日焼け対策は9月レベルの紫外線の春からがマスト!「資生堂の日焼け止めクリーム」に頼りたい【20商品比較】
「世にあふれる数々の商品のなかから一体どれを選べばいいの?」という疑問に答えるべく、 "1番いいもの"を探して日々検証している『マイベスト』 。のべ3万2000点もの商品を使い比べたなかから、テーマ別にべストバイ・アイテムを紹介していくのが本特集です。
今回は「#新生活」をテーマに、 日焼け止めクリーム20商品の比較検証で上位になった商品をピックアップ。毎朝のメイクに、お出かけやレジャー時に、「長時間の外出時も日焼けを気にせず歩きたい!」すべての人に注目してほしいアイテムです。
本コンテンツの情報は公開時点(2025年3月25日)のマイベストの情報をもとに執筆しております。また、本コンテンツ内の価格情報はすべて税込みで表記しております。

世の中には「まだ知らない良いもの」がたくさん。マイベマガジン編集部は、商品比較サービス「マイベスト」の情報をベースに、知ると暮らしがより便利になるアイテムや情報をお届けしていきます。
日焼け止めクリーム20商品を集めて徹底検証しました!
日焼け止めクリームの機能は、「心地よい塗り心地で、紫外線によるダメージから肌を守る」こと。通勤・通学前や日常のおでかけ時の紫外線対策のほか、アウトドアなどレジャー時に長時間外出するときに使うために購入を検討している人も多いはず。
そこで日焼け止めクリームの検証では人気20商品を集めて、「SPF値の高さ(相当値)」「PA値の高さ(相当値)」はもちろん、「使い心地のよさ」「色移りのしにくさ」「香りのよさ」「容器の使いやすさ」「肌へのやさしさ(成分分析)」を加えた7項目を比較しました。
その結果わかったのは、「SPF値の高さ(相当値)」「PA値の高さ(相当値)」を大前提に、「使い心地のよさ」「肌へのやさしさ(成分分析)」をどの程度重視するかによって選ぶべき一品が違うということ。
ここからは、その理由も含めて、「20商品使ってみてどこが違ったのか」検証結果をダイジェストでお届けしていきます。
【ポイント①】ガチで測定してわかった!SPF値&PA値の公称値と相当値では差があるんです
新生活シーズンを迎える春の紫外線量は、9月並みに多いと言われており、早めの紫外線対策は欠かせません(出典:気象庁)。
日焼け止めのなかでも、しっとりした使用感を持つのが日焼け止めクリーム。選ぶうえでやはり一番重要なのは、焼けにくさですよね。購入時には、UV-Bを防ぐ指標となる「SPF」や、UV-Aを防ぐ指標となる「PA」の値を参考にしている人も多いはず。
ところが、紫外可視近赤外分光光度計という機械で日焼け止めクリーム20商品の「SPF相当値」「PA相当値」を測定した結果、各商品に表示された公称値と必ずしも一致しないことがわかりました。
例えば、同じ「公称SPF値50+」の商品でも、実際に「SPF相当値」を測定すると、SPF相当値が50に届かないものもあれば、なんと700を上回るものも。
今回は、実際に測定した「SPF相当値」「PA相当値」で各商品を評価していますので、ぜひ参考にしてください。
ちなみに、今回1位になった商品はSPF相当値50+(719.63)、PA相当値++++(20.83)とどちらも最高評価を獲得しています!
【ポイント②】毎朝快適に使うには、「使い心地のよさ」も見逃せない!
焼けにくさが一番重要とはいえ、「使い心地のよさ」も外せない要素ですよね。
一部には伸びが悪く肌への摩擦が生じてしまったり、しっとり感が足りなかったりするものもみられたなか、多くの人が「とても満足」「満足」と答えた使い心地の商品もありました。
「使い心地のよさ」のスコアが★4.50以上の商品なら、日焼け止めでありながら、スキンケアクリームのようになめらかなテクスチャとしっとりした使い心地が味わえるはずです。
また、肌が敏感な人や肌がゆらいでいる人は、紫外線吸収剤不使用(ノンケミカル処方)の商品のほか、刺激となり得るエタノールなどの成分が入っていないものを選ぶのがおすすめです。
「焼けにくさ」を何よりも重視するのか、それとも上記のようなスキンケア要素や肌の状態なども考慮するのかによって、べストとなる商品が変わってきます。
- おすすめスコア:★4.73(1位/20製品中)
- SPF値の高さ(相当値):★5.00(1位)
- PA値の高さ(相当値):★5.00(1位)
- 使い心地のよさ:★4.41(12位)
- 色移りのしにくさ:★3.70(1位)
- 香りのよさ:★4.25(12位)
- 容器の使いやすさ:★4.16(17位)
- 肌へのやさしさ(成分分析):★4.34(9位)
「とにかく焼きたくない!」という人にまずおすすめするのがこちら。SPF相当値50+(719.63)、PA相当値++++(20.83)と共に今回の検証で最高の数値を算出しました。レジャーに行くときなど、外に長時間滞在するときに頼れる商品です。
それに加えて、スキンケア商品として使い心地がよい点もおすすめポイント。「スキンケアクリームのようなしっとりしたテクスチャで伸びがよかった」とモニターから好評を得ています。肌なじみがよく、白浮きしにくい点も優れていました。
好みを問いにくいほのかな香りや、適量を押し出しやすい柔らかな容器も相まって、毎朝のスキンケアが苦にならず行えるはずです。
- おすすめスコア:★4.51(4位/20製品中)
- SPF値の高さ(相当値):★5.00(1位)
- PA値の高さ(相当値):★5.00(1位)
- 使い心地のよさ:★4.40(13位)
- 色移りのしにくさ:★3.00(4位)
- 香りのよさ:★4.30(9位)
- 容器の使いやすさ:★3.71(19位)
- 肌へのやさしさ(成分分析):★3.25(20位)
SPF相当値50+(555.14)、PA相当値++++(18.63)と、資生堂「クレ・ド・ポー ボーテ クレームUV n」に次ぐ数値をみせたのがこちらの商品。
これだけの優秀な数値ながら、1mL(g)あたり20円台前後と非常にリーズナブルな価格が魅力です。
伸びのよさや柑橘系の爽やかな香りも好印象なのですが、成分表示から敏感肌に不向きな紫外線吸収剤の配合量が多いと予想される点が惜しまれます。
敏感肌でなければ、「焼きたくない、でも高いものは買えない」という人にとって最有力の候補だといえるでしょう。
- おすすめスコア:★4.62(2位/20製品中)
- SPF値の高さ(相当値):★5.00(1位)
- PA値の高さ(相当値):★4.74(3位)
- 使い心地のよさ:★4.70(5位)
- 色移りのしにくさ:★3.00(4位)
- 香りのよさ:★4.85(1位)
- 容器の使いやすさ:★4.27(14位)
- 肌へのやさしさ(成分分析):★4.50(6位)
SPF相当値50+(182.29)、PA相当値+++(11.80)と日焼け止めとして十分な効果が見込めるのですが、それ以上に際立っていたのが使い心地のよさでした。
肌にのせると溶けるように広がり、しっとり感のある仕上がりが持続します。つっぱり感や粉吹きが気にならず、保湿クリームのような使い心地です。
香りが好きだという声も多く、日々のスキンケアの時間の満足度を高めてくれるアイテムです。
しっかり日焼け対策をしながら使用感にもこだわりたいという人に、まずおすすめしたい選択肢です。
- おすすめスコア:★4.50(5位/20製品中)
- SPF値の高さ(相当値):★5.00(1位)
- PA値の高さ(相当値):★4.50(4位)
- 使い心地のよさ:★4.14(19位)
- 色移りのしにくさ:★3.00(4位)
- 香りのよさ:★4.29(10位)
- 容器の使いやすさ:★4.59(7位)
- 肌へのやさしさ(成分分析):★5.00(1位)
紫外線吸収剤を使った日焼け止めで肌荒れしてしまった経験がある人におすすめなのがこちら。紫外線吸収剤を使わないノンケミカル処方で、紫外線防御成分は紫外線散乱剤のみで構成されています。
肌に刺激となり得る成分が見当たらず、それでいてSPF相当値50+(220.43)、PA相当値+++(8.03)と、屋外での軽いレジャーやスポーツ時にも頼れる数値を示しました。また回しやすいキャップを採用した容器や、ほとんど香りがない点も好印象。
敏感肌の人に限らず、使う人を選びにくい商品だといえるでしょう。
全20商品を使い比べた検証コンテンツも要チェック!
(執筆/マイベマガジン編集部・増山かおり)
【関連キーワード】
#日焼け止めクリーム #日焼け止め #スキンケア #資生堂 #ヤーマン #レビュー #おすすめ