量子ドット技術を採用し、色の再現性の高さを謳うゲーミングモニター、MSI 27インチゲーミング液晶モニター G274QPF-QD。アンチフリッカー機能によって、画面のちらつきが抑えられているところもうれしいポイントです。「きれいな映像でゲームができる」と評判ですが、「色の再現性が低い」「色の鮮やかさに欠ける」という口コミもあり、購入を迷っている人も多いのではないでしょうか?
今回はその実力を確かめるため、以下の3つの観点で検証・レビューを行いました。
さらに、人気のBenQやほかのMSIのゲーミングモニターとも比較。検証したからこそわかった、本当のメリット・デメリットを詳しく解説していきます。ポイントや送料を考慮した価格比較も行いましたので、ゲーミングモニター選びに迷っている人はぜひ参考にしてみてください。
新卒でPC周辺機器・スマホアクセサリー・カーアクセサリーを取り扱うメーカーに入社。法人営業・広報を担当し、商品開発にも携わる。2023年2月にマイベストに入社し、モバイルバッテリーやビデオカメラなどガジェットやカメラの比較・コンテンツ制作を経験。現在では、家電・カーバイク用品など幅広いジャンルのコンテンツ制作に携わる。「専門性をもとにした調査・検証を通じ、一人ひとりに合った選択肢を分かりやすく提案すること」を心がけて、コンテンツ制作を行っている。
すべての検証は
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目次
MSI 27インチゲーミング液晶モニター G274QPF-QDは、きれいな映像で幅広いジャンルのゲームをプレイしたい人におすすめです。表現可能な色の範囲である色域は83.48とかなり広く、鮮やかなゲームの世界観を表現しやすいでしょう。比較では、57.07しかないものもあったことを考えると、色鮮やかなゲームの映像を楽しめます。
色のコントラストや明るさの調整ができるうえに、ナイトクリアビジョン搭載で暗所補正が可能。比較した一部商品にはナイトビジョンがないものも見られたのに対して、FPS・TPSでも影に隠れた敵を見つけやすいですよ。
また価格は5万円台と、やや高めではありますが、光の3原色を高水準で再現できる量子ドット技術が採用。ゲームのスペックを最大限引き出せなくても、プレイするうえで十分な映像が楽しめればよいという人にとってはコスパがよい商品といえます。
色の切り替わりの速さである応答速度は1msと十分な速さで、1秒間に移せる画像の枚数を指すリフレッシュレートが165Hzと高いところもポイント。比較した4K・240Hzのゲーミングモニターには及ばないものの、FPS・TPSのようなシューティングゲームでも十分滑らかな映像が楽しめます。
ただし、残像を抑える黒挿入がないので、動きが速い映像でブレが気になる可能性も。比較では、黒挿入が搭載されているうえ、色域が比較した商品のなかでトップクラスの87.32だったMSI Optix MPG321UR-QDのような商品もあったので、こちらもチェックしてみてくださいね。
そもそもゲーミングモニターとは、液晶テレビや一般的なモニターに比べてリフレッシュレートが高いところが特徴。テレビが65Hzなのに対して、120Hz以上のものが多く、動きが速い映像も目で追いやすいところが魅力です。
2023年2月15日に発売されたMSI 27インチゲーミング液晶モニター G274QPF-QDも、そんなゲーミングモニターの一つ。178度の広視野角なので、見る角度によってコントラストに差が出にくい設計になっています。
さらに、赤・緑・青の光の3原色を高いレベルで再現できる量子ドット技術を採用。色の再現性の高さを謳っています。画面のちらつきを抑える独自のアンチフリッカー機能も搭載されているので、長時間ゲームをしても、目の疲れが軽減できるでしょう。
今回はMSI 27インチゲーミング液晶モニター G274QPF-QDを含む、ゲーミングモニター全17商品を実際に用意して、比較検証レビューを行いました。
具体的な検証内容は以下のとおりです。
ゲーミングモニターを幅広く展開するMSIから販売されているMSI 27インチゲーミング液晶モニター G274QPF-QDをほかの商品と比較したところ、3つのメリットがありました。
比較した商品のなかには、Z-Edge ゲーミングモニター UG24のように57.07しか色の範囲がないものも。また、比較した商品全体をとおしてみても、色域が70以上の商品ほどきれいな映像が見れたので本商品の映像美のレベルの高さが際立つ結果となりました。
また、プリセット数が11個あるので調整もスムーズ。暗所補正であるナイトクリアビジョン機能によって暗い部分も捉えやすく、FPSやTPSといったゲームで影に隠れた敵を発見しやすいところも魅力です。
色の切り替わりの速さでもある応答速度も1msと速いので、滑らかな映像が期待できます。さらに、オーバードライブ機能も搭載しているので、モニターの応答速度をより一層高められるでしょう。
解像度はWQHDとFPS・TPSをするうえで十分な高さなので、どのジャンルのゲームも楽しめますよ。
比較したなかにはアイ・オー・データ機器 ゲーミングモニター LCD-DF241SXVBのように、リフレッシュレートが75Hzしかない商品もあったのに対して、本商品はRPG・FPS・TPSを問わず使いやすいでしょう。
プレイできるゲームの豊富さや映像のきれいさなど、メリットのほうが多いBenQ MOBIUZ EX270QMですが、1つだけデメリットがあります。
そのため、動きが速い映像が多いゲームをプレイするときには、残像が気になる可能性も。比較したMSI Optix MPG321UR-QDのような、黒挿入が搭載されている商品も検討してみてくださいね。
※ランキングは、購入時に取得できるポイントを考慮した実質価格で作成しています。
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表現できる色が多く、映像美が楽しめるというメリットの一方で、速い動きの映像ではブレが起こりやすいというデメリットもあるMSI 27インチゲーミング液晶モニター G274QPF-QD。気になる人は、以下の商品も選択肢に入れてみてくださいね。
MSI Optix MPG321UR-QDは黒挿入が搭載されているうえ、解像度は4Kとかなり高く、色域は比較した商品のなかでトップクラスの87.32でした。
各調整機能も充実しており、リフレッシュレートはMSI 27インチゲーミング液晶モニター G274QPF-QDよりも低い144Hzですが、FPS・TPSを行ううえでは十分なスペックといえるでしょう。
コスパのよさが目立った商品は、アイ・オー・データ機器 ゲーミングモニター LCD-DF241SXVB。MSI 27インチゲーミング液晶モニター G274QPF-QDが5万円台なのに対して、8,000円台という圧倒的な安さでした。
そのかわり最大解像度はフルHDかつリフレッシュレートは75Hzとスペックはあまり振るわない結果となりましたが、映像の粗さはそこまで感じなかったので、PS4やSwitchなら十分楽しめそうです。映像によって明るさを自動調整してくれる機能などもあり、値段に対して機能性は充実しています。
ゲーミングモニターの検証で上位を獲得した商品をご紹介します。MSIの27インチゲーミング液晶モニター以外にも、ぜひ以下のおすすめ商品も検討してみてくださいね。
解像度 | 4K UHD(3840×2160) |
---|---|
モニターサイズ | 32インチ |
色域カバー率 | sRGB:99%、Adobe RGB:99%、DCI-P3:97% |
リフレッシュレート | 144Hz |
良い
気になる
パネル種類 | IPS |
---|---|
アスペクト比 | 16:9 |
チルト機能(垂直角度調節) | |
表示色 | 約10億7300万色 |
輝度 | 400cd/m2 |
スイーベル機能(水平回転) | |
スピーカー搭載 | |
ピボット機能(画面回転) | |
高さ調節機能 | |
コントラスト比 | 1000:1 |
ナイトクリアビジョン機能 |
MSI Optix MPG321UR-QDを徹底レビュー!実際に使ってメリット・デメリットを解説
解像度 | 4K(3840×2160) |
---|---|
幅 | 71.9cm |
モニターサイズ | 32インチ |
リフレッシュレート | 144Hz(オーバークロック適用時は160Hz) |
奥行 | 27.8cm(スタンド付き) |
モニタータイプ | ワイド |
高さ(最大) | 49.1~60.1cm(スタンド付き) |
視野角(上下/左右) | 178度/178度 |
高さ(最小) | 42.1cm(スタンドなし) |
重量 | 11.6kg(スタンド付き) |
画面種類 | 液晶 |
LEDバックライト付き | 不明 |
モニターサイズ | 32インチ |
モニター形状 | 平面 |
パネル種類 | IPS |
音声出力端子付き | |
モニタータイプ | ワイド |
モニター形状 | 平面 |
スリムベゼル | 不明 |
USB HUB搭載 | |
HDRエフェクトモード | 不明 |
アスペクト比 | 16:9 |
湾曲率 | |
表面処理 | ノングレア |
画面種類 | 液晶 |
アスペクト比 | 16:9 |
表面処理 | ノングレア |
フリッカーフリー | |
黒挿入機能 | |
パネル種類 | IPS |
表示色 | 約10億7000万色 |
チルト機能(垂直角度調節) | |
解像度 | 4K |
輝度 | 450cd/m2 |
スイーベル機能(水平回転) | |
パターン | |
応答速度 | 1ms |
色域規格 | DCI-P3 |
表示色 | 約10億7000万色 |
入力端子 | HDMI×2、DisplayPort1.4×1、USB×1 |
色域の広さ | 不明 |
色域カバー率 | DCI-P3:98% |
スピーカー搭載 | |
色の正確さ | 不明 |
応答速度. | 1m/s |
応答速度 | 1m/s |
コントラスト比(メーカー公表値) | 1000:1 |
ブルーライト軽減 | |
最大輝度(公称値) | 450cd/m2 |
最大輝度(実測値) | 不明 |
最小輝度(実測値) | 不明 |
最小輝度(黒) | 不明 |
輝度自動調整機能 | |
リフレッシュレート | 144Hz |
画素ピッチ | 0.181mm |
HDR対応 | |
ピボット機能(画面回転) | |
キャリブレーター | 別売り |
ハードウェアキャリブレーション対応 | |
ベゼル幅 | 不明 |
高さ調節機能 | |
フレームレス | 不明 |
コントラスト比 | 1000:1 |
AMD FreeSync搭載 | |
フリッカーフリー | |
幅 | 71.9cm |
ブルーライトカット対応 | |
奥行 | 27.8cm(スタンド付き) |
高さ | 49.1~60.1cm(スタンド付き) |
KVMスイッチ機能 | |
重量 | 11.6kg(スタンド付き) |
OSDコントラローラー付属 | |
PBP対応 | |
PIP対応 | |
インターフェース | HDMI、DisplayPort1.4、USB |
インターフェースの配置 | 背面 |
入力端子数 | 3ポート |
Type-C給電機能 | |
Type-C給電の出力 | |
Type-C出力機能 | |
タッチパネル対応 | 不明 |
操作方法 | 不明 |
設置方法 | 据え置き |
スタンド形状 | 不明 |
スタンドの角度調節の段階 | 不明 |
高さ調節機能 | |
角度調節機能 | 上下 |
スイーベル機能(水平回転) | |
チルト機能(垂直角度調節) | |
ピボット機能(画面回転) | |
自動画面回転機能 | |
スピーカー機能 | |
スピーカー出力 | |
カラーモードの数 | 不明 |
リモコン付き | |
Switch映像のUSB出力可能 | |
ナイトクリアビジョン機能 | |
バッテリー内蔵 | |
VESAマウント対応 | |
照準機能(Dial Point) | |
スタンドセット | |
オーバードライブ機能 | |
キャスター付き | |
映像自動調整 | |
最大消費電力 | 200W |
バックライト方式 | 不明 |
カラー | ブラック |
特徴 | |
用途 | ゲーム用 |
サイネージディスプレイ種類 | |
サイネージ設置方法 | |
防水・防塵対応 | |
防水・防塵性能 | |
連続稼働時間 | |
対応機種 | |
サイズ調整可能 | |
最大対応インチ数 | |
最小対応インチ数 | |
取付方法 | |
カバー折りたたみ可能 | |
キャリブレーション用開口部あり | |
対応ラズベリーパイ |
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