「油はね・煙が少なく、火力も強い」と評判のホットプレート、abien MAGIC GRILL(2022年モデル)。「端の方まで熱が行き渡り、火力ムラもありません」と高く評価されていますが、口コミのなかには「油はかなりはねる」といった気になる声もあり、購入を迷っている人も多いのではないでしょうか?
今回はその実力を確かめるため、以下の6つの観点で検証した結果をふまえたレビューをご紹介します。
さらに、各メーカーの新商品や売れ筋上位など人気のホットプレートとも比較。検証したからこそわかった、本当のよい点・気になる点を詳しく解説していきます。ポイントや送料を考慮した価格比較も行いましたので、ホットプレート選びに迷っている人はぜひ参考にしてみてください。
製菓・コーヒーの専門学校卒業後、スペシャルティコーヒー専門店にてバリスタとして7年間勤務。店舗ではハンドドリップやラテアートの講師も務め、味や香りへの繊細な感覚を磨く。マイベスト入社後はカフェで勤務していたこれまでの経験を活かし、コーヒー器具をはじめ、調理器具やキッチン雑貨、食品・ドリンク、ギフトアイテムなど、食まわり全般の商材の比較検証を担当。「ユーザーの立場に立って考える」をモットーに、日々の業務に取り組んでいる。また、焙煎士・バリスタとして現在も現場に立ち、実体験に基づいたリアルなレビューを届けている。
すべての検証は
マイベストが行っています
目次
998円
おすすめスコア
熱ムラの少なさ
火力の強さ
手入れのしやすさ
温度調節のしやすさ
煙の少なさ
におい残りの少なさ
消費電力 | 850W |
---|---|
プレートの裏面の形状 | 細かな溝なし |
プレート丸洗い可能 |
良い
気になる
abien MAGIC GRILL(2022年モデル)は、プレートの手入れはしやすいものの、火力が弱めで熱ムラが目立つのは気になります。実際に最高温度(250℃)に設定してプレートの温度が200℃に到達するまでの時間を計測したところ、結果は比較した全商品の平均約4分よりも遅い平均5.9分でした。予熱には時間がかかります。
プレート全体は均一に温まらず、熱ムラもはっきり見られます。実際に最高温度で使用したところ、10分経っても両サイドは170℃前後・中心も210℃ほどにしか温まりませんでした。またプレートには油を遮るフチがついていないため、「油はかなりはねる」との口コミどおり、油が飛んで机はヌルヌルに。周囲の掃除にも手間がかかります。
一方で、3段階の温度調節や保温機能を搭載しているのは利点です。料理ごとに適した温度で調理できるうえに、温かい状態を長く保てます。煙やにおいの付着も控えめ。比較した全商品の約6割で白い煙が発生しましたが、本品は水蒸気レベルの煙しか出ませんでした(※2025年2月時点)。部屋や布に残るにおいも弱く、そこまで気になりません。
本体は拭き掃除のみですが、プレートは取り外して丸洗いが可能です。比較したほかの商品にはプレート裏面の小さな溝に溜まった汚れを落としづらいものもあったなか、裏面には軽く凹凸がついているだけで大きな溝はなく、汚れをサッと洗い流せました。
温度調節機能が豊富かつプレートの手入れに手間はかからないのはよい点ですが、ECサイトでの販売価格が25,000〜27,500円と高いのはネックです(※2025年2月時点)。上位商品には手頃な価格ながら高火力ですばやく調理できるものもあったため、火力の強さ・熱ムラの少なさを重視するの人はほかの商品もチェックしてみてください。
<おすすめな人>
<おすすめできない人>
実際にabien MAGIC GRILL(2022年モデル)と比較検証を行った商品のなかで、総合評価1位を獲得したベストバイのホットプレートと、各検証でNo.1を獲得した商品をピックアップしました!
abien MAGIC GRILL(2022年モデル)に気になる点がある人は、こちらもぜひ検討してみてくださいね。
アイリスオーヤマ
1台で多彩な料理ができ、熱ムラが少なく大人数で楽しめる
タイガー魔法瓶
熱ムラなくおいしく焼けたうえ、油がはねず手入れが簡単!
abien(アビエン)は、2008年に愛知県にて誕生した家電メーカーです。調理家電をメインに手がけており、料理の時間が楽しくなる・家事が楽になるような製品づくりに取り組んでいます。
今回ご紹介するのは、同社の定番商品であるMAGIC GRILL(2022年モデル)。発売スタート時の2021年モデルの良さはそのままに、2022モデルでは性能・デザインがグレードアップしました。
2022モデルの特徴は、極薄プレートの全体に高密度のサーキットヒーターを内蔵している点です。ヒーターには、食材の温度変化をキャッチして設定温度をキープするセンサーとしての機能も搭載。食材が焦げつきにくいため、「発生する煙が少なく、部屋のにおいが気になりません」と謳っています。
食材の芯までしっかり火入れできるよう、プレートの鋳造方法をアルミダイキャストに変更しているのも魅力です。プレートの表面には食材のくっつきを防ぐ、独自のコーティングを施しています。
本体サイズは幅40.5×奥行30.5×高さ7.9cm・重量は3.1kg。カラーは、ブラック・ホワイトの2色です。プレート・スタンド脚2種・保証書つき取扱説明書・電源コード(1.8m)が付属しています。
abien MAGIC GRILLシリーズには、フチつきのコンパクトなMAGIC GRILL S・グリル鍋型のMAGIC GRILL Mも販売中です。オイルトレー・交換用プレートなどのアクセサリも豊富に取りそろえていますよ。
今回はabien MAGIC GRILL(2022年モデル)を含む、人気のホットプレートを実際に用意して、比較検証レビューを行いました。
具体的な検証内容は以下のとおりです。
人気のホットプレートを比較検証したところ、abien MAGIC GRILL(2022年モデル)には3つの気になる点がありました。1つずつ解説していくので、購入を考えている人は、しっかりリサーチしておきましょう。
火力の強さは物足りません。実際に最高温度(250℃)に設定して予熱したところ、平均5.9分でプレートの温度が200℃に到達しました。比較した全商品の平均である約4分(※2025年2月時点)よりも遅く、調理には時間がかかります。
熱ムラがみられたのも気になるポイント。比較した商品内には中心部・外側ともに200℃以上を記録したものもありましたが、本品は最高温度で温めても両サイドは170℃前後しか上昇せず、中心も210℃以上には温まりませんでした。
プレート全体を均一に温められないかつ温度も上がりきらないため、生焼けや焦げつきが発生する心配があります。お肉をジューシーに焼き上げるのは難しいでしょう。
調理時には油ハネも気になります。比較した商品内ではプレートのフチ部分が高めの設計だと油が外にハネにくい傾向がありましたが、プレートに油を遮るものがなく、「油はかなりはねる」との口コミどおり調理後には机がヌルヌルになりました。
机や床に油汚れが付着しやすいため、周囲を掃除する手間をかけたくない人には不向きです。
ECサイトでの販売価格が25,000〜27,500円と高いのもネックです(※2025年2月時点)。比較した商品のなかには、10,000円ほどで火力が強く使い勝手のよいものもありました。
ホットプレートとは思えないおしゃれなデザインは魅力ですが、コストをあまりかけたくない人には購入しづらいでしょう。
abien MAGIC GRILL(2022年モデル)には気になる点がある反面、3つのよい点もありました。購入を検討している人はぜひチェックしてみてください。
温度をLOW(150℃)・MID(190℃)・HI(250℃)の3段階に切り替えられるのは利点です。温度調節機能が一切ない商品に比べると、料理ごとに適した火力で調理できます。
保温機能(100℃)も備わっていました。料理の温かさを長くキープできるため、話しながら食事を楽しめます。
プレートのサイズは幅40.5×奥行30.5×高さ3.4cmとコンパクトで、1〜2人前の調理に適しています。一人暮らしの人や少量だけ調理したいときに便利です。
プレートが厚めで高温になりすぎない分、調理中の煙は控えめです。実際に200℃に予熱したホットプレートで牛カルビ8枚を焼いたところ、比較した全商品のおよそ6割で白い煙が発生した(※2025年2月時点)のに対し、本品は水蒸気レベルの煙しか上がりませんでした。
におい残りも抑えられています。実際に焼肉を調理したあとのにおい残りを臭気判定士の石川英一さんにチェックしてもらったところ、部屋・布ともに脂臭や肉臭はしますが、においは弱めでした。部屋や衣服へにおいが移る心配は少ないでしょう。
手入れにも手間はかかりません。本体は洗えないものの、プレートは洗剤を使って水洗いが可能です。
比較したほかの商品にはプレート裏面に小さな溝あり、汚れを落としづらいものもありましたが、裏面には軽く凹凸がついているだけで形状はほぼフラットです。表面・裏面ともに汚れを簡単に洗い流せるため、清潔に使い続けられます。
消費電力 | 850W |
---|---|
プレートの裏面の形状 | 細かな溝なし |
プレート丸洗い可能 |
良い
気になる
幅 | 40.5cm |
---|---|
奥行 | 30.5cm |
高さ | 7.9cm |
本体重量 | 3.1kg |
コードの長さ | 1.8m |
熱源 | フィルムヒーター |
プレート表面加工 | 疑似ロータス加工 |
設定最高温度 | 250℃ |
プレート数 | 1枚 |
本体丸洗い可能 | |
フタ付き | |
ガード付き | |
収納ケース付き | |
本体を立てて置ける | |
付属品 |
※ランキングは、購入時に取得できるポイントを考慮した実質価格で作成しています。
989円
(最安)
販売価格:998円
ポイント:9円相当
送料別
22,666円
(+21,677円)
販売価格:22,666円
ポイント:0円相当
送料無料
(1,742件)
22,666円
(+21,677円)
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(713件)
24,800円
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販売価格:24,800円
ポイント:0円相当
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(159件)
27,627円
(+26,638円)
販売価格:27,880円
ポイント:253円相当
送料無料
abien MAGIC GRILL(2022年モデル)は、公式オンラインストアのほか、Amazon・楽天市場・Yahoo!ショッピングといったECサイトにて購入が可能です。公式オンラインストアからの購入であれば、レシピブックがついてきます(※2025年2月時点)。
なお、公式オンラインストアでの販売価格は以下のとおりです。専用のアクセサリも充実しているので、気になるアイテムがある人はあわせて購入を検討してみてください。
<公式オンラインストアでの販売価格>
2025年2月時点
最後に、ほかの魅力的な商品をご紹介します。
すばやく調理したい人には、山善のホットプレート YHA-W101がおすすめです。火力が強く、200℃に到達するまでにかかった時間はわずか2分程度でした。中心部・外側ともに230~250℃まで温まり、ほとんど熱ムラがないのも利点です。油ハネも少ないため、片付けの手間が少なく済みますよ。
アイリスオーヤマの網焼き風ホットプレート 3枚焼き IHA-A30は3〜4人前の調理にぴったり。本体サイズは幅48.4×奥行34.1cmと広く、大人数でのパーティでも便利に使えます。温度は3段階に調節できるうえに、保温機能も搭載していました。焼肉やお好み焼きなどさまざまな料理の調理に活躍します。
消費電力 | 1,000W |
---|---|
プレートの裏面の形状 | 細かな溝なし |
プレート丸洗い可能 |
良い
気になる
幅 | 34.0cm |
---|---|
奥行 | 23.0cm |
高さ | 7.5cm |
本体重量 | 1.9kg |
コードの長さ | 1.9m |
熱源 | 電気ヒーター |
プレート表面加工 | フッ素加工 |
設定最高温度 | 230℃ |
プレート数 | 2枚 |
本体丸洗い可能 | |
フタ付き | |
ガード付き | |
収納ケース付き | |
本体を立てて置ける | |
付属品 |
山善 ホットプレート YHA-W101は煙が出ない?実際に使ってメリット・デメリットを徹底レビュー!
消費電力 | 1,300W |
---|---|
プレートの裏面の形状 | 細かな溝あり |
プレート丸洗い可能 |
良い
気になる
幅 | 48.4cm |
---|---|
奥行 | 34.1cm |
高さ | 8.0cm(収納時:18.3cm) |
本体重量 | 6.5kg |
コードの長さ | 1.8m |
熱源 | 電気ヒーター |
プレート表面加工 | フッ素加工 |
設定最高温度 | 250℃ |
プレート数 | 3枚 |
本体丸洗い可能 | |
フタ付き | |
ガード付き | |
収納ケース付き | |
本体を立てて置ける | |
付属品 | 水受皿、フタ |
アイリスオーヤマ 網焼き風ホットプレート IHA-A30をレビュー!実際に使ったメリット・デメリットを徹底検証
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