「生産性を最大限高めることができるように設計された」と謳う、Keychron(キークロン) K8 ワイヤレス・メカニカルキーボード。「打鍵感がよい」と評判ですが、「Bluetoothが弱い」という口コミもあり、購入を迷っている人も多いのではないでしょうか。
今回はその実力を確かめるため、以下の4つの観点で検証した結果をふまえたレビューをご紹介します。
さらに、各メーカーの新商品や売れ筋上位など人気のキーボードとも比較。検証したからこそわかった、本当のメリット・デメリットを詳しく解説していきます。ポイントや送料を考慮した価格比較も行いましたので、キーボード選びに迷っている人はぜひ参考にしてみてください。
テレビ・プロジェクターなどの映像家電や、ノートパソコンやプリンターなど家電全般の比較・コンテンツ制作を経験し、家電チームのマネージャーに就任。キャリブレーションソフトを用いたテレビ・プロジェクターの画質測定を設計したり、ノートパソコンのベンチマークテストに取り組んだりしてきた。「ユーザーにとってベストな選択体験を提供する」ことを心がけて、コンテンツ制作を行っている。
すべての検証は
マイベストが行っています
目次
良い
気になる
キーの打ち心地は、浅め・深めどちらの打鍵感を好むモニターからもおおむね好評。ストロークが深い分、深めの打鍵感を好むモニターからの支持が若干高めで、「底打ち感がない」「反発が適度でよい」との声が聞かれました。浅い打鍵感を好むモニターからは「高さがあるため手首が疲れる」との意見が出ましたが、「打鍵感がよい」という口コミにもうなずけます。
マルチペアリングで3台までデバイスを接続でき、本体側面のスイッチで簡単に切り替えれるのも便利です。Bluetooth・有線の2種類の接続方法が選べるのも利点。比較した商品には有線で使えないものもありました。しかし、「Bluetoothが弱い」という口コミもあり、より安定した接続が見込める2.4GHz無線接続に対応していないのは惜しい点です。
最大のメリットは、軸やキー配列を変更して自分好みにカスタマイズできること。キーボード全体のキー配置を変えるキーマップ変更はできませんが、専用アプリを使えば特定のキーの機能を別のキーに割り当てるリマップが行えます。比較した商品の多くがスイッチの交換に対応していないため、使い心地を追求したい人には有力候補となりますよ。
打鍵感がよく長時間使用しても疲れにくい商品ですが、静かなオフィスなどでの使用を想定している人には向いていません。タイピング音が気になりにくいキーボードがほしいなら、ほかの商品も検討してみてくださいね。
実際にKeychron K8 ワイヤレス・メカニカルキーボードと比較検証を行った商品のなかで、総合評価1位を獲得したキーボードと、各検証でNo.1を獲得した商品をピックアップしました!
Keychron K8 ワイヤレス・メカニカルキーボードの購入を迷っている人はぜひチェックして、自分にとってのベストバイアイテムを見つけてみてくださいね!
ロジクール
Mac・Windows両使いの人に。打ち心地のよさも魅力
Keychron
接続性の高さが魅力。複数デバイスもこれ1台で操作可能
ホットスワップ対応モデルでは、はんだ付けなしでスイッチの交換が可能です。赤軸・青軸・茶軸の3種から好みの軸を選べますが、今回の検証では中間的なタイピング圧の茶軸を使用しました。キーキャップの交換も可能なので、自分好みの打鍵感を追求できますよ。Windows・Macの両方に対応しており、OSに合わせたキーレイアウトの切り替えも簡単です。
照明効果を楽しめるのも魅力。カラフルなRGBライト搭載モデル、シンプルなデザインが好きな人向けの白色LEDモデルから選べます。バッテリーは4000mAhと大容量で、バックライトオフなら最大240時間使用可能です。本体の傾斜角度は2段階で調節でき、長時間の作業やゲームプレイでも疲れにくい姿勢を保てるでしょう。
Keychron K2は、K8よりさらにコンパクトな設計です。矢印キーをまとめた配列にして、横幅を313mmに抑えています。生産性を向上させるためにファンクションキー列は残しているのが特徴的。K8と同様にホットスワップ対応モデルがあります。
Keychron K8 Proは、K8をブラッシュアップした上位モデルです。K8と同じテンキーレスデザインですが、高精度な打鍵感や全キーのリマッピングが可能です。吸音フォームを使用し、タイピング音も抑えられています。
今回は、Keychron K8 ワイヤレス・メカニカルキーボードを含む人気のキーボードを実際に用意して、比較検証レビューを行いました。
具体的な検証内容は以下のとおりです。
公式サイトでは、互換性のあるGateronG Proスイッチも販売しています。純正スイッチならキーキャップやソケットとの相性を気にしなくて済むため、キーキャップ交換がスムーズですよ。なお、誤った方法でカスタマイズした場合、保証の対象外となるので注意してくださいね。
購入時に選べる軸は、押下圧軽めの赤軸・重めの青軸・赤軸と青軸の中間的な茶軸の3種です。比較した商品の多くがキースイッチのカスタマイズに対応しておらず、自分好みに変更できるのはメカニカル式ならではの魅力といえます。
しかし、ホットスワップ対応モデルを知人や同僚が使っていてよさをわかっている人や、すでに使っていて特定の軸の打鍵感が好きという人なら、キーボードの価格でいう1,000円の差は大きいと感じる人もいるかもしれません。
一方で、キーキャップの凹凸にキーピッチの広さも相まって、「指が引っかかりやすい」と感じたモニターもいました。一部のモニターからは「高さがあって手首が疲れる」という声も聞かれたため、自然な打鍵姿勢を保てないときは本体の傾斜角度を調整してみてくださいね。
<打ちやすさについてのモニターコメント>
コメントは一部抜粋
沈み込みを感じるキーですが、一定の反発力があり「非常に軽いタッチでタイピングができる」とモニターから好印象でした。「打鍵感がよい」という口コミにも納得です。底打ち感がなく指が疲れにくいため、浅い打鍵感に慣れている人でもタイピング時のストレスは感じにくいでしょう。
しかし、最後まで打ち込まなくても入力できるため、なかには「スカスカするような感覚」を感じたモニターもいました。カチッとしっかり押し込んだ感覚がほしい人には不向きです。
<打鍵感のよさについてのモニターコメント>
コメントは一部抜粋
しかし、浅い打鍵感に慣れているモニターからのコメントと同様に、「本体の高さがあるため手首が疲れる」との意見もありました。気になる人は、パームレストの導入を検討するとよいでしょう。
<打ちやすさについてのモニターコメント>
コメントは一部抜粋
打鍵感もよく、底打ち感はありません。モニターからは「キーの反発も適度でよい」「指が疲れにくい」などのプラスコメントが集まりました。サクサク入力できるため、作業効率を上げたい人にもよいでしょう。
なかには「反発が弱め」と感じたモニターもいたものの、不満に感じるほどではありません。浅い打鍵感に慣れているモニターよりも、深い打鍵感に慣れているモニターからの支持が若干高めでした。
<打鍵感についてのモニターコメント>
コメントは一部抜粋
比較したなかにはタイピング音がほぼ聞こえないものもあったのに対し、こちらは静かなオフィスで使うのには不向きです。しかし、「いつまででも打っていたいほどリズミカル」と好意的に捉えたモニターもいます。自分1人の部屋で使用する分には問題ないでしょう。
検証では売れ筋の茶軸を使用しましたが、もっと静かなものがよい人は赤軸を選んでもよいでしょう。ちなみに茶軸はほどよいクリック感と重みがあり、メカニカルキーボード初心者の人におすすめです。
キーボードの種類 | メカニカル |
---|---|
キー配列 | 日本語配列 |
キー数 | 91キー |
テンキーあり |
良い
気になる
対応OS | Windows、macOS、Linux、iOS、iPadOS |
---|---|
幅 | 355mm |
奥行 | 123mm |
高さ | 35mm |
Fキーあり | |
角度調節機能 | |
耐水性能 | |
バックライト搭載 | |
静音設計 |
※ランキングは、購入時に取得できるポイントを考慮した実質価格で作成しています。
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底打ち感はなく、反発も適度です。静音性に優れており、場所を選ばず使用できるのもうれしいポイント。接続方法は2.4GHzのみでUSBポートが必須ですが、テンキーつきなので利便性は高いでしょう。
Keychron K8 ワイヤレス・メカニカルキーボードは、公式オンラインショップから購入できます。価格は税込16,940円(※執筆時点・公式サイト参照)。日本国内なら送料無料です。
そのほか、Amazon・楽天市場・Yahoo!ショッピングなどのECサイトからも販売が確認できました。取扱店舗によって価格・送料が異なるため、購入前によくチェックしてくださいね。
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