「のびがよく軽い使用感」と謳う、無印良品 日焼け止めジェル SPF50+。ネット上でも実際に「伸びがよく、つけやすい」と評判です。その一方、「つけたあとは少しベタつく」「アルコールのようなツンとしたにおいがある」と気になる口コミも見られ、購入を迷っている人も多いのではないでしょうか?
今回はその実力を確かめるため、以下の8つの観点で検証した結果をふまえたレビューをご紹介します。
さらに、各メーカーの新商品や売れ筋上位など人気の日焼け止めジェルとも比較。検証したからこそわかった、本当のよい点・気になる点を詳しく解説していきます。ポイントや送料を考慮した価格比較も行いましたので、日焼け止めジェル選びに迷っている人はぜひ参考にしてみてください。
新卒で国内メーカーの美容職に入社し、3年半従事。年間6,000人以上をカウンセリングし、お客さま一人ひとりにあった美容法を提案していた。その後マイベストへ入社し、メイク・スキンケア全般の記事を執筆。コスメコンシェルジュ・化粧品成分上級スペシャリスト・顔タイプアドバイザー1級を所有。
すべての検証は
マイベストが行っています
目次
590円
おすすめスコア
SPF値の高さ(相当値)
PA値の高さ(相当値)
ベタつきにくさ
色移りのしにくさ
においの不快感のなさ
容器の使いやすさ
肌へのやさしさ(成分分析)
きしみにくさ
PA(公称値) | ++++ |
---|---|
SPF(公称値) | 50+ |
PA(相当値) | + |
SPF(相当値) | 4.10 |
肌荒れ防止成分配合 | 不明 |
良い
気になる
無印良品 日焼け止めジェル SPF50+は、使用感はよいものの、肝心の日焼け止め効果にはあまり期待できません。分光光度計で計測したところ、SPF相当値は4.10・PA相当値は2.14でした。比較したなかにはSPF相当値が50・PA相当値が10以上の商品もあったなか、かなり低めです。高い日焼け止め効果を求める人には物足りないでしょう。長時間屋外で過ごす日や、紫外線量が多いシーズンには不向きです。
敏感肌に配慮された成分構成といえないのもネックです。専門家が成分表をチェックしたところ、敏感肌の刺激となりうるエタノールが配合され、肌荒れ防止成分が見当たりませんでした。また、比較したほかの商品と同じく、服に色移りしやすいのも気になります。色の濃い服を着る際はとくに、擦らないよう注意しましょう。
その一方、きしみが気になりにくく、つけ心地は良好です。とろりとしたテクスチャで、使用したモニターの半数以上が「なめらかで引っかかり感がなく、塗りやすい」と好印象を抱きました。塗布後にビーズを押し当てても平均3.60個の付着に留まったことから、口コミに反してベタつきも気になりにくいといえます。
香りはほぼ無臭で、好みが分かれにくかったのもよい点。口コミで指摘されたアルコール臭はあまり気になりませんでした。容器は使いやすく、適量を手に取りやすいと好評。比較したなかには内容量200mL以上の商品もあったなか、こちらは30mLと小型かつ軽量なのでカバンやポーチにしまいやすく、持ち運びに便利です。
価格は590円(※2025年4月時点・公式サイト参照)と手頃なのも魅力。ベタつきやきしみが気になりにくく、香りにクセが少ないので、使用感を重視するなら候補になりえます。とはいえ、長時間屋外で過ごす日には、より高い日焼け止め効果に期待できるほかの商品をチェックしてくださいね。
<おすすめな人>
<おすすめできない人>
実際に無印良品 日焼け止めジェル SPF50+と比較検証を行った商品のなかで、総合評価1位を獲得したベストバイの日焼け止めジェルと、各検証でNo.1を獲得した商品をピックアップしました!
無印良品 日焼け止めジェル SPF50+の日焼け防止効果が気になる人は、ぜひこちらも検討してみてくださいね!
資生堂
とにかく焼けにくさを求める人におすすめ。きしみにくさも上々
カネボウ化粧品
高い日焼け止め効果が見込める。さらっとした使用感できしみにくい
無印良品は、1980年に日本で誕生した株式会社良品計画が展開する商品ブランドです。衣服・生活雑貨・食品など幅広く取り扱い、商品アイテム数は7,000を超えました(※2025年4月時点)。生産工程を合理化し、「簡潔で気持ちのいい低価格商品を生み出した」と謳っています。
今回紹介する 無印良品 日焼け止めジェル SPF50+は、UVカット効果SPF50+・PA++++を公称するジェルタイプの日焼け止めです。汗・水に強いウォータープルーフ仕様で、海や川でも使用可能。顔や体など全身に使用でき、使用後は石けんで洗い流せるとアピールしています。
無香料・無着色かつ、うるおい成分のヒアルロン酸Naを配合しているのも特徴です。伸びのよさと軽い使用感にもこだわっています。なお、化粧下地としては使用できません。化粧水や乳液のあとに本商品を塗布し、そのあとに化粧下地を使うのが推奨されています。
今回は無印良品 日焼け止めジェル SPF50+を含む、人気の日焼け止めジェルを実際に用意して、比較検証レビューを行いました。
具体的な検証内容は以下のとおりです。
今回マイベストでは、UV‐A・UV-Bをどのくらい遮断できるかを測定する分光光度計を使用し、算出した数値をSPF・PA値に転換。それらの数値を、SPF相当値・PA相当値と定義しました。
なお、メーカーが商品に記載しているSPF値・PA値は、人の肌を用いて定めた日本化粧品工業連合会の基準に則った数値です。しかし、人の肌状態の差によるブレが懸念されたため、マイベストでは分光光度計を用いたSPF相当値・PA相当値を採用することで、個人差による測定誤差を排除しました。
一般的に扱われるSPF値は紫外線を浴びたあとの、赤みやひりつきを起こすまでの時間を何倍に伸ばせるかを定義しているのに対し、SPF相当値は日焼け止めによって防げた紫外線量に応じて皮膚の赤みを予測したもの。PA値はモニターが実際に紫外線を浴びたあと、皮膚の黒化が生じたときの紫外線量から算出されるのに対し、PA相当値は日焼け止めによって防げた紫外線量に応じて皮膚の黒化を予測したものです。
人気の日焼け止めジェルを比較検証したところ、日焼け止めジェルには4つのよい点がありました。1つずつ解説していくので、購入を検討している人はぜひチェックしてみてください。
日焼け止めにありがちなきしみが気になりにくいのもうれしいポイントです。とろりとしたジェル状のテクスチャで、スムーズに塗り広げられます。実際に使用したモニター9人中6人が「きしみ感はほぼなく、するすると肌に伸ばせた」「なめらかで引っかかり感がなく、塗りやすい」と評価しました。
比較したなかにはきしみやカサつきを指摘された商品もありますが、こちらはメーカーが「のびがよく軽い使用感」と謳うのも納得のみずみずしさです。塗布後のしっとり感やもっちり感に好印象を抱いたモニターもいました。スムーズに塗布できて心地よく使いやすいでしょう。
<きしみにくさについてのモニターコメント>
コメントは一部抜粋
においに不快感を抱きにくく、使う人をあまり選びません。モニター13人のほとんどが「ほぼ無臭」「香りはかなり弱い」と回答しました。比較したほかの商品では、ケミカル臭やフローラルの香りが強いものがあったことをふまえると、香りのクセが少ないといえます。
口コミではアルコール臭が指摘されていましたが、一部から「ほんのりアルコール臭はある」との声があがった程度だったので、においに敏感な人以外はそれほど気にならないでしょう。香料や強い香りが苦手な人に向いています。
<においについてのモニターコメント>
コメントは一部抜粋
容器の使い勝手は良好です。小型かつ軽量で手のひらにすっぽり収まり、モニター13人のほとんどが「コンパクトで持ちやすい」と好印象を抱きました。比較したなかには内容量が50~250mLの商品もありましたが、こちらは30mLです。
「ミニサイズで小さい分、持ちにくくて開けづらい」と感じたモニターがいたものの、ほかに不満の声はほとんどありませんでした。フタがカチッと閉まり、液漏れの心配が少ないのもよい点。日中の塗り直し用として、カバンやポーチに入れて持ち運びたい人にぴったりです。
適量を出しやすく、モニターからは「出し口が細くて量を調整しやすい」という声も寄せられました。力を入れれば大量に出せるので、全身にも塗りやすいでしょう。
<容器の使いやすさについてのモニターコメント>
コメントは一部抜粋
無印良品 日焼け止めジェル SPF50+にはたくさんのよい点がある反面、気になった点もありました。購入を考えている人は、しっかりリサーチしておきましょう。
SPF50+・PA++++の基準には届かず、SPF10以下・PA+にあたります。シミや肌が赤くなる原因となるUV-B・しわやたるみ、肌が黒くなる原因となるUV-Aの2種類の紫外線から長時間肌を守るのは難しいでしょう。真夏のレジャーや紫外線量が多い季節には不向きといえます。
PA(公称値) | ++++ |
---|---|
SPF(公称値) | 50+ |
PA(相当値) | + |
SPF(相当値) | 4.10 |
肌荒れ防止成分配合 | 不明 |
良い
気になる
容器 | ボトル |
---|---|
UV耐水性 | 不明 |
内容量 | 30mL |
分類 | 化粧品 |
使える部位 | 顔、体 |
紫外線吸収剤不使用(ノンケミカルタイプ) | |
下地兼用 |
※ランキングは、購入時に取得できるポイントを考慮した実質価格で作成しています。
無印良品 日焼け止めジェル SPF50+は、無印良品の店舗・公式オンラインストアおよびAmazon・楽天市場の公式ストアにて販売しています。検証に使用したのは内容量30mLの携帯用で、価格は590円です。よく利用しているサイトであれば、ポイントで安く購入できるでしょう。
また、容量150mLのボトルサイズの商品も展開しています。こちらの価格は890円です。自宅用・持ち運び用などシーンに合わせて、容量を選んでみてくださいね。
価格は2025年4月時点・公式サイト参照
最後に、無印良品 日焼け止めジェル SPF50+の気になる点をカバーする商品をご紹介します。
高い日焼け止め効果を求めるなら、資生堂のパーフェクトUV スキンケアジェル NA。分光光度計で計測すると、SPF50+相当・PA++++相当の高い数値でした。長時間屋外で過ごす日の日焼け対策にぴったりです。実際に使用したモニターの半数以上が「塗布後にきしみ感が気にならない」と回答し、使用感も良好でした。
敏感肌の人は、資生堂のアネッサ ブライトニングUV ジェル N(医薬部外品)。敏感肌の刺激となりうる成分は見当たらず、肌荒れ防止有効成分のグリチルリチン酸ジカリウムが配合されています。分光光度計で計測した相当値の結果も高評価でした。SPF50+相当・PAは+++相当の高い日焼け止め効果が期待できます。
PA(公称値) | ++++ |
---|---|
SPF(公称値) | 50+ |
形状 | ジェル |
対象 | 不明 |
使用できる赤ちゃんの月齢 | 不明 |
容器 | チューブ |
向いている肌質 | 不明 |
内容量 | 90g |
主な整肌成分 | 不明 |
配合成分数 | 不明 |
分類 | 化粧品 |
テクスチャ | 不明 |
使える部位 | 顔、体 |
色 | 不明 |
香り付き | 不明 |
無香料 | 不明 |
落とし方 | 石けん |
逆さにして使用可能 | 不明 |
顔に噴射可能 | 不明 |
保湿成分配合 | |
美白成分配合 | 不明 |
UVカット率(実測値) | 100% |
紫外線散乱剤不使用 | |
紫外線散乱剤の種類数 | 不明 |
紫外線吸収剤不使用(ノンケミカルタイプ) | 不明 |
紫外線吸収剤の種類数 | 不明 |
ナノ粒子不使用 | 不明 |
ノンシリコーン | |
シリコーンオイルの数 | 不明 |
界面活性剤不使用 | 不明 |
子どもの使用可能 | 不明 |
合成香料フリー | 不明 |
着色料フリー | 不明 |
アルコールフリー | 不明 |
鉱物油フリー | 不明 |
天然アロマ成分配合 | 不明 |
保存料(パラベン)フリー | 不明 |
弱酸性 | 不明 |
肌荒れ防止成分配合 | 不明(-グリチルリチン酸2K) |
ノンコメドジェニックテスト済み | |
アレルギーテスト済み | 不明 |
下地兼用 | |
ブルーライトカット効果 | 不明 |
トーンアップ効果 | |
白残りしない | 不明 |
ロングUVAカット | 不明 |
近赤外線カット | 不明 |
大気汚染ガード | 不明 |
オーガニック認証 | 不明 |
ヴィーガン対応 | 不明 |
フリクションプルーフ | 不明 |
ウォータープルーフ | |
サンドプルーフ | 不明 |
ビーチフレンドリー処方 | |
特徴 | 不明 |
本体の幅 | 不明 |
本体の奥行 | 不明 |
本体の高さ | 不明 |
PA(公称値) | ++++ |
---|---|
SPF(公称値) | 50+ |
PA(相当値) | +++ |
SPF(相当値) | 262.44 |
肌荒れ防止成分配合 |
良い
気になる
容器 | チューブ |
---|---|
UV耐水性 | ★ |
内容量 | 90g |
分類 | 医薬部外品 |
使える部位 | 顔、体 |
紫外線吸収剤不使用(ノンケミカルタイプ) | |
下地兼用 |
アネッサ ブライトニングUV ジェル N 医薬部外品の口コミ・評判は?実際に使ってよい点・気になる点を徹底レビュー!
コンテンツ内で紹介した商品を購入すると、売上の一部がマイベストに還元されることがあります。
掲載されている情報は、マイベストが独自にリサーチした時点の情報、または各商品のJANコードをもとにECサイトが提供するAPIを使用し自動で生成しています。掲載価格に変動がある場合や、登録ミス等の理由により情報が異なる場合がありますので、最新の価格や商品の詳細等については、各ECサイト・販売店・メーカーよりご確認ください。