刃先をあてただけでスッと切り込め、切り心地が非常に軽いと評判の木屋 No.160 鎌型 エーデルワイス ポリアセタール樹脂柄。インターネット上では高評価の口コミが多くみられる一方で、「サイズが大きい」「刃こぼれしやすい」といった気になる声もあり、購入を迷っている人もいるのではないでしょうか?
そこで今回は、木屋 No.160 鎌型 エーデルワイス ポリアセタール樹脂柄を含む三徳包丁全24商品を実際に使ってみて、切れ味のよさ・切れ味の持続性・使い勝手のよさを比較してレビューしました。購入を検討中の人はぜひ参考にしてみてくださいね!
製菓・コーヒーの専門学校卒業後、スペシャルティコーヒー専門店にてバリスタとして7年間勤務。店舗ではハンドドリップやラテアートの講師も務め、味や香りへの繊細な感覚を磨く。マイベスト入社後はカフェで勤務していたこれまでの経験を活かし、コーヒー器具をはじめ、調理器具やキッチン雑貨、食品・ドリンク、ギフトアイテムなど、食まわり全般の商材の比較検証を担当。「ユーザーの立場に立って考える」をモットーに、日々の業務に取り組んでいる。また、焙煎士・バリスタとして現在も現場に立ち、実体験に基づいたリアルなレビューを届けている。
すべての検証は
マイベストが行っています
木屋のNo.160 鎌型 エーデルワイス ポリアセタール樹脂柄は、使い勝手のよさを重視する人におすすめです。柄は丸みを帯びており、手にフィットします。
さらに本体は170gと、比較したなかにはずっしりとした重みを感じる200g以上のものもあるなか、ちょうどよい重さといえます。安定感があるため、食材を問わず扱いやすいでしょう。
一方で切れ味は、トマト・鶏肉ともに刃の入りはなめらかとはいえませんが、断面はきれいに仕上がりました。肉・魚といった弾力のある食材は、しっかり手で支えながら包丁を動かすとカットしやすいですよ。
さらに摩耗した状態でも、切れ味に大きな変化がなかったのは好印象です。研ぐ手間を減らせるのはうれしいですね。食洗機での洗浄にも対応しているので、手入れの手軽な包丁をお探しの人もぜひ検討してみてください。
木屋は、1792年に東京都日本橋で創業した老舗の包丁メーカー。
今回は、同社が手がける口金(ボルスター)付きの包丁のなかでも最高級シリーズにあたるエーデルワイス洋包丁から、「No.160 鎌型 エーデルワイス ポリアセタール樹脂柄」をご紹介します。
素材には、オーストラリアのオーストリーボーラー・ブレッヒ社が製造する新鋼材「新エーデルワイス・ステンレス刃物鋼」を使用。
ステンレスに含まれるカーボン量を調整し、サビなど腐食への耐久性を強化しているのが特徴です。さらに研ぐ作業の手間を考え、しなやかさも兼ね備えています。
またカーボン量を抑えることで硬度が落ちないよう、微量の元素を添加しました。
加えて切れ味を長持ちさせるため、特殊な熱処理を施しています。
柄の素材には、水に強いポリアセタール樹脂・ABS樹脂を採用。
刃と柄の間には口金がついているので、水や菌がつなぎ目から入り込みにくいのも魅力です。また、食洗機での手入れに対応しているのも便利ですね。
全長は約30.0cmと、日本人にも使いやすいよう設計しました。
野菜から肉・魚の調理にまで対応できるよう、刃渡りは約18.0cmに仕上げています。
公式サイトでの販売価格は、税込18,700円です(執筆時点)。木屋のオンラインショップでは、研ぎや柄の取り替えなど、専門の職人によるメンテナンスも受けつけています。
同じNo.160シリーズには検証した鎌型タイプよりもひと回り小さい、中鎌型タイプも展開しているので、手の大きさや用途にあわせて選んでみてください。
<中鎌型タイプのラインナップと価格(執筆時点)>
まずは、切れ味のよさの検証です。
各商品で実際にトマト・鶏肉を切り、スムーズに刃が入るか・切りづらい箇所はないか・切り心地はなめらかかの3点を評価しました。
鶏肉をカットしてみると、皮や筋に切りづらさを感じました。身が多くついている部分はスムーズに切り進められますが、少ない部分ではカット時に身が動いてします。
軽い力で刃を入れられた上位商品に比べると、弾力のある食材のカットは苦手な印象です。
トマトは、刃を動かす際にザラザラとやや引っかかる場面も。しかし包丁の動きにストレスはなく、断面もつややかに仕上がりました。
切れ味に大きな問題はありませんが、肉・魚をカットする際はもう片方の手でしっかりと食材を押さえると切りやすいでしょう。
続いて、切れ味の持続性の検証です。
約3か月使用して摩耗した状態を再現するため、プラスチック製のまな板に各包丁を3,000回ずつ切りつけます。その後、トマト・鶏肉を切り、新品時の切れ味と比較して、どれほど変化がみられるか確認しました。
摩耗後も、切れ味は新品時とほぼ変わりませんでした。
実際に使用してみると、トマトの皮にもサクッと刃が入ります。比較したほかの商品には、とくにトマトの端部分が切りづらくなったものもあったなか、きれいにスライスできました。
鶏肉においても、皮部分にはやや引っかかりがありましたが、切る際に動かしづらさは感じません。
包丁を研ぐ頻度を減らせるので、メンテナンスに手間をかけたくない人にも使いやすいでしょう。
最後に、使い勝手のよさの検証です。
各包丁を実際に使用し、柄は握りやすいか・本体はほどよい重さかの2点に着目して、総合的に評価しました。
柄は手触りがサラサラとしているうえ、曲線を描いています。手になじみやすく、握り心地は良好です。
また重量は170gとほどよく、柄に口金がついているためか全体的にバランスがとれていました。
検証では200gを超えるものほど手に負担を感じる傾向にあったことを考えると、食材を問わず扱いやすいといえます。
最後に、ほかの特徴をもった商品をご紹介します。
貝印の関孫六 10000CL 三徳165mmは、トマト・鶏肉の皮ともに軽い力でカットできました。重量は150gとほどよく、包丁自体の重みでストンと切れていくような感覚があります。食材の断面がつややかに仕上げられたのも高評価です。どんな食材もスムーズに切れるので、料理が楽しくなりますよ。
大きく硬い食材をカットする機会が多い人には、貝印の旬Shun Classic 三徳ナイフ(ディンプル)がおすすめです。切れ味が非常によく、鶏肉の筋や皮も包丁を数回動かすだけで切れました。さらに本体には205gと重みがある分、使い心地が安定しているのも魅力。柄も握りやすいため、手に疲れを感じにくいといえます。
全長 | 約29.5cm |
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刃渡り | 約16.5cm |
重量 | 約150g |
刃の素材 | 複合材(ハイカーボンステンレス刃物鋼+ステンレススチール) |
コーティングの種類 | 不明 |
柄の素材 | 木(積層強化木) |
タイプ | 不明 |
オールステンレス | |
食洗機対応 | |
口金付き | 不明 |
ダマスカス | 不明 |
メンテナンスサービスあり | 不明 |
左利き商品の展開あり | 不明 |
柄の形状 | 不明 |
ギフト対応 | 不明 |
収納ケース付き | 不明 |
カラー展開 | 不明 |
対象 | 不明 |
用途 | 不明 |
特徴 | おしゃれ、かっこいい、高級 |
貝印 関孫六 10000CL 三徳包丁をレビュー!クチコミ・評判をもとに徹底検証
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