取りつけが簡単で使いやすいと評判のiPad用キーボード、11インチiPad Pro(第1〜第4世代)・iPad Air(第4〜第5世代)用 Apple Smart Keyboard Folio。「軽くて持ち運びに便利」と口コミがある一方、「タイピング感が独特」「トラックパッドがないのは不便」との声もあり、購入を迷っている人もいるのではないでしょうか。
今回はその実力を確かめるため、以下の4つの観点で検証・レビューを行いました。
さらに、人気のロジクールやAppe Magic KeyboardなどのiPad用キーボードとも比較。検証したからこそわかった、本当のメリット・デメリットを詳しく解説していきます。ポイントや送料を考慮した価格比較も行いましたので、iPad用キーボード選びに迷っている人はぜひ参考にしてみてください。
テレビ・プロジェクターなどの映像家電や、ノートパソコンやプリンターなど家電全般の比較・コンテンツ制作を経験し、家電チームのマネージャーに就任。キャリブレーションソフトを用いたテレビ・プロジェクターの画質測定を設計したり、ノートパソコンのベンチマークテストに取り組んだりしてきた。「ユーザーにとってベストな選択体験を提供する」ことを心がけて、コンテンツ制作を行っている。
すべての検証は
マイベストが行っています
目次
11インチ Apple Smart Keyboard Folioは、外出先でサッと作業に取り組みたい人におすすめです。実際に重さを測ると293g。比較した7割以上の商品が400gを超えたのに対し、こちらは重さを気にせず持ち運びやすいでしょう。ソフトケースと一体型なため収納時にかさばりにくく、前面・背面の両方をガードできるのも魅力です。
実際に使ったモニターからは、スタンドの使い心地について「安定感がある」「2段階に角度をつけられて使いやすい」と好評でした。Smart Connectorに対応しているため、比較したBluetooth接続タイプの商品のようにペアリングする手間はかかりません。給電も同時に行えるため、キーボード本体の電池残量を気にせず使えますよ。
レイアウトは一般的なパソコンと同じ日本語配列で、普段使っているパソコンと同感覚でタイピングできます。ただし、キーがやや小さめなうえ、「タイピング感が独特」との口コミどおりペタペタとした打鍵感が気になりました。沈み込みが浅く、ノートパソコンの打ち心地とは大きな差があります。慣れるまでは、使いづらく感じるかもしれません。
機能面も充実しているとはいえず、口コミどおりトラックパッドがない点が指摘されました。比較したトラックパッド搭載商品のように手元での操作はできないため、画面に触れる手間がかかります。バックライト・防水機能や、カバーを折り返してタブレットとして使う機能もありません。
とはいえ、Smart Connector対応で使い勝手に優れ、軽量で取り回しがよい本商品。キーボード・カバーの役割を1つで叶えるため、持ち運んで気軽に使いたい人にはぴったりですよ。使い勝手のよさ・パソコンと変わらない打ち心地を重視するなら、ほかの商品を含めて検討するのもよいでしょう。
今回ご紹介するSmart Keyboard Folioは、「取りつけるだけですぐ文字入力が始められる」と謳うiPad純正キーボード。11インチiPad Pro(第1〜第4世代)・iPad Air(第4〜第5世代)に対応しています。
iPadを使わないときは、本体の前面・背面を守るカバーとして使えるのも特徴。もともと販売していたSmart Keyboardは前面のみを守るつくりだったため、カバーとしての機能を期待する人にもうれしい商品といえます。
販売元は、iPadの開発メーカーであるApple。iPadにマグネットでつけられるキーボードを複数展開し、「やりたいことを全面的にカバーする」と説明しています。
接続方法はSmart Connectorに対応。キーボードをセットするだけでマグネットが反応し、接続と充電ができるつくりです。
キー配列は、一般的なPCと同じ日本語配列を採用。キーボード使用時は、iPadの角度を2段階に調整できます。デバイスの前面・背面を守りつつ、美しい見た目にもこだわったデザインも特徴です。
今回は11インチ Apple Smart Keyboard Folioを含む、iPad用キーボード全22商品を実際に用意して、比較検証レビューを行いました。
具体的な検証内容は以下のとおりです。
はじめに、タイピングのしやすさの検証です。
コンテンツ制作チームの5名で実際に商品を使い、キーピッチ・ストローク・キー配列・キーの反応それぞれをチェック。タイプミスをしにくく、ブラインドタッチがしやすい商品を高評価としました。
キーの幅について、満足と感じたモニターは1人のみ。比較したiPadキーボードは一般的なパソコンに比べて幅が狭いものが多いなか、こちらには「若干離れていてタイプミスをしやすい」「キー自体が丸くて小さめなので間隔が広く感じる」と声があがりました。
なかには「やや打ちにくい」「引っかかる感じ」といった指摘もあり、パソコンと同じ感覚とはいかない可能性があります。
<キーの幅についてのモニターコメント>
コメントは一部抜粋
一方、レイアウトはこれといって問題なし。「右側がキュッと詰まっている感じ」「伸ばし棒のキーが少し小さい」といった細かな指摘はあるものの、気になるほどではありません。モニターから「ほぼMacBook」とのコメントがあったように、純正キーボードならではの使いやすさが味わえます。
比較したなかには、プログラミング用パソコンなどに使われることが多い英語配列の商品も。エンターキーのサイズ・記号キーの場所などが異なるため、一般的なパソコンに慣れているとやや難しく感じる可能性があります。対してこちらは日本語配列なため、普段使っているパソコンと同じ感覚でタイピングできますよ。
<レイアウトについてのモニターコメント>
コメントは一部抜粋
キーの反応については、モニターから「軽い打ち心地」を評価する声がある一方、「しっかり押し込まないと反応しない」との指摘も。軽いタッチでしっかり反応する商品が多いなか、いまひとつの結果です。
コメントは一部抜粋
打鍵感は「タイピング感が独特」との口コミどおりです。ストロークが浅くペタペタとした感覚で、「打っている感じがあまりない」という声が複数あがりました。
打鍵感が少ないぶん「強めに叩いてしまって疲れそう」と感じた人も。比較したなかにはほどよい打鍵感・反発があり快適に入力できる商品もありましたが、こちらはノートパソコンの打ち心地とは大きな差があります。慣れるまでは使いづらく感じることもあるでしょう。
<打鍵感についてのモニターコメント>
コメントは一部抜粋
続いて、使いやすさの検証です。
コンテンツ制作チーム5名で実際に商品を使用し、角度調整のしやすさ・取り付けと取り外しのしやすさ・キーの反応・反応しないキーの有無をチェック。日常的に使いやすいかを評価しました。
比較したなかで使いやすさが高評価だったのは、しっかり自立するハードカバータイプ・持ち運びを想定していない据え置きタイプ。こちらはどちらにも当てはまらないソフトカバータイプ・折りたたみタイプですが、「安定感があり使いやすい」と好評です。
iPadの角度は、2段階で調整可能。比較した商品は、無段階で角度を変えられるもの・固定されていて調節ができないものとさまざまでした。こちらには、モニターから「2段階に角度をつけられて使いやすい」「欲をいえば自由調節がよいが、2段階でも問題なく使える」とプラスコメントが寄せられています。
<スタンドの使いやすさについてのモニターコメント>
コメントは一部抜粋
Bluetooth接続でペアリングの手間がかかる商品もあるなか、こちらはマグネットで吸着するだけでOK。モニターからも「かなり快適」「超簡単」と満足度の高いコメントが寄せられました。
<取りつけ・取り外しのしやすさについてのモニターコメント>
コメントは一部抜粋
最後に、機能性・持ち運びやすさの検証です。
実際に商品を使用してわかった情報・公式サイトや取扱説明書からの情報を確認。トラックパッドの有無・接続方法などをチェックしました。
さらに、商品の重さを計測。形状もふまえて、持ち運びがしやすいかを確認します。
機能性の面では、口コミどおりトラックパッドがないのがネック。比較したところ、トラックパッドつきの商品は手元だけでスムーズに操作ができました。対してこちらは画面に触れて操作する必要があり、やや手間に感じます。
比較した一部商品に搭載されていた、バックライト機能・折り返した状態でタブレットとして使う機能もありません。ほとんどの商品と同様に防水機能もついていないため、水濡れには注意してください。
一方、Smart Connectorに対応しているのはメリットです。比較したなかで、Smart Connectorに対応した商品はBluetooth接続タイプより取り付けが簡単なうえ、給電も同時に行えて非常に便利でした。こちらも電池残量を気にせず使えますよ。
キーボードの重量は293g。比較した7割以上の商品が400gを超えていたなか、「とても軽い」との謳い文句どおりといえます。実際にキーボードのみを持ったモニターも、全員が「持ち運びやすい」と回答しました。
比較にしたところ400g以下の商品はiPadと合わせても1kg以下に収まり、持ち運ぶ際の重さが気になりにくい傾向がありました。こちらも293gと非常に軽量なため、iPadを取りつけても快適に持ち運べるでしょう。「軽くて持ち運びに便利」との口コミどおりといえます。
「厚みをまったく感じない」「iPadと一体になるから持ち運びがラク」と評価する声も。比較したほかのソフトカバータイプと同様に、打鍵感はそこそこながら持ち運びやすいのがこの商品の大きな魅力です。
※ランキングは、購入時に取得できるポイントを考慮した実質価格で作成しています。
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Apple Smart Keyboard Folioは、Apple Storeオンラインにて購入可能。値段は、税込27,800円(※執筆時点・公式オンラインストア参照)です。
実物を触ってみたい人は、公式サイトの「販売店を探す」から最寄りの取扱店舗を検索してみてください。そのほか、Amazonや楽天市場・Yahoo!ショッピングといったECサイトでも販売しています。ショップによって値段が異なる場合があるので、購入前に比較してみましょう。
最後に、タイピングがしやすいとモニターに好評だったiPad用キーボードをご紹介します。
AppleのMagic Keyboardは、パソコンのような打ち心地が魅力。ほどよい反発とクリック感で、気持ちよくタイピングできました。Smart Connector対応で接続が簡単なうえ、ジェスチャ操作が可能なトラックパッドも搭載しています。MacBookのような感覚でバリバリ使えますよ。
ロジクールのCombo Touchは、打鍵感の心地よさ・大型トラックパッドが高評価に。軽めのキーですが、押した感覚が強く快適にタイピングできます。こちらもSmart Connectorに対応しており、接続はスムーズ。英語配列への慣れは必要ですが、Magic Keyboardに比べると操作面が広く便利です。
重量 | 約604g |
---|---|
キー配列 | 日本語配列 |
良い
気になる
iPadとの接続方法 | Smart Connector |
---|---|
ペンシル収納 | なし |
保護面数 | 3面 |
トラックパッド付き | |
キーピッチ | 19mm |
角度調節機能 | |
耐水性能 | |
バックライト搭載 | |
タブレットの角度調節段階 | 無段階 |
最大角度 | 130度 |
Apple Magic Keyboard MXQT2J/Aをレビュー!クチコミ・評判をもとに徹底検証
重量 | 約627g |
---|---|
キー配列 | 英語配列 |
良い
気になる
iPadとの接続方法 | Smart Connector |
---|---|
ペンシル収納 | ケース外 |
保護面数 | 6面 |
トラックパッド付き | |
キーピッチ | 18mm |
角度調節機能 | |
耐水性能 | |
バックライト搭載 | |
タブレットの角度調節段階 | 無段階 |
最大角度 | 160度 |
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