ウォーターワン WS2サーバーの評判は？サーバー交換代はいくら？実際に使って徹底レビュー

ウォーターワン WS2サーバーは、在宅時間が短い人におすすめです。比較したウォーターサーバーには対応していないものも多かった、配達日時の指定が可能。追加注文時は日付指定・定期配送なら曜日指定ができます。

18～20時の受取に対応している点も、日中は仕事で家にいない人には便利でしょう。事前連絡をすれば、置き配や宅配ボックスへの宅配も可能です。手渡しがマストなウォーターサーバーもあるなか、水の受け取りやすさが目を惹きました。

ボトルの管理も簡単です。ボトルは水がなくなると自然につぶれるため、自分でつぶす手間が省けます。また、回収の手間がないワンウェイボトルであるため、リターナブルボトルのように家に空ボトルを溜めておく必要はありません。

なお、定期配送は2か月まで連続でスキップできます。水が余っているときや長期間家を空けるときなど、フレキシブルに利用できるでしょう。

備蓄水としても活用します。ウォーターワン WS2サーバーはボトルが上置きかつ、出水方法はレバー式。ボタン式とは異なり通電していなくても水が出るため、停電時でも使用できます。温度は常温ですが、災害時に飲用水を確保できる点は心強いポイントです。

衛生管理にこだわった工場での「非加熱ボトリング」も備蓄水向きといえます。加熱処理された天然水に比べ、非加熱処理の天然水はもともと水に含まれる酵素やミネラルバランスをキープできることがメリットです。

ボトルには、水が減るとつぶれていく「エアレスボトル」を採用。サーバーにセットしたあとも外の空気に触れにくいため、おいしい状態を1か月ほど保てると謳っています。

料金はやや割高です。電気代や解約金なども含めたトータルコストを試算したところ、使用年数や水の使用量によっては、比較した天然水のウォーターサーバーの平均コストを大きく上回ることがわかりました。月あたりのトータルコストは以下のとおりです。

1. 1年利用時
   月30L：8,704円（全体平均7,984円）
   月45L：11,368円（全体平均10,595円）
   月60L：13,699円（全体平均12,966円）
   
   
2. 2年利用時
   月30L：7,466円（全体平均7,131円）
   月45L：9,964円（全体平均9,645円）
   月60L：12,461円（全体平均12,145円）
   
   
3. 3年利用時
   月30L：7,420円（全体平均6,817円）
   月45L：9,973円（全体平均9,416円）
   月60L：12,415円（全体平均11,844円）
   
   
4. 4年利用時
   月30L：7,397円（全体平均6,759円）
   月45L：9,895円（全体平均9,254円）
   月60L：12,392円（全体平均11,749円）
   
   
5. 5年利用時
   月30L：7,384円（全体平均6,737円）
   月45L：9,914円（全体平均9,239円）
   月60L：12,379円（全体平均11,742円）

2025年3月時点

2年利用時のトータルコストに注目すると、月に何L飲む計算でも全体平均より高めです。2年間の電気代が43,789円と、平均（33,251円）より1万円以上高い（※2025年3月時点）ことが要因のひとつと考えられます。

できるだけコストを抑えながら使いたい人は、ほかのウォーターサーバーも検討しましょう。

サーバーを置く場所によっては、給水に苦戦する可能性もあります。ボトルをセットする位置がサーバー上部であるうえ、ボトルのサイズは12Lと比較したなかでも重めです。上まで持ち上げる必要があるため、力に自信がない人は置き場所を工夫しましょう。

設置面積は幅59.7×奥行45.4cmと、比較したスリムタイプのサーバーに比べて少々幅をとる点にも注意が必要です。契約をする前に、スペースを確保できるか必ずチェックしてくださいね。

ちなみに、設置面積とは本体のサイズに規定のゆとりを加えたウォーターサーバーの設置に必要なスペースのこと。このゆとりがないと、冷却・加熱がうまくいかずに電気代が上がったり、作動音が響くといったトラブルの原因になるので気をつけましょう。

手入れのしやすさの観点でも、やや気になる点があります。トレイはフラットな形状であるため、分解して洗いやすい印象。しかし、比較したウォーターサーバーの多くが搭載していた内部の自動メンテナンス機能はありません。

業者にサーバーの交換を依頼する場合、契約から5年未満だと手数料13,200円が発生します。5年経過すれば無料で交換できますが、比較したなかには1年周期で新しいサーバーに交換できるものも。サーバー内部の衛生面が気になる人には物足りないでしょう。

保証も手厚いとはいえません。比較したウォーターサーバーの多くは通常使用での故障や破損は無料で補償されるのに対し、ウォーターワン WS2サーバーは利用者に原因がある・ないに関わらず修理は有料です。

心配な人は、年に1回までサーバー補償サービスを受けられる安心プランに加入しておくとよいでしょう。安心プランには、通常5年経過以上のところ、3年経過以上でサーバーを交換できるサーバー早期交換サービスもついています。

なお、解約時に、水抜き・梱包を自分で行う必要がある点も惜しいところ。サーバー回収用の梱包材はもらえますが、届くのは連絡してから1週間後以降です。解約の連絡は早めにすることをおすすめします。

できるだけ解約時の手間を省きたい人は、すべての作業を業者に任せられるウォーターサーバーも視野に入れるとよいでしょう。