デザイン性にもこだわったタンクレス構造の加湿器、バルミューダ Rain スタンダードモデル ERN-1100SD。「給水しやすい」と評判です。しかし、「加湿性能が物足りない」「カビが生えてしまった」などの口コミも存在するため、購入を迷っている人もいるのではないでしょうか?
今回はその実力を確かめるため、以下の7つの観点で検証・レビューを行いました。
さらに、各メーカーの新商品や売れ筋上位など人気の加湿器とも比較。検証したからこそわかった、本当のメリット・デメリットを詳しく解説していきます。ポイントや送料を考慮した価格比較も行いましたので、加湿器選びに迷っている人はぜひ参考にしてみてください。
ダイソンの派遣販売員として、ケーズデンキなど家電量販店で掃除機の接客・販売を2年間担当した経験を持つ。マイベストへ入社後はその経験を活かし空気清浄機・除湿機・オイルヒーター・スティッククリーナーなど季節家電・空調家電や掃除機をはじめ白物家電全般を専門にガイドを担当し、日立やシャープ、パナソニックなどの総合家電メーカーから、ダイニチ工業・Sharkなどの専門メーカーまで、150以上の家電製品を比較検証してきた。毎日使う家電製品だからこそ、本当によい商品を誰もが簡単に選べるように、性能はもちろん省エネ性能やお手入れのしやすさまでひとつひとつ丁寧に確認しながらコンテンツ制作を行う。
すべての検証は
マイベストが行っています
目次
良い
気になる
バルミューダ Rain スタンダードモデルは、電気代を抑えやすい商品をお探しの人におすすめです。最大モードの消費電力は実測値で23Wでした。比較した多くの商品が100Wを超え、なかには1,000Wのものもあったのに対し、メーカーが謳うとおり優れた省エネ性能です。1時間間隔で運転のオンオフを設定できるタイマー機能もあり、家にいる時間にあわせて無駄なく稼働できますよ。
水を継ぎ足して使うとカビが生えやすいのも気がかりです。7日間連続で使うと、口コミで指摘されていたようにカビ菌が多数発生しました。とはいえ、給水ボウルは洗いやすい形状で、フィルターのお手入れの時期もディスプレイで把握できます。お手入れがしやすい工夫はなされていました。
今回ご紹介するのはバルミューダのRainは、水を上から注ぎ入れるタンクレス構造を実現したユニークな加湿器です。取り入れた空気を除菌してから加湿・送風し、適切な湿度を清潔に提供すると謳っています。
バルミューダは、2003年に東京で生まれたデザインとエンジニアリングの会社です。調理家電・空調・照明・オーディオなど、現代の生活に欠かせない製品を製造。使いやすさだけでなくデザインの力を大事にして、心躍るような素晴らしい体験が得られるようなアイテムを提案しています。
省エネにもこだわっており、消費電力は最小2Wです。運転モードの制御や不要時のディスプレイ表示の明るさの調整など、無駄な電力を使わない工夫がなされています。タイマー機能は最長24時間後まで、運転のオン・オフを1時間ごとに設定可能。電源ボタンを押さなくても毎日決まった時間に稼働します。
一番の特徴は、花瓶のようにコロンと丸みを帯びたデザインです。従来の加湿器には必ずある給水タンクが、こちらの商品にはありません。水は本体上部へ直接注ぎ入れる仕組みで、内部の給水ボウルにたまります。給水ボウルは簡単に取り外しでき、洗剤などで丸洗いが可能です。
すべての操作は、本体上部のコントロールリングで行います。リングを回したりクリックしたり長押ししたりすることで動き、ほかにボタンはありません。必要な情報は、すべて中央の有機ELディスプレイに表示されます。ディスプレイ以外は、ホワイトカラー1色です。
「空気を洗う」と謳う独自構造もポイント。本体に取り込まれた空気は、「酵素プレフィルター」によって除菌されます。その後、たっぷり水を含んだ加湿フィルターを通り、湿度を含んだ清潔な空気を排出する仕組みです。
今回は、バルミューダ Rain スタンダードモデル ERN-1100SDを含む加湿器全48商品を実際に用意して、比較検証レビューを行いました。
具体的な検証内容は以下のとおりです。
加湿性能は十分で、30分後の湿度は82%まで上昇。比較した商品には90~100%まで上昇したものもありましたが、「加湿性能が物足りない」という口コミほどではありません。本商品のような気化式や加熱気化式を採用したものは、総じて加湿性能が高い傾向がありました。
プレハブ洋室で17畳まで適応しているので、乾燥が気になる季節はひと回り小さい部屋で使用するなど工夫すれば、しっかり加湿できるでしょう。
7日間水をつぎ足して使用したところ、カビが21個以上発生しました。比較したところ、水を沸騰させて使うスチーム式の商品はカビが生えにくい傾向が。対してこちらは気化式を採用しており、お手入れを怠ると清潔さをキープできません。
「カビが生えてしまった」という口コミどおりの結果だったので、こまめにお手入れしてくださいね。
お手入れしやすい工夫は随所に見られました。掃除が必要なパーツは7つとやや多いものの、サッと水洗いできるバケツ型タンクが採用されています。比較した商品には構造が複雑で歯ブラシなどを使わないときれいに洗えないものもあったのに対し、汚れが残りにくいでしょう。詳細は以下をご参照ください。
フィルターのお手入れは、約2週間でお知らせが表示されます。加湿フィルターは月1回つけ置き洗い・1年おきの交換が必要で、フィルターがない商品ほど手軽ではありませんが、説明書も丁寧に記載されていました。ニオイには重曹・水垢にはクエン酸を使用してお手入れしてくださいね。
続いて、給水・排水のしやすさと使いやすさを検証しました。
給排水については、給水ボウルに取っ手がついているか・シンクにおさまる形状か・持ち運ばずに給水できるか・給水ボウルのみ外せば排水できるかをチェック。使いやすさについては、稼動中も水量を把握できるか・加湿量の自動調節ができるか・本体上部に持ち手があるかをチェックしました。
使い勝手はいまひとつです。給水中はディスプレイに水量が表示されますが、稼働中の水量は把握できません。比較した商品には水量が常に表示されているものや、タンクの外側から見えるものもあり、使いにくさを感じます。
本体に持ち手がなく、移動させにくいのもネックです。直径35cmと大きいので、狭い部屋だと圧迫感があるでしょう。
一方で、加湿量を自動調節できる機能があるのは利点。過加湿によってカビが繁殖する・窓ガラスが結露で濡れるといったことは起きにくいでしょう。検証結果の詳細は以下のとおりです。
続いて、静かさを検証しました。加湿器から50cm離れた場所に騒音計を設置。加湿器の1番弱いモードで稼働させ、どのぐらいの音量になるかを測定しました。
稼働音は静かです。最小モードは33.8dBと、ホテルの室内と変わらぬ騒音値(参照:環境省)。最も風量のあるモードは54.3dBと役所の窓口並みの騒音値でしたが、風量を抑えれば音は気になりません。
比較したスチーム式の商品には、水を沸騰させる際のポコポコという音が気になるものもあったなか、こちらは特別気になる音は聞こえず。集中して作業したいときや就寝時にも使いやすいでしょう。
最後に、消費電力の低さを検証しました。加湿器を最も強いモードで稼働させ、消費電力がわかるワットモニターを接続。稼働時の消費電力をチェックし、長時間使いやすいかを調べました。
消費電力は最も強いモードで23Wと、比較した商品のなかでもトップレベルの低さでした。消費電力が高い傾向があったスチーム式の商品には1,000Wのものもありましたが、こちらは気化式で高評価の基準とした300Wを大幅に下回る結果です。
本商品と同じく消費電力が各段に低かったパナソニックのFE-KXU07は19Wで、毎日8時間使うとしても月の電気代は53円ほど。比較したシャープ・ダイニチの製品は同じ計算だと月の電気代が1,000円ほどになるのに対し、メーカーが謳うとおり省エネ性能は高いといえます
加湿方法 | 気化式 |
---|---|
適用畳数(木造和室) | 不明 |
適用畳数(プレハブ洋室) | 17畳 |
連続加湿時間 | 6〜25時間 |
1日あたりの電気代目安 | 約0.1円未満 |
最小稼動音 | 34.5dB |
良い
気になる
幅(公称値) | 35.0cm |
---|---|
奥行(公称値) | 35.0cm |
高さ(公称値) | 37.4cm |
重量(公称値) | 5.7kg |
幅(実測値) | 34.0cm |
奥行(実測値) | 34.0cm |
高さ(実測値) | 37.2cm |
重量(実測値) | 5.63kg |
電源コードの長さ | 1.8m |
加湿量 | 最大600mL |
加湿フィルターなし | |
タンクの幅 | |
タンクの奥行 | |
タンクの高さ | |
チャイルドロック機能 | |
防カビ機能 | |
除菌機能 | |
アロマ対応 | |
自動運転機能 | |
タイマー機能 | |
空焚き防止機能 | |
タンク種類 | 一体型 |
2Way給水可能 | |
タイマー設定最大時間 | 24時間 |
減灯・消灯機能 | |
水位確認可能 | |
転倒湯漏れ防止構造 | |
吹き出し口の温度 | 18.7℃ |
転倒防止機能 | |
特徴 | おしゃれ |
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加湿器内が汚れて菌だらけの水を噴出しないよう、こまめにお手入れを行いましょう。ここでは、バルミューダ Rain スタンダードモデル ERN-1100SDの正しいお手入れの仕方をご紹介します。
(出典:取扱説明書)
最後に、水をつぎ足して使ってもカビが生えにくかった商品をご紹介します。
どれにするか迷うなら、まずシャープのプラズマクラスター 加湿器 HV-S75-Wをチェック。タンクは、取り外さなくても給水できる2Way式。7日間使い続けてもカビはあまり生えず、お手入れも楽ちんですよ。加湿性能が非常に高く、短時間でしっかり加湿できるものがほしい人にもぴったりです。
東芝 スチームファン式加湿器 TKA-S45Aは、水を沸騰させる設計ゆえにカビがほとんど生えません。炊飯器のようなデザインや、置きやすいサイズ感も魅力的。しっかりと加湿でき、自動で快適な湿度を保つ機能も搭載されています。執筆時点で7,000円台と、手が出しやすい価格もうれしいですね。
加湿方法 | 加熱気化式(ハイブリッド式) |
---|---|
素材 | 不明 |
設置方法 | 据え置き型 |
適用畳数(木造和室) | 12.5畳 |
適用畳数(プレハブ洋室) | 21畳 |
幅(公称値) | 27.2cm |
奥行(公称値) | 20.6cm |
高さ(公称値) | 45.5cm |
重量(公称値) | 5.1kg |
電源コードの長さ | 1.8m |
タンク容量 | 約4.0L |
加湿量 | 強:750mL/h/静音:200mL/h/エコ(強):480mL/h |
連続加湿時間 | 強:約5.3時間/静音:約19時間 |
電源 | ACプラグ式 |
部品の数 | 不明 |
加湿フィルターなし | |
チャイルドロック機能 | |
防カビ機能 | |
除菌機能 | |
アロマ対応 | |
自動運転機能 | |
タイマー機能 | |
自動調整機能 | |
空焚き防止機能 | |
静音設計 | |
給水タンク形状 | バケツ式 |
タンク種類 | 着脱式 |
給水位置 | 上部、下部 |
2Way給水可能 | |
用途 | 不明 |
LEDイルミネーション機能 | 不明 |
次亜塩素酸水対応 | |
抗菌カートリッジ付き | |
タイマー設定最大時間 | 切:6時間 |
満水ランプあり | |
水位確認可能 | |
転倒湯漏れ防止構造 | 不明 |
最小稼動音 | 不明 |
最大稼動音 | 不明 |
転倒防止機能 | 不明 |
特徴 | |
対象 | 不明 |
形状 |
シャープ プラズマクラスター加湿器 HV-S75の評判・口コミは?実際に使用してメリット・デメリットを徹底レビュー!
加湿方法 | スチーム式 |
---|---|
適用畳数(木造和室) | 8畳 |
適用畳数(プレハブ洋室) | 13畳 |
連続加湿時間 | 強:約8時間50分 |
1日あたりの電気代目安 | 約24.2円 |
最小稼動音 | 58.6dB |
良い
気になる
幅(公称値) | 26.4cm |
---|---|
奥行(公称値) | 25.7cm |
高さ(公称値) | 28.5cm |
重量(公称値) | 3.3kg |
幅(実測値) | 25.9cm |
奥行(実測値) | 25.5cm |
高さ(実測値) | 27.9cm |
重量(実測値) | 3.11kg |
電源コードの長さ | 1.4m |
加湿量 | 450mL/h |
加湿フィルターなし | |
タンクの幅 | 23.0cm |
タンクの奥行 | 16.0cm |
タンクの高さ | 18.0cm |
チャイルドロック機能 | |
防カビ機能 | 不明 |
除菌機能 | |
アロマ対応 | |
自動運転機能 | |
タイマー機能 | |
空焚き防止機能 | 不明 |
タンク種類 | 着脱式 |
2Way給水可能 | 不明 |
タイマー設定最大時間 | 4時間 |
減灯・消灯機能 | 不明 |
水位確認可能 | |
転倒湯漏れ防止構造 | 不明 |
吹き出し口の温度 | 42.0℃ |
転倒防止機能 | 不明 |
特徴 |
東芝 スチームファン式加湿器 TKA-S45Aの評判・口コミは?実際に使用してメリット・デメリットを徹底レビュー!
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