コンパクトながら必要なキーと機能をすべて備えたと謳う、Keychron K2 ワイヤレス・メカニカルキーボード。「打鍵感が気持ちよい」と評判な一方で「十字キーの配列が使いづらい」と気になる口コミも存在し、購入を迷っている人もいるのではないでしょうか?
今回はその実力を確かめるため、以下の5つの観点で検証・レビューを行いました。
さらに、人気のPFUやロジクールなどのキーボードとも比較。検証したからこそわかった、本当のメリット・デメリットを詳しく解説していきます。ポイントや送料を考慮した価格比較も行いましたので、キーボード選びに迷っている人はぜひ参考にしてみてください。
テレビ・プロジェクターなどの映像家電や、ノートパソコンやプリンターなど家電全般の比較・コンテンツ制作を経験し、家電チームのマネージャーに就任。キャリブレーションソフトを用いたテレビ・プロジェクターの画質測定を設計したり、ノートパソコンのベンチマークテストに取り組んだりしてきた。「ユーザーにとってベストな選択体験を提供する」ことを心がけて、コンテンツ制作を行っている。
すべての検証は
マイベストが行っています
目次
Keychron K2 ワイヤレス・メカニカルキーボードは、心地よくタイピングしたい人におすすめ。メカニカル式を採用したキータッチは、反発が少なく軽い押し心地です。比較した下位商品でキーストロークの深いものはタイピング時に力が必要でしたが、実際に使用したモニター5名全員が打鍵感に満足しており「軽快にタイピングできる」という意見も上がりました。
機能面も十分で、マルチペアリングで最大3台までの機器と接続可能です。キーキャップを交換することで、MacとWindows両方の配列に対応します。ロジクール K820など比較した半数以上の商品が非対応のバックライト機能も搭載。18種類のイルミネーションから、好みの色に変更できます。重厚感のあるアルミフレームのボディと相まって、デスクをおしゃれに彩るでしょう。
キーピッチは一般的なキーボードと同じ19mmなので、違和感なくタイピングできます。モニターからは「打鍵時のストレスがあまりない」と好評です。比較したなかで幅18mmの商品は、ブラインドタッチがしにくくなる傾向がありました。右側のエンターキー周辺のレイアウトは特殊です。口コミのように1列に並んだ十字キーの配列に違和感を覚えるモニターが多くいました。
打鍵音は心地よく、モニターからは「1人で自室で使う分には文句なしの打鍵音」と絶賛する声もありました。一方で、比較したなかでも人気の高いHHKBの商品と比べると打鍵音は大きく、カタカタと軽い音が響くので、オフィスでの使用には向きません。なお検証では、メカニカルキーボードは商品によって打鍵音が大きく異なる傾向があることがわかりました。
価格は執筆時点で税込18,810円(公式サイト参照)。やや値段は張るものの、静音性以外で大きく気になる点はないといえます。とはいえ、より打鍵感を求める人やタイピングのしやすさを重視する人はほかの商品もチェックしてみてくださいね。
デスクトップPCを使用する人にとって必需品である外付けキーボード。使うメリットはしては、目線が上がることで背中が丸まるのを防ぎ、疲れにくい姿勢でタイピングできることが挙げられます。顔の中心をパソコンやモニターのディスプレイと同じ高さに調整することで、長時間のタイピングが快適になり、業務効率が上がるでしょう。
今回紹介するKeychron K2 ワイヤレス・メカニカルキーボードは、「コンパクト。だけどパワフル」が謳い文句の商品。フルサイズキーボードの75%のサイズながら、ページのアップ/ダウン・Home・Endなどファンクションキーをすべて残した日本語配列87キー・英語配列84キーの設計です。
キースイッチとは、キーを押して反応させる仕組みのことをいいます。本商品のキースイッチは、打鍵感をカスタマイズできるメカニカル式。今回紹介するのは、軽いキータッチで静音の赤軸ですが、クリック感の強い青軸・その中間の穏やかな茶軸も展開されています。
キースイッチの付け替えが可能なホットスワップに対応しているため、好みに合わせてキースイッチやキートップを手軽に変えることができます。スイッチのハンダづけをする必要がないので、スイッチの打鍵感を比べて好みのものを探すのも簡単。Mac用・Windows用にそれぞれ3つの専用キーキャップが付属しており、キー交換することでどちらの配列にも対応しています
キー配列は日本語配列(JIS)と英語配列(US)から選択可能。英語配列の場合、キートップは耐久性の高いダブルショットのものを採用しています。接続方法は、Bluetooth接続とUSB Type-Cによる有線接続の2種類です。
本体のサイズは幅317×奥行129×高さ30mm・重量794g。十字キーが搭載されていないので、フルサイズキーボードと比較してコンパクトなサイズ感が魅力です。
また、コンパクトながら4,000mAhの大容量バッテリーを搭載。最大240時間(メーカー公称値)までタイピング可能と謳っています。
本商品はRGBライト搭載モデルですが、同一商品にはWhite LED搭載モデルのものもあります。RGBライト搭載モデルは、18種類のカラーイルミネーションを搭載。筐体にはアルミフレームが使用されています。
一方、White LED搭載モデルは筐体にプラスチックフレームを採用。その分、価格はRGBライト搭載モデルより抑えられています。White LED搭載モデルの価格は、執筆時点で税込16,500円(公式サイト参照)です。
今回はKeychron K2 ワイヤレス・メカニカルキーボードを含む、キーボード全41商品を実際に用意して、比較検証レビューを行いました。
まずは、打鍵感のよさ・タイピングのしやすさの検証です。
キーボードに関心がある男女5人のモニターが実際にキーボードを触り、打鍵感のよさ・タイピングのしやすさを評価しました。
キーの反発が少なく軽い押し心地ながら、しっかりした打鍵感がありました。比較したLogicool K650GRはキーストロークが深くタイピングに力が必要でしたが、本商品はモニターから「軽快にタイピングできる」と好評。5人全員が押し心地に満足と回答しています。
キースイッチはメカニカル式です。打鍵感を好みに合わせてカスタマイズでき、キー内部の軸によって打鍵感が大きく異なります。今回紹介する商品は、軽いキータッチができる赤軸を搭載。より強いクリック感がほしいなら、青軸の商品をチェックしてみてくださいね。
本体は角度調節でき、打ちやすい角度に合わせられるのも魅力です。モニターからは「打鍵時の疲労感はほとんどなし」と好意的な意見が寄せられました。「打鍵感が気持ちよい」という口コミどおりの検証結果といえます。
<押し心地についてのモニターコメント>
コメントは一部抜粋
キーの高さはあるものの、軽い力で打てます。モニターからは「小指で押していてもそこまで力を必要としない」という意見も。比較したキーの高さがある商品のなかには、深くまで押しこまないと反応しないものもありました。
一方、右側のエンターキー周辺のレイアウトが特殊なのが気になるところ。モニターからは「慣れるまでに時間がかかる」という意見も上がっています。とくに、口コミのように1列に並んだ十字キーの配列に違和感を覚えるモニターが多くいました。
<キーの幅についてのモニターコメント>
コメントは一部抜粋
次に、機能性の高さの検証です。マルチペアリング機能はあるか・角度調節機能はあるかなど、機能面をチェック。搭載されている機能が多いほど高評価としました。
検証した結果、機能面は充実しています。マルチペアリングに対応しており、最大3台までの機器と接続可能です。専用ソフトはありませんが、キーマップの変更にも対応。Windowsであれば「SharpKeys」・Macなら「Karabiner」のアプリを利用することで、操作キーの入れ替えができます。
比較したPFU HHKBシリーズなど半数以上の商品が非対応のバックライト機能を搭載。手元が暗い場所でも、キーの位置をしっかりと確認できます。角度調節ができるのも便利です。なお、比較したほかの商品と同様に防水機能は備わっていません。
最後に、静音性の高さとデザインのよさの検証です。
引き続き男女5人のモニターが検証に参加。静音性の高さの検証では、自宅・オフィスで使うことを想定して、静音性は適切か評価しています。デザインのよさの検証では、カラーリング・素材をモニターがチェックし、よりデザインが良いものを高評価としました。
打鍵音自体は大きく、カタカタと軽い音が響きます。モニターの5人中4人は、自室で使用するならタイピング音は心地よいと回答しました。「1人で自室で使う分には文句なしの打鍵音」と絶賛する声もあり、自室で使用するのはおすすめです。
一方、オフィスで使用するには音の響きが気になるという意見も。モニター5人全員がオフィスでの使用には満足と回答しませんでした。「かなり高い音が響き渡るので恥ずかしい」という声もあがっています。
比較したなかでは、メカニカルキーボードは商品によって打鍵音が大きく異なる傾向がありました。上位のメカニカル式のなかには静音性の高い商品もあるので、気になる人はチェックしてみてくださいね!
<静音性(オフィス)についてのモニターコメント>
コメントは一部抜粋
バックライトを好みの色に変えられるのも魅力のひとつです。18種類のイルミネーションが選択でき、シンプルなものから派手なものまで気分に合わせて変えられます。
<デザインのよさについてのモニターコメント>
コメントは一部抜粋
※ランキングは、購入時に取得できるポイントを考慮した実質価格で作成しています。
販売中のショップが見つかりません
Keychron K2 ワイヤレス・メカニカルキーボードは、公式サイトから購入できます。値段は執筆時点で税込18,810円(公式サイト参照)。日本語・英語配列や、赤軸・青軸・茶軸を選べるなどカスタマイズができますよ。
そのほかの取扱店舗は、Amazon・楽天市場などの大手ECサイト、ヨドバシカメラ・ビックカメラなどの家電量販店です。値段はサイトによって異なるので、購入の際は比較してみてくださいね!
キーボードの使いやすさを保つためには、しっかりした掃除が必要です。快適な使い心地をキープするための、正しいお掃除方法をご紹介します。
お掃除する際はエアダスターの使用がおすすめ。エアーを噴射するだけで、拭き取れない場所のホコリやゴミをきれいにできます。キーボードの隙間を掃除する専用綿棒やブラシなどもあると便利です。こまめに掃除することで、清潔な状態を保てますよ。
汚れが取り除けないときは、キートップを外して掃除しましょう。専用工具が必要なので手間はかかるものの、表面の皮脂汚れを洗ったり、見えない裏側まできれいにしたりできます。しかし、キートップの取り外しには故障のリスクが伴うので、慣れない人は専門業者に依頼してもよいでしょう。
静音性の高い商品を探している人におすすめの商品をご紹介します。
PFU PD-KB820BSは、オフィスで使用するのにおすすめ。打鍵音はスコスコとこもった音がするだけで、非常に静かです。深めのストロークながら軽いキータッチで打鍵感も良好。快適にブラインドタッチができました。
Lofree Flowは、コトコトと柔らかい打鍵感が魅力の1台。軽い力でも、強くタイピングしても心地よく打てます。静音性も極めて高いので、オフィスで使用しても周りに迷惑をかけないでしょう。
キーボードの種類 | 静電容量無接点 |
---|---|
キー配列 | 日本語配列 |
キー数 | 69キー |
テンキーあり |
良い
気になる
対応OS | Windows、macOS、iOS、Android |
---|---|
幅 | 294mm |
奥行 | 120mm |
高さ | 40mm |
Fキーあり | |
角度調節機能 | |
耐水性能 | |
バックライト搭載 | |
静音設計 |
HHKB Professional HYBRID Type-S PD-KB820BSをレビュー!クチコミ・評判をもとに徹底検証
キーボードの種類 | メカニカル |
---|---|
接続方法 | 有線、無線 |
インターフェース | Bluetooth、有線 |
接続端子 | 不明 |
電源 | USB充電 |
対応OS | Windows、macOS |
幅 | 316mm |
奥行 | 126mm |
高さ | 24.5mm |
重量 | 約568g |
連続駆動時間 | 40時間 |
キー配列 | 英語配列 |
キー数 | 84キー |
軸の種類 | 不明 |
キーピッチ | 不明 |
ケーブル長 | |
キーストローク | 不明 |
キーピッチ. | 不明 |
素材 | アルミニウム |
ゲーム機対応 | 不明 |
対応機器 | 不明 |
対応端末 | 不明 |
マルチペアリング機能 | |
テンキーあり | |
Fキーあり | |
メディアコントロールキーあり | |
Nキーロールオーバー | 不明 |
マクロ機能 | 不明 |
角度調節機能 | |
耐水性能 | |
バックライト搭載 | |
タッチパッドあり | |
ディスプレイカバー付き | |
静音設計 | |
折りたたみ式 | |
アンチゴースト | 不明 |
エルゴノミクスデザイン | |
セパレート仕様 | 不明 |
パームレスト付き | 不明 |
Mac用キー配列対応 | |
ホットスワップ対応 | 不明 |
ケース付き | 不明 |
静音性 | 不明 |
特徴 | 不明 |
Lofree Flowをレビュー!クチコミ・評判をもとに徹底検証
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