「無限にカスタマイズ可能、驚くほど高速」と謳うゲーミングキーボード、SteelSeries Apex PRO TKL(2023)。ネット上の口コミでも「キーが素早く反応する」と評判です。その一方、「打鍵音が大きめ」という気になる意見も存在し、購入を迷っている人もいるのではないでしょうか?
今回はその実力を確かめるため、以下の7つの観点で検証した結果をふまえたレビューをご紹介します。
さらに、各メーカーの新商品や売れ筋上位など人気のゲーミングキーボードとも比較。検証したからこそわかった、本当のメリット・デメリットを詳しく解説していきます。ポイントや送料を考慮した価格比較も行いましたので、ゲーミングキーボード選びに迷っている人はぜひ参考にしてみてください。
新卒でPC周辺機器・スマホアクセサリー・カーアクセサリーを取り扱うメーカーに入社。法人営業・広報を担当し、商品開発にも携わる。2023年2月にマイベストに入社し、モバイルバッテリーやビデオカメラなどガジェットやカメラの比較・コンテンツ制作を経験。現在では、家電・カーバイク用品など幅広いジャンルのコンテンツ制作に携わる。「専門性をもとにした調査・検証を通じ、一人ひとりに合った選択肢を分かりやすく提案すること」を心がけて、コンテンツ制作を行っている。
すべての検証は
マイベストが行っています
本コンテンツに記載の検証結果は2025年08月までの情報です
目次
SteelSeries Apex PRO TKL(2023)は、FPS・TPSゲームの「勝ち」にこだわる人におすすめです。勝てる機能が豊富で、比較した商品の半数以上にはないラピットトリガー機能を搭載しています。キーの反応するポイントは0.1~4.0mmまで0.1mm単位で調整可能です。マクロ機能もあり、複数キーの同時入力や設定した順番のキー入力を1つのキーに登録しておけます。
2-in-1アクションキー機能を搭載し、キーを軽く押したときは歩き、深く押すと走るなど独自の使い方ができるのも魅力です。複数のキーの同時入力に関わるNキーロールオーバーやアンチゴーストなど、主要機能も搭載。比較した商品の半数は非対応のライティングカスタマイズ機能もあり、ゲーム中に気分を盛り上げられますよ。
打鍵感は軽く、素早くキー入力できます。使用したモニターからは「長時間のプレイでも疲れにくそう」と絶賛されました。その反面、しっかりした打鍵感を求める人には不向きといえます。カチャカチャとした心地よい打鍵音も特徴です。口コミに反し、モニターからは「プレイ中であれば気にならない」と好評でした。
テンキーレスなので、比較したフルサイズよりもマウスを大きく振れます。手首を支えるパームレストが付属し、角度も3段階に調節可能です。キーボード右上のディスプレイからは、設定やプロファイルを変更できます。有線タイプですがUSB Type-Cケーブルは着脱できるため、仮に断線しても交換して長く使えるでしょう。
価格は執筆時点で3万円台とやや高額ながら、ゲームにも日常のPC作業にも使いやすく、マルチに活躍します。ゲームプレイを有利に進められる機能を多数搭載しているので、「VALORANT」や「Apex Legends」などのFPS・TPSゲームを本格的にプレイする人は、ぜひ候補に入れて検討してみてはいかがでしょうか。
SteelSeries Apex PRO TKL(2023)は、Apex PRO TKLをリニューアルした2023モデルです。デンマークに本社を構えるゲーミングデバイスメーカーのSteelSeriesから販売されています。
独自のメカニカルスイッチを搭載しているのが特徴です。軸の種類はOmniPoint 2.0スイッチで、磁気センサーによって非接触のキーストローク作動を可能に。従来のメカニカルに比べて作動は20倍・レスポンスは11倍速く、耐久性は2倍向上したと謳っています。
キー数88の日本語配列で、各キーには2層成型のPBTキーキャップを採用。耐久性・キーストロークの感触・タイピング精度を高められるよう工夫されています。
今回はSteelSeries Apex PRO TKL(2023)を含む、ゲーミングキーボードを実際に用意して、比較検証レビューを行いました。
具体的な検証内容は以下のとおりです。
人気のゲーミングキーボードを比較検証したところ、SteelSeries Apex PRO TKL(2023)には6つのよい点がありました。1つずつ解説していくので、購入を検討している人はぜひチェックしてみてください。
キーが反応するアクチュエーションポイントは、0.1~4.0mmまで0.1mm刻みでカスタマイズ可能です。APC(アクチュエーションポイントチェンジャー)機能を使うと移動キーのWASDは浅めにして瞬間的に移動できるようにしたり、スキルコマンドは深めにして誤クリックを防いだりなど、好みに応じて設定できます。
マクロ機能があるため、複数キーの同時入力や、設定した順番のキー入力を1つのキーに登録することが可能です。複数キーを同時に押した際の認識精度に関わるNキーロールオーバーとアンチゴーストにも対応しています。キー入力のスピードや精度によって勝敗が左右されるFPS・TPSなどを楽しみたい人におすすめです。
LEDライティングの調整も可能です。比較した商品の半数はキーが光るだけでしたが、キーごとの色やパターンなどRGBイルミネーションをカスタマイズできます。また、キーボード右上には有機ELスマートディスプレイを搭載。設定の調節・プロファイル変更・最新情報の即時表示ができますよ。
キーが独立した構造のメカニカルキーボードなので、好みのキーキャップにつけ替えられるのも魅力です。角度は3段階に調節でき、USB Type-Cケーブルは取り外しも可能。持ち運びの際に断線しにくく、仮に断線しても交換できますよ。有線・無線の切り替えはできませんが、別途無線タイプも販売されているので好みで選んでくださいね。
Apex PRO TKLの無線タイプは、有線タイプの本商品に比べて価格が1万以上上がります。キーボードはとくに動かして使うものではないので、マウスとは違ってわざわざ高価なワイヤレスを購入するメリットはほとんどありません。
ケーブル類の整理をしたい人や持ち運ぶ予定がある人はワイヤレスがおすすめですが、家で使うだけなら安価な有線モデルでよいでしょう。
コメントは一部抜粋
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Apex Proといえば、このキーの軽さが魅力。あまりの軽さに慣れるまでは誤押下が多くなりがちですが、慣れればスピード感のあるキー入力ができるので、ゲームプレイはもちろん、普段のタイピングも楽しくなるでしょう。
実際に私もApex PROを使っていますが、個人的に打鍵感への不満はまったくありません。このキーボードの打鍵が基準になると、よい意味でほかのキーボードが重すぎて使えないなと感じることもあります。
「打鍵音が大きい」という口コミは気にしなくてもよいでしょう。タイピング時の音を楽しみながらプレイしたい人におすすめです。しかし、一部モニターからは「少し高めの音で、周囲に響く感じがする」と指摘されたため、人によっては気になる可能性もあります。
<打鍵音のよさについてのモニターコメント>
コメントは一部抜粋
比較した商品には明らかに打鍵音が大きいと感じるものもありましたが、この商品はあからさまに打鍵音が大きくはありません。しかし割とカチャカチャとした高めの音が出るので、好みが分かれるでしょう。
キーの数は88キーの日本語配列です。別途英語配列タイプも販売されているので、自分が使い慣れたほうを選べます。テンキーレスタイプなので、比較したフルサイズに比べてマウスの可動域を広く取れるのもうれしいところ。テンキーがないぶん右手と左手の距離が近くなり、快適にゲームを楽しめます。
Apex PRO TKLはフルサイズに比べて大きくマウスを振れるものの、Fキーや矢印キーがついています。Fキー・矢印キーのないApex PRO Miniに比べると、サイズは割と大きめです。
Miniのほうが小さいぶんマウスの可動域をより広く取れるため、ゲームのコントローラーとしての操作性に優れているといえます。ただしFキーがない場合、マクロを設定しないとゲームによっては武器の切り替えがしづらくなる点は注意してください。
角度は3段階に調節でき、タイピングしやすい高さに調整できます。比較したほとんどの商品にはない手首を支えられるパームレストが付属しているので、長時間の作業も疲れにくいでしょう。
SteelSeries Apex PRO TKL(2023)にはたくさんのメリットがある反面、気になった点もありました。購入を考えている人は、しっかりリサーチしておきましょう。
フルサイズと違い、テンキーは搭載されていません。PC作業時に数字入力をする機会が多い人だと、使いにくい可能性があります。
一方でフルサイズは大きいので、マウスの可動域を広く取れません。ゲーム用途であれば、テンキーレスデザインのほうがよいでしょう。
テンキーがないだけで数字キーはあるので、テンキーで数字入力作業を普段から行っている人でなければ気にならないかなと思います。私はシートへの数字入力をとくにしないので、普段使っていてPC作業時に不満を感じることはありません。
多機能なぶん価格が少し高い点はネックです。比較した商品のなかには1万円台で購入できるものもあるなか、公式サイトでは3万円以上、ECサイトでも2万円以上(※執筆時点)します。できるだけ安く手に入れたい人には、少し手を伸ばしにくい価格帯といえるでしょう。
高価ではありますが、ゲーム用としてもPC作業用としても使いやすいゲーミングキーボードを求めているのであれば、買って後悔することはないでしょう。安物で普通のキーボードとほとんど変わらないモデルを購入するなら、少し奮発して高性能なメカニカルキーボードを使うのがおすすめです。
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