今回はその実力を確かめるため、以下の11つの観点で検証した結果をふまえたレビューをご紹介します。
さらに、各メーカーの新商品や売れ筋上位など人気の2in1 PCとも比較。検証したからこそわかった、本当のメリット・デメリットを詳しく解説していきます。ポイントや送料を考慮した価格比較も行いましたので、2in1 PC選びに迷っている人はぜひ参考にしてみてください。
アウトドア用品・自転車・スポーツ用品・PC本体・PC関連用品など、幅広いジャンルのコンテンツ制作に携わる。「専門性をもとにした調査・検証を通じ、一人ひとりに合った選択肢を分かりやすく提案すること」をモットーに、コンテンツ制作を行なっている。
すべての検証は
マイベストが行っています
目次
MSI Summit-E14FlipEvo-A13MT-4209JPは、仕事とプライベートどちらでも快適に使える2in1 PCを探している人におすすめです。処理性能のベンチマークを計測すると、CPUマルチコアは平均5,453.3ptsと、アプリの同時使用も難なくこなせる速度を記録しました。ストレージの読み書きの速度では、1秒間につき検証商品の全体平均に対して2倍近くのデータ量を転送でき、デスクワークやマルチタスクを快適に行えるでしょう。
バッテリー性能も高く、動画を7時間39分流せるほどの持ちのよさを発揮しました、資料作成程度なら、電源のない場所でも1日中使えるパワフルさがありますよ。キーボードも軽くパチパチとした打鍵感があり、モニターからも「打っている感覚が心地よい」と好評。比較したなかにはキーが小さく薄い商品もあるなか、一般的なノートPCと同じ感覚で使えるのがメリットです。負荷をかけてもファンの音は気にならず、静かな環境でも使えます。
タッチパッドの表面はサラッとしており、指をなめらかに動かせるのも好印象。感度もよく、スクロール・ピンチイン・ピンチアウトもスムーズでした。純正ペンでの書き心地もよく、直線は滑らかに引くことができます。比較した商品には純正ペンだと書きづらいものもありましたが、本商品はメモ書きの際に少々ラグが発生した程度。使ううえでとくに不便は感じないでしょう。
Webカメラの映りもおおむね自然で、解像度も1080pと高め。マイクもノイズを除去できており、男女問わず声をクリアに聴き取れました。オンライン会議や配信もスムーズにこなせるでしょう。ディスプレイはフルHDより高いQWXGA+の解像度があり、スピーカーから出る音も偏りのないフラットな聴き心地。プライベートでの動画視聴や音楽鑑賞にも活躍しますよ。
HDMI出力に加えてUSB Type-C端子を2つ・USB Type-A端子を1つ搭載しており、インターフェースも充実しています。急速充電も可能なので、外出先で使いたいときにもすぐに充電できるのはうれしいですね。総じて性能・使い心地ともに優秀な、大きな欠点のない2in1 PCです。幅広いニーズを満たせる1台なので、ぜひ購入を検討してみてください。
タブレットやノートパソコンとしても使えるのが魅力の2in1 PC。今回は台湾のPCメーカー・MSIから、2024年4月に発売されたSummit-E14FlipEvo-A13MT-4209JPをご紹介します。
本商品は360度フリップが可能な、コンパーチブルタイプの14インチ2in1 PCです。PCの頭脳ともいわれるCPUには、マルチタスクに強い「Core i7-1360P」を備え、「画像・動画編集などのクリエイティブ作業も快適にこなせる」と謳われています。
解像度はQWXGA+(2,880×1,800)と、一般的なフルHDよりも高い解像度のディスプレイを採用しています。付属品にはアクティブスタイラス「MSI Pen」もつき、直接メモやスケッチを行うことも可能です。本体サイズは314×227.5×17.9mm、重量は1.59kg。最大稼働時間の公称値は、20時間54 分です。
以下、詳しいスペックについてご紹介します。
今回はMSI Summit-E14FlipEvo-A13MT-4209JPを含む、人気の2in1 PCを実際に用意して、比較検証レビューを行いました。
具体的な検証内容は以下のとおりです。
MSI Summit-E14FlipEvo-A13MT-4209JPは、デスクワークを快適にこなせる十分な性能があり、キーボードの使い心地もカメラ・マイクの使いやすさも高評価。バッテリー持ちもよく、どこでも作業ができるのが魅力です。
以下、メリットについてご紹介します。
処理性能はかなり優秀です。ベンチマークソフト「Cinebench R23」を使ってCPUの処理速度を計測したところ、マルチタスクのこなしやすさを示すCPUマルチコアは平均5,453.3pts、起動など基本的な処理を示すCPUシングルコアは平均1,519ptsと、どちらも高い値をマークしました。
本商品のCPUには、アプリの同時使用や外部ディスプレイとの併用も十分こなせる、Core i7-1360Pを搭載。比較したなかにはCPUマルチコアが1,000pts台の商品もあったのに対し、複数のアプリを立ち上げてもマルチタスクを快適に行えるといえます。
ベンチマークソフト「PassMark」でチェックしたメモリ性能のスコアも、平均2,772.5ptsと比較したなかでトップクラス。メモリ容量も16GBと大容量なので、ビジネス・プライベート問わず活躍するでしょう。
ストレージの読み書きもサクサクこなせる性能です。測定用ソフト「CrystalDiskMark」で2回計測を行った結果、読み込み速度は平均827.96MB/s、書き込み速度は平均448.71MB/sを記録。比較した全商品の平均値359MB/s・299MB/s(※2024年8月時点)をどちらも大きく上回りました。
ストレージには、SSDの最大限の速度を発揮できるよう設計されたM.2を採用しており、高速起動が実現したと考えられます。大容量のデータコピーもスピーディに済ませられるので、少しでも作業効率をアップさせたい人におすすめですよ。
高負荷をかけた際に、ファンの音が気になりにくいのもメリット。騒音計で測定したファンの音はわずか39.3dBと、夜間の戸建て住宅地並みの静けさでした(参照:環境省)。静かなオフィスでも周囲に気兼ねなく使えますよ。
なお、比較した商品のほぼすべてが本商品と同レベルの音量を記録しました。2in1 PCを選ぶうえで、高負荷時のファンの音はそれほど気にしなくてよいでしょう。
動画の連続再生時間は7時間39分と、バッテリー持ちのよさも高評価。資料作成程度の作業ならさらに持つので、電源がないところでも長時間使えるでしょう。
比較した結果、本商品のようなコンバーチブルタイプは、セパレートタイプよりバッテリー性能に優れていることがわかりました。外出先で頻繁に作業をするなら、コンパーチブルタイプを検討してみてください。
キーボードの打ちやすさも良好です。10人のモニターで使用したところ、キー配列や大きさに違和感はなく、半数以上のモニターが満足と回答。「普段使っているPCと似ていて使いやすい」との声が多く、多くの人が違和感なく使える印象でした。
キーはやや深めなものの押し心地は軽く、パチパチと心地よい打鍵感です。比較したなかにはキーに厚みがなく打鍵感が弱いものもありましたが、こちらはモニターから「ストロークが深めで、打ち心地が非常によい」「適度な反発と手応えがある」とのコメントも多数あがっています。
タッチパッドは表面がサラッとしており、指への引っ掛かりもありません。気になるカクつきやラグもなく、スクロールもスムーズでした。一部のモニターからはタッチパッドの押し込みに力が必要だと感じる人もいましたが、使いづらさを感じるほどではないでしょう。
<キーボードの打ちやすさについてのモニターコメント>
コメントは一部抜粋
内蔵のWEBカメラやマイクも、十分オンライン会議や配信で使いやすい性能でした。
Webカメラに映ったマネキンは、肌が少々青白さを帯びているもののおおむね自然。目の光もぼやけておらず、輪郭もはっきり見えました。カメラの解像度は1080pと高く、画角も正常です。比較した多くの2in1 PCと同じく、見やすさの面でとくに気になるところはないでしょう。
マイクも、ノイズに聴こえる周波数帯がカットされており、人の声が聴き取りやすいようバランスの取れた音質です。外付けのカメラ・マイクを別で用意せずとも、そのままオンライン会議に臨めますよ。
ノイズを除去できておりブーストされているため、女声も男声も聴き取りやすいといえます。
ディスプレイ・スピーカーも高性能で、デスクワークだけでなく映像や音楽などエンタメも十分楽しめます。
とくにスピーカーの音質は優秀。出力したピンクノイズの音域をチェックしたところ、周波数特性の凹凸が少なく、まんべんなく音が出ているのが特徴的でした。比較したなかには高音のみ・低音のみが強調される偏りのある商品もありましたが、これなら音楽鑑賞も楽しめるでしょう。
ディスプレイの性能も悪くありません。最大輝度は270nitとそこまで高くないものの、解像度はQWXGA+(2880×1800)とフルHDより高解像。発色がよく、写真や動画をきれいに映し出せるのが魅力です。比較した多くの商品と同じく、明暗差を鮮明にするHDRには対応しておらず、リフレッシュレートは60Hzと一般的なモニターと同程度ですが、動画視聴には問題ないといえます。
低音と高音がバランスよく出ているため、音楽鑑賞や動画視聴も楽しめるでしょう。
タッチパネルの使用感も高評価。指で操作した際の反応にはラグがなく、スクロールやピンチイン・ピンチアウトもスムーズでした。
ときおりラグが発生したり、小さい文字が少しつながってしまうことはありますが、純正ペンでの描画も問題なく行えます。比較したなかには純正ペンで直線や文字を書きづらい商品もあったのに対し、気になるほどの書きにくさは感じないでしょう。
比較した多くのコンパーチブルタイプと同じく、インターフェースが充実しているのも利点。パソコン1台でさまざまな用途に対応できます。
ポートには、USB Type-C2つ・USB Type-A1つ・microSDカードスロット・ステレオミニプラグ(イヤホン端子)・HDMIを搭載。Type-CポートはThunderbolt 4・Power Delivery対応で急速充電が可能です。HDMI出力にも対応しているので、4Kディスプレイとの接続や、ゲーム画面をテレビに映してプレイも楽しめますよ。
以上の検証結果から、MSI Summit-E14FlipEvo-A13MT-4209JPは、仕事用にもプライベート用にも使える、高性能な2in1 PCであることがわかりました。
使いにくさを感じるデメリットは見当たらなかったので、ぜひ購入を検討してみてください。
※ランキングは、購入時に取得できるポイントを考慮した実質価格で作成しています。
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ここからは、MSI Summit-E14FlipEvo-A13MT-4209JPのほかに魅力的な、おすすめの商品をご紹介します。
マイクロソフトのSurface Pro 11は、仕事で使用するのにぴったりの2in1 PCです。CPU・メモリの処理性能に優れており、とくにCPUのベンチマークスコアは平均6,660ptsとかなり優秀。複数のアプリを開いた状態でも、スムーズに作業をこなせるでしょう。
バッテリー性能も高く、動画を連続で流し続けても約7時間20分再生できました。充電器のない場所でも1日中使用できる持ちのよさがありますよ。WEBカメラの解像度も高く、マイクも人の声をクリアにとらえられたので、オンライン会議も使いやすいでしょう。
AIアシスタントの「Copilot」により、40以上の言語のリアルタイム翻訳やコクリエイター機能にも対応。ビジネスシーンでとくに使い勝手がよく、性能重視の人にもおすすめです。
外出先での使用が多いなら、dynabook V6もおすすめ。動画の連続再生時間は9時間9分と、検証トップクラスのバッテリー性能があります。堅牢性の指標であるMIL規格準拠のテストもクリアしており、持ち運びしやすいのもポイントです。フルHDの解像度に加え、輝度も460nitと比較したなかでも高く、屋外でも画面の視認性に優れていますよ。
キーボード面にもカメラがつき、本体をタブレットモードに変形すれば写真や動画撮影が可能。スピーカーはDolby Atmosを搭載しており、音楽鑑賞の際にも臨場感のある音を楽しめます。
CPUのベンチマークスコアは平均約6,696ptsと処理性能も申し分なく、シーンを問わず使い勝手のよい2in1 PCといえるでしょう。
MSI Summit-E14FlipEvo-A13MT-4209JPは公式サイトのほか、楽天市場やYahoo!ショッピングで購入できます。価格は、税込209,800円です(※2024年9月時点・公式サイト参照)。
サイトによって価格が異なるので、購入前に比べてみてください。
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