アプリによるスマートな掃除スタイルが魅力の拭き掃除ロボット、Roborock(ロボロック) S5 Max S5E02-04。「マッピングが正確で走行に無駄がない」「十分な吸引力がある」と評判です。しかし、「稼働音が少し大きい」という口コミもあり、購入を迷っている人もいるのではないでしょうか?
今回はその実力を確かめるため、以下の4つの観点で検証・レビューを行いました。
さらに、人気のエコバックスのDEEBOTなどの拭き掃除ロボットとも比較。検証したからこそわかった、本当のメリット・デメリットを詳しく解説していきます。ポイントや送料を考慮した価格比較も行いましたので、拭き掃除ロボット選びに迷っている人はぜひ参考にしてみてください。
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すべての検証は
マイベストが行っています
目次
Roborock S5 Max S5E02-04は、ベタつき汚れをしっかり落とし、掃除時間を短縮したい人におすすめです。掃除性能が非常に高く、10万円を超える高級機と変わらぬクオリティでした。実際の清掃スピードは蛍光塗料を塗った床が5分33秒。比較したなかには拭き掃除に10分以上かかった商品もあったのに対し、半分程度の時間で完了しました。
「十分な吸引力がある」と口コミにあったように、吸引力も申し分ありません。床に撒いたコーヒー豆は、2分とスピーディに吸引しました。一台でゴミの吸引・拭き掃除を任せられるのは、うれしいポイントですね。とくに水拭き性能が高いので、べたつきが気になる立ち仕事をする人にも向いています。
衝突防止・マッピングの精度も優秀です。クッションすらも障害物として認識して掃除でき、家具への強い衝突はほぼありません。比較した一部商品のように、机の細い脚が認識できずに強く衝突するといった心配はなさそうです。1cmの段も難なく乗り越え、カーテンの波打ちまで詰めて掃除できていました。方向転換もスムーズで、狭い場所でもスイスイ進めます。
水拭き禁止エリアの指定やスケジュール機能を、スマホアプリから簡単に設定できるのも魅力的。とくに進入禁止エリアの指定は、比較したほかの商品のように境界線テープを貼りつける必要がありません。スケジュールは日時指定できるため、外出している間に部屋の掃除を済ませたいときにもぴったりです。
ダストボックスとエアフィルターは水洗いが可能で、お手入れも楽ちんです。給水パッドやタンクのパーツのつけ外しには手間取ったものの、専用ブラシつきで掃除は問題なく行えました。ただし、ダストステーションがないため、こまめにゴミを捨てる必要があります。
「稼働音が少し大きい」という口コミどおり、稼働音は70.1dBと夜間や就寝時に動かすには音が気になるでしょう。とはいえ、公式サイトの値段は税込39,800円(※執筆時点)と、比較したなかではお手頃ですよ。5~10万円台まで予算アップできるなら、ダストステーションつきや静音性に優れた商品も検討してみてください。
そもそも拭き掃除ロボットとは、床を自動できれいにする掃除家電のこと。ベタつく皮脂汚れ・食べこぼしなどを落とせるうえ、面倒な雑巾がけをしなくてすむのがメリットです。なかには水拭きとゴミの吸引の両方に対応したモデルもあるため、手間を減らしつつ部屋を清潔に保てるでしょう。
今回ご紹介するRoborock S5 Maxは、家庭用掃除機専門の中国メーカーBeijing Roborock Technologyが手掛ける「Roborock」シリーズのひとつ。ゴミの吸引と水拭きを一台で行えるのが特徴で、高精度のLDSレーザーセンサーで部屋を360度スキャンすることで無駄のない動きで掃除できると謳っています。
本体には衝突回避や落下防止を含む、全20個の高精度センサーを搭載。各センサーが連携して隙間の高さや壁までの距離などを検知し、段差から落ちることなくスムーズな動きで掃除できると謳っています。
水拭きだけでなく、ゴミやホコリの吸引も可能。2,000Paのパワフルな吸引力が特徴で、微細なホコリも徹底的に除去するとされています。走行方式はマッピング方式。独自のアルゴリズムにより部屋の環境を学習し、往復回数が最小になるように走行する設計です。
Roborockアプリを使用すれば掃除場所の指定はもちろん、部屋別に吸引力・水拭きの水量の調節や進入・水拭き禁止エリアを指定できます。おやすみモードやカーペットモードも用意されているので、シーンに合わせて使いわけられますよ。
音声案内は、博多弁・関西弁・子ども向けアニメ声などの豊富なバリエーションを用意。好みの声を選べるのも、親しみがわきますね。
カラーバリエーションはホワイト・ブラックの2色。本体サイズは直径35.3×高さ9.65cmとかなりのスリムボディでありながら、ダストボックスは460mLと大容量です。ダストボックスは水洗いが可能なので、簡単なお手入れで清潔を保ちやすいですよ。
大容量充電式リチウムバッテリーを搭載したことで、3時間の連続駆動ができると謳っています。掃除中にバッテリー残量が少なくなると自動的に充電ドッグへ戻って充電を開始するため、掃除の途中でロボット掃除機が停止してしまう心配もないでしょう。充電時間の目安は2時間30分です。
今回はRoborock S5 Max S5E02-04を含む、拭き掃除ロボット全25商品を実際に用意して、比較検証レビューを行いました。
具体的な検証の内容は以下のとおりです。
まずは、掃除性能の高さを検証しました。
1畳の板に蛍光塗料を塗ってフローリングのベタつき汚れを再現し、各商品をそれぞれ20分間走行させ、水拭きできているかをチェック。吸引力については、ホコリやゴミの代わりに折り紙・毛糸・髪の毛などを配置し、各商品のゴミの取れ具合を評価しています。
掃除性能はとても優秀で、比較した10万円を超える高級機にも負けないクオリティで掃除できていました。とくに蛍光塗料は全体をしっかり拭き掃除できており、ほかの商品で気になった拭き残しがほとんど見られません。メーカーの謳い文句どおり、無駄のない動きができているといえるでしょう。
掃除スピードもすばやく、蛍光塗料は5分33秒で完了しました。比較したなかには10分以上かかった商品もあったのに対し、スピーディに掃除を済ませたいときにもぴったりです。
「十分な吸引力がある」と口コミにあったように、吸引力も強力。ゴミの代わりに撒いたコーヒー豆は全体を2分の速さで掃除が完了しました。
次に、拭き掃除ロボットによる掃除の効率を大きく左右するポイントといえる、賢さの検証です。
衝突防止やマッピングが機能しているか・進入禁止エリアが設定可能か・1cmの段差を乗り越えられるか・スケジュール機能が搭載されているかなどの点から、各商品を評価しました。
マッピング方式を採用しており、衝突を防ぎつつ隙間なく掃除できるほどの賢さです。家具への強い衝突はほぼなく、カーテンの波打ちまで詰めて掃除できていました。比較したなかには、机の細い脚が認識できず掃除中に強く衝突した商品もあったことから、衝突防止機能がしっかり働いているといえます。
本体と同じ幅の隙間でも、進入できる幅であれば漏れなく掃除。スムーズに方向転換をし、狭い箇所でもスイスイ動きます。
進入禁止エリアはスマホアプリから簡単に指定できるため、比較したほかの商品のように境界線テープを貼りつける手間もありません。水拭き禁止エリアも設定できるため、濡らしたくない場所の掃除も可能。部屋の状況や家具の配置に合わせて掃除したいときにも便利ですよ。
マッピング性能は、「往復回数が最小になるように走行する」と謳うとおり非常に優秀です。クッションも障害物として四角で囲って認識したうえで掃除できていました。比較したなかには完全なランダム走行でマッピングが不可能なものも。1cmの段差も難なく乗り越えているため、効率よく掃除できるでしょう。
スケジュール機能は、専用のスマホアプリから設定できます。別途専用のリモコンを用意する必要はありません。日時まで指定可能で、スマホから掃除の状況が確認できるので、外出している間に部屋の掃除を済ませたいときにも活躍しますよ。
続いて、拭き掃除ロボットを長く使ううえで大切なお手入れのしやすさの検証です。
各商品を実際に給水・手洗いし、給水のしやすさ・給水パッドのお手入れのしやすさ・ゴミ捨てはしやすいか・掃除用のブラシが付属しているかなどをチェックしました。
ダストボックスとエアフィルターを水洗いできるため、お手入れは簡単です。給水タンクの栓パーツの弁が硬くてはまりにくかったものの、給水はしやすいつくり。タンクの掃除は2タッチで完了するうえ、専用ブラシつきで基本的なお手入れは問題なく行えます。
ただし、パーツのセッティングやゴミ捨てに工数は多めです。給水パッドは隙間からスライドして外す仕組みなので、比較したワンタッチで外せる商品よりも手間がかかります。専用のダストステーションがなく、ゴミ捨ての工数が3回と少し多いのもネックでした。こまめにゴミ捨てをする必要があります。
最後に、音の静かさの検証です。騒音レベル約40dBの室内で、拭き掃除ロボットから約1m離れた場所の音量を騒音計を用いて計測しました。
実際の稼働音は70.1dBと大きめ。比較した全商品の平均値である62.54dB(※執筆時点)を大幅に上回りました。環境省が公開している「騒音の目安」によると、70dB前後は新幹線の車内程度の音であり、「稼働音が少し大きい」という口コミどおりの結果といえます。夜間や睡眠中に使う際には音が気になるかもしれません。
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Roborock S5 Max S5E02-04は、ソフトバンクが運営するオンラインショップ「トレテク!」にて購入できます。
そのほかの取扱店舗は、Amazon・楽天市場・Yahoo!ショッピングなどのECサイトや、全国各地のヨドバシカメラ・ヤマダ電機などの家電量販店。ショップによって値段が違う場合があるので、比較したうえで購入するとよいでしょう。
最後に、専用ダストステーションつきのおすすめ商品をご紹介します。
お手入れのしやすさで選ぶなら、エコバックスのDEEBOT X1 OMNIがおすすめです。多機能ステーションが最大60日分のゴミを自動収集。拭き掃除用のモップも自動洗浄するので、お手入れの手間がかかりません。水拭き性能や吸引力も優秀で、賢く家中を掃除できますよ。
稼働音が気になるなら、エコバックスのDEEBOT T9+もおすすめです。稼働音は61.7dBと、静音性に優れていました。ダストステーションつきで手を汚さずにゴミ捨てできるため、こまめな部屋の掃除にぴったり。複数の部屋でもすばやく掃除できる賢さがありながら、手に取りやすい価格も魅力です。
エコバックス DEEBOT X1 OMNI DEX11をレビュー!クチコミ・評判をもとに徹底検証
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