ZEUS WiFi（ゼウスWiFi）が遅いって口コミ評判は本当？料金・解約方法などメリット・デメリットを徹底調査

「田舎でつながる」との口コミどおり、山間部でもつながりやすい点が魅力です。

ドコモ・au・ソフトバンクの電波を自動的に切り替え、接続場所に最適な回線で通信を行う仕組み。さらにクラウドWiFiは、地下・屋内・山間部などでも圏外になりにくいプラチナバンドを、追加料金・エリア制限・容量の制限なしで使えることが特徴です。通常つながりにくさが気になる場所でも、通信しやすいでしょう。

比較したWiMAX回線・楽天モバイル・Y!mobileでもプラチナバンドが使えたものの、利用エリアが限られている・追加料金がかかるといったデメリットがありました。ZEUS WiFi（ゼウスWiFi）は、つながりにくさが気になる場所に行くことが多い人にとって候補になりますよ。

データ量の短期制限がないことも魅力です。使えるデータ量は30GB・50GB・100GBの3種類から選択するシステム。範囲内であれば、短期制限がありません。比較したなかには3日で10GBなどの制限を設けているサービスもありました。こちらは週末だけたくさん使うなど、使う日が特定の期間に集中しがちな人でも使いやすいといえます。

レンタル端末は大型ディスプレイモデルをラインナップしており、検証に使用したMR1でもディスプレイでデータ使用量をチェックできました。当月のデータ通信容量を超えないか、確認しやすいでしょう。

仮に当月の通信容量を超えてしまった場合でも、128kbpsで通信可能。月末までつなぎの回線として利用できます。

バッテリー性能も十分なレベルです。検証した端末MR1を接続したスマホでYouTube動画を8時間連続再生したところ、MR1のバッテリーは40％残っていました。

同条件で検証した多くの商品が30％だったことを考えても、バッテリー性能に期待できる商品といえます。1日中持ち運んで利用したいときにも、重宝するでしょう。

海外データプランを購入すれば、海外旅行や海外出張で利用可能です。渡航先では、端末の電源を入れるだけでOK。海外用Wi-Fiルーターレンタル不要・SIMの入れ替えなしに、100か国以上で使えます。

料金は国によって違うので、こちらを参照してください。海外データプラン容量の目安は下記のとおりです。

＜海外データプラン容量の目安＞

1. メール200通：50MB
2. Instagram1時間：1GB
3. LINE100トーク送受信：300KB
4. LINEビデオ通話1時間：300MB
5. WEB閲覧100ページ：160MB
6. 地図検索100回：100MB
7. LINE電話1時間：18MB
8. YouTube1時間：1GB

比較によると、クラウドWiFiのなかにはZEUS WiFi（ゼウスWiFi）と同じくそのまま海外で通信できるものがありました。面倒な手続きなしに海外でも使いたいなら、ぜひ検討してみてください。

ただし、通信速度は日本で使うときに比べて遅くなる可能性も。渡航先でSNSや動画をよく見る場合、海外用のWiFiレンタルサービスも候補に入れるとよいでしょう。

クラウドWiFi回線を使用するサービスとしては、実質負担額が特別安いとはいえないレベルでした。

端末代・事務手数料・割引などを考慮して算出した1か月あたりの実質負担額は、3年利用時で3,418円・2年利用時で3,221円・1年利用時で3,182円。比較したクラウドWiFiサービスには3年利用時に月3,000円を下回るものもありました。クラウドWiFi以外も含めた全体平均4,200円は下回りましたが、コスト重視の人ならほかを候補にしたほうがよいでしょう。

端末代は無料。基本料金は3,828円ですが、キャンペーンにより最初の3か月は1,980円、4～24か月目は3,212円で利用できます。ただし、24か月の契約期間内に解約する場合は、解約事務手数料として月額基本料1か月分が必要です。

なお、使えるデータ量は30GB・50GB・100GBの3種類で、2年縛りの有無を選択できるます。今回は2年縛りありの100GBプランで検証を行いました。

＜実質料金＞

1. 3年利用時：3,418円（全体平均4,190円）
2. 2年利用時：3,221円（全体平均4,186円）
3. 1年利用時：3,182円（全体平均4,479円）

通信速度はいまひとつ。東京都渋谷区（都心）と千葉県鎌ケ谷市（郊外）で計測したところ、都心は下り27.1Mbps・郊外は下り16.6Mbpsでした。郊外では高画質動画を視聴できる目安である下り25Mbpsを下回っており、動画を快適に楽しみたい人には向かない可能性があります。

それぞれ実測値