NURO光とドコモ光は、どちらも人気が高い大手光回線です。光回線の利用を検討している人のなかには、NURO光とドコモ光のどちらを契約するべきか悩んでいる人もいるでしょう。
今回は、NURO光とドコモ光の違いをポイント別に解説します。NURO光とドコモ光、それぞれの光回線がおすすめな人の特徴も解説するので、興味のある人はぜひ参考にしてください。

大手家電量販店出身で、7,000人以上に携帯電話の販売や通信サービスの契約を担当。主要な通信会社の料金プランや販売機種をすべて把握し、その豊富な知識で店舗販売ランキングにおいて個人表彰もされている。 その後マイベストに入社、携帯電話や光ファイバー回線キャリア・インターネットプロバイダーなどの通信会社を専門に担当しており、格安SIMやホームルーターを実際に回線契約し各社の料金プランや通信速度の比較を行うとともに、モバイルだけでなく10社以上の戸建て・マンション向けの光回線の通信速度・速度制限も調査している。 また自身が行う検証の中で通信会社の公表値と異なる数値も発表、わかりにくいと言われる通信サービスだからこそ、理解しやすく信頼できるコンテンツの企画制作を心掛けている。
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まずは、NURO光とドコモ光の違いをポイント別に解説します。通信速度や料金プランだけではなく、初期費用や解約金、対応エリアなどにも違いがあるため、しっかり確認しておきましょう。
通信速度は、ドコモ光よりNURO光のほうが速いと評判です。NURO光の下り最大速度は2Gbps、ドコモ光は1Gbpsと記載されています。
mybestが実際に計測してみたところ、NURO光の平均速度は下りが542.1Mbps、上りが458.68Mbpsで、ドコモ光の平均速度は下りが261.63Mbps、上りが197.56Mbpsでした。
NURO光の通信速度が速い理由に、G-PONと呼ばれる通信規格の使用が挙げられます。日本の一般的な光回線はGE-PONの通信規格を使用していますが、NURO光が採用しているのはG-PONと呼ばれる別の通信規格です。
一般的に使用されているGE-PONは、主に転送速度が下りで最大1Gbpsですが、NURO光が採用するG-PONは下り速度が最大2Gbpsも出せます。
さらに、ドコモ光はほかの事業者も多く使用するNTT回線を利用しているのに対し、NURO光は独自回線で混雑しづらいため、スムーズにインターネットを利用できます。
通信速度にこだわるのであれば、ドコモ光よりもNURO光のほうがおすすめといえるでしょう。より高速な通信を希望するなら、NURO光もドコモ光も10ギガタイプのプランを用意しているため、そちらを契約するのも手です。
NURO光とドコモ光の料金は、契約期間や住居タイプによって価格が異なります。一般的なプランと10ギガプランの詳しい料金体系をみていきましょう。
両者それぞれの一般的なプランである、NURO光の2ギガプラン、ドコモ光の1ギガプランで料金を比較すると、NURO光のほうが安いことがわかります。
NURO光2ギガプランの料金は、3年契約が5,200円/月、2年契約が5,700円/月、契約期間なしが5,500円/月です。
NURO設備導入済みのマンションに住んでいる人は、NURO光 forマンションが利用できます。NURO光 forマンション契約期間なしで3,850円/月です。
ドコモ光1ギガプランで戸建ての場合、2年契約が5,720~5,940円/月、契約期間なしの場合が7,370~7,590円/月。ドコモ光の料金は、一緒に契約するプロバイダによって料金が異なるため注意しましょう。
フレッツ光導入済みのマンションに住んでいる場合は、ドコモのマンションプランが利用できます。マンションプランは2年契約が4,400~4,620円/月、契約期間なしが5,500~5,720円/月です。
一般的な1ギガもしくは2ギガプランなら、NURO光の3年契約が最もお得といえます。マンション向けのプランでも、NURO光のほうが安いことがわかるでしょう。
10ギガプランで比較しても、NUROのほうが料金は安く設定されています。
NURO光の戸建て10ギガプランの場合、3年契約は5,700円/月で、契約期間なしだと6,050円/月。マンション10ギガプランの場合、契約期間なしで4,400円 /月です。
ドコモ光の10ギガプランは、戸建て・マンションどちらでも同じ料金です。2年契約だと6,380~6,600円で、契約期間なしだと8,030~8,250円/月と定められています。
いずれのケースでも、NUROのほうが安いことがわかるでしょう。
スマホのセット割引で比較すると、ソフトバンクを利用中の人にはNURO光、ドコモを利用中の人にはドコモ光がお得です。
NURO光では、NURO光とNURO光でんわをセットで契約すると、ソフトバンクのスマホ料金が毎月最大1,100円割引きされます。
ドコモ光だと、ドコモ光とドコモのスマホをセットで契約することで、ドコモスマホの料金が毎月最大1,100円割引きされる仕組みです。NURO光とドコモ光どちらのスマホセット割も、光回線の契約者とその家族に適用されます。
いずれも割引額は最大1,100円と同額ですが、NURO光はNUROでんわも契約する必要がある点に注意が必要です。
両者を初期費用で比較すると、工事費用はドコモ光、契約事務手数料はNURO光がお得です。
NURO光の基本工事費用は44,000円、契約事務手数料は3,300円ですが、NURO光の3年契約プランに申込むと基本工事費が実質無料になります。工事費を1〜36か月目まで分割して支払い、3年間継続してNURO光を利用すると、工事費と同額が毎月割引されて実質無料になる仕組みです。
ドコモ光の基本工事費用は、新規の場合戸建てが19,800円、マンションタイプが16,500円ですが、工事費用は特典で無料にすることが可能です。ただし、契約事務手数料の3,300円は支払う必要があります。
NURO光の工事費は単純に無料になるわけではないので、縛りのないドコモ光のほうが魅力的でしょう。
NURO光とドコモ光はいずれも乗り換えサポートが充実しており、どちらがお得かはドコモ光のプロバイダをどこにするかで決まります。
NURO光は、他社の解約金を最大2万円まで負担する特典・キャンペーンを実施中です。さらに2か月間、月額費用・事務手数料・解約費用が無料になる特典もあるので、乗り換えのサポートは十分といえるでしょう。
ドコモ光自体に乗り換えサポートはありませんが、ドコモ光と提携しているプロバイダが乗り換えサポートを行っていることがあります。
例えばGMOとくとくBBでは、他社からの乗り換えやホームページ限定特典をあわせて、最大10万円のキャッシュバックを実施中です。
プロバイダごとに受け取れる特典やキャンペーンは異なるので、契約する際は各プロバイダの特典をよく確認し、より自分がお得だと感じるプロバイダを選びましょう。
以下の記事では、ドコモ光に対応している人気のプロバイダを徹底比較・検証しています。選び方のポイントやおすすめランキングも紹介しているので、ドコモ光が気になる人はぜひ参考にしてください。
対応エリアは、1ギガもしくは2ギガプランだとドコモ光のほうが広く対応していますが、10ギガプランではNUROのほうが広く対応しています。
ドコモ光はNTT東日本とNTT西日本の回線を使用しているため、1ギガプランであれば基本的に47都道府県すべてに対応が可能です。インターネットを利用する場所がドコモ光の対応エリアであるかどうかは、NTT東日本の公式サイトやNTT西日本の公式サイトで確認しましょう。
NURO光は、北海道・宮城・山形・福島・東京都・神奈川県・埼玉県・千葉県・茨城県・栃木県・群馬県・愛知県・静岡県・岐阜県・三重県・大阪府・兵庫県・京都府・滋賀県・奈良県・広島県・岡山県・福岡県・佐賀県に対応しています。
ただしNURO光の2ギガは、東北では提供していないので注意してください。インターネットを利用する場所がNURO光の対応エリアであるかどうかは、NURO光の公式サイトで確認しましょう。
ドコモ光は、10ギガの場合、東京都・神奈川県・千葉県・埼玉県・大阪府・和歌山県・京都府・滋賀県・兵庫県・愛知県・静岡県・岐阜県の一部地域に対応しています。NURO光に比べると対応エリアが限定されていることがわかるでしょう。
ドコモ光10ギガプランの対応エリアはNTT東日本の公式サイトやNTT西日本の公式サイト、NURO光10ギガプランの対応エリアはNURO光の公式ページで確認してください。
工事はいずれもありますが、NURO光は立ち会いが2回必要なことに対し、ドコモ光は乗り換えなら立ち会いが不要です。
NURO光は独自回線なので、基本的に宅内工事と屋外工事が必要であり、宅内工事と屋外工事のそれぞれ1回ずつ計2回立ち合いしなくてはいけません。
ドコモ光は、乗り換えなら工事へ立ち会う必要がなく、新規契約でも1回のみの立ち会いでOKです。
立ち会いにはスケジュールを調整する必要があるため、ドコモ光のほうが負担は少ないでしょう。
NURO光でもドコモ光でも、契約内容や工事費の残債有無に応じて解約金がかかる点に注意しましょう。
NURO光では、戸建て2年契約・3年契約のプランで更新期間外に解約すると、2年契約なら3,740円、3年契約なら3,850円の解約金が発生します。
更新期間は、3年契約だと36〜38か月目と60〜62か月目です。2年契約だと、24〜26か月目と48〜50か月目が更新期間に定められているため、それ以外の月に解約すると解約金が発生します。
NURO光 forマンションの解約金は0円です。
NURO光の工事費用は分割で支払う仕組みのため、残債があれば支払う必要があります。実質無料キャンペーンが適用されていても、分割した回数以上の期間が経過していない場合は残債の支払いが必要です。
ドコモ光では、2年契約のプランで更新期間外に解約すると、戸建てタイプで5,500円、マンションタイプで4,180円の解約金が発生します。ドコモ光はキャンペーンで工事費用が無料になるため、解約時に工事費用の残債を請求されることはありません。
最後に、NURO光とドコモ光がおすすめな人の特徴を解説します。使用しているスマホキャリアや住んでいる地域によっておすすめの光回線は異なるため、しっかり確認しておきましょう。
NURO光がおすすめな人は、料金の安さや通信速度を重視する人、ソフトバンクスマホを使っている人です。
NURO光は、戸建て・マンションともにいずれの年数で契約してもドコモ光より金額は安く利用できます。とにかく少しでも安いサービスを利用したいなら、NURO光がよいでしょう。
ソフトバンクユーザーであれば、スマホのセット割が受けられます。毎月最大1,100円安くなるため、スマホもあわせて安く利用したい人におすすめです。ただし、NURO光でんわにも契約が必要な点には注意しましょう。
また、NURO光は独自回線を使用しているため、通信速度の速さでもドコモ光より優れている傾向にあります。より快適にインターネットを利用したい人は、NURO光を選ぶといいでしょう。
ただし、NURO光は47都道府県すべてに対応していないため、人によってはエリア対象外の場合があります。NURO光の導入を検討している人は、事前に公式サイトで自分の住んでいる地域が対応エリア内であるかどうかを確認しましょう。
以下の記事では、NURO光を料金の安さ・通信速度・サポート体制の観点から徹底検証しています。NURO光の導入を検討している人は、一度目を通してみてください。
ドコモ光がおすすめの人は、ドコモスマホやdカードGOLDを利用している人です。ドコモ光は、ドコモのスマホとセットで契約することでセット割が適用されるほか、dカードGOLDを利用してよりお得に利用できます。
ドコモ光とドコモスマホを併用すれば、毎月最大1,100円の割引を受けることが可能です。さらにdカードGOLDを持っている人であれば、ドコモのスマホとドコモ光の利用料金1,000円(税抜)ごとに、税抜金額の10%ポイントが還元されます。
スマホ・クレジットカード・光回線すべてをドコモにそろえれば、よりお得に利用できるでしょう。
光回線には、NURO光とドコモ光以外にも多くのサービスが存在します。NURO光とドコモ光の特徴を知ったうえで、ほかの光回線のことも知りたいと感じる人もいるでしょう。
以下の記事では、人気の光回線を徹底比較・検証しています。光回線のプロが自分に合った光回線の選び方や独自のランキングを紹介しているので、気になる人はぜひ参考にしてください。
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