ハミングウォーター flowsは、使い勝手とコストの安さのどちらも重視する人におすすめ。とくに目を惹いたのは出水口の位置です。比較したほかの床置きタイプのサーバーと比べて、高めに設置されている点が特徴。身長158cmの女性が腰を曲げずに使える高さで、水を注ぎやすいとわかりました。高身長の人にとっても使いやすいウォーターサーバーといえます。80℃の温水を出すことができ、温かい飲み物やミルク作りにすぐに使用可能。再加熱機能もあり、カップラーメンを作るときにも便利です。常温水も出せるため、冷水で体を冷やしたくない人にも向いています。また、温水だけでなく冷水にもチャイルドロックがついており、ペットや子どものいたずらを防ぎやすいでしょう。加えて、「水筒が楽々置ける」の口コミどおり、出水口の下には500mLのペットボトルが収まりました。マイボトルに水を入れて学校や会社に行く習慣がある人にも、便利なウォーターサーバーです。電気・水道代を含むトータルコストも安め。月30L・2年間使用時で試算すると月3,961円で、全体平均の4,195円を下回りました。「ランニングコストが納得できるものだった」との口コミにもうなずけます。浄水力も優れており、JIS規格と浄水器協会で定められた除去対象22物質のうち、21項目の有害物質を除去しました。想定使用水量は1日7.5L、フィルターの交換周期は8か月です。4人家族で1日1.5Lずつ飲んでも余裕があります。最低契約期間は2年と短く、短期間で解約する予定の人も選びやすいでしょう。唯一気になったのは、手入れのしにくさです。給水タンクの手入れが必要ですが、フタが全開にならず隅々まで洗いにくい点がネック。定期的な本体交換や業者によるメンテナンスもありません。とはいえ、床置き型のなかではトップクラスで使いやすくコストも安いので、ぜひ候補に入れてくださいね。<おすすめな人>使いやすさにこだわる人再加熱機能や常温水モードを使いたい人利用料をできるだけ抑えたい人長期契約に抵抗がある人<おすすめできない人>普段のお手入れに時間をかけたくない人
まるっとウォーター スタンダードサーバーは水の受け取りはしやすいものの、長期契約を考えていない人には不向きです。契約縛り期間は5年と長め。最低契約期間が6か月と短いウォーターサーバーもあったのに対し、気軽に契約できるとはいえません。また、定期配送のみに対応しており、あまり使わなくなっても都度注文へ切り替えられない点がデメリットです。さらに、月額料金が高めでした。初期費用・レンタル料・電気代・水代・必須サポート費用を含めたトータルコストは、月額6,550円(2年・月30L使用時)。同条件で比較したほかのサーバーの平均料金は6,111円だったことを思うと、安いとはいえません。月12~60L使用時の料金も試算しましたが、いずれも全体平均より高額です。使い勝手ものよさもいまひとつ。交換時に重いボトルを持ち上げる必要があるほか、温度調節機能が少ない・出水口が低くて不自然な姿勢になりやすいなど、気になる点が多数ありました。また、内部の自動クリーン機能や業者による無料のメンテナンス・本体交換サービスがなく、衛生面が気になる人には向きません。一方、水を注文・受け取りしやすいのはよい点。水の追加注文や配送日の変更はネットで完結し、受け取り日時の指定も可能です。空ボトルを自宅で廃棄できる点もメリット。比較したはなかにはボトルを返却するシステムのサービスもあったのに対し、スペースを空けておく必要がありません。とはいえ、契約期間の長さとコストの高さは懸念点といえます。短期間で解約するかもしれない人や、コストを抑えたい人はほかのウォーターサーバーを検討してみてください。<おすすめな人>水の受け取り日時を指定したい人空ボトルを家で保管したくない人<おすすめできない人>長期間の契約に抵抗がある人低コストなサーバーを選びたい人ボトル交換を楽に行いたい人サーバーの衛生面が気になる人
しずくりあ Skittoは、ランニングコストの安さが魅力です。初期費用や電気代なども合わせたトータルコストを算出したところ、月30Lを2年間使用した場合で月額3,476円。ローコストを謳っているだけあり、比較したサーバーの平均(4,189円)より700円以上も安いことがわかりました。家計への負担を抑えながら、長く使い続けたい人には候補のひとつになるでしょう。ローコストながら、機能も充実しています。温水・冷水に加えて、比較したなかには非搭載のサーバーも多かった再加熱機能付き。熱湯が使えるので、インスタント食品作りにも活躍します。出水口の下には500mLのペットボトルが入る高さがあり、ペットボトルや水筒に給水しやすい点もメリットです。用途の幅が広がりますよ。一方で、浄水性能は最小限でした。JIS規格と浄水器協会で定められた除去対象22物質のうち、除去できるのは17項目のみ。22項目すべてを除去できるViVi Water longのようなサーバーに比べると、浄水性能にこだわる人には物足りない可能性があります。サーバー内部の汚れが気になる人も注意が必要です。給水タンクはフタが全開になり洗いやすいものの、業者による無料メンテナンスサービスはありません。また、契約期間は5年と長いので、短期間の使用を検討している人には不向きでしょう。比較したなかには、ウォータースタンドのピュアライフのように、契約縛りのないサーバーもありました。長期契約に抵抗がある人や浄水性能にもこだわる人は、ほかの水道水ウォーターサーバーもチェックしてくださいね。<おすすめな人>月々の出費を抑えたい人インスタントのラーメンやスープをよく食べる人<おすすめできない人>浄水フィルターの性能にこだわる人定期的に内部のメンテナンスをしてほしい人2~3年で解約する可能性がある人
ウォータースタンド アイコンは、水道直結型のウォーターサーバーを探している人におすすめ。給水型と違い、定期的な給水タンクの手入れが必要ありません。出水口にはUV殺菌機能が付いているうえ、トレイは分解して洗えます。日常の手入れに手間がかからず清潔に使えるため、清掃に時間を取られたくない人は水道直結型を検討してもよいでしょう。浄水フィルターの性能も満足できるレベル。JIS規格と浄水器協会で定められた除去対象22物質のうち、21項目の有害物質を除去できるとわかりました。温水の温度は3段階で調整でき、用途によって使い分け可能。常温水機能もあり、安全な水をいつでも好きな温度で飲める仕様です。使い勝手のよさにもご注目。卓上タイプなので、自分が使いやすい高さに設置できます。背が高い人でも、屈まずに給水できるでしょう。出水口と受け皿の間に500mLのペットボトルが収まるため、会社や学校に水筒を持っていきたい人にも便利です。契約縛り期間がなく、いつ解約しても解約金がかかりません。比較したなかには、最低契約期間が5年と長いものもありました。すぐ解約する可能性がある人は有力な候補です。ただし、業者による無料のメンテナンスがない点には注意してください。2年間月30L使用した際のトータルコストは月4,720円で、全体平均(4,179円)よりも高めでした。しかし、比較した水道直結型のなかでは最安水準です。浄水性能も使い勝手も申し分なしのため、水道直結型サーバーの手入れの楽さに魅力を感じる人はぜひ検討してくださいね。<おすすめな人>水道直結型のウォーターサーバーを検討している人温水・冷水だけでなく常温水も飲みたい人すぐ解約できるものを選びたい人<おすすめではない人>定期的に無料メンテナンスを受けたい人
ウォーターワン JLサーバーは、採水地による風味の違いを楽しみたい人におすすめです。天然水は、富士山・南阿蘇・沖縄・島根の4つの採水地から選択可能。水代や配送料がそれぞれ異なる点や、沖縄在住の場合は沖縄の水しか選べない点には注意が必要ですが、風味や成分から好きな天然水を選べることはメリットです。複数の天然水の選択肢があるものは、比較したなかにもそれほど多くありませんでした。水の注文はWEB・電話で手軽にできます。比較したなかにはWEBからしか注文できないサービスもあったため、状況に応じて電話で注文できるのは利点です。配送日時は、定期配送の曜日指定・追加注文時の時間指定が可能。また、置き配や宅配ボックスに対応しています。対面受け取りにこだわらなければ、忙しい人でも受け取りやすいでしょう。5年以上使えば、無料で本体交換が可能。比較によると、本体交換がそもそも有料なもの・より高頻度に無料交換ができるものなど、さまざまなサービスがありました。こちらは頻度は高くないものの、新しいサーバーに変えられる点はよいところといえます。一方、過失の有無を問わず故障・破損時の修理や交換は有料です。過失がなければ無料対応が受けられるサービスもあったことを考えると、保証が充実しているとはいえません。過失のない故障・破損時に無料交換してもらいたいなら、有料オプションの加入を検討しましょう。トータルコストは、電気代が月1,600円(全体平均1,300円)と高いことが原因でやや高め。2年利用時のトータルコストは、30L使用時が月7,282円(平均7,131円)、45L使用時が9,780円(平均9,645円)と、全体平均を上回りました。安さ重視なら、電気代やサーバーレンタル代が安いほかのサーバーもチェックしてみてください。水ボトルの設置位置が上部にあり、12Lボトルを持ち上げて交換するには手間がかかります。交換を楽に済ませたいなら、ボトル設置位置が下部のサービスを選びましょう。設置に幅61×奥行き45.5cmの広いスペースが必要な点も要注意。部屋を広く使いたいなら、もう少しコンパクトなタイプを選ぶのがおすすめです。水の採水地が選べる点は魅力ですが、コスト・水交換の手間など重視するならほかの商品を候補に入れてください。<おすすめな人>採水地による風味の違いを楽しみたい人<おすすめではない人>対面で水を受け取りたい人水交換時の負担を減らしたい人検証した料金は、すべて小数点第一以下を四捨五入して算出しています。
フレシャス デュオミニは水がビニールパックで届く点が魅力ではあるものの、安さを重視する人には不向きです。サーバーレンタル料や電気代などを合わせたトータルコストを算出したところ、水の使用量を問わず比較したサーバーの平均より高いことがわかりました。例えば、毎月30Lを2年間した場合のトータルコストは月額7,651円で、平均(6,111円)より月1,000円以上も高めです。ペットボトルや水筒に水を入れて持ち歩く人も注意しましょう。出水口の下に500mLのペットボトルが収まるスペースがなく、給水しづらい点が気になりました。また、常温水・再加熱機能は搭載しておらず、機能は最小限。常温水を飲みたい人やインスタント食品作りにも活用したい人にとっては、使い勝手はいまひとつです。一方で、コンパクトな卓上型であるため、置き場所を選びにくい点はメリットです。比較した多くの床置き型は出水口の位置が低めで、158cmの女性が使うと腰をかがめる必要がありました。その点、フレシャス デュオミニなら使いやすい高さに設置可能。高身長の人でも使いやすいでしょう。水はビニールパックで届くので保管スペースを取りにくく、飲み合えたあとの廃棄も簡単です。比較したほとんどのサーバーはボトル式かつ、サーバー上部に設置する仕様でした。対して、フレシャス デュオミニは「水パックが軽いので女性1人でも困らない」との口コミもあるように、ボトルを持ちあげる力に自信がない人にもおすすめです。冷水タンクにはUV殺菌機能を搭載。トレイは分解して洗え、日常的な手入れもしやすいでしょう。とはいえ、「高い」という口コミどおり、ランニングコストの高さがネックです。家計への負担を抑えながら天然水を飲み続けたい人は、ほかのウォーターサーバーも検討してくださいね。<おすすめできない人>料金が安いウォーターサーバーを選びたい人ペットボトルや水筒に水を入れて持ち歩く人インスタント食品をよく作る人<おすすめな人>毎月の注文ノルマを気にしたくない人水の保管・廃棄を楽にしたい人