在籍確認で何を聞かれる？実施の流れや電話以外の方法を解説

在籍確認は一般的に電話で行われます。勤務先に電話をすれば本当に働いているかすぐにわかるので、短時間で在籍確認が完了する点がメリットです。

具体的には仮審査が完了したあと、会社に電話がかかってきて本人が在籍しているか確認されます。本人以外が電話を取った場合は、在籍の有無を確認されるので取り次ぎをしてもらい、電話口で会話をすれば在籍確認は完了です。質問をされることはなく、在籍確認が完了した旨のみ伝えられるケースが多いでしょう。

在籍確認の電話は本人が不在の際にかかってくる場合もあります。在籍していることがわかれば問題ないので、「ただいま席を外しております」といった在籍が確認できる言葉をほかの社員から聞ければ在籍確認は完了です。

在籍確認は書類で行える場合もあります。勤務先にカードローンや消費者金融の申し込みをしたと悟られたくない人もおり、電話での確認を避けたい場合に利用可能です。

書類での在籍確認を行う場合は、必要書類を指定のアプリで撮影したり、コンビニでコピーをして郵送で送ったりする必要があります。具体的に提出が必要な書類は以下のとおりです。

• 健康保険証

• 給与明細

• 源泉徴収票

• 社員証

• 雇用契約書

• 在籍証明書

給与明細や源泉徴収票は最新のものを用意してください。金融業者によって提出が必要な書類は異なるため、事前に確認をしておきましょう。

指定された書類を用意できない場合は、電話確認が必要になる場合があります。電話確認もスムーズに行えない場合は、契約ができない可能性があるので注意が必要です。

アルバイトとして働いている場合は、自分が休みの日に勤務先に連絡されることがあります。シフトによって出勤日が変わるため、正社員と比較して自分が電話を取るのは難しくなるでしょう。

自分が電話を取るのが難しい場合は、ほかのスタッフに在籍確認の連絡があることを事前に伝えておきましょう。スタッフの個人情報を外部に漏らさない方針の企業もあるので、スムーズに在籍確認が進まない場合もあります。在籍確認ができないと翌日以降に改めて電話がかかってくるため、注意が必要です。

勤務先に電話をしてほしくない場合は、申込時に事情を伝えておきましょう。書類での在籍確認を希望すれば、勤務先に電話がかかってくることはありません。

転職して職場が変わると在籍確認が行われる場合があります。転職による収入や勤務先の会社規模が変わる可能性があるからです。

金融機関から借入れをしている最中に転職をした場合は、必ず借入先に連絡をしましょう。金融機関とは信用をもとに契約を交わしているため、最新の勤務先や収入状況を伝える義務があります。

在籍確認の方法自体は、借入れの際と変わりません。転職先の会社に電話がかかるので本人もしくは、別の人が電話を取って本人が在籍していることがわかれば確認が完了です。

注意点は金融機関への連絡のタイミングによっては、内定が決まる前に転職先に連絡がいく可能性があることです。金融機関へは内定後に転職先の情報を伝えると、スムーズに在籍確認が完了します。