




Officeつきですぐ使えると人気の、Surface Laptop 4。「サクサク動いて快適」と評判です。しかし、「少し重いのが気になる」などの口コミも存在するため、購入を迷っている人もいるのではないでしょうか?
今回はその実力を確かめるため、以下の9つの観点で検証した結果をふまえたレビューをご紹介します。
さらに、後継機のLaptop 5や売れ筋上位など人気のSurfaceとも比較。検証したからこそわかった、本当のよい点・気になる点を詳しく解説していきます。ポイントや送料を考慮した価格比較も行いましたので、Surface選びに迷っている人はぜひ参考にしてみてください。

アウトドア用品・自転車・スポーツ用品・PC本体・PC関連用品など、幅広いジャンルのコンテンツ制作に携わる。「専門性をもとにした調査・検証を通じ、一人ひとりに合った選択肢を分かりやすく提案すること」をモットーに、コンテンツ制作を行なっている。
すべての検証は
マイベストが行っています
本コンテンツに記載の検証結果は2025年09月までの情報です
目次
Surface Laptop 4は、電源のない場所で長時間作業したい人におすすめです。動画の連続再生時間は13時間40分を記録。後継機Laptop 5の12時間30分を上回り、比較したなかでもトップクラスのバッテリー持ちでした。Laptop型にしては本体も比較的軽く、持ち運び負担も少なめ。後継機が発売されて型落ちとなっているため、購入コストを抑えたい人にもうってつけです。
CPUの処理性能を示すベンチマークスコアは平均6,506ptsと優秀。平均7102ptsを記録したLaptop 5には届かなかったものの、OfficeやZoomなどのアプリを複数立ち上げてもスムーズに作業できる性能です。USB Type-A・Type-Cのポートを1つずつ搭載しており、機能面でも不便さは感じないでしょう。
Laptop 5と同様にディスプレイの解像度も2,256×1,504と高く、小さな文字までくっきり見えました。13.5インチと大きめの画面で迫力のある映像を視聴でき、モニターからも「画質が鮮明で見やすい」と好評。スピーカーの音質も安定しており、音に囲まれるような臨場感も味わえました。立体音響技術のDolby Atmosに対応しているのもうれしいですね。
キーボードは浅めでやや底付き感はあるものの、柔らかな打ち心地が魅力。多くのモニターから「指の負担が軽減されているように感じる」と好印象でした。キーボードの表面が柔らかいためキー周りが多少沈み込む感覚がありますが、タイピング時の安定感も十分。太ももの上でも揺れにくく、通勤・通学中に少し作業したいという人にも役立ちますよ。
ペンの感度や追従性も良好だったものの、キーボード一体型のため画面を平らにできず、書き込みにくかったのはネック。ノートPCとしての作業がメインの人には有力な候補ですが、イラストや授業の板書をスムーズに書き写したい人には、タブレットとしても使えるProシリーズやGoシリーズをチェックしてください。
<おすすめな人>
<おすすめできない人>
Surfaceとは、Microsoft社が開発・販売しているパソコン・タブレットシリーズ。処理性能の高さが魅力の「Pro」、キーボード一体型の「Laptop」、持ち運びやすさにこだわった「Go」の3シリーズがあり、1台でタブレットとノートPC2通りの使い方ができるのが魅力です。
今回ご紹介するのは、2021年4月に発売されたSurface Laptop 4。キーボード一体型の薄型軽量モデルながら「パワフルなパフォーマンスを発揮」すると謳っています。
CPUには第11世代 Intel CoreまたはAMD Ryzen 5 4680U Microsoft Surface Editionを搭載。ディスプレイサイズは13.5インチ・15インチの2種類から選べます。なお、今回の検証にはAMD Ryzen 5 4680U Microsoft Surface Editionを搭載した13.5インチを使用しました。
ディスプレイには、解像度2,256×1,504のPixelSense ディスプレイを採用。HDカメラとデュアルスタジオマイクも内蔵し、暗いなかでも大音量でのビデオ通話が可能とされています。Dolby Atmosにも対応しており、没入感のあるサウンドも期待できますよ。バッテリー寿命の公称値は、通常のデバイス使用で最大19時間です。
サイズは308×223×14.5mm、重量は1,265g。カラーは暖かみのある Alcantara素材とクールなメタル素材の2種類あり、Alcantara素材はアイスブルー・プラチナ、メタル素材はマットブラック・サンドストーン・プラチナのカラーバリエーションを展開しています。
Surface Laptop 5は、Surface Laptop 4の後継機として2022年10月に発売されました。
2つの大きな違いは、CPUが第11世代 Intel Coreから第12世代に代わり、処理性能が向上した点。またBluetoothが5.0から5.1へバージョンアップし、USB Type-C端子がThunderbolt 4に対応するなど、データの高速転送にも進化が見られます。作業効率をよくしたい人はSurface Laptop 5をチェックしましょう。
ただし、ディスプレイの解像度やスピーカーの性能など、基本的なスペックは大きく変わりません。ECサイトでは、新型のLaptop 5のほうが高価格な傾向があるため、処理性能に大きなこだわりがなければLaptop 4でも十分といえます。
今回はSurface Laptop 4を含む、人気のSurfaceを実際に用意して、比較検証レビューを行いました。
具体的な検証内容は以下のとおりです。
Surface Laptop 4は、処理性能やバッテリー持ちに優れ、場所を問わず作業できるのが魅力。画質もよく、プライベートの映画鑑賞にも使いやすい印象でした。
以下、よい点についてご紹介します。
Surface Laptop 4の魅力のひとつは、バッテリー持ちのよさ。実際に満充電の状態からYouTube動画を再生し続けたところ、連続再生時間は検証トップクラスの13時間40分を記録しました。比較した後継機のLaptop 5(12時間30分)を上回るバッテリー性能で、外出先での長時間作業にもうってつけといえます。
キーボード・ペン・ACアダプタ込みの総重量は1,561g。Laptop型はキーボードが一体化している分ProやGoシリーズより重い傾向がありますが、そのなかでも比較的重量を抑えられています。持ち運びの際にもとくに負担はかからないでしょう。
CPUの処理性能も高評価です。ベンチマークソフト「Cinebench」を使って計測したベンチマークスコアは、平均6,506ptsを記録。CPUには「AMD Ryzen 5 4680U Microsoft Surface Edition」を搭載しており、一般的なアプリなら複数立ち上げたままでもスムーズに作業をこなせる性能があります。
後継機のLaptop 5(平均7102pts)にはわずかに劣るものの、比較した商品全体で見ても高スコアでした。OfficeやZoomなどのアプリも同時に使えるので、仕事や学校でも活躍するでしょう。
ディスプレイ性能も後継機であるLaptop 5とほぼ同等のスペックです。解像度は、フルHDよりも高い2,256×1,504。輝度も400nitと高く、一般的なノートPCよりも細部まで明るくはっきり見えるでしょう。
1秒間に画面が書き換わる回数を示すリフレッシュレートは60Hzと、こちらも一般的なノートPCと同様のスペック。作業するうえでとくに支障はないといえます。
高画質なため、動画の視聴も快適に行えました。現役大学生のモニター10人が実際に映画を視聴したところ、「画質が鮮明で見やすい」「迫力があり、細部までくっきり映る」と好評。13.5インチと比較したなかでも画面サイズが大きめなので、スマホやタブレットで見るよりも没入感を得られますよ。
スピーカーの音質が安定しているのもよいところ。モニターからは「音に囲まれている感覚がある」「重厚感が伝わる」とこちらも好印象でした。立体音響技術のDolby Atmosにも対応しているので、対応コンテンツであればより臨場感を味わえるでしょう。
<動画視聴の快適さについてのモニターコメント>
コメントは一部抜粋
機能面でも不満はありません。後継機Laptop 5に搭載されている急速充電や高速データ転送規格には非対応なものの、USB Type-A・Type-Cのポートを1つずつ搭載。比較したなかにはType-Cポートのみのモデルもあったのに対し、ポートの汎用性の高さを重視する人にも使いやすい設計です。
Wi-Fi規格やBluetoothは最新のものではありませんが、通信速度によほどこだわらなければ使いづらさを感じることはないでしょう。
打鍵感も良好です。キーストロークが浅く底打ち感はあるものの、キーが柔らかくたわむ感覚があり、指にかかる衝撃は少なめ。モニターからは、「土台が柔らかいため硬さを感じにくく、指に負担がかかりにくい」との声が多くあがりました。
比較したなかには土台の硬さが気になり、指への負担を感じやすかった商品も。対して本品は、普段ノートPCを使っている人であればそれほど違和感なく使えるでしょう。
<打鍵感のよさについてのモニターコメント>
コメントは一部抜粋
タイピング時の安定感も悪くありません。キーボードの表面が柔らかく、打鍵したキーの周りが沈み込みやすいものの、本体自体は揺れにくく安定感がありました。モニターからも「机の上ではキーボードが多少揺れる程度」「もう少し安定感がほしいが許容範囲」との声があがっています。
ぐらつきがちな太ももの上でも、比較的安定しています。後継機のLaptop 5より打ちやすく感じたモニターも多く、「下が柔らかいもののほうが、キー周りの沈み込みが軽減されたように感じる」と回答した人もいました。これなら電車やバスのなかで少し作業したいという場面でも活躍するでしょう。
<タイピング時の安定感についてのモニターコメント>
コメントは一部抜粋
キーボード一体型のためタブレットのように画面を平らにできず、板書のしやすさの評価は伸び悩みました。ペンの感度はとてもよく、紙に書くようにスラスラと筆記できたものの、モニターから「平らにならないので使いにくい」とのコメントも多数寄せられています。
授業の板書の写しやイラスト制作など、ノート感覚で使えるものがほしい人には不向き。キーボードの取り外しが可能なProシリーズやGoシリーズを検討しましょう。
<板書のしやすさについてのモニターコメント>
コメントは一部抜粋
※ランキングは、購入時に取得できるポイントを考慮した実質価格で作成しています。
134,500円
(最安)
販売価格:134,500円
ポイント:0円相当
送料無料

ここからは、Surface Laptop 4以外のおすすめ商品をご紹介します。
イラスト作成やノート感覚で使いたい人は、Surface Go 3がおすすめです。ペンの書き心地はとても滑らかで、追従性も良好。置いた手が反応することもなく、スラスラと文字を書けました。キックスタンドで角度を自由に調整できるうえ、キーボードがついていないので平らにして描き込めるのが利点です。
CPUの処理性能を表すベンチマークスコアは平均1,125ptsと、マルチタスクには力不足ですが、重たい作業をしないのであれば十分。総重量は949gと軽量で、気軽に持ち運びたい人にもよいでしょう。
ノートPC兼タブレットとして使える高性能な1台がほしいなら、Surface Pro 9も検討しましょう。キーボードを取り外して平らにできるので、板書のしやすさは高評価。ペンの書き心地・追従性が高く、13インチの大きめな画面にスムーズに書けました。キーボードの打鍵感やタイピング時の安定感もよく、ノートPCとしても活躍しますよ。
CPUの処理性能を表すベンチマークスコアは平均7,223ptsと高く、複数のアプリを開いたままでの作業も快適です。動画の連続再生時間も約8時間3分と長く、電源のない場所でも長時間使用できるでしょう。
ディスプレイの解像度は2,880×1,920あり、小さな文字から映画の背景まで鮮明に見られました。文書作成からタッチパネルを使った作業までサクサクこなせて、映画鑑賞も楽しみたい人におすすめです。
Surface Laptop 4は、MicrosoftのAmazonストアや楽天市場などで購入可能。サイトによっては中古品を取り扱っているところもあります。価格が異なるため、購入前に各サイトを見比べてみてください。
コンテンツ内で紹介した商品を購入すると、売上の一部がマイベストに還元されることがあります。
掲載されている情報は、マイベストが独自にリサーチした時点の情報、または各商品のJANコードをもとにECサイトが提供するAPIを使用し自動で生成しています。掲載価格に変動がある場合や、登録ミス等の理由により情報が異なる場合がありますので、最新の価格や商品の詳細等については、各ECサイト・販売店・メーカーよりご確認ください。