フレシャス slat（スラット）の口コミ・評判は？料金は安い？よい点・気になる点を徹底レビュー！

まず注目したいのは、1ボトルが9.3Lと軽量な点です。比較したウォーターサーバーは1ボトル＝12Lが主流で、なかにはボトルをサーバー上部まで持ち上げる商品も。フレシャスslatは本体の足元に設置するため、力に自信がない人も使いやすいでしょう。

使い終わったボトルは自宅で廃棄でき、ゴミ捨ても簡単。空ボトルを業者が回収するまで保管しておく必要がありません。水がなくなると、ボトルが勝手につぶれるのもうれしいポイント。ボトルの入れ替え・ゴミ捨てが楽ちんで、管理の手間がかかりません。

フレシャスslatで飲めるのは、富士山の標高1,000m地点で採取された上質なバナジウム水。サーバーレンタルプランなら1箱2本入り3,254円、500mLあたり約85円で飲める計算です。

健康や美容のために天然水を選ぶなら、水温にもこだわりたいですよね。フレシャスslatでは冷水・温水はもちろん、常温水が飲めるのも特徴の1つ。薬・サプリなどを飲む際にも重宝しますよ。

温度機能も充実しています。「リヒート機能」は通常80～85℃の温水を再加熱し、わずか3～4分で約90℃まで上がるため、カップラーメンを食べるのに便利。「エコ機能」は節電できるのはもちろん、ミルクづくりに適した70℃に温度が下がります。赤ちゃんがいる家庭なら注目したい機能です。

高温水が出ると子どものいたずらや事故が心配になりますが、安全性にも配慮されています。操作ボタンは本体の上部、子どもの視界に入らない位置に配置。長押ししなければ解除できないチャイルドロック機能もあり、安全面にこだわった設計です。

水の配達は手渡しのみ。比較したサービスのなかには置き配が選べるものもありましたが、フレシャスでは安全面を考慮して不在サービスは非対応としています。

在宅時間が少ない人は、時間指定を利用しましょう。1週間前までに申し出ると以下のとおり、日付と時間が細かく指定できます。

＜指定可能時間＞

1. 午前・12～14時・14～16時・16～18時・18～20時・19～21時

1回スキップ・延期などの変更手続きも簡単です。Web上のマイページ・自動音声案内・LINEのいずれかの方法で、24時間いつでも問い合わせ可能。多忙な人もスキマ時間にサクッと変更できますよ。

なお、ウォーターボトルが足りなくなった場合は追加注文も可能です。午前中に注文完了すると最短で3日以降に届けられます。

メンテナンスのしやすさは比較したなかでもトップクラスです。搭載されている2種類の自動メンテナンス機能により清潔さをキープ。比較したなかには内部メンテナンス非搭載のサーバーもありましたが、長期使用することを考えると必要不可欠の機能といえます。

搭載されているメンテンナンス機能は以下のとおりです。

＜オートピュアキープシステム＞

• 電源プラグを入れてから5日間サイクルで実施
• 自動的に温水を配管内に循環させ、サーバー内の衛生を保つ
• 約3分で終了

＜フレッシュモード＞

• サーバーの電源を入れてから30日サイクルで実施
• 自動的にタンクと配管内に温水を循環させる
• 約90分で終了

そもそも、水道水を貯める浄水型のウォーターサーバーに対し、給水タンクのないウォーターボトルタイプは衛生的。水が外気に触れることも少ないため、新鮮な水を清潔な状態で飲める点は大きなメリットです。

また、外して手洗いする必要があるパーツとしてはドリップトレイとコックキャップがありますが、トレイは凹凸がなく隅々まで洗いやすい形状でした。週に一度、中性洗剤で洗うだけなので簡単に手入れできますよ。

フレシャスslatでは設計時からこの点に注目し、内部構造を工夫することで静音に成功。下置き型の他社サーバーに比べて約3割静かになったと謳っています。1人暮らしはもちろん、小さな子どもがいる家庭でも使いやすいですよ。

気になる電気代も、以下のとおり各種の省エネ設計が削減に貢献しています。外出時や就寝時など、長時間使用しない場合はSLEEP機能を活用してくださいね。

• デュアルタンク構造｜冷水・温水タンクが分離することで熱干渉が少なく、消費電力が抑えられる
• SLEEP機能｜光センサーで明るさを感知し、部屋が暗くなると作動。温水用ヒーターの電源がオフになり省電力状態に

一方でユーザーの過失による故障や破損が認められた場合、1台につき33,000円の支払いが発生します。不安な人は事前に保証オプションに加入しておくことで、33,000円が5,500円になる大幅な割引が受けられますよ。

解約時の作業内容は、他社サーバーと比べても平均的でした。レンタルの場合は水抜きを自分で行い、配送業者が回収時に持ち込む梱包材で梱包する必要があります。購入している場合は自分で処分するか回収か選択できますが、回収を選んだ際には3,850円の手数料が必要です。

なお、フレシャスslatには24か月の最低契約年数が定められています。利用を途中でやめる場合、1年未満なら16,500円、1年以上2年未満なら9,900円の解約金が発生することも覚えておきましょう。購入プランの場合は解約金はありません。

トータルコストの試算では、以下の表のとおり月12Lほどで足りる家庭以外は安いとはいえませんでした。単身世帯向きの料金設定といえるでしょう。

自動メンテナンス機能が充実しているフレシャスslatですが、業者に内部メンテナンスを依頼することもできます。ただし業者によるメンテナンスは費用が発生するため、頻繁に依頼するとコストがかさむ点には注意が必要です。

サーバーの機種やサイズ変更も可能ですが、以下のとおり利用期間によって手数料がかかります。

＜サーバー変更時の手数料＞

• 利用から1年未満：14,300円
• 利用から1年～2年未満：8,800円
• 利用から2年以上：5,500円

比較したどのサービスも業者による内部メンテナンスに対応していました。ただし、時期が限られていたり1年経過後もサーバー交換料が1万円以上かかったりと、業者によってバラつきがみられます。長期間の利用を考えているなら、メンテナンスにかかるランニングコストもチェックしましょう。