高解像の4Kに対応したチューナーレステレビ、ゲオ TGEOS-5000STK。しかし、インターネット上には口コミが少なく、実際の評判が気になり購入をためらっている人も多いのではないでしょうか?
オーディオ専門店「e☆イヤホン」の販売員として3年間勤務。オーダーメイドや高級機種なども含め、これまでに試聴したイヤホン・ヘッドホンは、のべ500種類を超える。また、音楽や環境に合わせて11種類のイヤホン・ヘッドホンを使い分けるほど、音には並々ならぬ情熱を持っている。 その後、2023年にmybestへ入社し、豊富な知識を活かしてオーディオ・ビジュアル機器のガイドを担当。「顧客のニーズを真摯に考えて提案する」をモットーに、ユーザーに寄り添った企画・コンテンツ制作を日々行っている。
すべての検証は
マイベストが行っています
本コンテンツに記載の検証結果は2025年08月までの情報です
ゲオのTGEOS-5000STKは、大人数で集まってテレビを見たい人におすすめです。実際に斜めから見て正面との見え方の違いを確認したところ、画面全体の明るさ・鮮やかさを維持できていました。比較した商品には斜めからだと画面が見えにくいものもあったのに対し、こちらは角度を変えても画質の劣化が気になりません。寝転がってテレビを見たい人にもぴったりです。
パネルも高性能。実際に測定したところ、最大輝度・コントラスト比は比較したなかでトップクラスの数値でした。最大輝度が352.83cd/m2と高いので、画面が明るく見えます。コントラスト比は、国内テレビと同程度の3000:1を大きく上回る5026:1を記録。比較した商品には300:00以下とコントラストが弱いものもあったなか、メリハリのあるリアルな映像を楽しめるでしょう。
コントラストが高いため、実際の映像も色鮮やかです。映画を視聴したモニターからは「赤味が強く感じる」との指摘もありましたが、暗い部分も潰れず再現できていました。ネット動画も色鮮やかで、視認性に優れています。スポーツ映像は色の正確さに欠け、残像感も少し気になったものの、選手やボールの動きは追えていました。
音質も良好です。オーディオ・ビジュアル専門家の折原さんは、「映画の音の再現性や定位感・クリアさはチューナーレステレビのなかではトップ級に優秀」とコメント。ライブ映像では、音に臨場感も感じられました。音がこもりにくいので、声もしっかりと聴き取れますよ。
リモコンは、慣れれば問題なく操作できます。主要なアプリはショートカットボタンから、ワンタッチで接続が可能。Google TV内蔵のため、好きなアプリをダウンロードすることもできます。テレビは3.46秒・YouTubeは4.57秒で起動したので、動作の遅さも気にならないでしょう。50インチで税込38,280円(※2024年9月時点・公式サイト参照)とお手頃ながら、きれいな映像・音を楽しめる商品です。ぜひ購入を検討してみてくださいね。
解像度は4Kに対応。明暗差をしっかり表現する技術HDRも採用されています。Bluetooth 5.0に対応しており、ワイヤレスでも音声の出力が可能です。入出力端子が豊富なため、幅広い機器と接続できますよ。壁掛けにも対応しており、スマートに設置できます。
なお、詳細なスペックは以下のとおりです。
今回は、ゲオのTGEOS-5000STKを含むチューナーレステレビを実際に用意して、比較検証レビューを行いました。
1つ目のメリットは、値段の安さ。公式サイトの販売価格は、43インチで税込32,780円、50インチで税込38,280円(※2024年9月時点)です。
チューナーレステレビは地デジが映るテレビより低価格な傾向がありますが、比較した商品には50インチで4万円を超えるものも複数ありました。予算を抑えたい人は候補となりますよ。
コントラスト比は、国内テレビと同等の水準である3000:1よりさらに高い、5026:1を記録しました。比較したなかにはコントラスト比が294:1と極端に低い商品もあったのに対し、輪郭のはっきりとした立体感のある映像を描写できる性能を備えています。
色の正確さは5.31ΔEと特別優れているわけではありませんが、色域は82.59%と広めです。多彩な色を表現できるので、映像のポテンシャルを引き出せるでしょう。
ただし、コントラスト比が高く鮮やかに感じられる反面、「明るすぎて不自然」と感じたモニターもいて、やや好みは分かれます。とはいえ、比較した一部商品のように暗い部分の色が潰れることはなく、色の濃淡をきれいに再現できていました。
オーディオ・ビジュアル専門家の折原さんは、「一部残像が気になるシーンもあるが、映像の明るさの幅を広げるHDRもバランスよく機能しており、画質はよい」とコメント。ノイズが目立たないので、映画を存分に楽しめますよ。
<映画の画質についてのモニターコメント>
コメントは一部抜粋
映画と同様に赤色が強めの発色で鮮やかに見えるため、「肌の色が不自然に見えた」と感じたモニターもいましたが、視認性は良好です。比較した一部商品のように暗く見えることはなく、「画面が鮮明なので見やすい」と好評でした。ノイズも気になりません。
<ネット動画の画質についてのモニターコメント>
コメントは一部抜粋
クリアな音質も魅力のひとつです。効果音と重なる部分は声が聴こえにくいと感じる場合がありますが、モニターからは「セリフがこもらず聴き取りやすい」との声が多数あがりました。
オーディオ・ビジュアル専門家の折原さんからは、「映画の音の再現性や定位感・クリアさはチューナーレステレビのなかではトップ級に優秀」と評価されています。メリハリや移動感にはやや欠けるものの、映像と音にズレはありません。
低音の迫力も十分です。モニターからは、「飛行機の離陸シーンのエンジン音にとても迫力があった」との声が。ライブ映像を見ても、ボーカルの声がメインでありながらベースの低音も満足できるレベルでした。比較した商品には低音が弱いものが多かったのに対し、リズムを感じられて臨場感を味わえるでしょう。
<音質についてのモニターコメント>
コメントは一部抜粋
正面から見た場合と比べると多少の差は感じますが、明るい肌色や暗いグリーンなど、すべての色が比較的元の色に近い印象です。明所と暗所のバランスも変わらずキープできています。どの角度からでも画質の劣化が気にならないので、家事をしながらや寝っ転がってテレビを見たい人にもおすすめですよ。
「凹凸がなく使いにくい」「上下左右のボタンが反応しにくい」など、反応の遅さや押しにくさを指摘するモニターもいたものの、慣れれば問題ないでしょう。「直感的に操作できる」との意見のほうが多く、基本的に問題はなく操作できました。
コメントは一部抜粋
起動の待ち時間が長すぎないため、ストレスは感じにくいでしょう。
比較したほかの商品と同様、主要アプリへのショートカットボタンも充実していました。Netflix・YouTube・Amazon prime video・YouTube Musicなどへは、ワンタッチでアクセスできます。音声操作にも対応しているので、リモコンなしでも操作が可能です。
<検証結果>
選手やボールの動きはきちんと追えているものの、「引きで見ると選手がぼけて見えた」との声も。オーディオ・ビジュアル専門家の折原さんからも「動きの激しいシーンでは選手の姿が崩れて見える」との指摘を受けました。許容できる範囲ですが、映画やネット動画と比べると画質は劣ります。
<スポーツ映像の画質についてのモニターコメント>
コメントは一部抜粋
アクションゲームや銃撃ゲームなど、一瞬の操作・動きが影響するようなゲームには向いていない印象でした。しかし、家族や友人とゲームをするなど、画面を大きくしたいという目的であれば一般的なテレビと遜色なく使用できますよ。
ここでは、より高性能な商品や予算を抑えられるモデルをご紹介します。ゲオのTGEOS-5000STKの気になる点をカバーできるので、ぜひチェックしてみてください。
測定した数値が高いだけでなく、実際の画質も高評価を獲得。映像を視聴したモニターからは、「肌の質感や服の皺などの細部までも比較的きれいに見える」という声が多く寄せられました。
クリアな音質も魅力です。低音のリズムや音の広がりも感じられ、臨場感は十分。バックサウンドはしっかり鳴らしつつも、声はこもらず聴き取りやすい音質でした。
起動がスピーディで、スマホ感覚で使用できるのも魅力。本体の起動時間は2.21秒・アプリは3.03秒と、比較したなかでも高速でした。頻繁にテレビを見る人も快適でしょう。
音がクリアなので、セリフもしっかり聴こえます。低音の迫力も十分で、Youtubeや映画・音楽でも臨場感のあるサウンドを楽しめました。
ゲオのTGEOS-5000STKは、全国のゲオの店舗で購入が可能です。店舗によって取り扱いがない可能性があるため、来店前に問い合わせてみてくださいね。
コンテンツ内で紹介した商品を購入すると、売上の一部がマイベストに還元されることがあります。
掲載されている情報は、マイベストが独自にリサーチした時点の情報、または各商品のJANコードをもとにECサイトが提供するAPIを使用し自動で生成しています。掲載価格に変動がある場合や、登録ミス等の理由により情報が異なる場合がありますので、最新の価格や商品の詳細等については、各ECサイト・販売店・メーカーよりご確認ください。
Hisenseの「55U8N」は、最新のMini LED技術と量子ドット技術を組み合わせることで、有機ELに迫る高画質を実現した4Kテレビです。「有機ELは価格が高いけれど、高画質なテレビがほしい」という人にとって、注目のモデルといえるでしょう。今回は、55U8Nが持つ映像技術や音響性能につい...
液晶テレビ・有機ELテレビ
東芝REGZAの4Kテレビ「Z670R」と「Z670N」は、高画質と機能性で人気のモデルです。新しいテレビの購入を検討する際、最新モデルのZ670Rと、価格が魅力的な前モデルZ670Nのどちらを選ぶべきか、迷う人も多いのではないでしょうか。そこで今回は、REGZA Z670RとZ670Nのスペ...
液晶テレビ・有機ELテレビ
REGZAのフラッグシップモデルである「Z870N」と「Z870M」は、高画質な映像体験を求めるユーザーに人気の4Kテレビです。しかし、「NとMで何が違うの?」「どちらを選ぶべき?」と、具体的な違いがわからず迷っている人も多いのではないでしょうか。そこで今回は、最新モデルのZ870Nと前モデル...
液晶テレビ・有機ELテレビ
朝のニュース番組や夜のリラックスタイムなど、毎日のように使用するテレビ。視聴できない・音が聞こえないなどのトラブルが起こると不便なので、壊れる前に買い替えたいと考える人もいるでしょう。しかし、テレビの耐用年数がどのくらいなのかわからないという人は多いのではないでしょうか。そこで今回は、液晶テレ...
液晶テレビ・有機ELテレビ
寝室や書斎のセカンドテレビや、一人暮らしのメインテレビに最適な32型テレビ。東芝のテレビ事業がハイセンスに買収されたことにより、東芝のREGZAとハイセンス、どちらがいいのかと迷う人もいますよね。今回は、REGZAの「32V35N」とハイセンスの「32A4N」を、画質・音質・使い勝手・コスパと...
液晶テレビ・有機ELテレビ