G-SYNC Compatibleの認定を受けた23.8型ゲーミングモニター、IODATA GigaCrysta LCD-GC243HXDB。ネット上では「応答速度は十分なスピード」と評価されていますが、口コミの全体数が少なく評判がわからないため、購入を迷っている人も多いのではないでしょうか?
今回はその実力を確かめるため、以下の3つの観点で検証・レビューを行いました。
さらに、人気のMSIやLGなどのゲーミングモニターとも比較。検証したからこそわかった、本当のメリット・デメリットを詳しく解説していきます。ポイントや送料を考慮した価格比較も行っているので、ゲーミングモニター選びに迷っている人はぜひ参考にしてみてください。
新卒でPC周辺機器・スマホアクセサリー・カーアクセサリーを取り扱うメーカーに入社。法人営業・広報を担当し、商品開発にも携わる。2023年2月にマイベストに入社し、モバイルバッテリーやビデオカメラなどガジェットやカメラの比較・コンテンツ制作を経験。現在では、家電・カーバイク用品など幅広いジャンルのコンテンツ制作に携わる。「専門性をもとにした調査・検証を通じ、一人ひとりに合った選択肢を分かりやすく提案すること」ことを心がけて、コンテンツ制作を行っている。
すべての検証は
マイベストが行っています
目次
良い
気になる
IODATA GigaCrysta LCD-GC243HXDBは、仕事にもゲームにも使いやすい手頃なモニターがほしい人におすすめです。映像のなめらかさに関わる最大リフレッシュレートは165Hzと、比較したなかでも総合的な評価が高かったMSI Optix MPG321UR-QDやLG UltraGear 32GQ950-Bを上回るスペック。動きの激しいFPS・TPSも快適でしょう。最大フレームレートが120fpsのPS5やXbox Series X|Sのスペックも十分活かせるレベルです。
オーバードライブ機能により、ブレやぼやけを抑える応答速度も最大1msまで底上げが可能です。画面調整機能も豊富で、輝度・コントラスト・シャープネスなどの設定ができました。ゲームジャンルごとのプリセットや、暗いシーンの視認性を上げるナイトクリアビジョンにも対応しており、快適にプレイするためのオプションが充実しているといえます。
ハード面では、スタンドを柔軟に調整できるのが大きな魅力です。高さ・傾きの調整はもちろん、画面を回転させて縦向きで使用することもできます。比較したなかで縦向きで使用できる商品は、全体の約半数にとどまりました。Webサイトや縦に長いエクセルデータの閲覧もスムーズなので、事務作業用モニターも兼ねたい人にもおすすめです。
一方、解像度はフルHDとそこまで高画質とはいえません。色域の広さの測定値も63.5と、比較した全商品の平均66.3(※執筆時点)とほぼ同水準。特別色鮮やかとはいえないものの、色の薄さが気になるシーンはありませんでした。色味の美しさに強くこだわらないのであれば、十分きれいな映像を楽しめるでしょう。
公式サイトの価格は税込49,280円ですが、ECサイトでは2万円台後半(※執筆時点)。リフレッシュレート165Hz以上だと5万円超の高級機が多いなか、コスパはかなりよいといえます。スタンドも柔軟に調整できるので広い用途で活躍するでしょう。解像度はフルHDなので、4K・WQHD対応モデルをお探しならほかの商品も検討してみてくださいね。
実際にIODATA GigaCrysta LCD-GC243HXDBと比較検証を行った商品のなかで、総合評価1位を獲得したベストバイゲーミングモニターと、色域の広さ・対応ハード・ジャンルの幅広さ・オプションの豊富さそれぞれの項目でNo.1を獲得した商品をピックアップしました!
IODATA GigaCrysta LCD-GC243HXDBよりも色鮮やかに映るゲーミングモニターを選びたい人は、ぜひ検討してみてくださいね。
ASUS
4Kで240Hz!幅広いゲームを鮮やかな映像でプレイ可能
エムエスアイコンピュータージャパン
色域が広く色鮮やか!4K対応で迫力満点の映像が楽しめる
LG Electronics Japan
暖色がよく映えて、オープンワールドの魅力を存分に味わえる
今回ご紹介するLCD-GC243HXDBは、アイ・オー・データ機器のゲーミングモニターブランドGigaCrystaから2021年5月に発売された商品。幅広いゲームで使えるように設計されていて、ファイナルファンタジーXIVのWindows版で動作確認も受けています。
まず注目すべきは、G-SYNC Compatible認証を受けたディスプレイ。グラフィック性能を司るGPUの開発などを行う半導体メーカーNVIDIA社が、品質のチェックと認定を行なっています。なめらかで画像のズレが少ない映像を期待できますよ。
ディスプレイサイズは23.8型で、上下左右178度と広視野角なADSパネルを採用しているのが特徴です。10bit入力時の最大表現色は10億色と、繊細な色彩表現も強みとしています。
映像の動きのなめらかさに直結するリフレッシュレートは最大165Hz。秒単位の動作が結果を左右するFPSゲーム向けに、オーバードライブ・スルーモード・バーストモードと3つの機能が搭載されています。プレイ内容に応じて機能を有効にすると、よりスピード感のある映像を楽しめますよ。
画面表示を見やすくする機能としては、映像に合わせて自動で輝度を調整するCREX機能や、暗所でも鮮明に映し出せる「Night Clear Vision」などを搭載しています。HDR信号入力にも対応しているため、PS5などのHDR再生機器と接続すれば、白飛び・黒つぶれの少ないHDRコンテンツを楽しめますよ。
メリハリのある映像にできるエンハンストコントラスト機能もあり、シーンやゲーム内容に合わせて自由に見え方を調整できます。低解像度の映像の解像度を向上させる技術もあるので、SD画質のゲームも美しく映せるでしょう。
なお、8種類のゲーム機で動作確認を行なっており、Nintendo Switch・Xbox One X・Xbox One S・Xbox One・PS3以降のモデルは動作します。HDMI CEC機能も搭載されており、入力切替不要でゲーム機の画面表示になるのも使い勝手がよいでしょう。なお、リモコンはなく、本体のボタンで操作を行います。
本体のサイズは、スタンドありで幅約54.0×奥行約23.1×高さ約39.6~49.2cm。高さ・傾きの調整はもちろん、画面を縦に回転させて使用することもできます。スタイリッシュな極細フレームで、ゲームへの没入感を高められるのも魅力。背面の「GigaCrysta」ロゴは、ゲーミングデバイスらしく美しく光ります。
入力端子は、DisplayPort×1・HDMI×3。ゲーム機だけでなく、パソコンやレコーダーとも接続できます。スピーカーは標準搭載ですが、ゲーミングマイクヘッドフォンをつないでボイスチャットも楽しめますよ。
なお、保証期間は購入から5年、もしくは使用時間30,000時間以内です。購入前・購入後で別の窓口を用意しており、チャット・メール・電話で気軽に問い合わせられます。故障などのトラブルに関しては土日も受付。保証期間内の修理は基本的に無償となり、発送時の送料のみで対応してもらえます。
今回は、IODATA GigaCrysta LCD-GC243HXDBを含むゲーミングモニター全18商品を実際に用意して、比較検証レビューを行いました。
具体的な検証内容は以下のとおりです。
まずは、色域の広さの検証です。
HDR/BT.2020の測定用パターン信号を出力し、自然界の物体の色域に近いとされている色の規格BT.2020をどれくらいカバーできているか専用ソフトで測定しました。なお、モニターのオプションはすべてオフにし、初期設定のままで検証しています。
色域の測定値は63.5と、比較した全商品の平均値66.3(※執筆時点)を若干下回った程度でした。特別色鮮やかだったわけではないものの、色の薄さが目立つようなシーンはほとんどありません。色味の美しさに強いこだわりがなければ十分なきれいさです。
比較したMSIのOptix MPG321UR-QDやLGのUltraGear 32GQ950-Bなどの10万円超の高級モデルは、色域の測定値が70以上を記録しました。色鮮やかで華やかな映像美を楽しみたいなら、色域の広さも重視して商品を選ぶとよいでしょう。
続いては、対応ハード・ジャンルの幅広さの検証です。
リフレッシュレート・応答速度・解像度・オーバードライブや黒挿入機能の有無をチェックし、ジャンルを問わずどんなゲームでも快適にプレイできるかを評価しました。
対応ジャンルとしてはFPS・TPSがおすすめです。画面のなめらかさを示すリフレッシュレートは最大165Hzと高めでした。PS4・Switchの最大フレームレートは60fps、PS5やXbox Series X|Sは120fpsなので、十分にゲーム機側のスペックを活かせるでしょう。
通常の応答速度は5msで、オーバードライブを設定することで最大1msまで底上げが可能に。応答速度が短いほどブレやぼやけを抑える効果が期待できます。さらに、「バーストモード」ではグラフィックの再現性を犠牲にして、オーバードライブ時以上に応答速度を追求できるとしています。
一方、最大解像度はフルHDと高画質とはいえません。PS5やXboxでオープンワールドRPGやアクションゲームをプレイする人にとっては、やや物足りなさを感じるでしょう。
PS4・Switchなら最大出力がフルHDなので相応といえます。ただし、今後PS5やゲーミングPCを導入する可能性があれば、できるだけ解像度やリフレッシュレートが高いものを買うのがおすすめです。
<検証結果>
最後に、オプションの豊富さを検証しました。
輝度やコントラストなど画質の調整機能が充実しており、プレイ環境に応じて細かく調整できるものを高評価としています。
比較した多くの商品と同じく、画質の調整機能が充実しています。詳細は以下のとおりです。
暗いシーンを鮮明に映し出すナイトクリアビジョンに対応。FPS・TPSでは、暗い場所にいる敵も見つけやすくなるでしょう。色域・輝度・コントラスト・シャープネス(映像のくっきり度合い)も手動で調整できるので、プレイヤーの好みに合わせて細かく調整できますよ。
画面モードとして、コンテンツごとのプリセットが用意されています。FPS・RPG・Webなどのシーンを選択したうえで手動でも微調整できるので、簡単に自分好みの表示に設定できますよ。
解像度 | フルHD(1920×1080) |
---|---|
モニターサイズ | 23.8インチ |
リフレッシュレート | 165Hz |
良い
気になる
ナイトクリアビジョン機能 | |
---|---|
パネル種類 | ADS |
アスペクト比 | 16:9 |
表示色 | 1677万色 |
チルト機能(垂直角度調節) | |
輝度 | 350cd/m2 |
スイーベル機能(水平回転) | |
スピーカー搭載 | |
ピボット機能(画面回転) | |
高さ調節機能 | |
コントラスト比 | 1000:1 |
※ランキングは、購入時に取得できるポイントを考慮した実質価格で作成しています。
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IODATA GigaCrysta LCD-GC243HXDBは、公式オンラインショップで購入できます。無料会員に登録すると、独自のポイント還元や割引クーポンなどの特典が受けられますよ。
そのほか、Amazon・楽天市場・YahooショッピングなどのECサイトにも取扱店舗があります。値段はショップによっても異なるので、お得に買えるお店を選んでくださいね。
最後に、より画面表示が美しいと好評だった商品をご紹介します。
迫力満点の映像を楽しみたいなら、MSIのOptix MPG321UR-QDがおすすめ。色域の測定値は87.32と広く、比較したなかでもトップクラスの鮮やかさでした。4K対応に加えて、リフレッシュレートは最大144Hz・応答速度も1msとハイスペック。FPS・TPSはもちろん、PS5用のモニターとしてもおすすめです。
同じくMSIのG274QPF-QDは、5万円台と手頃ながら広色域で鮮やかな発色を楽しめる商品です。4Kには非対応ですが、WQHDならではの画質のよさを感じられます。リフレッシュレートが最大165Hzと高いうえ、応答速度も1msと高速。RPGからFPS・TPSまでさまざまなゲームを楽しめます。
解像度 | 4K UHD(3840×2160) |
---|---|
モニターサイズ | 32インチ |
リフレッシュレート | 144Hz |
良い
気になる
ナイトクリアビジョン機能 | |
---|---|
パネル種類 | IPS |
アスペクト比 | 16:9 |
表示色 | 約10億7300万色 |
チルト機能(垂直角度調節) | |
輝度 | 400cd/m2 |
スイーベル機能(水平回転) | |
スピーカー搭載 | |
ピボット機能(画面回転) | |
高さ調節機能 | |
コントラスト比 | 1000:1 |
MSI Optix MPG321UR-QDを徹底レビュー!実際に使ってメリット・デメリットを解説
解像度 | WQHD(2560×1440) |
---|---|
幅 | 61.349cm |
モニターサイズ | 27インチ |
リフレッシュレート | 165Hz(オーバークロック設定:170Hz) |
奥行 | 19.648cm |
モニタータイプ | ワイド |
高さ(最大) | 40.208cm |
視野角(上下/左右) | 178°(H)、178°(V) |
重量 | 6,050g |
画面種類 | 液晶 |
LEDバックライト付き | |
ナイトクリアビジョン機能 | |
モニターサイズ | 27インチ |
モニター形状 | 平面 |
パネル種類 | IPS |
音声出力端子付き | |
モニタータイプ | ワイド |
モニター形状 | 平面 |
スリムベゼル | 不明 |
USB HUB搭載 | |
HDRエフェクトモード | |
アスペクト比 | 16:9 |
湾曲率 | |
照準機能(Dial Point) | 不明 |
表面処理 | 非光沢 |
画面種類 | 液晶 |
アスペクト比 | 16:9 |
映像自動調整 | |
表面処理 | ノングレア |
フリッカーフリー | |
黒挿入機能 | |
パネル種類 | RAPID IPS |
表示色 | 約10億7300万色 |
チルト機能(垂直角度調節) | |
解像度 | WQHD |
輝度 | 300cd/m2 |
スイーベル機能(水平回転) | |
オーバードライブ機能 | |
応答速度 | 1ms |
表示色 | 約10億7,300万色 |
入力端子 | HDMI2.0、USB Type-C、DisplayPort |
色域の広さ | 不明 |
スピーカー搭載 | |
色の正確さ | 不明 |
応答速度. | 1ms |
応答速度 | 1ms |
コントラスト比(メーカー公表値) | 1000:1 |
ブルーライト軽減 | |
最大輝度(公称値) | 300cd/m2(ピーク時400) |
最大輝度(実測値) | 不明 |
最小輝度(実測値) | 不明 |
最小輝度(黒) | 不明 |
リフレッシュレート | 165Hz |
画素ピッチ | 0.2331×0.2331mm |
ピボット機能(画面回転) | |
ベゼル幅 | 不明 |
高さ調節機能 | |
フレームレス | |
コントラスト比 | 1000:1 |
AMD FreeSync搭載 | |
フリッカーフリー | |
幅 | 61.349cm |
ブルーライトカット対応 | |
奥行 | 19.648cm |
高さ | 40.208cm |
重量 | 6.05kg |
インターフェース | HDMI、USB Type-C、DisplayPort1.4 |
入力端子数 | 4ポート |
Type-C給電機能 | |
Type-C出力機能 | |
タッチパネル対応 | |
操作方法 | 不明 |
設置方法 | 据え置き |
スタンド形状 | 不明 |
高さ調節機能 | |
角度調節機能 | 上下左右 |
ピボット機能(画面回転) | |
スピーカー機能 | 不明 |
カラーモードの数 | 不明 |
リモコン付き | 不明 |
VESAマウント対応 | |
最大消費電力 | 26W |
特徴 | |
用途 | ゲーム用 |
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