




量子ドット技術による色域の広さを謳うゲーミングモニター、MSI Optix MPG321UR-QD。ブルーライトカット機能つきで、長時間使いやすいところもうれしいポイントです。「発色がよく見やすい」と評判ですが、実際のところ口コミどおりなのか気になっている人も多いのではないでしょうか?
今回はその実力を確かめるため、以下の3つの観点で検証・レビューを行いました。
さらに、人気のBenQやソニーなどのゲーミングモニターとも比較。検証したからこそわかった、本当のメリット・デメリットを詳しく解説していきます。ポイントや送料を考慮した価格比較も行いましたので、ゲーミング選びに迷っている人はぜひ参考にしてみてください。

筑波大学芸術専門学群卒業後、芸術制作で使用していたPCをはじめとする多くのデジタルデバイスやソフトウェアに関する知識を活かそうと大手家電量販店に入社。販売員としてPCだけでなくプリンター・ルーターなどPC周辺機器の販売や、インターネット・格安SIMなど通信サービスの提案など、PCに関する販売・契約を総合的に担当、自身の担当顧客に合ったPC環境を真摯に考え、販売ノルマや利益にとらわれず提案してきた。 その後2022年にマイベストへ入社し、PCや周辺機器の専門ガイドを担当。富士通やDellのような大手メーカー製PCだけでなく様々なデジタルデバイスに関する経験・知識を活かし、PCや周辺機器選びに困ったユーザーに寄り添う企画・記事制作を心がけている。
すべての検証は
マイベストが行っています
本コンテンツに記載の検証結果は2025年10月までの情報です
目次
MSI Optix MPG321UR-QDは、主にRPGをプレイすることが多い人におすすめです。色域が87.32と広く、表現できる色が多いので、鮮やかなゲームの世界観に没入できますよ。比較した同じ解像度の商品と比べても抜きん出た映像のきれいさでした。また、画面が32インチと大きくオープンワールドのRPGやレーシングゲームの迫力と臨場感を楽しめるでしょう。
1秒間に移せる画像の枚数を表すリフレッシュレートが144HzとPS5の最大スペックに対応しているところも魅力。比較したフルHDやWQHDの商品に比べ、PS5を解像度の高い4Kによる迫力の映像で楽しめます。RPGだけではなく、FPS・TPSのようなシューティングゲームでも十分に滑らかな動きを楽しめるでしょう。
色が切り替わる速度を指す応答速度も1msと速く、オーバードライブや黒挿入のような、サポート機能も充実しています。比較した商品のなかには、黒挿入が搭載されていないものも複数ありましたが、黒挿入があると速い動きでも残像が少なくブレにくいので、FPS・TPSをやるなら搭載されているかどうかチェックしましょう。
コントラストや鮮明度なども自分の好みに合わせて調整可能。自分専用の映像設定を追及できます。ナイトビジョン(暗所補正)も搭載されているので、比較した暗所補正のない商品に比べてFPS・TPSで影に隠れた敵を見つけやすいですよ。
ただし、エコモードはついておらず、長時間ゲームをする人にとっては消費電力が気になるところ。比較した商品のなかには、SONY INZONE M9 SDM-U27M90のようにエコモードが搭載されているものもあったので、検討してみてくださいね。
そもそもゲーミングモニターとは、液晶テレビや一般的なモニターに比べてリフレッシュレートが高いモニターです。液晶テレビや一般的なモニターが60Hzなのに対してゲーミングモニターは120Hz以上のものが多い傾向にあります。
そんなゲーミングモニターを数多く開発してきたMSI初の4K対応モデルがMSI Optix MPG321UR-QDです。2021年9月30日に発売された本商品は、ゲーム内のボイスチャットにも便利なアクティブノイズキャンセリング機能を搭載。映像だけでなく、音声までクリアです。
目の疲れの原因にもなるブルーライトカット機能も搭載されているので、長時間ゲームをプレイする人でも使いやすいでしょう。
今回はMSI Optix MPG321UR-QDを含む、ゲーミングモニター全17商品を実際に用意して、比較検証レビューを行いました。
具体的な検証内容は以下のとおりです。
MSI Optix MPG321UR-QDには、色域の広さをはじめとする3つのメリットがあります。以下ではそれぞれのメリットについて詳しく解説していきますよ。
さらに、解像度は4K UHD(3840×2160)と高めなので、鮮やかでクリアな映像美も期待できます。ゲーミングモニターを比較してみると、測定値が70以上の商品ほど鮮やかな映像が楽しめる傾向にあり、なかでも本商品はトップクラスの色域の広さでした。
比較したほかの商品のなかには、SONY INZONE M9 SDM-U27M90のように解像度は同じで、色域は75.04というものも。解像度が同じでも色域の広さによっては、映像の鮮やかさに差が出ることがわかりました。

しかし、色域はモニターが持っている限界値が決まっているので、色域値によって細かなグラデーションや暖色・感触の表現力には差が生まれます。
細かな動きまで滑らかに表現し、画面描画の切り替えも素早くできます。さらに、残像を最小限に抑える黒挿入と、モニターの応答速度を向上させるオーバードライブを搭載。4Kの映像は大迫力で、RPGをはじめとする幅広いゲームが楽しめそうです。
PS5の最大スペックである120Hz・4Kに対応できるので、最新のゲームも思い切り遊べますよ。
本商品のように144Hz以上かつ解像度WQHD以上のモニターなら、RPG・FPS・TPSなどのジャンルを問わず楽しむには十分なスペックといえるでしょう。

プリセットも11種類用意されているので、シーンや目的に応じてすぐに設定を切り替えられます。また、暗所補正機能であるナイトビジョンも搭載。暗い場面でも細部まで鮮明に映し出せます。
加えて6つのUSB HUBが備わっており、充電しながらのゲームプレイも可能です。

初心者の場合は、設定を変えたあとに元に戻れなくならないよう、プリセットを併用するのがよいでしょう。
ゲームの世界観に没入できる映像美など、メリットの多いMSI Optix MPG321UR-QDですが、1つだけデメリットがあります。
MSI Optix MPG321UR-QDには、ナイトビジョンなどの便利なオプションが搭載されているものの、エコモードが非搭載な点は節電したい人にとってはデメリットかもしれません。
長時間ゲームする習慣があり、消費電力が気になる人には不向きといえるでしょう。
比較した商品のなかには、SONY INZONE M9 SDM-U27M90のようにエコモードが搭載されているものもあったので、消費電力が気になる人はチェックしてみてくださいね。
※ランキングは、購入時に取得できるポイントを考慮した実質価格で作成しています。
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エコモードがないという唯一のデメリットが気になる人には、以下の商品がおすすめです。
黒挿入やオーバードライブも搭載されているので、幅広いジャンルのゲームを十分楽しめるでしょう。
比較した商品のなかでとくにコスパのよさが伺えたゲーミングモニターは、アイ・オー・データ機器 ゲーミングモニター LCD-DF241SXVB。価格は8,000円台と、10万円以上するMSI Optix MPG321UR-QDに比べてかなりリーズナブルです。
色域や映像の鮮明さには欠け、PS5には不向きですが、PS4やSwitch用としては十分なスペック。輝度やコントラスト調整が可能で、画面の明るさを映像によって自動調整する機能も搭載されています。
4Kモニターの検証で上位を獲得した商品をご紹介します。Optix MPG321UR-QD以外にも、ぜひ以下のおすすめ商品も検討してみてくださいね。
| モニターサイズ | 27インチ |
|---|---|
| 色域の広さ | 75.5% |
| 色の正確さ | 0.95dE |
良い
気になる
| 幅 | 61cm |
|---|---|
| 奥行 | 22cm |
| 高さ(最大) | 55.64cm |
| 重量 | 8000g |
| 画面種類 | 液晶 |
| アスペクト比 | 16:9 |
| 表面処理 | ノングレア |
| パネル種類 | IPS |
| 解像度 | 4K |
| コントラスト比(メーカー公表値) | 1000:1 |
| 最大輝度(実測値) | 382.634cd/m2 |
| 最小輝度(実測値) | 47.426cd/m2 |
| ブルーライトカット対応 | |
| インターフェース | HDMI、USB Type-C、DisplayPort 1.4、USB Type-A、USB Type-B、LAN |
| スイーベル機能(水平回転) | |
| チルト機能(垂直角度調節) | |
| リモコン付き | |
| VESAマウント対応 |
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| モニターサイズ | 28.2インチ |
|---|---|
| 色域の広さ | 75.3% |
| 色の正確さ | 1.65dE |
| 幅 | 59.1cm |
|---|---|
| 奥行 | 18.2cm |
| 高さ(最大) | 60.8cm |
| 重量 | 不明 |
| 画面種類 | 液晶 |
| アスペクト比 | 3:2 |
| 表面処理 | ノングレア |
| パネル種類 | IPS |
| 解像度 | 4K |
| コントラスト比(メーカー公表値) | 1200:1(標準) |
| 最大輝度(実測値) | 不明 |
| 最小輝度(実測値) | 不明 |
| ブルーライトカット対応 | |
| インターフェース | HDMI、ミニDP、USB Type-C×2、USB Type-A×2、オーディオ端子 |
| スイーベル機能(水平回転) | |
| チルト機能(垂直角度調節) | |
| リモコン付き | |
| VESAマウント対応 |
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