アルピナウォーター スタンダードサーバーの口コミ・評判は？料金や追加注文の方法など徹底調査

アルピナウォーター スタンダードサーバーは、狭めの部屋向きとはいえません。設置面積は奥行47.2×幅60.2cmと、比較した一人暮らし向けのウォーターサーバーのなかでは大きめ。さらに、3本単位で届く水を保管するスペースも必要です。

狭い部屋に置くなら、設置面積が幅40×奥行45cm未満のサーバーを検討しましょう。ちなみに、設置面積とは本体サイズに規定のゆとりを足した設置に必要なスペースのこと。本体サイズギリギリのスペースに置くと、作動音が響いたり、電気代がかさむこともあります。

なお、12Lボトル・18.9Lボトルはリターナブルボトルなので、業者の回収まで空ボトルを保管しなければなりません。スペースが限られた一人暮らしの部屋では、空になったら自分でつぶして捨てられるワンウェイボトルのほうが便利でしょう。

＜ボトルの種類＞

1. 7.6L（2ガロン）ボトル→ワンウェイ式
2. 12Lボトル→リターナブル式
3. 18.9Lボトル→リターナブル式

ワンウェイ式の7.6Lボトルはペットボトルなので、資源ゴミとして捨てられます。ただし、水がなくなると自動的につぶれる仕様ではないため、自分でボトルをつぶす手間がかかる点は惜しいところです。

関東居住者以外は、注文できるボトルのサイズが限られるので注意しましょう。アルピナウォーターでは7.6・12・18.9Lのボトルを扱っています。しかし、最もコスパのよい12Lボトルと大容量の18.9Lボトルを選べるのは、自社配送エリアの関東圏のみです。

地域を問わず全国で配送可能なのは7.6Lボトルのみ。比較した宅配型サーバーのなかでは珍しく地域によってサービス内容が異なり複雑であるため、契約前にしっかり確認してくださいね。

できるだけ安く使い続けたい人にも向いていません。「ほかの会社の水より格安」という口コミどおり、12Lボトルは検証した宅配型ウォーターサーバーの水代としては最安水準です。ただし、本体のレンタル代月770円が毎月のコストに加算される点にも注意しましょう。

＜水の料金＞

1. 7.6L（2ガロン）：950円/本
2. 12L：1,242円/本
3. 18.9L：1,879円/本

比較したサーバーの多くが搭載している省エネ機能がないため、電気代を節約しづらい点もネックです。試算したところ、1か月あたりの電気代は約2,344円と高めの料金帯。サーバーレンタル代・電気代・解約金なども加味すると、トータルコストがかさみました。

1. 2年使用時：4,669円（平均4,911円）
2. 3年使用時：4423円（平均4,521円）

1. 2年使用時：6,532円（平均6,293円）
2. 3年使用時：6,286円（平均5,901円）

特に、月30Lほど使う場合は、比較したサーバーの平均より割高です。月12L使用時は平均をやや下回っているものの、比較したなかにはより安く使えるサーバもあります。リモートワークで在宅時間が長い人や料理にも使用したい人は、ほかのサーバーもチェックしましょう。

在宅時間が短い人は、水の受け取りがスムーズにいかない可能性もあります。自社配送エリアの関東圏では配送日時指定・置き配が可能ですが、そのほかのエリアでは配達日時指定は不可。受け取り方法は対面のみです。

比較した宅配型サーバーのほとんどが、エリアを問わず配達日時指定・置き配に対応していました。その点、アルピナウォーター スタンダードサーバーは、関東圏以外の一人暮らしには利便性が低い配送システムといえます。

体力に自信のない人は、ボトルのつけ替えが大変に感じることもあるでしょう。ボトルをサーバー上部に設置するつくりであるうえ、ボトルには取っ手がありません。ボトルを毎回持ち上げるのは、人によってはかなりの負荷になり得ます。

同じ床置きタイプでも、比較したなかにはサーバー下部にボトルをセットするものもあることを思うと、「ボトルのつけ替えがやや面倒」という口コミにも納得です。

また、見た目の好みが分かれる可能性も。本体はツヤのある白色で、ノズルが飛び出ています。ボトルを覆うカバーは別売りされておらず、水色のボトルが剥き出しの状態になる点が気になる人もいるでしょう。

比較したなかには、amadanaスタンダードサーバーのように、インテリアに馴染みやすいデザインにこだわったサーバーもありました。デザイン性を重視する人は、ほかのサーバーもチェックしましょう。

一部地域（※）を除き、月々のボトル注文ノルマがないのはうれしいポイントです。比較した宅配型サーバーの多くがボトルを定期配送しているなか、アルピナウォーター スタンダードサーバーは必要なタイミングで注文するシステムを採用。都度注文なので、不要な月のスキップ手続きの手間もかかりません。

栃木県・群馬県・福島県は設置後および注文後の翌月から3か月間の購入数が0本の場合、事務手数料880円/台かかります。

ボトルの追加注文は電話・WEB上のマイページ・FAXから可能。WEBから注文をする際の手順は以下のとおりです。

＜ボトル注文の手順＞

1. ①MyTOELLウォーターにログイン
2. ②メニューから「ボトルの注文」を選択
3. ③注文画面で希望の本数（箱数）・配送希望日（自社配送エリアのみ）を入力
4. ④「確認画面へ」に進む

メンテナンスサポートも充実。自動クリーン機能はないものの、2年〜2年半ごとに無料で業者による丸ごと交換メンテナンスが受けられます。比較したサーバーには無料メンテナンスを提供していないものも多いなか、サーバー内部の汚れが気になる人にはうってつけです。

2年未満でサーバーを交換したい場合は、一律3,300円がかかります。とはいえ、アルピナウォーターは不純物がほとんどないことが特徴です。水垢やミネラル付着によるにおいはつきにくいといえるでしょう。

日々の手入れも簡単です。タンクに水を補充する浄水タイプとは異なり、給水タンクの清掃は不要。トレイの側面には小さな突起がありますが、洗いづらさを感じるほどではありませんでした。手間をかけずに、清潔に使い続けたい人におすすめです。

保証の手厚さも目を惹きました。比較したサーバーの多くは、破損によるサーバー交換は保証の対象外です。一方、アルピナウォーター スタンダードサーバーは故障時だけでなく、過失による破損時も無料交換してもらえます。

ただし、破損の原因が故意の場合は有料なので注意してくださいね。

また、関東エリアであれば業者が引上げをおこなうため、解約時の作業も最小限です。比較した多くのサーバーでは水抜きや梱包を自分でする必要があることを思うと、手軽さが魅力といえます。

アルピナウォーター スタンダードサーバーは停電時でも使えます。アルピナウォーター スタンダードサーバーの出水方法は、つまみを倒して水を出すコック式。プッシュボタン式のサーバーに比べ、電気がなくても常温の水を出せる点がメリットです。

ちなみに、ボタン式サーバーのなかには、停電時に備えて非常用コックを別途用意しているものもあります。しかし、コックをつけ替える必要があるため、サーバーにセットしたままでは使えません。その点、コック式は非常時にそのままサッと使えることも利点です。

普段から、少し多めに水をストックしておきたい人にも向いています。水の賞味期限は天然水で3〜6か月、RO水なら6か月〜1年ほどが一般的。比較した各社のRO水の賞味期限を調べたところ、ほとんどが6か月でした。

対するアルピナウォーターの賞味期限は未開封で約1年と、比較したなかでも特に長めです。災害時の備蓄水としてはもちろん、頻繁に注文する手間を省きたい人には便利でしょう。

＜アルピナウォーターの賞味期限＞

1. 12Lボトル ・18.9Lボトル：1年
2. 7.6L（2ガロン）ボトル：2年