オーディオテクニカ ワイヤレス軟骨伝導ヘッドホン ATH-CC500BT2口コミ・評判は？実際に使ってよい点・気になる点を徹底レビュー！

本商品は、骨伝導型より頭部の圧迫感が少ないとされる軟骨伝導型です。骨伝導型は頭蓋骨に振動させて音を伝えるので、頭の骨がある部分に装着する必要があります。対して、軟骨伝導型は耳の軟骨部分に軽く触れるだけ。より頭部の負担を減らせるのが特徴です。

実際に20代までの男女10人のモニターが商品を試したところ、耳への圧迫感が少ないほどよい側圧は好評。10人中6人のモニターが「満足」と回答しました。一部に「圧迫感がある」という口コミ同様の指摘をした人がいたものの、「強すぎず弱すぎずちょうどいい塩梅の側圧で負担はなかった」などのプラスの声が多数寄せられています。「長時間使用しても耳が痛くなりにくい」との謳い文句にも納得の結果です。

＜側圧がキツくないかについてのモニターコメント＞

1. 「側圧はあまり強くなく、こめかみや首に対しての負担は少ない。走っていても痛くなかった」
2. 「側圧が強すぎることも弱すぎることもなく、ちょうどよかった。ずれ落ちたりする心配がなかった」
3. 「強すぎたり弱すぎたりしない抑圧で満足。長時間の使用でも疲労感はないのではないかと感じた」
4. 「こめかみのあたりをしっかり押さえられており、側圧を感じたがしっかりと固定されている安心感がある」
5. 「こめかみの下にあたる部分に側圧がかかる」

コメントは一部抜粋

モニターが商品をつけたままランニングマシンで走ってみたところ、ずれにくさもおおむね良好でした。比較したなかには、ソフトなつけ心地だと走るだけでずれやすい商品がありましたが、こちらはバランスのよいホールド感が魅力。モニターからは「動いてもずれにくく、頭をどの角度に向けてもフィットしていて安定感があった」という声があがっています。

しかし、なかに「頭を振ると若干のずれた」と指摘した人もいました。後頭部の締めつけがソフトで強く固定されるわけではないので、激しい運動よりランニングやウォーキングに向いているでしょう。

＜動いてもずれにくいかについてのモニターコメント＞

1. 「普通にしていたら問題はないが、頭のうしろのフィット感が少なく、激しく走るとずれやすく感じた」
2. 「動いてもずれにくく、頭をどの角度に向けてもフィットしていて安定感があった」
3. 「頭を振っても外れるような感覚はなく、動いていても支障にならなかった」
4. 「ランニング中はずれにくかったが頭を振ると若干のずれを感じたので激しい運動には向かなそう」
5. 「耳周りもほどよくフィットしていたのでずれる心配もなかった」

コメントは一部抜粋

利便性は高めです。側面のボタンをタッチするだけで再生・停止・音量調節が可能。比較した多くの商品ができていた曲のスキップをできない点は惜しいところですが、本体だけで最低限の操作ができます。

比較した多くの商品が対応していなかった、イコライザー調節ができるのもポイント。専用アプリの「Connect」を利用すれば、シーンに合わせてモードの選択できます。自由型のイコライザーには対応しないため、音にこだわる人は物足りない可能性があるものの、初心者でも音楽や環境に合わせた音質を楽しみやすいのはメリットでしょう。

マイクが搭載され、ハンズフリー通話も可能。AIノイズリダクション技術により、風切り音など余分なノイズをカットしたクリアな声が相手に届くよう配慮されています。複数の機器と同時に接続できるマルチポイントにも対応。パソコンで使用している最中でも接続し直すことなく、スマホで会話ができますよ。

充電方法は、汎用性が高いUSB‐C充電に対応しています。USB Type-A＆USB Type-Cケーブルが付属され、USB Type-A端子があるパソコンなら充電が可能です。比較したなかには独自端子で付属品でしか充電できない商品もありましたが、本商品は市販のUSBアダプターやUSBType-Cケーブルが利用できます。

1. イヤホン本体で再生/停止｜◯
2. イヤホン本体で音量調整｜◯
3. イヤホン本体で曲のスキップ操作｜×
4. 選択型の簡潔なイコライザー調節｜◯
5. 自由調節型の細かいイコライザー調節｜×
6. マイク搭載｜◯
7. マルチポイント対応｜◯
8. USB-C充電対応｜◯

IPX4の防水性能を備え、突然の雨や汗による故障のリスクは少なめです。雨や汗を気にせずランニングに集中できるでしょう。比較したなかにはIPX8と水中でも使える商品がありましたが、一般的なプールでは電子機器の使用ができないところがほとんど。水没する状況下でなければ本商品のようにIPX4あれば十分です。

連続再生時間は20時間もあり、比較したなかでトップクラスのバッテリー性能を誇ります。1日中使いたい人にもぴったりです。比較した商品で20時間利用できるものはほとんどなく、なかには本商品の1/4の時間しか持たないものもありました。

フル充電までの時間は2時間です。比較した商品の半数ほどが対応していない急速充電も完備。使用状況によっても変わりますが、10分の充電で約120分間の連続再生ができます。朝に充電忘れに気づいても、出かける前の短い時間でサッと充電できるでしょう。

20代までの男女10人のモニターが実際に商品で音楽を聞いてみたところ、ボーカルの声がクリアに響いた点が高く評されました。比較した商品内には細部まで表現しきれないものもあったなか、こちらはモニターから「抑揚など細かい表現力もあった」との声があがっています。上位商品ほどではないものの、歌声が聞きづらいと感じることは少ないでしょう。

＜ボーカルの音質についてのモニターコメント＞

1. 「男性ボーカルの歌声は若干力強さに物足りなさを感じたが、女性ボーカルの歌声はかなりクリアできれい。抑揚などの細かい表現力もあり、聞き心地がよかった」
2. 「ボーカルの歌声はクリアで抑揚や強弱がしっかり聞こえた」
3. 「ボーカルの歌声がとても鮮明で息遣いや抑揚など細かなところまで聞き取れる」
4. 「ボーカルははっきり聞こえたが、抑揚など細かい表現はあまり聞こえなかった」

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楽器の音も伸びやかに響いています。テンポが速い曲だとやや潰れている音があったものの、粒感がありモニターから「楽器の音それぞれを聞き分けられた」という声が寄せられました。シンバルやトランペットの音など、高音もしっかりと表現可能。それでいて、比較した一部の商品のように「高音が耳に刺さる」と指摘したモニターはいませんでした。豊かな中高音で、聞き疲れしにくいでしょう。

＜楽器の音質についてのモニターコメント＞

1. 「中高音の楽器が非常にきれいだった。音に伸びがあるので、余韻が残り音の響きを心地よく感じられた。ボーカルの歌声とのバランスもよい」
2. 「楽器それぞれの聞き分けや粒立ちもしっかりと判別できた」
3. 「曲調がゆっくりな楽器の音はクリアに聞こえたが、速い曲調のものだとガヤガヤしてクリアに聞こえなかった」
4. 「楽器の音の違いまでしっかり聞こえた」
5. 「楽器の音や細部の音は耳を凝らせば聞こえてくるものの、はっきりとは聞こえてこず、こもっているような印象を受けた」

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低音は体に響くような迫力は感じられなかったのが惜しいところ。比較したうち、軟骨伝導型や骨伝導型は構造上一般的なイヤホンより低音の表現が苦手な傾向がありました。本商品も例外ではなく、実際に聞いたモニターから「ずっしりとした重みを感じなかった」などの指摘が多数寄せられています。

しかし、低音が聞こえないわけではありません。ベースやドラムはしっかりと耳に届き、モニターからは「ベースやバスドラムが弾けるように聞こえてきて中高音とのバランスはよい」という声も。「重低音が好きな人には向かない」という口コミどおり、体に響くような音圧を楽しみたいときには向いていませんが、音のリズムにのって運動や作業するときであれば気にならない人もいるでしょう。

＜低音についてのモニターコメント＞

1. 「身体に響くような低音の厚みは感じられず軽いチープなリズム感しか感じられなかった」
2. 「低音特有の突き出るようなズーンと響くような感覚がなく、低音の音自体がそこまで際立っていなかった。迫力は感じられなかった」
3. 「しっかりと低音は聞こえるものの、迫力はなく、奥の方でかすかに鳴っているような印象を受けた」
4. 「ベースやドラムの音がきちんと聞こえた」
5. 「低音の重層感があってよかった」

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耳の穴を塞がないタイプのため、騒音がある場所では音楽もラジオも聞きづらい結果に。モニターが外音に近いノイズが流れているスピーカーの中央に立って商品で音楽を聞いたところ、比較した多くの商品と同様に低音が車の音などにかき消されました。

ボーカルの声は、低音よりは聞きやすいものの、騒音が大きくなると歌詞をはっきりとは聞き取れず。ボリュームをあげれば、おおむね聞きやすくなりますが、しっかりと聞くには意識を集中する必要があります。BGM程度なら問題ありませんが、音楽を深く楽しみたい人には物足りなく感じるでしょう。

＜騒音下での低音・ボーカルの声の聞こえやすさについてのモニターコメント＞

1. 「低音は迫力があまり感じ取れなかった。ボーカルの歌声やパーカションなどの高い音は聞こえてきたが、低音は車などの音に消されやすく、あまり印象に残らなかった」
2. 「低音がぼやけてベース音とドラム音が聞き分けられなかった。音もこもって聞こえ迫力も感じられない」
3. 「ボーカルの声は大きな音が鳴ると聞こえにくくはなるが、意識を集中させれば聞ける」
4. 「車が通過した時歌詞が聞き取れなくなった。男性のボーカルだとなおさら聞こえづらい」
5. 「音量をマックスにしないとところどころ聞こえないところがあったものの、マックスにすればクリアにボーカルが聞こえた」

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ラジオの声も車の走行音にほとんどかき消され、実際に聞いたモニターから「交通量が多いと何をいっているか聞こえてこない」という厳しい意見が。騒音に邪魔されて話している内容を把握するのは難しいでしょう。車道沿いなど騒音が多い場所でラジオを聞くのは向いていません。騒音下で使用する場合は、専用アプリ「Connect」のイコライザーで人の声を聞き取りやすくするクリアボイスモードを選択して使用しましょう。

＜騒音下でのラジオの聞きやすさについてのモニターコメント＞

1. 「一言一句拾うことはかなり厳しく、ランニング中はラジオを楽しむのは難しい」
2. 「車の通る大きな音が鳴ったときはほぼ聞こえなくなった。常に消えかかるような音量・声なので、この状態で会話を聞き取るのは難しい」
3. 「エンジン音のときはかろうじて女性のセリフが聞き取れるが、車が走行すると外部の音に完全に負けていて男女どちらの会話も聞き取れなかった」
4. 「大きな音がしてもセリフを聞けた」
5. 「大きいノイズがあるときは男性の声・女性の声どちらも聞こえない。大きいノイズがないときは男女ともにセリフまで聞こえるが、男性に比べて女性のほうが聞きやすい」

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音漏れしやすいのもネックです。イヤホンを装着して音楽を流し、30cm離れた場所から騒音計で音漏れを3回測定。すると、適正音量でも平均11.7dBもの音が漏れていました。比較した全商品の平均値7.52dBを大きく上回り（※2024年12月時点）、「音漏れがほとんどない」という口コミとは異なる結果です。

9dBを超える音漏れは、聞いている音楽の詳細がわかるレベル。静かなオフィスだけでなく、電車内など周りに人がいる場所でも注意が必要でしょう。専用アプリ「Connect」のイコライザーには「音漏れ制御モード」があるので、公共の場で利用する際は選択することをおすすめします。