最先端のAF技術が詰め込まれた、SONY α9 II ILCE-9M2。インターネット上でも「フルサイズなのに軽い」「AFが抜群」と評判です。しかし、なかには「グリップがいまいち」「少しだけ手ブレが気になる」などの口コミもあり、購入を迷っている人も多いのではないでしょうか?
新卒でPC周辺機器・スマホアクセサリー・カーアクセサリーを取り扱うメーカーに入社。法人営業・広報を担当し、商品開発にも携わる。2023年2月にマイベストに入社し、モバイルバッテリーやビデオカメラなどガジェットやカメラの比較・コンテンツ制作を経験。現在では、家電・カーバイク用品など幅広いジャンルのコンテンツ制作に携わる。「専門性をもとにした調査・検証を通じ、一人ひとりに合った選択肢を分かりやすく提案すること」ことを心がけて、コンテンツ制作を行っている。
すべての検証は
マイベストが行っています
目次
良い
気になる
α9 II ILCE-9M2は、動きが多い被写体でも、ピント合わせで失敗することのない1台がほしい人におすすめです。ハイエンドモデルということもあり、オートフォーカス性能はトップクラス。被写体をしっかりと追従するため、ピントのズレはほとんどありませんでした。上級者でも十分満足できるでしょう。
本体は大きめなものの、グリップ感が良好。重すぎず軽すぎないバランスの取れた重さで、持ちやすさもトップクラスの評価です。また、メニューにはヘルプ表示があったり、タッチ操作に対応していたりと、プロモデルながら初心者でも扱いやすい工夫が施されていたのが好印象。
動画の画質もかなりきれいで、被写体の細かな部分もしっかり表現できていました。ノイズはほとんどなく、オートフォーカスも安定した性能を発揮。ただ暗所で彩度の低下が目立つのは気になるところです。
高速撮影機能と最先端のAF技術を搭載したプロフェッショナル向けモデルの、α9 II ILCE-9M2。ここからは改めて、どんな商品なのかを詳しく解説していきます。
プロの写真家も愛用する、ソニーのα9シリーズ。今回ご紹介するα9 II ILCE-9M2は、2019年11月に発売された高速撮影性能と高いAF性能を備えたハイエンドモデルです。
最大1Gbpsの高速転送が可能なLAN端子と、IEEE 802.11ac規格に対応したWi-Fi機能を搭載。スポーツや報道など、プロの現場を力強くサポートする高速通信を追求しています。
35mmフルサイズ積層型CMOSイメージセンサー「Exmor RS」と、画像処理エンジン「BIONZ X」を組み合わせ、撮影スピード・追従性・精度を強化しました。アスリートの素早い動きにも対応し、一連の流れを捉えると謳っています。
693点のオートフォーカスセンサーを配置し、撮像エリアの約93%をカバー。さらにAFアルゴリズムの最適化することで、追従性と精度の向上を実現しています。
また、AI技術を用いた瞳AFも注目ポイントです。シャッターボタンを半押しにすると動く被写体の瞳を高精度に追従し、そのままシャッターを切ることができます。
動画は4Kに対応し、高画質な映像が楽しめます。タイムラプス動画の撮影や遅回し・早回し撮影といった機能も搭載しており、クオリティの高い映像作品が作れますよ。
さらに、撮影した動画から静止画を切り出すことも可能です。動画中の決定的瞬間を写真として保存できますよ。
バッテリーパックはNP-FZ100が使用されており、約690枚の静止画と約200分の動画が撮影可能。充電はマルチ/マイクロUSB端子もしくはUSB Type-C端子からできます。
撮影したデータは、SDカードとmicroSDカードに保存可能です。本体には高速なIEEE 802.11ac規格に対応したWi-Fiが内蔵されており、スマホやPCに素早くデータを転送できますよ。
まずは、解像感の検証です。
解像度測定用チャートを撮影し、測定用ソフトを使って解像感のよさをチェックしました。検証条件は以下のとおりです。
【使用機材】
約2420万画素数をほこるプロモデルとあって、解像感は文句がないほど優秀でした。解像度の高さを表すTV本を専用ソフトを使って測定したところ、平均3555.875本となかなかの高さ。
今回比較したなかには4000万画素超えの繊細な写真が撮れる商品もありましたが、本商品でも申し分のない性能です。829万画素の4Kで撮影したとしても、かなりきれいな写真が楽しめるでしょう。
次に、暗所耐性・色再現性の検証です。
光の影響を受けない室内で、造花やカラーチャートなどを撮影。ノイズは少ないか・発色はよいかなどをチェックしました。撮影条件は以下のとおりです。
【使用機材】
【検証方法】
暗所撮影できれいに撮りたいなら、ISO感度が重要。ISO感度はイメージセンサーが光を増幅できる度合いを示した値で、高ければ高いほど光が少ない環境でも鮮明な写真が撮れます。拡張ISO感度は解像度が大きく落ちるため、基本的には常用ISO感度をチェックしましょう。
本商品の常用ISO感度は100~51200と高く、ノイズはほとんど気になりませんでした。拡大したときにノイズが少し見られたものの、普通に使っていて不満を感じるほどではありません。
暗所での解像感は十分にハイレベル。色再現性は暗所で撮影した写真の彩度がやや低下していましたが、基本的には十分な性能といえます。
続いて、オートフォーカス性能の検証です。
実際に動いている人をオートフォーカスで撮影し、合焦率の高さをチェックしました。撮影条件は以下のとおりです。
【撮影設定】
撮影した写真は、ピントのズレがほとんどありませんでした。ピントの合わせやすさに関わるフォーカスポイント(測距点)が693点と高いこともあり、今回比較したなかでもトップクラスの優秀さ。
カメラ慣れしていない初心者でも、失敗することなく撮れる性能といってよいでしょう。子どもの写真やペットの撮影など、動く被写体がきれいに撮れますよ。
一瞬のシャッターチャンスを逃さないために、カメラの持ちやすさも重要です。そこで今回は5人の男女が握ったり構えたりして、グリップの握りやすさと軽さをチェックしました。
商品を構えてみたところ、本体サイズは大きいもののグリップが良好。適度な力で握れるため、持ちやすいと感じました。大きすぎず小さすぎない丁度よい重量で、持ちやすさの評価は今回比較したなかでもトップクラスといえます。
<モニターコメント>
コメントは一部抜粋
あわせて、操作のしやすさも検証しました。本商品はハイエンドのプロモデルですが、メニューにヘルプ表示があったり、タッチパネルで直感的に操作できたりと初心者でも扱いやすい印象。
また、モードダイヤルガイドやファインダーなども備えており、操作のしやすさは良好といってよいでしょう。
続いて、動画の画質の検証です。
実際に撮影する状況を想定し、3つの異なる条件で動画を撮影。オートフォーカス性能・解像感・暗所での色再現性の3点をチェックしました。撮影条件は以下のとおりです。
【撮影した動画の種類】
【設定】
動画の画質もかなり良好です。オートフォーカスは十分な速度で合焦し、被写体をしっかりと追従。暗所でも安定した性能を発揮し、不満を感じないほどでした。
撮影した映像はシャープネスで、糸の細かな感じもしっかりと再現。ノイズはほとんど見られず、一時停止して注視しない限りはわからないレベルでした。
しかし、暗所では彩度がやや低下。造花は鮮やかには見えず、赤い糸も微妙な色の違いを描けていませんでした。それ以外の場面ではきれいに撮影できていたため、明るい場所での撮影であれば問題になることはないでしょう。
最後に、手ブレ補正力の検証です。
手ブレを再現するために、器具で固定したカメラを振動させて撮影。撮影した画像を分析して、手ブレの少なさをチェックしました。撮影条件は以下のとおりです。
【使用機材】
手ブレ補正力も強力で、細かな振動をしっかりと補正できていました。そもそも画素数が高すぎないため、手ブレが目立ちにくいというメリットがあります。
強い衝撃は防げませんが、これは今回比較したほかの商品も同じ。手持ち撮影したい人や手ブレしやすい夜景を撮りたい人におすすめです。
2019/11/01 発売
重量(バッテリー込み) | 約678g |
---|---|
有効画素数 | 約2420万画素 |
連写速度(AF追従) | 約10枚/秒 |
センサーサイズ | 35mmフルサイズ |
フォーカスポイント(測距点) | 位相差:693点/コントラスト:425点 |
動画撮影機能 | フルHD:120p/4K:30p |
良い
気になる
ファインダー形式 | 電子ビューファインダー(EVF) |
---|---|
レンズマウント | ソニーEマウント |
ISO感度 | 100~51200(拡張:50~204800) |
AF検出方式 | 位相差検出方式/コントラスト検出方式 |
AF検出範囲 | EV-3〜20(ISO100相当、F2.0レンズ使用) |
シャッタースピード | 1/32000~30秒 |
背面モニター | チルトモニター |
モニターサイズ | 3.0型 |
ファインダー視野率 | 100% |
ファインダー倍率 | 約0.78倍 |
撮影可能枚数 | ファインダー使用時:約500枚/液晶モニター使用時:約690枚 |
記録メディア | SDカード、SDHCカード、SDXCカード、microSDカード、microSDHCカード、microSDXCカード |
記録メディアスロット | デュアルスロット |
防塵防滴仕様 |
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ソニーのα7C ILCE-7CLも、手ブレ補正力が優秀な1台です。トップクラスの補正力があり、大きな衝撃でなければブレを軽減。解像感もかなり良好で、細かな模様も映し出せていました。走っている被写体をしっかりと追従する、オートフォーカス性能の高さも魅力ですよ。
重量(バッテリー込み) | 650g |
---|---|
有効画素数 | 2420万画素 |
連写速度(AF追従) | 10枚/秒 |
センサーサイズ | 35mmフルサイズ |
フォーカスポイント(測距点) | 位相差:693点/コントラスト:425点 |
動画撮影機能 | 4K:30p/フルHD:120p |
良い
気になる
ファインダー形式 | 電子ビューファインダー(EVF) |
---|---|
レンズマウント | ソニー Eマウント |
ISO感度 | ISO100~51200(拡張:50~204800) |
AF検出方式 | 像面位相差・コントラスト併用AF |
AF検出範囲 | EV-3〜20(ISO100、F2.0レンズ使用時) |
シャッタースピード | 1/8000~30秒 |
背面モニター | チルトモニター |
モニターサイズ | 3.0型 |
ファインダー視野率 | 100% |
ファインダー倍率 | 0.78倍 |
撮影可能枚数 | ファインダー使用時:約610枚/液晶モニター使用時:約710枚 |
記録メディア | メモリースティックPROデュオ、メモリースティックPRO-HGデュオ、メモリースティック マイクロ、SDカード、SDHCカード、SDXCカード、microSDカード、microSDHCカード、microSDXCカード |
記録メディアスロット | デュアルスロット |
防塵防滴仕様 |
ソニー α7 III ILCE-7M3Kをレビュー!クチコミ・評判をもとに徹底検証
重量(バッテリー込み) | 約509g |
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有効画素数 | 約2420万画素 |
連写速度(AF追従) | 約10枚/秒 |
センサーサイズ | 35mmフルサイズ |
フォーカスポイント(測距点) | 位相差:693点/コントラスト:425点 |
動画撮影機能 | フルHD:120p/4K:30p |
良い
気になる
ファインダー形式 | 電子ビューファインダー |
---|---|
レンズマウント | ソニーEマウント |
ISO感度 | 100~51200(拡張:50~204800) |
AF検出方式 | 位相差検出方式/コントラスト検出方式 |
AF検出範囲 | EV-4〜20(ISO100相当、F2.0レンズ使用) |
シャッタースピード | 1/4000~30秒 |
背面モニター | バリアングルモニター |
モニターサイズ | 3.0型 |
ファインダー視野率 | 100% |
ファインダー倍率 | 約0.59倍 |
撮影可能枚数 | ファインダー使用時:約680枚/液晶モニター使用時:約740枚 |
記録メディア | SDカード、SDHCカード、SDXCカード |
記録メディアスロット | シングルスロット |
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SONY α7C ILCE-7CLをレビュー!クチコミ・評判をもとに徹底検証
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