化粧下地にも使えるオーガニック日焼け止めとして話題の、チャントアチャーム UVフェイス&ボディプロテクター。「肌がしっとりする」「石鹸で落ちる」と口コミでの評価の高い商品です。しかし、アピールポイントである「赤ちゃんにも使えるって本当なの?」と、気になる方も多いはず。
そこで今回はチャントアチャーム UVフェイス&ボディプロテクターを実際に使って、成分・落としやすさ・焼けにくさ・耐摩擦性・耐水性を検証レビューしました。あわせてベタ付かない、上手な使い方のポイントも解説していますので、これから購入を検討中の人はぜひ参考にしてください。
新卒で国内メーカーの美容職に入社し、3年半従事。年間6,000人以上をカウンセリングし、お客さま一人ひとりにあった美容法を提案していた。その後マイベストへ入社し、メイク・スキンケア全般の記事を執筆。コスメコンシェルジュ・化粧品成分上級スペシャリスト・顔タイプアドバイザー1級を所有。
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チャントアチャームの「UVフェイス&ボディプロテクター」を実際に試した感想は、ムラなく塗れば紫外線からのガード効果の高い日焼け止めと、悪くはありません。
この商品は撥水性が弱いため、水辺のリゾートや激しいスポーツには向きません。塗りやすく、子ども用としても気軽に使える良さを生かして、日頃の紫外線対策や長時間のお出かけ用、ナチュラル派や落としやすい日焼け止めを探している人向きだといえるでしょう。
潤い重視で作られているため、乾燥が気になる時やドライスキンの女性の化粧下地にも最適。その反面でオイリー肌の人は重く感じがちなので、ベタ付きが気になる人は顔ではなく、手や足などに使うことをおすすめします。
この商品は、SPF43・PA++と日常使いに適したUVカット性能に加え、スキンケアを重視した処方が特徴です。天然の保湿成分やお肌に良いハーブ配合で、化粧下地にも使ってもOK。紫外線吸収剤やナノ粒子不使用のため敏感肌の人や、赤ちゃんの紫外線対策にも使えますよ。
石油系界面活性剤や鉱物油などの科学的に合成した成分を使っていないため、石鹸などでも簡単に落とせる優しい仕様。テクスチャーはちょっと緩めのミルク状で、こってりとしていても伸びが良いのも魅力です。軽いタッチで伸ばして、腕や足などの全身の日焼け止めに活用できます。
プッシュ式のボトル入りのため、片手でワンプッシュで出せて、全身に塗りやすいのも人気を集めている理由の1つ。一定量以上は出ないため、子どもが使っても安心ですね。
しかもボトルはコロンとしたかわいいデザイン。カカオ色のカラーもおしゃれだと好評を博しています。ガラスではなく、軽くて丈夫なプラスチック製ボトル。破損を気にせずバッグなどに入れて、お出かけにも持って行けますよ。
チャントアチャーム UVフェイス&ボディプロテクターの、上手な使い方をご紹介しておきましょう。ベタ付きなどは使い方を変えて、好みの使用感に調整することである程度改善できます。
例えば化粧下地に使う場合はプッシュは軽く1回、パール粒ぐらいが目安。ベーススキンケアの油分をティッシュで拭き取ってから塗ると、必要以上にベタ付かずファンデーションがムラなくつきます。腕や足にはしっかりプッシュで、それぞれ1円玉程度の量を塗り広げてください。
年齢や顔の大きさによるものの、子どもは半プッシュが目安。大人よりも汗をかきやすいため、汗をよく拭き取ってから塗るのがポイントです。子どもは地面の照り返しを受けやすいので、紫外線が集中するおでこ・頬・首を重点的に塗ってあげましょうね。
化粧下地にも使えて便利だと口コミでの評価が高いものの、いくら評判が良くても肌との相性があるため、やっぱり実際の使い心地が気になりますよね?
そこで今回は、実際にチャントアチャーム UVフェイス&ボディプロテクターを使って、以下の5項目について検証してみました。
検証①:成分
検証②:落としやすさ
検証③:焼けにくさ
検証④:耐摩擦性
検証⑤:耐水性
最初に、配合されている成分をチェックしていきましょう。オーガニックコスメであっても、科学合成された成分を含んでいる商品もあるため、念入りなチェックが必要です。
今回はオーガニック日焼け止めの検証ということで、肌への優しさを重視。商品のパッケージの記載を確認して、配合成分のシンプルさや、散乱材を使用しているかの観点から成分を総合的に評価しました。
パッケージで確認したところ、この商品の成分数は32個と少し多い印象です。ただし酸化チタンを使った散乱材タイプで、乳幼児使用テストや敏感肌の人のパッチテストをクリアしているため、肌への負担は少ないのは確か(※)。
コンフリー葉やオウゴン根のエキスなどの肌に良い植物成分は、有機JAS規定に則った山梨県の自社農場で栽培されているため、安全性の面では優秀です。
全ての方にアレルギーが起こらないということではありません。
次に日焼け止めを塗った後の、肌からの落としやすさを検証していきましょう。この商品は石鹸でも洗い流せるという触れ込みですが、実際はどうなのでしょうか?
こちらも実際に商品を肌に塗って検証をしていきます。塗布した後に泡タイプの洗顔料で撫で洗いをしてから水をかけてみて、きれいに落ちているかを目視で確認して評価しました。
次は、日焼け止めでもっとも気になる焼けにくさの検証です。UVカット効果はSPFやPA値で判断できますが、実際の焼けにくさを知っておくことは大事ですよ。
そこで今回は、紫外線に当てると色が変わるUVラベルと、実際に人間の肌の上に商品を塗布する2つの検証を実施。30分間屋外で日光に当てた後の色の変化を目視で確認して、焼けにくさの評価をしました。
UVラベルを使った検証ではピンクの筋が入って、部分的に変色。人間の肌を使った検証では全く色の変化が見られないという結果が出ています。パッケージ表示のSPF43・PA+++に偽りはありません。日焼けをしっかりブロックできる商品です。
ただし緩めの乳液状なので、塗りムラが出やすい印象です。長時間外出する場合はたっぷりと手に取って、丁寧に塗り広げることをおすすめします。
続いて耐摩擦性も検証していきましょう。日焼け止めは服などで擦れてしまうため、塗り直しの頻度を知るためにも、もちが良いか知っておく必要があります。
今回は実際に商品を肌に塗って馴染んだ後に2回ほどタオルで擦り、どれくらい残っているかを目視で確認して、耐摩擦性を評価しました。
2回タオルで擦っただけで、肌からほぼ日焼け止めが取れてしまうという結果が出ました。乳液タイプなので、服やタオルなどの摩擦には弱いようです。長時間のお出かけをする場合や、スポーツなどタオルで汗をぬぐう機会が多いシーンでは、こまめな塗り直しが必要でしょう。
最後に耐水性の検証をしていきましょう。プールや海辺のリゾートで使う場合だけでなく、汗崩れを防ぐ意味でも、日焼け止めの実際の耐水性を知っておくことは大事ですよね。
今回は馬油とぬるま湯を混ぜた疑似汗を用意。実際に商品を肌に塗ってから疑似汗を吹きかけて、どれくらいはじくかを目視で確認して耐水性を評価をしました。
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