



処理速度がスピーディと人気のM.2 SSD、Crucial P3 Plus CT1000P3PSSD8JP。「読み書き速度が向上した」「価格が安い」と評判ですが、実際に口コミどおりなのか気になりますよね。
今回はその実力を確かめるため、以下の4つの観点で検証した結果をふまえたレビューをご紹介します。
さらに、各メーカーの新商品や売れ筋上位など人気のM.2 SSDとも比較。検証したからこそわかった、本当のよい点・気になる点を詳しく解説していきます。ポイントや送料を考慮した価格比較も行いましたので、M.2 SSD選びに迷っている人はぜひ参考にしてみてください。

筑波大学芸術専門学群卒業後、芸術制作で使用していたPCをはじめとする多くのデジタルデバイスやソフトウェアに関する知識を活かそうと大手家電量販店に入社。販売員としてPCだけでなくプリンター・ルーターなどPC周辺機器の販売や、インターネット・格安SIMなど通信サービスの提案など、PCに関する販売・契約を総合的に担当、自身の担当顧客に合ったPC環境を真摯に考え、販売ノルマや利益にとらわれず提案してきた。 その後2022年にマイベストへ入社し、PCや周辺機器の専門ガイドを担当。富士通やDellのような大手メーカー製PCだけでなく様々なデジタルデバイスに関する経験・知識を活かし、PCや周辺機器選びに困ったユーザーに寄り添う企画・記事制作を心がけている。
すべての検証は
マイベストが行っています
本コンテンツに記載の検証結果は2025年11月までの情報です
目次
| インターフェース | PCIe Gen 4.0×4 |
|---|---|
| 読み込み速度(検証時) | 平均5190.00MB/s |
| 書き込み速度(検証時) | 平均4744.23MB/s |
Crucial P3 Plus CT1000P3PSSD8JPは、発熱による劣化や故障リスクを抑え、長期的に使用したい人におすすめです。使用中の内部温度は最高41℃とかなり低く抑えられ、検証トップクラスの排熱性能を発揮しました。比較したなかには60℃を超える商品も複数あったのに対し、パフォーマンスの低下や熱による機器への負担を防ぎやすいでしょう。
OSやソフトの起動などにかかわるランダムアクセスの速さも優秀です。ベンチマークスコアは、リードで平均834.08MB/s・ライトで平均585.08MB/sと高い数値を記録。比較したほとんどの商品と同様に、オンラインゲームもサクサクこなせるスペックを備えていました。各種アプリの処理速度もスピーディで、動画編集などの用途にも十分活躍します。
シーケンシャルアクセスも好成績で、大容量データの転送を十分高速で行えるスペックを備えていました。ベンチマークスコアはリードで平均5190MB/s・ライトで平均4744.23MB/sと、公称値以上の数値を記録。ライトは比較した全商品の平均5412MB/s(※2024年10月時点)より若干低かったものの、作業には支障のないレベルです。
ECサイトでの価格が1TBで1万円以下(※2024年10月時点)と、コストパフォーマンスにも優れています。比較したなかには同程度の性能で2~3万円ほどの商品もあったのに対し、価格を抑えつつ性能にも妥協したくない人にぴったり。はじめてM.2 SSDを購入する人も、ぜひ検討してみてください。
<おすすめな人>
<おすすめできない人>
実際にCrucial P3 Plus CT1000P3PSSD8JPと比較検証を行った商品の中で、各検証項目でNo.1を獲得したものをピックアップしました。
Crucial P3 Plus CT1000P3PSSD8JPよりも高い評価を獲得した商品も!ぜひこちらも検討してみてくださいね。
Sandisk
シーケンシャルもランダムも高速。温度も安定で動作も快適
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編集も書き出しも快適。重たい処理も安定して動く
M.2 SSDとは、ノートパソコンやデスクトップPCなどで使われるSSDの一種。2.5インチ SSDやmSATA SSDと比べて転送速度が速いのが特徴で、高いパフォーマンスが期待できます。
Crucial(クルーシャル)は、アメリカに拠点を置く半導体メーカーMicron(マイクロン)社のメモリ・ストレージブランド。消費者向けのメモリやSSDなどのPCパーツを中心に、さまざまな製品を販売しています。
今回ご紹介するのは、P3 Plus CT1000P3PSSD8JPです。フラッシュメモリーにはマイクロン社の176層3D NANDを搭載。SATA SSDの約9倍(※1)、Gen3 SSDよりも最大43%(※2)の高速なロード時間とデータ転送を実現するといわれています。500GBから4TBの大容量タイプまで用意されており、アプリやゲーム、写真や動画などをたっぷりと保存できるでしょう。
1.SATA SSD「Crucial MX500」との比較
2.NVMe SSDについて記載されているGen3最速速度3,500MB/秒との比較
今回はCrucial P3 Plus CT1000P3PSSD8JPを含む、人気のM.2 SSDを実際に用意して、比較検証レビューを行いました。
具体的な検証内容は以下のとおりです。
不規則なデータの読み書き能力を示すランダムアクセスの速さは非常に優秀。専用ソフト「Crystal Disk Mark」で計測したベンチマークスコアは、リードで平均834.08MB/s・ライトで平均585.08MB/sと好記録でした。高速なM.2 SSDでは700MB/sを公称値としているものが多く、本商品もそれに近い速度を出せています。
比較したなかにはリード・ライトともに平均900MB/s以上出ている商品もありましたが、こちらもソフトやOSの起動を高速でこなせるスペックです。複雑な読み書きを必要とするオンラインゲームにも十分対応できるでしょう。
ファイルのコピー速度などにかかわるシーケンシャルアクセスの速さも申し分ありません。ベンチマークテストでは、リードが平均5190MB/s・ライトが平均4744.23MB/sを記録。メーカーの公称値(リード5000MB/s・ライト3600MB/s)を上回る結果で、大量のRAWデータの読み込みなどもスピーディにこなせるでしょう。
比較した全商品の平均5412MB/s(※2024年10月時点)よりライトの数値が少し低めですが、ほとんどの作業に支障をきたすことはないといえます。十分高速に書き込みできる性能を備えていますよ。
各種アプリの処理速度も、比較した商品のなかではスピーディでした。ベンチマークソフト「PC Mark 10」の計測では高スコアを記録。オンラインゲームのプレイや動画編集など、負荷のかかる作業も無理なく行えるでしょう。
内部温度が上昇しにくいのも魅力です。ヒートシンク非搭載なのでマザーボード付属のヒートシンクを使用したところ、ベンチマークテスト中の内部温度は最高41℃に抑えられていました。
比較したなかにはヒートシンクを搭載していても60℃を超えた商品が複数あったのに対し、熱の影響を受けにくく、速度低下や故障のリスクを軽減できます。長期的に使用したい人にもうってつけですよ。
高性能ながらリーズナブルなのもうれしいところ。比較したなかには1TBで2~3万円の商品もあったのに対し、ECサイトでは1TBで約1万円以下(※2024年10月時点)と手に取りやすい価格で販売されています。
価格を抑えつつ性能にもこだわりたい人は、ぜひチェックしてみてください。
Crucial P3 Plus CT1000P3PSSD8JPは、処理性能・温度の上がりにくさ・価格のバランスがよい、優れたM.2 SSDといえます。ぜひ購入を検討してみてくださいね。
| インターフェース | PCIe Gen 4.0×4 |
|---|---|
| 読み込み速度(検証時) | 平均5190.00MB/s |
| 書き込み速度(検証時) | 平均4744.23MB/s |
良い
気になる
| 容量 | 1TB |
|---|---|
| NANDタイプ | Micron 3D NAND |
| 読み込み速度(公称値) | 5000MB/s |
| 書き込み速度(公称値) | 3600MB/s |
| メーカー保証期間 | 5年 |
| TBW | 220TBW |
| シリーズ容量 | 500GB、1TB、2TB、4TB |
| 幅 | 22.00mm |
| 奥行 | 80.00mm |
| 高さ | 2.4mm |
| M.2サイズ規格 | Type 2280 |
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ここからは、Crucial P3 Plus CT1000P3PSSD8JP以外のおすすめ商品をご紹介します。
パフォーマンス重視の人には、WD_Black SN850Xもおすすめです。ランダムアクセスのスコアは、リードが平均1185.55MB/s・ライトが平均973.42MB/sと比較したなかでもとくに高速。シーケンシャルアクセスも公称値に近い好記録で、高負荷の作業をスムーズにこなせるといえます。
処理性能が高いわりに内部温度も46℃と低く抑えられ、長期的に使用したい人にもぴったり。ECサイトでの価格も1TBで約15,000円(※2024年10月時点)とそこまで高くはありません。動画編集やオンラインゲームなどをサクサク進めたい人はぜひチェックしてくださいね。
Crucial P3 Plus CT1000P3PSSD8JPは、Amazon・楽天市場・Yahoo!ショッピングなどのECサイトで購入可能。サイトによって価格が異なるため、購入前に見比べてみてください。
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