PS5の内蔵ストレージ増設に対応し、Gen4×4搭載で高速化できると人気の、キングストン FURY Renegade PCIe 4.0 NVMe M.2 SSD。インターネット上の口コミでは「PS5が高速化した」「増設後も安定している」と評判ですが、実際のところどうなのか気になりますよね。
そこで今回は、キングストン FURY Renegade PCIe 4.0 NVMe M.2 SSDを含むPS5対応SSD全10商品を実際に使ってみて、ベンチマークテスト・起動時間・ロード時間・冷却性能を比較してレビューしました。購入を検討中の人はぜひ参考にしてみてくださいね!
新卒でPC周辺機器・スマホアクセサリー・カーアクセサリーを取り扱うメーカーに入社。法人営業・広報を担当し、商品開発にも携わる。2023年2月にマイベストに入社し、モバイルバッテリーやビデオカメラなどガジェットやカメラの比較・コンテンツ制作を経験。現在では、家電・カーバイク用品など幅広いジャンルのコンテンツ制作に携わる。「専門性をもとにした調査・検証を通じ、一人ひとりに合った選択肢を分かりやすく提案すること」ことを心がけて、コンテンツ制作を行っている。
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目次
キングストンのFURY Renegade PCIe 4.0 NVMe M.2 SSDは、長時間プレイしても熱がこもりにくいものをお探しの人におすすめです。冷却機能であるヒートシンクを搭載し、64GBのデータを読み書きした際の最高温度は56℃と比較した全商品のなかで最小値を記録。全体平均より12℃以上低く、発熱による故障のリスクが少なく安定して楽しめるでしょう。
読み書きの実測値も、圧倒的なスピードをマーク。「Apex Legends」の書き込みは2分15秒と全体平均より約2分も短く、読み込みも29.74秒と20秒近く短縮できました。本格3Dゲーム「原神」では平均を下回りましたが、大容量データもサクサクダウンロードできますよ。
実際にPS5で「エルデンリング」をプレイした際の、起動・ロード時間もスピーディです。起動は12.08秒・ロードは10.98秒と、最速値を記録した商品とほとんど差がない結果でした。PS5のSSDより高速なので、ロードが多いゲームでも大幅な時短が期待できます。
ベンチマークテストでも、読み込み6453.85MB/s・書き込み5939.11MB/sと優秀な数値を記録。公称値の7300MB/s・6000MB/sには一歩届かなかったものの、「PS5が高速化した」との口コミのとおりサクサク読み書きできる実力を発揮しました。冷却性能に優れた内蔵型SSDをお探しなら、ぜひ検討してみてください。
平均値・最小値は執筆時点でのものです
キングストンテクノロジーは、1987にアメリカで創立したメモリモジュールメーカー。特許取得した技術を強みに、世界でもトップシェアを誇ります。2021年にはDRAM・フラッシュ・SSDに特化したゲーミングブランド「Kingston FURY」を発表するなど、ゲーマー向け商品にも注力していますよ。
今回紹介する FURY Renegade PCIe 4.0 NVMe M.2 SSDは、放熱機構のヒートシンクを搭載したハイパフォーマンスモデル。大容量の3Dフラッシュメモリ「3D TLC NAND」を採用し、公称値は読み込み7300MB/s・書き込み7000MB/sに達します。容量は500GB・1TB・2TB・4TBの4種類と豊富なラインナップです。
PS5の内蔵SSDはもともと容量が少なめ。加えてPS5用ソフトはグラフィック性能の向上により、従来より大容量になる傾向があります。外付けSSDの場合保存はできるものの起動ができないため、内蔵SSDの増設は必須。本商品はPS5の増設条件をクリアしているので、問題なく使えるでしょう。
接続規格には第4世代の「PCIe Gen 4x4 NVMe」を採用。これまでのGen 3と比べてデータ転送速度は2倍に達し、最大速度7300MB/sの非常に高速な読み込みが可能と謳われています。
下位規格との互換性があるので、第3世代PCle Gen3のシステムでも使えますよ。
本体サイズは80×23.67×10.5mmで、接続端子の規格はM.2 M Key。どちらもPS5に対応しているので、問題なく入れ替えられます。
PS5への増設方法も4ステップのみと簡単です。本体のフタを開けて拡張スロットのカバーを外し、SSDを所定の場所に取り付けてネジを締めれば完了。必要な工具はドライバー1本だけでOKですよ。専門知識がないからと購入をためらっている人でも、スムーズに入れられるでしょう。
今回は、キングストン FURY Renegade PCIe 4.0 NVMe M.2 SSDを含むPS5対応SSD全10商品を実際に用意して、比較検証レビューを行いました。
具体的な内容は以下のとおりです。
まずは、ベンチマークテストの検証です。ストレージの転送速度を計測するソフト「CrystalDiskMark」を使って、SSD自体の性能をチェックしました。
計測の結果、読み込み6453.85MB/s・書き込み5939.11MB/sとトップクラスの速さをマーク。読み込みは公称値の7300MB/sに届きませんでしたが、書き込みは公称値の6000MB/sと同等の速度が出ています。
起動やロードに関わる部分についても、読み込み速度が725.72MB/s と比較商品のなかでもかなりスピーディ。ただ、書き込み速度は350.76MB/sと控えめで、全体平均の401.78MB/sを下回ったのが惜しいところです。
【参考データ】
単位はMB/s、値はすべて執筆時点のものです
次に、実際にPS5を使って実使用での速度も確認したところ、こちらも最高レベルの評価を獲得。ほかの商品が数秒を争うなか、本商品は頭ひとつ抜けた結果を発揮し、3タイトルで書き込み最速値を達成しています。
とくに約63GBある「Apex Legends」の書き込み時間は2分15秒と、全体平均より2分以上も短縮。読み込み時間も29.74秒と、20秒近く短くなりました。3Dグラフィックゲーム「原神」は読み書きともに平均を下回りましたが、総合的に見るとデータのスムーズな移行が期待できます。
最速値と平均値は執筆時点でのものです
【検証結果】
続いて、ゲームの起動時間とロード時間の検証です。
ここでは、約44GBあるフロムソフトウェアの「エルデンリング」を使用。起動時間は「PRESS ANY BOTTUN」が表示されるまで、ロード時間は「YOU DIED」の表示が出てから再度プレイ可能になるまでと定義して計測しました。
起動時間は12.08秒と優秀な数値を記録。最速の11.75秒と比較すると差は出ましたが、体感ではわからないほどです。起動させてからすぐにプレイできるのがうれしいですね。
ロード時間も10.98秒と高速です。今回比較した商品はどれも高速で、最速(執筆時点)だった商品も10.78秒と体感できないほどの僅差でした。
何度もゲームオーバーになるRPGや高画質グラフィックを挟むゲームでも、待ち時間が短縮されプレイがスムーズに進みますよ。
最後は、冷却性能の検証です。
SSDの健康状態を確認できるソフト「CrystalDiskInfo」を用いて、故障のリスクに関わる動作中の温度をチェックしました。
64GBのデータを読み書きしたところ、最高温度は56℃と比較した商品のなかで最も低い温度を記録。全体平均の68.1℃を12℃も下回り、ヒートシンク機能の高い性能を発揮しました。
最低値・平均値は執筆時点でのものです
SSDは60℃以上になると故障リスクが高まるといわれています。今回比較した商品はどれもハイパフォーマンスですが、最も差がついたのは冷却性能。ゲームを長時間プレイすることが多いなら、本商品が重宝するでしょう。
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最後に、高評価を得たほかのおすすめ商品もご紹介します。
Western DigitalのWD BLACK SN850 NVMe SSDも、時間を短縮できて発熱しにくいアイテム。「エルデンリング」の起動時間は12.64秒、ロード時間は10.82秒と非常に高速でした。ベンチマークテストでも読み込み6537.84MB/sとハイスコアを記録。最高温度も57℃と低く、長時間プレイにも重宝します。
KLEVVのCRAS C920 SSDも、スピードと熱のこもりにくさを両立した1台です。ゲームの起動時間は12.12秒、ロード時間は10.86秒と十分な速さ。SSDの温度を一定にキープできるとの謳い文句どおり、ヒートシンクがついていない商品のなかでは、最高温度65℃と低めを維持できたのもメリットです。
インターフェース | PCIe Gen4.0 x4 |
---|---|
容量 | 1000GB |
NANDタイプ | 3D NAND |
読み込み速度(公称値) | 7000MB/s |
書き込み速度(公称値) | 5300MB/s |
読み込み速度(検証時) | 6537.84MB/s |
書き込み速度(検証時) | 5290.38MB/s |
メーカー保証期間 | 5年 |
TBW | 600TBW |
MTBF(平均故障間隔) | 不明 |
セキュリティ | 不明 |
対応OS | Windows、PlayStation 5 |
設置方式 | 内蔵 |
DWPD | 0.32 |
シリーズ容量 | 500GB、1TB、2TB |
幅 | 23.4mm |
奥行 | 80.0mm |
高さ | 8.8mm |
PS5対応 | |
PS4対応 | 不明 |
PS4Pro対応 | 不明 |
ヒートシンク付き |
Western Digital WD_BLACK SN850 NVMe™ SSDをレビュー!クチコミ・評判をもとに徹底検証
インターフェース | NVMe PCIe Gen4.0 x4 |
---|---|
容量 | 1000GB |
NANDタイプ | 3D TLC |
読み込み速度(公称値) | 7000MB/s |
書き込み速度(公称値) | 5500MB/s |
読み込み速度(検証時) | 6421.09MB/s |
書き込み速度(検証時) | 4251.34MB/s |
メーカー保証期間 | 5年 |
TBW | 700TBW |
MTBF(平均故障間隔) | 不明 |
セキュリティ | 不良ブロック管理、SRAMエラー処理 |
対応OS | 不明 |
設置方式 | 内蔵 |
DWPD | 0.38 |
シリーズ容量 | 1TB、2TB |
幅 | 22.0mm |
奥行 | 80.0mm |
高さ | 2.15mm |
PS5対応 | |
PS4対応 | 不明 |
PS4Pro対応 | 不明 |
ヒートシンク付き |
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