加湿器は室内の乾燥を防ぎ、快適な湿度を保つために活躍する家電です。とくに空気が乾燥しやすい季節には欠かせない存在ですが、「加湿器の電気代はどれくらいかかるの?」「タイプごとの電気代の違いは?」など気になっている人も多いのではないでしょうか。
そこで今回は、加湿器の電気代の目安やお得な使い方について解説します。ポイントを押さえれば快適な湿度を保ちながら電気代を抑えることもできるので、ぜひ参考にしてみてください。

ダイソンの派遣販売員として、ケーズデンキなど家電量販店で掃除機の接客・販売を2年間担当した経験を持つ。マイベストへ入社後はその経験を活かし空気清浄機・除湿機・オイルヒーター・スティッククリーナーなど季節家電・空調家電や掃除機をはじめ白物家電全般を専門にガイドを担当し、日立やシャープ、パナソニックなどの総合家電メーカーから、ダイニチ工業・Sharkなどの専門メーカーまで、150以上の家電製品を比較検証してきた。毎日使う家電製品だからこそ、本当によい商品を誰もが簡単に選べるように、性能はもちろん省エネ性能やお手入れのしやすさまでひとつひとつ丁寧に確認しながらコンテンツ制作を行う。
加湿器おすすめTOP5
加湿器の電気代は、1時間あたり数円程度が目安です。ただし、加湿器はタイプによって消費電力に大きな差があり、電気代のかかり方が異なります。
電気代を求める計算式は「消費電力(kW)× 使用時間(h)× 電気料金単価(円/kWh)」です。タイプ別の消費電力目安は以下を参考にしてください。
<加湿方式別の消費電力の目安>
たとえば、スチーム式加湿器を1日8時間使用した場合、1日あたり約74円、1か月で約2,200円程度の電気代がかかる計算になります。一方、気化式や超音波式の加湿器であれば、同じ時間使用しても月数十円〜数百円程度に抑えられるケースが多いでしょう。
加湿器はタイプによって消費電力に大きな差があります。代表的な加湿器のタイプごとの電気代目安と、ほかの家電との比較をチェックしておきましょう。
<加湿器のタイプごとの電気代目安(1時間あたり)>
<ほかの家電の電気代目安(1時間あたり)>
電気代は、加湿器のタイプだけでなく使用時間・運転モード・部屋の広さなどによっても変動します。用途に合ったタイプを選び、必要な時間だけ使うことが電気代を抑えるポイントです。
加湿器の電気代は方式によって大きく異なります。ここでは、加湿器のタイプを問わず実践しやすい節約のポイントを中心に紹介します。
室内が適切な湿度に達していても運転を続けていると、必要以上に電力を消費してしまいます。とくに就寝中や外出時につけっぱなしにすると、無駄な運転時間が増えがちです。
使う時間帯をあらかじめ決める・タイマー機能を活用するなど、運転時間を意識して区切ることが節約の基本といえるでしょう。
加湿量を高く設定しすぎると、消費電力が増えるだけでなく結露やカビの原因になることもあります。部屋の広さや状況に合わせて、必要以上に加湿しない設定を心がけましょう。
省エネモードや自動運転機能を活用すれば、効率よく加湿しながら電気代を抑えられますよ。
部屋が広すぎたり換気や隙間風が多かったりすると、加湿効率が下がって運転時間が長くなりがちです。ドアや窓を閉める・必要に応じてカーテンを使うなど、加湿しやすい環境を整えることも節約につながります。加湿器の設置場所を工夫し、蒸気やミストが部屋全体に行き渡りやすくすることもポイントです。
フィルターや内部が汚れていると、加湿効率が下がって余計な電力を消費する原因になります。とくに気化式やハイブリッド式では、定期的なフィルター清掃が重要です。取扱説明書に従って手入れを行い、性能を維持することも電気代を抑えるための大切なポイントといえるでしょう。
それぞれのエリアの2025年11月時点での試算結果は以下のとおりです。住んでいる地域での最安の電力会社に乗り換えることで、消費電力が少ない1人暮らしの場合でも年間3,000円以上の節約効果が見込めるでしょう。
<関東エリアで東京電力から切り替えた場合の節約額>
<関西エリアで関西電力から切り替えた場合の節約額>
<中部エリアで中部電力ミライズから切り替えた場合の節約額>
<九州エリアで九州電力から切り替えた場合の節約額>
最安の電力会社は地域や世帯人数によって異なります。まずは自分のケースで料金シミュレーションをしてみることがおすすめですよ。シミュレーション機能では、郵便番号・世帯人数を入れるだけ・30秒で最安の電力会社と節約できる料金がわかります。ぜひ試してみてください。
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