「静かなタイピングが可能」と謳う、Anker ウルトラスリム Bluetooth ワイヤレスキーボード AK-A7726121。「軽量で持ち運びやすい」と評判です。一方、「押し心地が硬い」「タイピング音が大きい」と気になる口コミも存在し、購入を迷っている人もいるのではないでしょうか?
今回はその実力を確かめるため、以下の4つの観点で検証した結果をふまえたレビューをご紹介します。
さらに、各メーカーの新商品や売れ筋上位など人気のキーボードとも比較。検証したからこそわかった、本当のメリット・デメリットを詳しく解説していきます。ポイントや送料を考慮した価格比較も行いましたので、キーボード選びに迷っている人はぜひ参考にしてみてください。
テレビ・プロジェクターなどの映像家電や、ノートパソコンやプリンターなど家電全般の比較・コンテンツ制作を経験し、家電チームのマネージャーに就任。キャリブレーションソフトを用いたテレビ・プロジェクターの画質測定を設計したり、ノートパソコンのベンチマークテストに取り組んだりしてきた。「ユーザーにとってベストな選択体験を提供する」ことを心がけて、コンテンツ制作を行っている。
すべての検証は
マイベストが行っています
目次
良い
気になる
Anker ウルトラスリム Bluetooth ワイヤレスキーボード AK-A7726121は、携帯しやすいものの打鍵感はいまひとつです。深い打鍵感に慣れているモニターが商品を使ったところ、使用時の底打ち感や反発の少なさを指摘。表面にほどよいくぼみがある商品もあったなか、こちらは平らで滑りやすいところも気になります。キーピッチも手が大きい人には狭く、誤操作しやすいでしょう。
「押し心地が硬い」との口コミとは異なり、打鍵感は軽め。浅い打鍵感に慣れたモニターからは、底打ち感はさほど指摘されませんでした。しかし、「フィット感が足りない」と深い打鍵感を好む人と同様の意見も挙がっています。キーが指先になじみやすい上位商品と比較すると、特別タイピングしやすいとはいえませんでした。
「静かなタイピングが可能」と謳われていますが、実際のタイピング音は大きめです。騒音計で測定したモニター5人のタイピング音の中央値を算出すると、同様に算出したMacBook Proの音量より0.3dB大きくなりました。検証した商品の半数以上がMacBook Proより静かだったなか、「タイピング音が大きい」との口コミどおり静かな環境には不向きでしょう。
機能性もいまひとつ。有線・2.4GHz無線接続は使えず、接続方法はBlutoothのみに限定されます。比較したなかには3台のマルチペアリングに対応する商品も多くありましたが、本商品は非対応。また、キー配列が英語配列(US配列)であるため、日本語配列(JIS配列)に慣れている人は使いにくさを感じるかもしれません。
公式サイトでの販売価格は税込2,000円(※執筆時点)とリーズナブルなところはメリット。「軽量で持ち運びやすい」との評判どおり、約190gの重量は比較したなかでもかなり軽量で、持ち歩き用のサブ機として使うなら候補に入るでしょう。打ち心地のよさや静音性を求める人は、ほかの商品も検討してください。
実際にAnker ウルトラスリム Bluetooth ワイヤレスキーボード AK-A7726121と比較検証を行った商品のなかで、総合評価1位を獲得したベストバイのキーボードと、各検証でNo.1を獲得した商品をピックアップしました!
Anker ウルトラスリム Bluetooth ワイヤレスキーボード AK-A7726121のデメリットが気になる人は、ぜひこちらも検討してみてくださいね!
ロジクール
Mac・Windows両使いの人に。打ち心地のよさも魅力
ロジクール
安価で静か。深い打鍵感に慣れたWindowsユーザー向け
今回ご紹介するウルトラスリム Bluetooth ワイヤレスキーボード AK-A7726121は、モバイルバッテリー・ポータブル電源・オーディオ機器などを取り扱う世界的なメーカーのAnkerが販売する商品です。コンパクトなデザインを採用し、デスクやカバンのスペースを取りにくく、持ち運びが楽なつくり。iOS・Android・Mac・Windowsに対応し、それぞれのショートカットキーが使えるため操作も簡単です。
電源は市販の単4電池で、省電力モードで3か月以上の連続使用が可能。電池残量が少なくなると電源ランプが青く点滅します。ただし電池は同梱されていないので、あらかじめ買っておくのを忘れないようにしましょう。
30分間使用しないと自動的に電力節約モードに入るため、バッテリーが長持ちしやすいところも魅力。カラーはブラックとホワイトの2種類から選べ、購入すると18か月の製品保証が付属します。注文日から18か月以内に不具合が生じた場合、無償で新品と交換できますよ。
<パッケージ内容>
Anker ウルトラスリム Bluetooth ワイヤレスキーボード AK-A7726121は接続方法がやや難解。事前に確認してスムーズに使えるようにしておきましょう。
<ペアリング手順>
①キーボードの電源を入れる
②キーボードの「Fn」キーと「Bluetooth」キーを同時に押してペアリングモードにする
③キーボード本体のLEDランプが青く点滅するかチェック
④キーボードを使用するデバイスのBluetooth機能をONにし、キーボード″Anker A7726″を検索する
⑤″Anker A7726″を選択するとパスコードの入力が求められるので、表示されたパスコードを「ウルトラスリム Bluetooth ワイヤレスキーボード」の数字キーで入力し「Enter」キーを押す
⑥キーボード本体のLED表示が消灯すれば、ペアリングは成功
一度ペアリングすれば2度目以降は電源を入れるだけで自動的に接続されます。接続できないときは、使っているデバイスのペアリング記録を削除し、上記の手順を繰り返しましょう。
Windows 10でペアリングする場合、パスコードを複数回間違えると表示されなくなり、Bluetooth接続できなくなることも。パスワードが表示されなくなった場合は以下の方法を試してみてください。
<パスコードが表示されなくなった際の対処方法>
①Windows 10の「コントロール パネル」に移動し、「ハードウェアとサウンド」の下にある「デバイスの追加」を選択
②「このPCに追加するデバイスまたはプリンター」画面に表示されたキーボードを選択
③次に進み、「または、パスコードを接続先のデバイスで入力してください。」を選択するとパスコードが表示される
④「ウルトラスリム Bluetooth ワイヤレスキーボード」の数字キーで入力し「Enter」キーを押すことでペアリングを完了
Anker ウルトラスリム Bluetooth ワイヤレスキーボード AK-A7726121にはたくさんのメリットがある反面、気になった点もありました。購入を考えている人は、しっかりリサーチしておきましょう。
浅い打鍵感に慣れている30〜50代の男女5名が実際に打ち心地を確かめたところ、「フィット感が足りない」といった声が相次ぎました。比較したなかにはほどよいくぼみがあり指になじむ商品もあったのに対し、こちらは使いにくさを感じる人もいるかもしれません。
一方、「押し心地が硬い」という口コミとは異なり、軽めの打鍵感で硬さはさほど指摘されませんでした。カチャカチャとした音が鳴るところが少し気になりますが、適度な反発感があり、底打ち感はあまり感じられません。普段からキーストロークの浅いキーボードを使う人ならば、強い違和感を抱かず使えそうです。
<打ち心地のよさ(浅い打鍵感に慣れている人)についてのモニターコメント>
コメントは一部抜粋
浅い打鍵感に慣れている人の意見とは異なり、普段キーストロークの深いキーボードを使う人が使うと、底打ち感が気になりました。モニターからは「指先に自然と力が入り疲れる」と指摘されています。
キーキャップが平らでツルツルしているところは、深い打鍵感に慣れている人でも使いにくい要因に。比較したなかにはキーキャップに滑りにくい素材を採用し、くぼみのある商品もあったなか、打ち間違えやすいといえるでしょう。キーピッチの間隔が狭いと感じたモニターもいて、手が大きい人は使いづらいかもしれません。
<打ち心地のよさ(深い打鍵感に慣れている人)についてのモニターコメント>
コメントは一部抜粋
比較した商品の形状は、主に低価格なものが多いメンブレン式、打鍵感に優れているものが多いメカニカル式、ノートパソコンのキーボードと似ているパンタグラフ式の3種。そのなかでも本品のようなパンタグラフ式は静音性が高い傾向があったなか、こちらは静かな空間での使用には不向きです。「静かなタイピングが可能」との謳い文句どおりとはいい難い結果でした。
接続方法はBluetoothのみに限られているのもネックです。商品の仕様を確認したところ、2.4GHz無線接続や有線接続は使用できず。電池がなくなったときに使い続けられず、使い勝手は上位商品に劣ります。
マルチペアリングにも非対応。比較した約半数が3台のマルチペアリングに対応していたのに対し、複数のデバイスを使って仕事をする人には向いていません。
なお、検証項目にはありませんが、キー配列が英語配列(US配列)なところも注意が必要です。日本語配列(JIS配列)に慣れている人は作業が滞る可能性があるため、最初は使いにくいかもしれません。
一方で、Anker ウルトラスリム Bluetooth ワイヤレスキーボード AK-A7726121には2つのよい点もありました。1つずつ解説していくので、購入を検討している人はぜひチェックしてみてください。
気軽に購入できる価格帯は魅力。比較したところ疲れにくいように設計されたメカニカル式・静電容量無接点方式のキーボードは、15,000~20,000円前後と高価な傾向がありましたが、本商品はパンタグラフ式を採用し価格が抑えられています。執筆時点で税込2,000円(※公式サイト参照)と群を抜いて低価格です。
本品はパンダグラフ式ながら、一般的にリーズナブルな傾向があったメンブレン式にも負けていません。とりあえずキーボードがほしい人や、持ち歩き用の2台目を探している人なら選択肢に入るでしょう。
「軽量で持ち運びやすい」と評判だったとおり、本体は比較的小型で持ち歩きに適しています。公称するサイズは約284×122×18.5mmで、重さは約190gでした。
執筆時点で200gを下回ったものは本商品のみ。荷物の負担になりにくく、作業場所を頻繁に変える人にもおすすめできます。
キーボードの種類 | パンタグラフ |
---|---|
キー配列 | 英語配列 |
キー数 | 78キー |
テンキーあり |
良い
気になる
対応OS | Windows、macOS、iOS、Android |
---|---|
幅 | 284mm |
奥行 | 122mm |
高さ | 18.5mm |
Fキーあり | |
角度調節機能 | |
耐水性能 | |
バックライト搭載 | |
静音設計 |
※ランキングは、購入時に取得できるポイントを考慮した実質価格で作成しています。
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Anker ウルトラスリム Bluetooth ワイヤレスキーボード AK-A7726121は、打ち心地や接続方法の少なさが気になりました。ここでは、打鍵感の好みを選びにくい商品や、タイピング音が気になりにくい商品をご紹介します。
Logicoolの「MX KEYS mini」は、打鍵感の好みを選びにくいキーボードです。浅い打鍵感に慣れている人・深い打鍵感に慣れている人の両方から、底打ち感が少ないと好評。実際に快適にタイピングでき、モニターからは「少し吸いつくような指ざわりが心地よい」との声が寄せられています。キートップの中央は浅くて丸いくぼみがあり、指を置きやすいつくりもポイントです。
静音性も高く、MacBook Proと比べて1.9dBも音量が抑えられています。3台のマルチペアリングに対応し、複数のPCを使う人でもスムーズに切り替えられるでしょう。有線接続はできませんが、2.4GHz無線接続も使用でき、Bluetooth機能のないデバイスとも接続可能です。
レイアウトに慣れ親しんでいる人の多い、日本語配列を採用した本商品。使う人を選びにくいため、家族はもちろん事務所などで共用するキーボードとしても活躍するでしょう。
予算を抑えたいなら、エレコムの「無線薄型フルキーボード TK-FDM110TXBK」も選択肢のひとつに。執筆時点での公式価格も税込4,697円と安いものの、ECサイトによっては1,000円台で手に入るショップもありました。
低価格ながら静音性も優秀。MacBook Proよりも1dB小さいタイピング音だったため、静かな室内でも作業でも周囲が気になりにくいでしょう。接続方法は2.4GHz無線接続に限定され、有線接続・Bluetooth接続・マルチペアリングに対応しないシンプルな性能です。
打鍵感は底打ち感がなく、反発も軽め。浅め・深めの両方の打鍵感に慣れた人から、おおむね好評の声が集まりました。キーキャップにくぼみがあり、感覚的にキーの中心に自然に指を置けるところも特徴です。日本語配列で安価な商品を探している人は、ぜひ使ってみてください。
Anker ウルトラスリム Bluetooth ワイヤレスキーボード AK-A7726121は、Ankerの公式オンラインストアで販売中です。執筆時点での価格は税込2,000円でした(※公式サイト参照)。
そのほか、Amazon・楽天市場・Yahoo!ショッピングでの販売も確認しました。Amazon・楽天市場には公式ショップもあるので、正規店で購入したい人はチェックしましょう。
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