手頃な価格帯ながら機能が充実したワイヤレスヘッドホンの、Anker 321 Soundcore Q20i。「ノイズキャンセリングの性能がよい」「バランスがよく、心地よい音質」と評判ですが、「電源ボタンがわかりにくい」といった口コミも存在するため、購入を迷っている人もいるのではないでしょうか?
今回はその実力を確かめるため、以下の7つの観点で検証した結果をふまえたレビューをご紹介します。
さらに、各メーカーの新商品や売れ筋上位など人気のワイヤレスヘッドホンとも比較。検証したからこそわかった、本当のメリット・デメリットを詳しく解説していきます。ポイントや送料を考慮した価格比較も行いましたので、ワイヤレスヘッドホン選びに迷っている人はぜひ参考にしてみてください。
オーディオ専門店「e☆イヤホン」の販売員として3年間勤務。オーダーメイドや高級機種なども含め、これまでに試聴したイヤホン・ヘッドホンは、のべ500種類を超える。また、音楽や環境に合わせて11種類のイヤホン・ヘッドホンを使い分けるほど、音には並々ならぬ情熱を持っている。 その後、2023年にmybestへ入社し、豊富な知識を活かしてオーディオ機器のガイドを担当。「顧客のニーズを真摯に考えて、オーディオ機器を提案する」をモットーに、ユーザーに寄り添った企画・コンテンツ制作を日々行っている。
すべての検証は
マイベストが行っています
目次
クリアで定位感のある音質もうれしいポイント。実際に使ったモニターからは「高音がきれいに聴こえる」「横の広がりがよい」とコメントがあがっています。中低音も聴き取りやすく、口コミ同様、バランスのよさが好印象でした。比較した低価格帯のなかでも珍しい22種類のプリセットされた音質モードを搭載しているため、音のカスタマイズも手軽に行えます。
耳を包み込むオーバーイヤー型で、装着感も良好です。イヤーパッドは2cmの厚みがありやわらかく、ヘッドバンドは長さ33.7〜40.7cmまで調節可能。重量は246gと軽量なので、長時間の使用でも疲れにくいでしょう。また、口コミどおりノイズキャンセリングの性能も優れているため、騒音が気になる場所での使用にも向いています。
バッテリー持ちも優秀。連続使用時間は最大60時間と長く、ノイズキャンセリングを使用しても40時間使用できます。さらにヘッドホンの本体部分で基本的な操作のほとんどを行うことが可能です。比較した大半の商品と同様に、一々スマホで操作する手間がなく、日常生活に取り入れやすいでしょう。
ただし、着脱検知やタッチ操作には非対応なところは難点。口コミにあったとおり電源ボタンが小さくわかりにくいこともあり、操作にまごつく可能性があります。操作の手間を極力減らして楽に使いたい人は、シームレスな使い方ができるほかの商品も検討してみてください。
今回紹介するSoundcore Q20iは、アクティブノイズキャンセリング(ANC)機能を搭載したワイヤレスヘッドホンです。ヘッドホンに内蔵した4つのマイクが周囲の騒音を検知し、低周波ノイズを効果的に除去します。40mm大口径ドライバーを採用している点も特徴。AUXケーブルを使うと、ハイレゾ音源の再生も可能です。
AnkerのSoundcoreシリーズには、Q20iと似ているLife Q20があります。Life Q20にもアクティブノイズキャンセリング(ANC)が搭載されており、ハイレゾ対応です。さらに最大再生時間も、Q20iと変わりません。
Q20iとLife Q20の大きな違いは、イコライザー機能。Q20iは22種類のイコライザープリセットを選択できますが、Life Q20では不可能です。また、Q20iが搭載しているマルチポイント対応や外音取り込みモードも、Life Q20は搭載していません。
周囲の騒音を逆の音波で打ち消すノイズキャンセリング機能や、外音取り込み機能を搭載。さらに、マルチポイント接続に対応しており、2台の機器を同時に接続できます。
また、利便性も優秀です。充電端子にはType-Cを採用し、本体には内蔵マイクも搭載。付属の3極の3.5mm AUXケーブルを使えば有線接続も可能なので、遅延も気にならないでしょう。コスパ重視の人には、おすすめの一品です。
ヘッドホンの本体部分で、基本的な操作が行えるのもうれしいポイント。いちいちスマホを取り出さなくても、ノイズキャンセリングや外音取り込みを切り替えられます。また、再生・停止・曲のスキップ・音量調節も操作できるため、日常使いで不便さは感じませんでした。
また、細かな音の再現性にも優れています。トランペットの響きや効果音など、楽曲のなかで鳴っている細かな音まで捉えられていました。
<高音についてのモニターコメント>
コメントは一部抜粋
解像度の高さも優秀です。ピアノの細かな高音の1つ1つを聴き分け可能。ギターのカッティングやハイハットの動きも、潰れることなくクリアに響いていました。
比較したほかの商品には高音が聴き取りづらいものもありましたが、本品は申し分ない音質。クラシック音楽のような楽器の繊細な音をじっくり味わえます。
<解像度についてのモニターコメント>
コメントは一部抜粋
一方、「インパクトに欠ける」「メリハリがない」という指摘も。迫力を重視した低音というより、複数のベースラインをきれいに聴き取れる音質でした。
<低音についてのモニターコメント>
コメントは一部抜粋
中音域のヴォーカルの声も、クリアに聴き取れます。「声の強弱や抑揚がわかる」「かすかな震えまで感じた」といったコメントが集まりました。
比較したほかの商品には中低音がこもるものもあったなか、本品はほかの音域に負けずに響いていた点が魅力。各音域がクリアに響き、バランスのとれた良質なサウンドを楽しめます。
<中音についてのモニターコメント>
コメントは一部抜粋
<臨場感についてのモニターコメント>
コメントは一部抜粋
比較したほとんどの商品より、ノイズキャンセリング機能による騒音低減の効果は高いといえます。通勤・通学など移動中の電車内や、屋外などの騒音が大きい場所での使用におすすめです。
重量も246gと、比較したほかの商品には300gを超えるものもあったなか軽量。装着感と軽さを両立しており、長時間装着していても疲れづらいでしょう。
さらに、ヘッドバンドの長さは33.7〜40.7cmまで調整可能。頭の大きさに合わせて使えます。つけ心地のよさにも妥協したくない人におすすめです。
比較したほとんどの商品が着脱検知やタッチ操作ができず操作に手間がかかりましたが、本品も同様でした。スマートに使いこなしたい人や、1日のうちに何度も頻繁に着脱する人には不向きだといえます。
※ランキングは、購入時に取得できるポイントを考慮した実質価格で作成しています。
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ノイズキャンセリングや外音取り込み機能に加えて、マルチポイント接続にも対応。価格は約44,000円と高級なぶん、多方面に隙のない商品だといえます。ハイクオリティなBluetoothヘッドホンを探している人におすすめです。
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