一般的なステンレスよりもさらに耐摩耗性が高い鋼を採用している、アテーナライフ 切れ味が良く研ぎやすい三層鋼三徳包丁。1本1本手作業で丁寧に仕上げ、刃が欠けにくく優れた切れ味を実現したと謳われています。しかしインターネット上には口コミや評判が少ないため、使い勝手がよいのかわからず購入を悩んでいる人もいるのではないでしょうか?
そこで今回は、アテーナライフ 切れ味が良く研ぎやすい三層鋼三徳包丁を含む三徳包丁全28商品を実際に使ってみて、切れ味のよさ・切れ味の持続性・使い勝手のよさを比較してレビューしました。購入を検討中の人はぜひ参考にしてみてくださいね!
製菓・コーヒーの専門学校卒業後、スペシャルティコーヒー専門店にてバリスタとして7年間勤務。店舗ではハンドドリップやラテアートの講師も務め、味や香りへの繊細な感覚を磨く。マイベスト入社後はカフェで勤務していたこれまでの経験を活かし、コーヒー器具をはじめ、調理器具やキッチン雑貨、食品・ドリンク、ギフトアイテムなど、食まわり全般の商材の比較検証を担当。「ユーザーの立場に立って考える」をモットーに、日々の業務に取り組んでいる。また、焙煎士・バリスタとして現在も現場に立ち、実体験に基づいたリアルなレビューを届けている。
すべての検証は
マイベストが行っています
結論からいうと、アテーナライフ 切れ味が良く研ぎやすい三層鋼三徳包丁は、長時間使っても疲れにくいものがよい人におすすめです。比較した全商品の平均重量は146.5gだったのに対し、約121gとほどよい軽さで日常的に使いやすいといえます。
実際に食材を切ってみると、軽くスライドさせるだけでトマトの皮にスムーズに刃が入りました。切りにくい鶏肉の筋や皮も簡単にカットできます。切れ味をキープするには定期的に研ぐ必要がありますが、硬くて錆びにくいとされるAUS10という鋼で刃が作られており、優れた切れ味を証明しました。
しかし、摩耗すると切れ味が少し鈍ってしまうのは惜しいところ。摩耗後鶏肉は問題なく切れましたが、トマトをカットすると若干形がつぶれてしまいました。口金がついていないため、刃と柄のつなぎ目に汚れがたまる可能性があるのも気になります。また柄が角ばった形状なので、手が小さな人は握りにくく感じるかもしれません。
とはいえ食洗機に対応している点や、公式サイトでの値段は税込2,980円(執筆時点)と購入しやすい価格はうれしいポイントです。ぜひこの機会に検討してみてくださいね。
そもそもアテーナライフ 切れ味が良く研ぎやすい三層鋼三徳包丁は、日本有数の刃物産地として知られる新潟県燕三条で作られた包丁です。
包丁の刃付けには、電動機械砥石が使われることが多いですが、こちらは1本ずつ手作業で研いで仕上げられているのが特徴。また水研ぎを行っており、表面のなめらかさと優れた切れ味を追求しています。
刃渡りは約165mmで、全長は約295mm。刃先は両刃仕様で、利き手を選びません。
三徳包丁は汎用性が高く、野菜・肉・魚などさまざまな食材に対応できます。
同じく多用途で使える包丁としては、牛刀も人気。三徳包丁に比べると牛刀は刃の先端が鋭いうえに、刃渡りが長めに作られています。そのため牛刀は狙った部分に切り込みやすく、魚の硬い骨などを断ち切るのにもぴったりです。
一方で、牛刀は刃渡りが長いぶん重い傾向があり、取り回しやすさについては三徳包丁が優れているといえます。フルーツなど小さな食材をカットするときはペティナイフも便利ですが、まずはメインの包丁として三徳包丁を1本買っておくとよいでしょう。
今回は、アテーナライフ 切れ味が良く研ぎやすい三層鋼三徳包丁を含む三徳包丁全28商品を実際に用意して、検証レビューを行いました。
具体的な検証内容は以下のとおりです。
まずは、包丁を選ぶうえで重要な切れ味のよさの検証です。実際にトマト・鶏肉を切って、スムーズに刃が入るか・切りにくい部分はないか・切り心地がなめらかかをチェックしました。
また、プラスチック製のまな板に包丁を3,000回切りつけて、約3か月使った状態を再現。そして再度トマト・鶏肉をカットし、新品の切れ味と比較し切れ味の持続性を検証しました。
新品の状態で試してみたところ、軽くスライドさせるだけでトマトの皮に刃が入り、ほとんど力は必要ありませんでした。切りにくい鶏肉の筋や皮も楽にカットできます。
刃の芯材に使われているのは、AUS10 三層鋼です。AUS10とは、一般的なステンレスに、炭素量を増やしたバナジウムやモリブデンなどを追加した鋼のこと。硬くて錆びにくく理想的な鋼と謳われており、実際に上位商品にも負けない切れ味を発揮しました。
一方で、摩耗したあとは鋭さがいまひとつ物足りません。鶏肉は3〜4回押し引きしただけでカットできましたが、トマトを切るときに引っかかりを感じました。
トマトの形が若干つぶれてしまい、ほかの商品に比べると切れ味が持続しやすいとはいえません。
切れ味だけでなく、柄が握りやすいか・重さがちょうどよいかも気になるところ。実際に料理しながら、使い勝手のよさを検証しました。
本体の重量は、約121g。今回比較した全商品の平均は146.5gだったため、ほどよい軽さで日常的に使いやすい印象です。長時間使っても手が疲れにくい包丁がほしい人に向いているといえます。
柄は樹脂(ポリプロピレンとナイロン)で作られており、食洗機に対応しているのもよい点です。樹脂製の柄は木製の柄よりも耐久性が高く、水に強いため業務用の包丁にもよく採用されていますよ。
しかし口金がついておらず、オールステンレスのものに比べると刃と柄のつなぎ目に汚れがたまりやすいのは惜しいところ。雑菌の繁殖を防ぐために、丁寧に隅々まで洗いましょう。
また柄の厚みがあって安定感があるものの、角ばった形状なので手が小さな人にとっては握りにくく感じるかもしれません。
鋭い切れ味をキープするには、定期的に包丁を研ぐことが大切です。きれいに仕上げるためには、以下の3つの点をおさえておきましょう。
同メーカーからは、400番の荒砥石と1,000番の中砥石がセットになった台座付きの両面砥石が販売されているので、あわせてチェックしてみてください。なお公式サイトでの値段は、執筆時点では税込1,580円でした。
最後に、高評価を獲得したほかの商品をご紹介します。
切れ味の持続性で選ぶなら、貝印関孫六 10000CL 三徳165mmがおすすめ。磨耗したあとも、切れ味はほとんど衰えませんでした。約150gとほどよい重量で、力を入れなくても包丁の重みだけでストンとカットできます。食材の断面が美しく仕上がるため、料理の楽しさがワンランクアップしそうです。
握りやすさを重視するなら、TOJIRO PRO DPコバルト合金鋼割込 三徳をチェック。トルネード模様のある柄がフィットし、水や油がついた手でもすべりにくく安定感がありました。新品時は食材になめらかに刃が入るので、デザインと切れ味のどちらも妥協したくない人にも向いています。
全長 | 約29.5cm |
---|---|
刃渡り | 約16.5cm |
重量 | 約150g |
刃の素材 | 複合材(ハイカーボンステンレス刃物鋼+ステンレススチール) |
コーティングの種類 | 不明 |
柄の素材 | 木(積層強化木) |
タイプ | 不明 |
オールステンレス | |
食洗機対応 | |
口金付き | 不明 |
ダマスカス | 不明 |
メンテナンスサービスあり | 不明 |
左利き商品の展開あり | 不明 |
柄の形状 | 不明 |
ギフト対応 | 不明 |
収納ケース付き | 不明 |
カラー展開 | 不明 |
対象 | 不明 |
用途 | 不明 |
特徴 | おしゃれ、かっこいい、高級 |
貝印 関孫六 10000CL 三徳包丁をレビュー!クチコミ・評判をもとに徹底検証
全長 | 約29.5cm |
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刃渡り | 約17.0cm |
重量 | 約150g |
刃の素材 | 複合材(コバルト合金鋼+13クロムステンレス鋼) |
コーティングの種類 | 不明 |
柄の素材 | ステンレス |
タイプ | 両刃 |
オールステンレス | |
食洗機対応 | |
ダマスカス | |
メンテナンスサービスあり | 不明 |
柄の形状 | 不明 |
ギフト対応 | 不明 |
カラー展開 | 不明 |
対象 | 不明 |
用途 | 不明 |
特徴 | おしゃれ、かっこいい、高級 |
藤次郎 PRO DPコバルト合金鋼割込 三徳をレビュー!クチコミ・評判をもとに徹底検証
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