量子ドット技術による色域の広さを謳うゲーミングモニター、MSI Optix MPG321UR-QD。ブルーライトカット機能つきで、長時間使いやすいところもうれしいポイントです。「発色がよく見やすい」と評判ですが、実際のところ口コミどおりなのか気になっている人も多いのではないでしょうか?
今回はその実力を確かめるため、以下の3つの観点で検証・レビューを行いました。
さらに、人気のBenQやソニーなどのゲーミングモニターとも比較。検証したからこそわかった、本当のメリット・デメリットを詳しく解説していきます。ポイントや送料を考慮した価格比較も行いましたので、ゲーミング選びに迷っている人はぜひ参考にしてみてください。
オーディオ専門店「e☆イヤホン」の販売員として3年間勤務。オーダーメイドや高級機種なども含め、これまでに試聴したイヤホン・ヘッドホンは、のべ500種類を超える。また、音楽や環境に合わせて11種類のイヤホン・ヘッドホンを使い分けるほど、音には並々ならぬ情熱を持っている。 その後、2023年にmybestへ入社し、豊富な知識を活かしてオーディオ・ビジュアル機器のガイドを担当。「顧客のニーズを真摯に考えて提案する」をモットーに、ユーザーに寄り添った企画・コンテンツ制作を日々行っている。
すべての検証は
マイベストが行っています
目次
MSI Optix MPG321UR-QDは、主にRPGをプレイすることが多い人におすすめです。色域が87.32と広く、表現できる色が多いので、鮮やかなゲームの世界観に没入できますよ。比較した同じ解像度の商品と比べても抜きん出た映像のきれいさでした。また、画面が32インチと大きくオープンワールドのRPGやレーシングゲームの迫力と臨場感を楽しめるでしょう。
1秒間に移せる画像の枚数を表すリフレッシュレートが144HzとPS5の最大スペックに対応しているところも魅力。比較したフルHDやWQHDの商品に比べ、PS5を解像度の高い4Kによる迫力の映像で楽しめます。RPGだけではなく、FPS・TPSのようなシューティングゲームでも十分に滑らかな動きを楽しめるでしょう。
色が切り替わる速度を指す応答速度も1msと速く、オーバードライブや黒挿入のような、サポート機能も充実しています。比較した商品のなかには、黒挿入が搭載されていないものも複数ありましたが、黒挿入があると速い動きでも残像が少なくブレにくいので、FPS・TPSをやるなら搭載されているかどうかチェックしましょう。
コントラストや鮮明度なども自分の好みに合わせて調整可能。自分専用の映像設定を追及できます。ナイトビジョン(暗所補正)も搭載されているので、比較した暗所補正のない商品に比べてFPS・TPSで影に隠れた敵を見つけやすいですよ。
ただし、エコモードはついておらず、長時間ゲームをする人にとっては消費電力が気になるところ。比較した商品のなかには、SONY INZONE M9 SDM-U27M90のようにエコモードが搭載されているものもあったので、検討してみてくださいね。
そもそもゲーミングモニターとは、液晶テレビや一般的なモニターに比べてリフレッシュレートが高いモニターです。液晶テレビや一般的なモニターが60Hzなのに対してゲーミングモニターは120Hz以上のものが多い傾向にあります。
そんなゲーミングモニターを数多く開発してきたMSI初の4K対応モデルがMSI Optix MPG321UR-QDです。2021年9月30日に発売された本商品は、ゲーム内のボイスチャットにも便利なアクティブノイズキャンセリング機能を搭載。映像だけでなく、音声までクリアです。
目の疲れの原因にもなるブルーライトカット機能も搭載されているので、長時間ゲームをプレイする人でも使いやすいでしょう。
今回はMSI Optix MPG321UR-QDを含む、ゲーミングモニター全17商品を実際に用意して、比較検証レビューを行いました。
具体的な検証内容は以下のとおりです。
MSI Optix MPG321UR-QDには、色域の広さをはじめとする3つのメリットがあります。以下ではそれぞれのメリットについて詳しく解説していきますよ。
さらに、解像度は4K UHD(3840×2160)と高めなので、鮮やかでクリアな映像美も期待できます。ゲーミングモニターを比較してみると、測定値が70以上の商品ほど鮮やかな映像が楽しめる傾向にあり、なかでも本商品はトップクラスの色域の広さでした。
比較したほかの商品のなかには、SONY INZONE M9 SDM-U27M90のように解像度は同じで、色域は75.04というものも。解像度が同じでも色域の広さによっては、映像の鮮やかさに差が出ることがわかりました。
しかし、色域はモニターが持っている限界値が決まっているので、色域値によって細かなグラデーションや暖色・感触の表現力には差が生まれます。
細かな動きまで滑らかに表現し、画面描画の切り替えも素早くできます。さらに、残像を最小限に抑える黒挿入と、モニターの応答速度を向上させるオーバードライブを搭載。4Kの映像は大迫力で、RPGをはじめとする幅広いゲームが楽しめそうです。
PS5の最大スペックである120Hz・4Kに対応できるので、最新のゲームも思い切り遊べますよ。
本商品のように144Hz以上かつ解像度WQHD以上のモニターなら、RPG・FPS・TPSなどのジャンルを問わず楽しむには十分なスペックといえるでしょう。
プリセットも11種類用意されているので、シーンや目的に応じてすぐに設定を切り替えられます。また、暗所補正機能であるナイトビジョンも搭載。暗い場面でも細部まで鮮明に映し出せます。
加えて6つのUSB HUBが備わっており、充電しながらのゲームプレイも可能です。
初心者の場合は、設定を変えたあとに元に戻れなくならないよう、プリセットを併用するのがよいでしょう。
ゲームの世界観に没入できる映像美など、メリットの多いMSI Optix MPG321UR-QDですが、1つだけデメリットがあります。
MSI Optix MPG321UR-QDには、ナイトビジョンなどの便利なオプションが搭載されているものの、エコモードが非搭載な点は節電したい人にとってはデメリットかもしれません。
長時間ゲームする習慣があり、消費電力が気になる人には不向きといえるでしょう。
比較した商品のなかには、SONY INZONE M9 SDM-U27M90のようにエコモードが搭載されているものもあったので、消費電力が気になる人はチェックしてみてくださいね。
※ランキングは、購入時に取得できるポイントを考慮した実質価格で作成しています。
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エコモードがないという唯一のデメリットが気になる人には、以下の商品がおすすめです。
黒挿入やオーバードライブも搭載されているので、幅広いジャンルのゲームを十分楽しめるでしょう。
比較した商品のなかでとくにコスパのよさが伺えたゲーミングモニターは、アイ・オー・データ機器 ゲーミングモニター LCD-DF241SXVB。価格は8,000円台と、10万円以上するMSI Optix MPG321UR-QDに比べてかなりリーズナブルです。
色域や映像の鮮明さには欠け、PS5には不向きですが、PS4やSwitch用としては十分なスペック。輝度やコントラスト調整が可能で、画面の明るさを映像によって自動調整する機能も搭載されています。
4Kモニターの検証で上位を獲得した商品をご紹介します。Optix MPG321UR-QD以外にも、ぜひ以下のおすすめ商品も検討してみてくださいね。
色域の広さ | 75.5% |
---|---|
色の正確さ | 0.95dE |
良い
気になる
モニターサイズ | 27インチ |
---|---|
表面処理 | ノングレア |
パネル種類 | IPS |
応答速度 | 4ms(Extreme mode)/6ms(Typical mode) |
コントラスト比(メーカー公表値) | 1000:1 |
最大輝度(公称値) | 450cd/m2 |
リフレッシュレート | 70Hz |
インターフェース | HDMI、USB Type-C、DisplayPort 1.4、USB Type-A、USB Type-B、LAN |
リモコン付き | |
VESAマウント対応 |
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幅 | 59.1cm |
---|---|
奥行 | 18.2cm |
高さ(最小) | 59.1cm |
高さ(最大) | 60.8cm |
重量 | 不明 |
モニターサイズ | 28.2インチ |
モニタータイプ | ワイド |
モニター形状 | 平面 |
湾曲率 | |
画面種類 | 液晶 |
アスペクト比 | 3:2 |
表面処理 | ノングレア |
パネル種類 | IPS |
解像度 | 4K |
パターン | |
色域規格 | DCI-P3 |
表示色 | 10億7000万色 |
色域の広さ | 75.3% |
色域カバー率 | DCI-P3:98% |
色の正確さ | 1.65dE |
応答速度. | 不明 |
応答速度 | 不明 |
コントラスト比(メーカー公表値) | 1200:1(標準) |
最大輝度(公称値) | 500cd/m2 |
最大輝度(実測値) | 不明 |
最小輝度(実測値) | 不明 |
最小輝度(黒) | 不明 |
輝度自動調整機能 | |
画素ピッチ | 不明 |
リフレッシュレート | 60Hz |
HDR対応 | |
キャリブレーター | |
ハードウェアキャリブレーション対応 | |
ベゼル幅 | 6mm |
フレームレス | |
AMD FreeSync搭載 | 不明 |
フリッカーフリー | |
ブルーライトカット対応 | |
KVMスイッチ機能 | |
OSDコントラローラー付属 | |
PBP対応 | |
PIP対応 | |
インターフェース | HDMI、ミニDP、USB Type-C×2、USB Type-A×2、オーディオ端子 |
インターフェースの配置 | 側面(スタンド)、背面(スタンド) |
入力端子数 | 3ポート |
Type-C給電機能 | |
Type-C給電の出力 | 65W |
Type-C出力機能 | |
タッチパネル対応 | |
操作方法 | スマートバー |
設置方法 | 据え置き |
スタンド形状 | 一体型 |
スタンドの角度調節の段階 | 不明 |
高さ調節機能 | |
角度調節機能 | 上下 |
スイーベル機能(水平回転) | |
チルト機能(垂直角度調節) | |
ピボット機能(画面回転) | |
自動画面回転機能 | |
スピーカー機能 | |
スピーカー出力 | 5W×2 |
リモコン付き | |
カラーモードの数 | 不明 |
Switch映像のUSB出力可能 | |
バッテリー内蔵 | |
VESAマウント対応 | |
スタンドセット | |
キャスター付き | |
バックライト方式 | 不明 |
最大消費電力 | 不明 |
用途 | 仕事用、ゲーム用 |
特徴 | |
カラー | ミスティックシルバー |
サイネージディスプレイ種類 | |
サイネージ設置方法 | |
防水・防塵対応 | |
防水・防塵性能 | |
連続稼働時間 | |
対応機種 | |
サイズ調整可能 | |
最大対応インチ数 | |
最小対応インチ数 | |
取付方法 | |
カバー折りたたみ可能 | |
キャリブレーション用開口部あり | |
対応ラズベリーパイ | 不明 |
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