グローバル 三徳 G-57をレビュー！クチコミ・評判をもとに徹底検証

トマトをカットすると、少し抵抗感がありました。切り進めるとザラつきが気になるのも惜しい点です。

比較したなかには、軽い力でも食材になめらかに切り込める商品もあったので、口コミとは反対に切れ味はいまひとつでした。

鶏肉はおおむね問題なく切り分けられたものの、鋭さが物足りません。切るときに鶏肉の皮が動いてしまうので、手でしっかり押さえながらスライドする必要があります。

刃の素材はステンレス鋼です。今回の比較では、本商品のように単一の金属でできたものよりも、複合材の包丁のほうが切りやすい傾向がありました。

摩耗させても、切れ味はあまり変化しませんでした。

しかしトマトをカットすると、新品時と同様に抵抗感が気になります。包丁の刃がスムーズに入っていかず、力をかけて押し切っているような感覚がありました。

鶏肉の切りやすさも、新品時とほとんど差はありません。比較したなかには、新品時・摩耗後の切れ味が大きく変わってしまうほかの商品もあったのに対し、本商品は極端に劣化する心配は少ないでしょう。

ただし、新品時でも皮にはスッと刃が入りませんでした。上位商品のような鋭さはありません。

刃渡りは約16cmとちょうどよい長さ。今回の比較では、刃渡りが16〜18cmのものはどんな食材にも対応しやすい傾向がありました。

重量も約165gと少しずっしり感じる程度です。今回の比較では、150g前後だと扱いやすい傾向がありましたが、長時間使うのでなければ疲れないでしょう。

柄に無数のドットがあるため、滑りにくさは優秀。くぼみに指をかけやすく、口コミのとおり手に吸いつくようにフィットしました。今回の比較では、木製の柄のほうが手に馴染みやすかったにもかかわらず、ステンレス製ながら安定して握れました。

しかし柄の厚みがないので、硬い食材を切るときは力を込めにくいでしょう。