてください。
容量 | 4TB |
---|---|
最高温度 | 44℃ |
ランダムなデータの読み込み速度 | 平均739.36MB/s |
ランダムなデータの書き込み速度 | 平均338.89MB/s |
良い
気になる
インターフェース | PCI Express 4.0 |
---|---|
読み込み速度(公称値) | 7100MB/s |
書き込み速度(公称値) | 6100MB/s |
読み込み速度(検証時) | 平均6589.95MB/s |
書き込み速度(検証時) | 平均5538.82MB/s |
ゲームの起動時間(エルデンリング) | 平均12.67秒 |
設置方式 | 内蔵 |
ヒートグラフェン付き |
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Monster Storage NVMe ヒートシンク付きSSD MS950G70PCIe4HS-04TBは、公式オンラインショップのほか、Amazon・楽天市場・Yahoo!ショッピングといったECサイトにて購入できます。なお、公式オンラインショップでの販売価格は以下のとおりです。5年間のメーカー保証もついていますよ。
<公式オンラインショップでの販売価格>
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最後に、データ処理能力の高さ・コスパのよさに優れた商品をご紹介します。
読み書き速度重視で選びたい人には、Seagate FireCuda 530 SSDがおすすめです。読み込み速度は速く、ランダムアクセスの速度は719.48MB/sと高い数値を記録。書き込みも速度も346.43MB/sと良好でした。ゲームソフトが起動するまでの時間も12.36秒とスピーディだったため、快適にプレイできるでしょう。
Hanye PCIe NVMe M.2 SSDは、高性能ながら安価なのが魅力。ECサイトでの販売価格は容量2TBで2万円以下とリーズナブルです。肝心の読み書き速度も高速で、最新のゲームにも十分対応できるレベルでした。ヒートシンク内蔵により冷却性能が高いため、熱による故障のリスクも低いといえます。
容量 | 2TB |
---|---|
最高温度 | 50℃ |
ランダムなデータの読み込み速度 | 平均719.48MB/s |
ランダムなデータの書き込み速度 | 平均346.43MB/s |
良い
気になる
インターフェース | PCI Express 4.0 |
---|---|
読み込み速度(公称値) | 7300MB/s |
書き込み速度(公称値) | 6900MB/s |
読み込み速度(検証時) | 平均6479.65MB/s |
書き込み速度(検証時) | 平均6175.32MB/s |
ゲームの起動時間(エルデンリング) | 平均12.36秒 |
設置方式 | 内蔵 |
ヒートグラフェン付き |
Seagate FireCuda 530 SSD ZP2000GM3A023の口コミ・評判は?実際に使ってよい点・気になる点を徹底レビュー!
容量 | 2TB |
---|---|
最高温度 | 45℃ |
ランダムなデータの読み込み速度 | 平均738.93MB/s |
ランダムなデータの書き込み速度 | 平均280.20MB/s |
良い
気になる
インターフェース | PCI Express 4.0 |
---|---|
読み込み速度(公称値) | 7450MB/s |
書き込み速度(公称値) | 6700MB/s |
読み込み速度(検証時) | 平均6609.62MB/s |
書き込み速度(検証時) | 平均5794.10MB/s |
ゲームの起動時間(エルデンリング) | 平均12.68秒 |
設置方式 | 内蔵 |
ヒートグラフェン付き |
Hanye PCIe NVMe M.2 SSD HE70-2TBNHS1の口コミ・評判は?実際に使ってよい点・気になる点を徹底レビュー!
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