おしゃれなデザインと機能性にこだわった、Toffy 抗菌ハイブリッドUVアロマ加湿器 HF09。高評価の口コミが多い一方「お手入れが面倒」という気になる評判も存在し、購入を迷っている人も多いのではないでしょうか?
今回はその実力を確かめるため、以下の7つの観点で検証・レビューを行いました。
カビの生えにくさ
加湿性能の高さ
お手入れのしやすさ
給水・排水のしやすさ
使いやすさ
静かさ
消費電力の低さ
さらに、各メーカーの新商品や売れ筋上位など人気の加湿器とも比較。検証したからこそわかった、本当のメリット・デメリットを詳しく解説していきます。ポイントや送料を考慮した価格比較も行っているので、加湿器選びに迷っている人はぜひ参考にしてみてください。
ダイソンの派遣販売員として、ケーズデンキなど家電量販店で掃除機の接客・販売を2年間担当した経験を持つ。マイベストへ入社後はその経験を活かし空気清浄機・除湿機・オイルヒーター・スティッククリーナーなど季節家電・空調家電や掃除機をはじめ白物家電全般を専門にガイドを担当し、日立やシャープ、パナソニックなどの総合家電メーカーから、ダイニチ工業・Sharkなどの専門メーカーまで、150以上の家電製品を比較検証してきた。毎日使う家電製品だからこそ、本当によい商品を誰もが簡単に選べるように、性能はもちろん省エネ性能やお手入れのしやすさまでひとつひとつ丁寧に確認しながらコンテンツ制作を行う。
すべての検証は
マイベストが行っています
目次
Toffy 抗菌ハイブリッドUVアロマ加湿器 HF09は、おしゃれな見た目と、給水・手入れの簡単さを両立した商品です。木目調の素材がアクセントとなるナチュラルなデザインで、アロマの香りを楽しむことも可能。2か所から排水する必要はあるものの、タンクを外さず上部から給水できるのも便利です。比較した毎回タンクを外す必要のある商品に比べ、少量ずつ水を足せますよ。
「お手入れが面倒」との口コミがありましたが、手入れのしやすさも高評価。洗う部品は9個と多めですが、広口かつシンプル構造のバケツ型タンクで楽に掃除できました。消費電力は165Wと低めで、税込14,300円(※執筆時点・公式サイト参照)と比較したなかでは手頃なのもうれしいポイント。本体代・電気代ともに安く抑えられるでしょう。
加湿性能も良好です。温度20℃・湿度30%の環境で稼動させると、30分で79%まで加湿できました。比較した同価格帯の商品内でも優秀で、「効率的に加湿できる」という謳い文句どおりです。加えて、弱モードの稼動音は36dBと比較的静か。ただ、音に敏感な人は水の流れる音が少し気になるかもしれません。
カビが生えやすい点は気がかりです。補水しつつ7日間稼動させたあとの水を専門機関で培養すると、低評価基準とした21個以上のカビ菌が見られました。抗菌や除菌にこだわった設計ですが、カビを防ぐにはこまめなお手入れが必須。お手入れ頻度を下げたい人は、比較した商品内でも菌が発生しにくかったスチーム式をチェックしましょう。
使いやすさも低評価に。部屋の湿度に応じて加湿量の自動調整ができないため、カビや故障の一因である過加湿につながる可能性があります。湿度計などを併用し、50~60%の適度な湿度を維持しましょう。タンクの窓から水量を常に確認できる点は便利ですが、より使い勝手のよいものがほしい人は、上位商品も検討してみてください。
Toffyは、 キッチン家電を中心にシンプルかつクラシックなデザインの製品を展開するブランド。加湿器も、ランタン型やLEDでライトアップするタイプなど、まるでインテリア雑貨のようなラインナップをそろえています。
今回ご紹介する抗菌ハイブリッドUVアロマ加湿器 HF09は、加熱した水をミスト化することで、効率よく加湿できると謳う商品。Toffyのこだわりが詰まった、ナチュラルでおしゃれなデザインが特徴的です。
一般的に加湿方式には、湿ったフィルターを使う気化式、水を沸騰させるスチーム式、振動で水滴を出す超音波式に加え、2つの方式を合わせたハイブリッド式があります。本品は、スチーム(加熱)+超音波のハイブリッド式。加熱した水を噴霧することで、加湿時に室温を下げにくいと謳っています。
メーカーによるとミストはやけどの心配が少なく、子どもやペットがいる家庭でも使いやすい設計です。加えて紫外線による除菌効果に注目し、内部にはUVライトを搭載。本体には銀系の無機抗菌剤を練り込んでおり、抗菌製品技術協議会であるSIAAの認証を取得しています。
アロマオイル・アロマウォーターに対応しているのもうれしいポイント。水タンクに直接アロマを入れれば、好きな香りのミストを楽しめますよ。4時間・8時間から選択できる自動運転オフのタイマー機能もあるので、電源を切り忘れてつけっぱなしになる心配を軽減できます。
<スペック>
今回は、Toffy 抗菌ハイブリッドUVアロマ加湿器 HF09を含む加湿器全48商品を実際に用意して、比較検証レビューを行いました。
具体的な検証内容は以下のとおりです。
最初は、加湿性能の高さの検証です。一定の温度・湿度に保つ恒温恒湿室を温度20℃・湿度30%に統一。恒温恒湿室の運転を停止したうえで、加湿器を最も強いモードで稼動させました。96%を上限に、湿度の上昇幅が大きいものほど高評価としています。
検証の結果、加湿性能は良好な評価を獲得。30分後には湿度30%から79%まで加湿できました。下位商品には湿度が30分で40%程度までしか上がらないものもあったなか、十分な性能です。
比較したところ、加熱超音波式や超音波式には小さめかつデザイン性にこだわったものが多めでした。加熱超音波式の本品も同様に、インテリアとの相性を重視したコンパクトサイズです。小さめの部屋でも圧迫感なくおしゃれに置けて、加湿能力が高い商品を探している人には候補となるでしょう。
次は、カビの生えにくさ・お手入れのしやすさの検証です。
各加湿器に1日1回水をつぎ足しながら、7日間連続で稼動。その後、加湿器内の水を専門機関で調査し、カビ菌の有無を確かめました。カビの培養に用いる寒天培地で1週間培養してもカビが一切見られない状態を上限とし、カビ菌が少ないものほど高評価としています。
加えて、お手入れが必要な部品の多さ・お手入れのタイミングを知らせる機能の有無・お手入れがしやすいタンクの形状かなどをチェックしました。
カビの生えにくさは低評価に。給水しながら1週間稼動させた水を培養した結果、低評価の基準とした21個以上のカビ菌が発生しました。「抗菌素材とUV除菌で清潔・安心」と謳っていますが、カビを防ぐにはこまめなお手入れが必要でしょう。
比較したなかでも、本品のような加熱超音波式や超音波式は、水を沸騰させるスチーム式と並ぶとタンク内にカビの原因菌が繁殖しやすい傾向が。同じ加熱超音波式の多くが、本品と同程度の評価でした。衛生面にこだわる人は、カビの発生がほぼ見られなかったスチーム式を検討しましょう。
加えて、加熱超音波式なので加湿フィルターは非搭載。フィルターつきの気化式はフィルターの洗浄・乾燥・交換に手間がかかるのに対し、お手入れが簡単です。掃除のタイミングを知らせる機能はないものの、「お手入れが面倒」との口コミはそれほど心配しなくてよさそうです。
続いて、給水・排水のしやすさ・使いやすさの検証です。
給水タンクに取っ手があるか・タンクがシンクに収まり、給水しやすい形状か・給水後、タンクの向きを変える必要があるかなどを確認。使いやすさは、稼動中も水量を把握できるか・加湿量を自動調節できるか・本体上部に持ち手があるかをチェックポイントとしました。
加えて、給水後はタンクの向きを変えず本体に設置可能。タンクを逆さまにして本体に戻すタイプの商品と並ぶと、手間が少なめです。タンクを外さず上から給水できる2way仕様のため、少量をつぎ足したい際にもタンクを外さずに済みますよ。
タンク容量が4.2Lと大きめなのも利点。比較した容量2~3Lの商品と比べて給水頻度が低いでしょう。ただ、排水のしやすさはいま一歩。タンクの水に加え、トレーに溜まった水も排水する必要があるため、タンクだけの排水で済む商品に比べてやや手間がかかります。
次は、静かさの検証です。加湿器から50cm離れた位置に騒音計を設置し、各加湿器を稼動。35dBを上限に、1番弱いモードの稼動音が静かなものほど高評価としました。
検証の結果、弱モードの稼動音は36.4dBで静音性は良好です。高評価基準の35dBはやや超えたものの、比較したなかでは平均的。40dBを超えたものが複数あり、全商品の最大値が55.5dB(※執筆時点)だったことをふまえると比較的静かといえます。
約40dBは図書館内と同レベルの音量とのこと(参照:環境省)。本品は40dB未満なので、日常使いするうえで稼動音をストレスに感じることは少ないでしょう。ただ、ときどきポコポコと水が逆流するような音がするため、音に敏感な人は気になるかもしれません。
<各モードの稼動音>
最後は、消費電力の低さを検証しました。加湿性能の検証時にワットモニターを接続。20Wを上限とし、消費電力が少ないものほど高評価としています。
検証の結果、消費電力は165Wと低めで、高評価基準の300Wを大きく下回りました。比較したところ、気化式・超音波式・加熱超音波式は、スチーム式と並ぶと消費電力が低い傾向が。なかでも超音波式・加熱超音波式は本体価格も安価なものが多めです。
本品も本体価格は1万円台(※執筆時点)と手頃。気化式の高価格帯モデルに消費電力の低さは及びませんが、初期費用・電気代ともに安く抑えたい人にはよいでしょう。
※ランキングは、購入時に取得できるポイントを考慮した実質価格で作成しています。
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加湿器は、暖房のよく当たる位置に設置するのがおすすめ。暖かい場所ほど、空気中に含まれる水蒸気の割合である「相対湿度」が低いためです。反対に、気温の低い場所ほど相対湿度は高くなります。
センサーつきの加湿器も相対湿度を検知するため、気温が変わるとパネルに表示される湿度も変化。例えば、室温20℃・表示湿度40%でも、室温が25℃まで上がると表示湿度は30%に下がることがあります。
窓際など温度が低い場所に設置すると相対湿度の上昇により、加湿器がこれ以上の加湿は不要と判断して運転を止めてしまうことも。温度が低くなりがちな窓際や床は避け、卓上など高い場所に置くとよいでしょう。適切な場所に設置し、効率よく室内を加湿してくださいね。
Toffy 抗菌ハイブリッドUVアロマ加湿器 HF09のお手入れ方法は以下のとおりです。メーカーでは雑菌やカビの繁殖を防ぐため、使用のたびにお手入れすることを推奨しています。
<お手入れ方法>
①本体内部を水で濡らし、固く絞った布に食器用中性洗剤を少量つけて拭く
②綿棒に食器用中性洗剤をつけて、超音波振動板を掃除する
③本体内部を水洗いし、乾いた布で水分を拭き取り十分乾かす
④水タンク・フタを水洗いし、乾いた布で拭き取ってしっかり乾燥させる
⑤本体外部は固く絞った柔らかい布でやさしく拭く
吸気フィルターは取り外して水洗いし、完全に乾かしてから装着しましょう。なお、保管時は直射日光の当たらない湿度の低い場所を選んでください。
(参照:公式サイト)
最後に使い勝手がよく高評価を得た商品をご紹介します。
広めのスペースで使う場合は、シャープ プラズマクラスター HV-S75-Wがおすすめです。木造12.5畳・プレハブ21畳と適用畳数が広いだけに、加湿性能がパワフル。温度20℃・湿度30%の空間を30分で湿度100%まで加湿しました。エコモードをはじめ5つのモードつきで、使いやすさも申し分ありません。
価格の安さにこだわるなら、東芝のスチームファン式加湿器をチェックしましょう。ECサイトで7,000円台(※執筆時点)と手頃ながら、湿度・温度センサーを搭載。環境に応じた自動運転が可能です。1週間稼動させてもカビがほぼ発生しなかったので、衛生面重視の人も満足できるでしょう。
加湿方法 | 加熱気化式(ハイブリッド式) |
---|---|
素材 | 不明 |
設置方法 | 据え置き型 |
適用畳数(木造和室) | 12.5畳 |
適用畳数(プレハブ洋室) | 21畳 |
幅(公称値) | 27.2cm |
奥行(公称値) | 20.6cm |
高さ(公称値) | 45.5cm |
重量(公称値) | 5.1kg |
電源コードの長さ | 1.8m |
タンク容量 | 約4.0L |
加湿量 | 強:750mL/h/静音:200mL/h/エコ(強):480mL/h |
連続加湿時間 | 強:約5.3時間/静音:約19時間 |
電源 | ACプラグ式 |
部品の数 | 不明 |
加湿フィルターなし | |
チャイルドロック機能 | |
防カビ機能 | |
除菌機能 | |
アロマ対応 | |
自動運転機能 | |
タイマー機能 | |
自動調整機能 | |
空焚き防止機能 | |
静音設計 | |
給水タンク形状 | バケツ式 |
タンク種類 | 着脱式 |
給水位置 | 上部、下部 |
2Way給水可能 | |
用途 | 不明 |
LEDイルミネーション機能 | 不明 |
次亜塩素酸水対応 | |
抗菌カートリッジ付き | |
タイマー設定最大時間 | 切:6時間 |
満水ランプあり | |
水位確認可能 | |
転倒湯漏れ防止構造 | 不明 |
最小稼動音 | 不明 |
最大稼動音 | 不明 |
転倒防止機能 | 不明 |
特徴 | |
対象 | 不明 |
形状 |
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加湿方法 | スチーム式 |
---|---|
適用畳数(木造和室) | 8畳 |
適用畳数(プレハブ洋室) | 13畳 |
連続加湿時間 | 強:約8時間50分 |
1日あたりの電気代目安 | 約24.2円 |
最小稼動音 | 58.6dB |
良い
気になる
幅(公称値) | 26.4cm |
---|---|
奥行(公称値) | 25.7cm |
高さ(公称値) | 28.5cm |
重量(公称値) | 3.3kg |
幅(実測値) | 25.9cm |
奥行(実測値) | 25.5cm |
高さ(実測値) | 27.9cm |
重量(実測値) | 3.11kg |
電源コードの長さ | 1.4m |
加湿量 | 450mL/h |
加湿フィルターなし | |
タンクの幅 | 23.0cm |
タンクの奥行 | 16.0cm |
タンクの高さ | 18.0cm |
チャイルドロック機能 | |
防カビ機能 | 不明 |
除菌機能 | |
アロマ対応 | |
自動運転機能 | |
タイマー機能 | |
空焚き防止機能 | 不明 |
タンク種類 | 着脱式 |
2Way給水可能 | 不明 |
タイマー設定最大時間 | 4時間 |
減灯・消灯機能 | 不明 |
水位確認可能 | |
転倒湯漏れ防止構造 | 不明 |
吹き出し口の温度 | 42.0℃ |
転倒防止機能 | 不明 |
特徴 |
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