進化した映像処理エンジンを搭載し「かつてない広い色域で、鮮やかな高画質を実現」と謳う、TVS REGZA 4K液晶レグザ 50Z670L。ネット上では「音質・画質ともによい」と評判です。その一方、「斜めから見ると少し白く見える」と気になる口コミも存在し、購入を迷っている人もいるのではないでしょうか?
今回はその実力を確かめるため、以下の7つの観点で検証した結果をふまえたレビューをご紹介します。
さらに、各メーカーの新商品や売れ筋上位など人気の50インチテレビとも比較。検証したからこそわかった、本当のメリット・デメリットを詳しく解説していきます。ポイントや送料を考慮した価格比較も行いましたので、50インチテレビ選びに迷っている人はぜひ参考にしてみてください。
オーディオ専門店「e☆イヤホン」の販売員として3年間勤務。オーダーメイドや高級機種なども含め、これまでに試聴したイヤホン・ヘッドホンは、のべ500種類を超える。また、音楽や環境に合わせて11種類のイヤホン・ヘッドホンを使い分けるほど、音には並々ならぬ情熱を持っている。 その後、2023年にmybestへ入社し、豊富な知識を活かしてオーディオ・ビジュアル機器のガイドを担当。「顧客のニーズを真摯に考えて提案する」をモットーに、ユーザーに寄り添った企画・コンテンツ制作を日々行っている。
すべての検証は
マイベストが行っています
目次
2022/08/06 発売
106,540円
サイズ展開 | 50V型、43V型 |
---|---|
miniLEDバックライト搭載 | |
映像処理エンジン | レグザエンジンZR II |
映像配信サービス | YouTube、Amazon Prime Video、Netflix、Hulu、TVer、Disney+、U-NEXTなど |
音声操作可能 | |
対話式AI音声操作機能 |
TVS REGZA 4K液晶レグザ 50Z670Lは、画質と音質両方を重視する人におすすめです。画面は明るく色鮮やかで、解像感にも優れています。地デジ・スポーツ映像を視聴したところ、人や服のシワまでリアルに再現し、選手やボールの素早い動きもなめらかに映し出しました。比較したなかには平面的でのっぺりした商品もあるなか、コントラストが強く明暗差がはっきりしており、奥行感があります。
映画の再現性も比較的高く、自然な色味で映画を楽しめるでしょう。視野角の測定値は38:1と、比較した後継モデルの50Z670Nの数値30:1を上回りました。斜めからでもコントラストの変化が少ないため、口コミに反して斜めからでも見やすいといえます。複数名での視聴やながら見が多い人にもぴったりです。
音質も高く、スピーカーなしで十分な臨場感を味わえます。立体音響に対応しており、映画視聴時には音が上下に広がる感覚がありました。比較したなかには人の声がこもって聞こえる商品もあるなか、低く響く声や高い笑い声などの質感までしっかり再現。モニターからは「映画にのめり込めた」という意見が寄せられました。
DAZNやApple TV+など一部非対応のサービスはあるものの、対応する動画配信サービスは豊富です。主要なものはリモコンにショートカットボタンも備えられています。録画・再生機能も充実しており、外付けHDDを接続すればレコーダーはいりません。また、起動やアプリの立ち上がりも速く、快適に操作できます。
口コミどおり画質・音質ともに優れているため、映像の世界に没入しやすいでしょう。機能性も充実しており、さまざまなコンテンツを楽しめます。しかし、ECサイトでは価格が15万円以上(※執筆時点)と50インチテレビにしてややや価格が高いため予算を少しでも抑えたい人は、ほかの商品もチェックしてみてくださいね!
TVS REGZAの4K液晶レグザ 50Z670Lは、中国の電機メーカーであるハイセンスの子会社のTVS REGZAから発売された50インチテレビです。新開発の直下型高輝度量子ドット倍速パネルを採用しており、広い色域で鮮やかな映像表現を実現すると謳っています。
AIによる画質自動調整機能 「おまかせAIピクチャーZRⅡ」を搭載。室内の明るさや周囲の色温度など視聴環境に合わせて、自動で適切な画質に調整し、ブルーライトも抑制するとしています。また、4K/120Pの入力に対応しており、PS5のプレイにも好適。「オートゲームアジャスト」機能により、出力するゲームに合わせて自動で画質が調節されます。
合計9つのスピーカーを搭載した重低音立体音響システムZによるサウンドも特徴です。パワフルかつ臨場感あふれるサウンドを再現するとアピールしています。オーディオキャリブレーションにより、音質は部屋の環境に合わせて自動調整が可能です。す
今回ご紹介する50Z670Lは、前モデルの50Z670Kが搭載する映像処理エンジン「レグザエンジンZRⅠ」を強化した「レグザエンジンZR II」を搭載しています。
また、ディスプレイの直下型バックライトには、ブルーLEDと広色域量子ドットシートを採用し、従来のモデルでは表現しにくかった赤と緑の色域が伸びたと謳っています。新たな高画質技術と色鮮やかな映像表現により、4K動画やネット動画をより高精細に楽しめるように進化しました。
今回はTVS REGZA 4K液晶レグザ 50Z670Lを含む、50インチテレビを実際に用意して、比較検証レビューを行いました。
具体的な検証内容は以下のとおりです。
人気の50インチテレビを比較検証したところ、TVS REGZA 4K液晶レグザ 50Z670Lには9つのよい点がありました。1つずつ解説していくので、購入を検討している人はぜひチェックしてみてください。
地デジ映像は高画質で、よく地デジを視聴する人におすすめです。輝度が高く色味は鮮やかではっきりしています。映像を見た10人のモニターからは「ビビッドよりだが派手すぎず、見栄えがよい」「さまざまな色の濃淡がきれいに写っていた」との意見が多数あがりました。
一方、「すべての色が濃厚で目が疲れそう」と感じた人も。比較したほかのTVS REGZAの商品同様やや赤味が強い傾向があり、人肌にピンクやオレンジ味がありました。ビビッドな色味が苦手な人は、彩度を調整する必要があるでしょう。
地デジ番組をくっきり高画質に処理する「地デジAIビューティZRⅡ」を搭載しているおかげか、人肌や服のシワなどの細部まで精細に再現されていました。一部モニターから「のっぺりしている」と指摘されたものの、大半のモニターは「色がくっきりしていて奥行き感がある」と好印象を抱いています。
<地デジの画質についてのモニターコメント>
コメントは一部抜粋
<スポーツの画質についてのモニターコメント>
コメントは一部抜粋
<ネット動画の画質についてのモニターコメント>
コメントは一部抜粋
<測定結果一覧>
平均は執筆時点
色の正確さは0に近いほど忠実といえますが、本商品はΔ6.44を記録しました。色の再現性はやや低めですが、色域の広さは82.08%と比較したなかでもトップクラスです。色彩豊かな映像を映し出せるといえます。
コントラスト比は4779:1を記録。明暗の差をはっきり感じられる基準の5000:1にはわずかに届かないものの、明暗差がくっきりとした映像を映し出せるでしょう。
<音質についてのモニターコメント>
コメントは一部抜粋
「斜めから見ると少し白く見える」という口コミもありますが、斜めから見てもコントラストの変化が少なく見やすい印象です。
専門機器での視野角の測定値は38:1を記録。比較した後継モデルの50Z670Nが記録した30:1を上回りました。複数名で視聴しても、端っこの人が見にくく感じにくいでしょう。家事をしながらテレビを見る機会が多い人にもおすすめです。
比較した商品の半数は視聴できたDAZNとApple TV+には非対応ですが、動画配信サービスの対応数・リモコンの操作性ともに申し分ありません。リモコンのボイスボタンを押すと音声操作でき、録画番組の予約や文字入力を行えます。GoogleアシスタントやAmazon Alexaとの連携も可能です。
平均は執筆時点
予約機能も充実しています。独自の「みるコレパック」機能により、自分が好きな番組を自動で録画可能です。簡単連ドラ予約機能を使用すれば、毎回録画予約する手間も省けます。録画した番組は、連ドラ別・ジャンル別・曜日別など一覧表示できるのも便利です。録画した番組の傾向から、AIがおすすめの番組を表示するざんまいスマートアクセス機能も搭載しています。
TVS REGZA 4K液晶レグザ 50Z670Lにはたくさんのメリットがある反面、気になった点もありました。購入を考えている人は、しっかりリサーチしておきましょう。
画質・音質の性能の高さをふまえるとコスパはよいといえますが、ECサイトによっては価格が15万円以上(※執筆時点)します。比較したなかには10万円以下で購入できる商品があったことをふまえると、やや価格は高いといえるでしょう。予算を少しでも抑えたい人は注意してくださいね。
2022/08/06 発売
サイズ展開 | 50V型、43V型 |
---|---|
miniLEDバックライト搭載 | |
映像処理エンジン | レグザエンジンZR II |
映像配信サービス | YouTube、Amazon Prime Video、Netflix、Hulu、TVer、Disney+、U-NEXTなど |
音声操作可能 | |
対話式AI音声操作機能 |
本体幅 | 111.8cm |
---|---|
本体奥行 | 21.1cm |
本体高さ | 67.6cm |
重量 | 19kg |
スピーカー数 | 9基(フルレンジ×2、ツィーター×2、トップツィーター×4、ウーファー×1) |
※ランキングは、購入時に取得できるポイントを考慮した実質価格で作成しています。
106,540円
(最安)
販売価格:106,540円
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(631件)
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販売価格:109,796円
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ここでは、TVS REGZA 4K液晶レグザ 50Z670Lのデメリットをカバーする商品をご紹介します。購入を迷っている人は参考にしてみてくださいね!
SONYのBRAVIA KJ-50X80Lは、より映像美を重視する人におすすめです。ECサイトでは約12万円(※執筆時点)で購入できるエントリークラスの機種ながら、色のメリハリがあり立体感が見て取れます。解像感も高く、細部までリアルに再現していました。地デジ・スポーツ・ネット動画どんなコンテンツも美しい映像で楽しめるでしょう。
音質は低音がパワフルで、体に響くような迫力を感じます。音の定位感にも優れ、臨場感もありました。機能面では、独自にPS5との連携機能を備えており、ゲームにあった画質設定でプレイできます。
動画配信サービスを楽しみたいなら、TVS REGZAの50Z670Nがぴったりです。主要な動画配信サービスからマイナーなものまで、幅広く対応しています。50Z670Lでは非対応だったDAZNやApple TV+も視聴可能です。
画質は色鮮やな色味で、高精細な映像を視聴できます。とくにスポーツの中継では動きが非常になめらかで、選手の背番号や芝生の質感までしっかり再現していました。音質は低音に厚みがあり、映画館にいるような臨場感を味わえます。起動がスピーディで素早く操作できる点もメリットです。
レグザ 4K液晶テレビ 50Z670Lは、Amazon・楽天市場・Yahoo!ショッピングなどのECサイトで購入できます。値段はサイトによって異なりますが、執筆時点で12~16万円台です。
また、ヤマダ電機やケーズデンキなどでは在庫が確認できなかったものの、ビックカメラ・ジョーシンなど一部の家電量販店のオンラインストアでは販売中でした。在庫の有無や取扱状況は各店舗によって異なるので、実物を確認したい人は近くの店舗に直接問い合わせてみてくださいね!
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